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スポーツ

小さな巨人倒れる。悪銭身につかず

小さな巨人、千葉翔太君の無事に終わっていれば英雄であった。
156cmな小柄な彼がチーム貢献するには、カット打法で相手の投手の疲労を誘い、投球リズムを崩すという手段しかないかもしれない。
それには微妙なサジ加減が必要であった。
大リーグでも4点以上の試合での盗塁は盗塁にカウントされないように、野球の不文律(やきゅうのふぶんりつ)というものがある。
・大差(概ね5点以上)でリードしている攻撃側は6回以降で、 カウント3ボール-0ストライクから打ちにいってはいけない。
・大差(概ね5点以上)でリードしている攻撃側は6回以降で、バントなどの戦術をとってはいけない。
・打席に立つとき過度に足場を固めてはならない。
・打つ際、打席の外から足をはみ出したり、レガース、プロテクターをつけて覆いかぶさったりしてはならない。
・四球のあとホームベースにバットを置いてはいけない。
・併殺打を防ぐなどの目的で危険なスライディング(スパイクシューズの裏を野手の体に向けるなど)をしてはいけない。
・ノーヒットノーランや完全試合の阻止(あるいは投手タイトルがかかっている場面も含む)のみを目的としたバントはいけない。
・連続本塁打後の初球を打ちに行ってはならない。
・死球を受けてもその箇所をさすって派手に痛がってはいけない。
・走者が三塁(一塁)付近でアウトになるなどして一塁や一塁側(三塁側)ダグアウトに戻る際、マウンドを横切ってはならない。
・打者が打席に入る際、球審や捕手の前を横切ってはいけない。
・捕手のサインを盗み見てはいけない。また二塁走者が打者にサインを教えてもいけない。
・一塁にヘッドスライディングしてはいけない。
・投手の集中を妨害するために話しかけたりしてはいけない。
実際に守られているかは疑わしいが、野球をするものマナーなのだ。

因みに塁上でサインを盗む行為は現在はマナーではなくあ禁止されている。
カット打法は野球の技術であって違反ではない。
大差(概ね5点以上)でリードしている攻撃側で過度の投手の負担を強いる行為はどうだろうか?
ファアープレーの精神から言えば、正面から戦う場面ではないか。

千葉翔太が二塁塁上からサインを送っていたかは定かではない。
しかし、まぎらわしい行為が行われていたのは明らかである。
そんな行為を見過ごしていた花巻東野球部の体質である。勝つためなら何をやっても良い。そんな風潮を許していたのであろう。
青少年野球が子供育成を目的にしている以上、
そのような行為を見過ごしていた指導者を責めたい。
カット打法は状況に応じて賛美両論される行為であるが、二塁塁上からのサインを盗む行為、あるいはまぎらわしい行為は厳禁である。
違法行為と本人は思っていないのだろうが、それは指導者が悪い。
前橋育英でカット打法を禁止されたのも自業自得である。

むしろ、今後、弱小校が強豪校にカット打法で対抗することに抑制を促した責任の方が重い。
本人は自覚ないだろうが、多大な迷惑を掛けることになる。
綺麗と汚い、正しいと間違い、その境界を教えるのが教育であり、フェアープレーの精神ではないだろうか。

ただ、1つだけ注文つけたい。
必要以上に個人攻撃をやって貰いたくない。彼が悪いのではなく、正しい指導をしなかった指導者が悪いのだ。
是は是、非は非
マスコミは彼を非難するのも称賛するのも控えて貰いたい。
彼らを指導するのは高野連や教育指導者の仕事であって、マスコミの仕事ではない。
もし、この議論を続けるなら、フェアープレーとは何かというもっと奥の深い議論にしてもらいたい。

花巻東2回、彦根東との対戦9-5
花巻は5回表の時点で5-0とリードしていた。しかし、千葉翔太はカット打法のスタイルを止めなかった。
フェアー精神からいってどうかと思う。
しかし、そこはぎりぎりセーフ。グレーゾーンであった。

花巻東3回、済美との対戦7-6
大会屈指のピッチャー安楽との対戦である。済美の千葉シフトと千葉翔太はカット打法の勝負であった。千葉が勝利を呼び込んだと言っても過言ではない。
今大会で彼が一番活躍した試合と言っていいだろう。

花巻東準々決勝(1)、鳴尾との対戦5-4
この試合、千葉は5打席で1安打4四球と大活躍である。
 1回、第1打席…13球、7球連続ファールのあと、四球
 3回、第2打席… 2球、センター前ヒット
 6回、第3打席… 8球、2球ファールのあと、四球
 8回、第4打席… 8球、2球ファールのあと、四球
 9回、第5打席…10球、4球ファールがあったあと、四球

花巻東準々決勝(2)
問題は出塁した後である。二塁塁上からサインを盗むという行為を彼がしたのだ。
キャッチャーで開始後すぐに不自然な動きを感じたという。
「走者が首をかしげたり、内角を攻めようとしたら、打者が後ろに下がったり。ベンチからの声もあった。意識せずにいつも通りやろうと思ったんですが、あそこまでやったんで」

花巻東準々決勝(3)
鳴門・日下大輝捕手(3年)の我慢は限度を超えていた。小山球審に、花巻東の二塁走者・千葉の動きを訴えた。
8回、千葉の怪しい行為に審判が注意を促した。
「そういうチームに負けたくない、と思って力みました。悔しいです」と日下は語っている。

花巻東準決勝 前橋育英との対戦3-4
千葉翔太は良い所もなく敗退。
本人はやりたいことができなかったと嘆いているが、それが実力と再認識して、もう一度努力を惜しまないことを願う。

W杯、凱旋記者会見 マスコミの質問は最低!!!

サッカー日本代表が関西国際空港に到着しました。
まずは、『御苦労さま、おかえりなさい。』といいたいです。

私は4戦を通じて聞きたいことが色々あります。それを実現するのが共同記者会見の席です。
記者は多くの疑問を投げつけて許される公開の場所です。
最初の感想は良いとして、その後は本音の意見をずばり聞いてほしかった。

しかし、国会の記者クラブみたいなどうでもいい質問ばかり、実際、放送されないだけで他にもあったかもしれませんが、少なくとも放送時間では当たり障りのない質問だけでした。
あー、、、情けない。そこに入れるのは記者のみ、君たちは特権をもってそこにいるのに、本当にサッカーファンなのか、サッカーを知っているのか???

聞きたいことは山ほどありますが、
私のランキングNo.1は、オランダ戦「オランダ戦は勝にしろ、負けるにしろ、ベスト4を目指すのであれば、長期戦を考えて、カメルーン戦で疲れた本田、大久保、松井選手他を含む重要な選手を休ませるという選択がありましたが、岡田監督の脳裏にはその選択はありましたか? もし、あったならどうしてその選択を却下したのでしょうか? また、なかったと言うのであれば、選手の体力について考慮していなかたのでしょうか?」
私的には、オランダ戦を中村(俊)、稲本達で乗り切るという選択もあり、これをチョイスしなかった岡田監督の決断をどうしても聞きたいところです。
前大会の三浦、ラモス時代と違い、レギュラーと控えの戦力差はほとんどありません。長期戦を考えるなら考えられる選択です。
一方、本田、長谷川達の将来的な成長を考えるなら一戦でも多くの試合を経験させたいという選択もあります。
岡田監督はどう思ってその選択をしたのか、それが1番の興味深いところです。
しかし、残念ながらその質問な聞かれなかった。
残念です。

記者が長友選手に各代表のエースと対峙した感想を聞いた。この質問は悪くないが、押しが足りない。
どうせなら、「長友選手、エトー選手と臨む前に距離感が大事だとコメントされてましたが、その他の各代表のエースストライカーと対峙されて、今は何が一番大事だと思われていますか? また、各選手ごとに気をつけたことや特徴があれば、掻い摘んでお聞かせ下さい。」というような感じで聞いてほしかった。
長友選手が言った距離感とは、近づき過ぎると振り切られ、離れていると加速されて付いていけないと言ったコメントのことです。

その他にも、本田選手に、大久保選手とポジションをチェンジして、相手を混乱させるという考えはなかったのか?
パラグアイ戦の中村(憲)が投入された時、長谷川選手達、ディフェンス陣の選択に、たまに韓国が時間際に見せるような、ディフェンスに中沢選手とその他の一人を残して、全員で攻撃を掛けるという選択を考えていなかったのか?
同じくパラグアイ戦で、岡田監督が最終ラインを上げるように指示しているように見えたが、実際の選手の受け取り方はどうだったのか?
カメルーン戦やオランダ戦、デンマーク戦まで、聞きたい質問は山ほどあります。

総論の質問など聞きたくない。
もっと選手の、監督の心情を聞くような質問が出てほしいのです。
聞いていて悲しくなる質問ばかりでした。

いっそのこと、サポーターの代表を何人か入れて、サポーター代表として質問させてくれないものか???

本当に、スポーツ担当の記者はもっと勉強してほしいと思う記者会見でした。

W杯 予選突破おめでとう!!!

可能性はあったが、ここまで見事に勝てるとは思わなかった。
おめでとう! おめでとう! おめでとう!

まず、最初にすることは「岡田監督、参りました。」と言いたい。
何がどうすれば、この結果になったのか???
いや、サッカーは結果がすべて、結果がすべてです。
予選突破したという事実の前に、私は脱帽です。
しかし、よかった。よかった。よかった。

日本を応援してました。
フリーキックが決まった瞬間、『やった』と思いました。
高地を最大に攻略した日本の勝利だ。
遠藤の緩やかに弧を描く芸術的なフリーキック!!!
『勝った!!! これで勝った!!!』と遠藤を称賛したい気持ちでいっぱいになりました。

前半のボール支配率とシュート数を見ても判るように、日本は劣勢!
しかし、決まるフリーシュートと決まらないシュートの差は歴然。日本の選手に余裕が感じられた。後半の20分くらいから足が止まってきた。完全にデンマークが押している。そこでペナルティーキック!!!
あー!!!
ま、しかし、同店でもOK!!!
その差は2点
その余裕がゴールを奪う姿勢を崩さない。
その結果が岡崎のシュート!!!

この試合のMVPはやはりディフェンダの連携。長谷部、阿部、長友。高さに勝った闘莉王と中沢もよかった。しかし、試合をひっぱったのは本田である。大久保、松井のランも見事だった。チーム全体、気持ちの勝利であった。

サッカー報道に不満!?

カメルーンに勝った岡田ジャパン。それ以降は日本を絶賛する報道が鳴り響く。

それを聞くたびに私は力が奪われてゆく思いだ。
日本はW杯出場の中で下位のチームだ。しかし、サッカーは必ずしも強いチームが勝つ訳ではない。それゆえに可能な戦略と戦術を駆使するのが監督の使命である。しかし、残念なことに日本の監督はその才能がない。これでデンマークに勝てたとしたら、奇跡と呼ぶしかない。

現在の岡田ジャパンは全員攻撃全員守備がもっとであり、ボールを持った人間が切り込んでチャンスメークをする。
しかし、こう言ったサッカーに馴染んでいない選手も多い。
それが中村や遠藤達である。
一方、松井、大久保、本田、長谷部は対応している。
カメルーンに勝てたことは幸いであり、このアドバンテージを生かした采配を行うことが岡田監督の使命であったはずだ。しかし、彼は堂々と正面からオランダに挑んだ。
潔い戦いと評価するか、戦略のない戦いと見下すかは人によるだろうが、私は最低の戦いであったと思う。
結果として敗戦をし、松井、大久保、本田、長谷部達の疲労をピークにしてしまった。
中村、遠藤の起用も不満が残る。
中村、遠藤に全員攻撃全員守備のサッカーは彼らの長所を失わさせる。モダンサッカーこそ、彼らを活かすサッカーである。
選手の長所を引き出すのが監督の使命とすれば、岡田は自分のサッカーを選手に強要し過ぎである。
もちろん、それがいけないと言っているのではない。
しかし、結果として戦力を落とす選手交代に意味があるのだろうか?
私はないと思う。

私なら本田と中村を交代させ、FWを二人投入して、中村中心のモダンサッカーにペースダウンをするだろう。
いや・・・・・・

孫子の兵法で、強、中、弱の馬の競争で相手の強に弱を当て、2勝1敗で勝戦い方がある。
オランダ戦は、松井、大久保、本田、長谷部を温存し、
FWに矢野、その脇に森本
MFに中村と遠藤(中村憲剛)、ボランチに稲本と阿部(遠藤)
DFに中沢、闘莉王(内田???)、長友、駒野
阿部と闘莉王はイエローを貰っているので控えるのも策ではあるが、その場合は戦力が落ち過ぎるので問題である。
このような布陣で臨むこともできた。

岡田が目指す全員攻撃全員守備のサッカーはできないが、岡田以前の組織力で守る守備は健在である。それでオランダに勝てるとは言わないが、引き分けくらいの戦力は十分に発揮できるメンバーである。そう、日本は主力と控えの戦力差がないチームなのである。デンマークにどちらの布陣で日本が挑んでくるか?
そう考えさせるだけでも、十分な戦略になる。

デンマーク戦を見据えない、目の前の敵オランダのみに全力を投入した岡田監督の采配が吉とでるか、凶とでるかは24日の結果しだいである。

最後に言っておくが、私は日本の戦力や戦術や戦略にもっと冷静な目で見てほしいと願っている。
テレビの報道も、「勝てる」、「勝つ」を唯連発するだけのみっともない応援はやめてほしい。

私はマイアミのブラジル戦をただ一人で応援していた。誰一人日本の勝利はないと思う中で、深夜の日本の勝利を信じないで布団の中で寝息を立てる連中をしり目に、サッカーに絶対はないと信じて応援していた。
だからこそ言う。
それまでに、そして、これからに続く応援と正しい評価を投げかけていこう。

1勝2敗の「よくがんばった凱旋」など見たくない。何かが残る1勝1敗、次に繋がる1勝1敗であってほしい。
選手に不満はない。しかし、戦略と戦術の未熟さに不満が残る2戦であった。
最後のデンマーク戦になるか、生き残って決勝進出になるかは、岡田采配に掛っていると判断する。

サッカーワールドカップの抽選5日午前2時始まる。

いよいよワールドカップ年が近づいてきた。
サッカー好きの私としては今回も現地まで応援する彼らを羨ましく思いつつ応援するつもりだ。しかし、多大な期待をしてはいけない。来年の試合が近づけば、かならずスポーツ紙やテレビで【日本優勢】とか、【勝利はもらった!】などという言葉が扉を飾るだろう。しかし、現実は厳しい。日本が勝てる対戦相手はほとんど同じ第2ポット呼ばれる同一枠にある。つまり、予選で当たることがないのだ。後はアフリカ系を除いてすべて強豪ばかりある。容易く勝たせてもらえる対戦相手ではない。この逆境を戦略的に乗り切ってゆくのかが問題だ。しかし、岡田監督にその戦略があるかも疑問だから不安は募るばかりだ。

純粋に前ジーコジャパンに比べて戦力は落ちていると私は思っている。戦術はトルシエジャパンに劣っている。果たしてこのままで戦ってゆけるのだろうか?
現在、岡田ジャパンが行っているサッカーは全員サッカー(トータルサッカー)とでもいう形だ。
「全員で攻撃、全員で防御。」複数でボールを囲み、全員でパスコースを潰す。攻撃はフリーにパスを回し、全員で敵を撹乱して隙を窺う。
言葉にすれば、サッカーの基本を忠実に行っているだけで別に不満がある訳ではない。理論上は、倍の人数で守り、倍の人数で攻撃を行うというものだ。

しかし、そんなサッカーが可能ならば、どこの国でもそのシステムを採用しているだろう。それをしないのはそれなりの理由がある。
たとえばカウンターである。
日本のサッカーはすべてが連動しているので1つでもほころびが生まれれば、そこから逆襲を食らうことになる。
または、誰かが技能的に抑えこまれた場合。
攻撃の基点を組織的に、または、強力なマーカーが付いたとき、日本の攻撃は単純化して一気に得点力を失ってしまう。
そして、最後の問題が選手交代である。
一連の連動を行う為にある程度の連携とチームの熟練度が必要とされる。強力な助っ人がいても使用できない。または、帰って総合力を落としてしまうという欠点である。

弱点ばかりあげたが、それがいけないといいたいのではない。
しかし、その弱点を克服する様子がないことに不安を覚えている。
もし、このままこのサッカーを続けるのであれば、選手のフィジカルの強化と練習試合数の増加が不可欠である。しかし、フィジカルにおいては強化可能期間がほとんど残されていない。せめて控えの選手を使えるように試合数を増やして、使用できるカード(選手)を増やして貰いたいのだが、前回のジーコと大差ない練習試合数になりそうだ。
今のままでは、後半に大量得点されて負ける可能性が高い。
特に、アフリカ系の選手はフィジカル面が強い選手が多い。アフリカ系は相性がいいとは言い難い。同じアジア系の対戦相手が望ましいが、ほとんど同枠で当たる可能性は低い。ほとんどお先真っ暗である。

と・・・いう訳で、絶望の中に光を探し、日本の善戦を期待して応援しようと考えている。
圧倒的に不利な状況であっても、「奇跡が起きる」時もある。
言っておくが、日本有利などという新聞やニュースが流れても信じてはいけない。

違う見解の方も多いだろう。
ドンドン自分の見解をお知らせ頂けるとありがたい。
サッカーが好きなら、どんなコメントもOK!

みんなでワールカップを盛り上げていきたい。

失念の17番バディー、石川遼、全英を終る。

バディーを取って失念ではないだろうと思う方もいるだろう。
しかし、ドライバーを棄てた石川はターンベリーに敗北したことを認めたことになる。
風の吹いたターンベリーに、力で負け、技で負け、心で負けた17番であった。

2日目の石川は、一日目とは違いわずかに気負っていた。ドライバー以外のフィニッシュが美しくない。明らかに振り切れていない様子が窺えた。1日目の成績に欲がでた石川は、果敢にグリーンを攻めた。
私が知る風ターンベリーは、グリーン中心、2パットが最良の攻めと聞いている。
無風のターンベリーの方が珍しい。
しかし、石川は頭を切り替えることができない。2打目をポールに寄せようと失敗を繰り返した。
フィニッシュが乱れれば、ボールは曲がる。風に煽られたボールは木の葉のごとく石川を苦しめた。
タイガーも苦しむくらいだ。
二人でいっしょに落ちていった。
16番までの蛮勇はすばらしかった。しかし、忍耐力は10番まであった。気持ちが切れるれば、坂を転がる石のように落ちる。ターンベリーはそんなところである。
そして、17番、数字を考え始めるとゴルフは難しくなるという。
石川にタイガーやウエストウッドのような技術はない。それゆえにドライバーを使って1ヤードでもグリーンに近づけてきた。
そのドライバーを棄てた。
イーグルを取る所を、バンカーに入れ、バディーで終えた。
18番でバディーが必要になる。石川の敗北はここで決まった。

自らのスタイルを変えることは悪いことではない。
試合中に変えるなら革命と言ってもいい決断である。しかし、結果がついてこなければ、それは単なる敗北である。
選択が間違っていたかは、私には判断できない。
私にできることは、心までターンベリーに敗北したということだけである。

しかし、この敗北が糧となってよりいっそう強くなった石川を見れることを願う。

-2 ターンベリーで石川遼に感動!

いやー!久しぶりにゴルフで感動した。
成績はまずまずの平凡なものだが、内容は濃いものであった。
テレビではウッズをうわ勝ったと褒め称えているが、こちらはウッズの調子が悪いだけだ。
ウッズ、ウエストウッドと共に回った石川遼だが、とにかく浮き沈みのはげしいゴルフを続けた。

前半はピンチを無難に抑える技術を見せた。
風がないことが幸いした。これは彼に運があることを物語っている。
当然、日本の試合ではウッズも、ウエストウッドも、石川にサービススマイルを送らない。
キャディーと二人の前半であった。

しびれたのは、10番ホール。ウッズ、ウエストウッドと共にきざむ中、石川はただ一人、ドライバーを掴んだ。若者らしい勇気のある決断だ。10・11番と責め続ける石川にウエストウッドが肩を叩いた。映画にワンシーンのようだ。
何をしゃべっているのか?
少なくともウエストウッドは石川を認めたようにも感じられる。
そこで石川がウエストウッドに話掛けるとウッズも加わってくる。
漫画、『風の大地』の沖田が10番のティーを待つシーンが想い描かれる場面です。
これだけ絵になるゴルファーは本当に久しぶりだ。

ターンベリーの美しい景色が魅了する一日であった。

ただ、新聞の見出しにウッズに勝ったとか書くのは頂けない。1つ、1つのプレーのすごさを伝えてほしいと切望する。
今日は、-2を守ってアイアンできざむか? -10を目差してドライバーを持つか?
石川遼の蛮勇と忍耐が試される展開になってきた。
楽しみである。
 

岡田ジャパン、意思を示すべきだ!

1197200263
外交と安全保障をクロフネが考えてみた。
http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-614.html
で、サッカーのコメントを書いているうちにサッカー熱がでてしまった。

常々、日本に適しているサッカーとは何だろうか?
そう考えてしまう。
マイアミの奇跡は川口がヒーローである。川口のスーパーセーブがブラジルを破った瞬間である。誰もが信じていない勝利を私は願って応援を続けていた。川口のスーパーセーブが出るたびガッツポーズをしていた自分いた。日本の黄金期を予感させる1勝であった。
ドバイの悲劇を乗り越えた加茂監督率いるジャパンが好発進をする。三浦カズの豪快なシュートがネットを揺らす。誰もワールドカップへの夢を見ることに酔いしれた。しかし、三浦の不調が加茂ジャパンを崖っぷちに追いやる。加茂更迭、岡田ジャパンの誕生である。三浦を下げたことは岡田の好判断だった。三浦は自らの不調に気づけずにイメージと実際のプレーのギャップに苦しんでいた。三浦の不在という逆境をばねにした岡田ジャパンは見事に初のワールドカップ出場という快挙を成し遂げたのだ。
しかし、その後の選考で三浦の名前がないことに誰も驚きを隠せなかった。
キングカズをワールドカップのメンバーから外したのだ。
あのとき岡田こう言った。
「いかなる場面を想定しても、三浦を使うことはないので外した。」
まさに明断の瞬間であった。
岡田は初のワールドカップで勝ちに行くつもりだ。“神風”である。
ワールドカップで1勝もできず、1点も取れない状態も想定していたのだろうか?
3試合目、中山と中田を除くメンバーに覇気がなかった。戦う前から負けていた。このままで帰れないというプレッシャに負けていた。
岡田監督の無策がここに現れていた。
「こういった状況を想定されていなかったのですか?」という記者の質問もなかった。岡田監督自身の発言や自伝にも書かれていないので不明のままである。
岡田の評価が地に落ちた瞬間であった。
3試合目、ブラジル留学からはじまるあらゆる苦難を経験し、セリアAにいたカズの実績が必要ではなかったのか?
チームを引っ張る存在が必要ではなかったのか?
カズの時代が終わるケジメが必要ではなかったのか?
3試合目、最終10分、カズがファールドを駆け、ホイッスルが鳴る。日本をここまで導いた大きな背中に、次の世代の若者に送るというセレモニーが必要ではなかったのではないだろうか!
そして、カズの代わりに選ばれた次世代の若者は、どこかへ消えている。
岡田監督の選手を見抜く力の限界を感じている。

トルシエは実に明確な監督であった。
日本のサッカーに最も適した監督だと感じている。
システムを特化させたサッカーは几帳面な日本人向きだ。それをさらに進化させることがワールドカップでさらに上を目差す近道ではないだろうか?
3-5-2にはじまる。フラット3、サイド攻撃は強力だった。
次にダイレクトプレーと2列目からの組み合わせを伸ばせば、さらに進化することができると考えている。それが私の理想だ。
中村が選ばれなかったことは残念だったが、期待以上の成果はあった。

ジーコも優秀な監督であったが、選手が追いつかないというのが実情だろう。
ジーコ自身がいうように、「鹿島で1ヶ月で教えられることに1年も掛かってしまった。」というように代表監督の指導の難しさを体験されられたとしかいいようがない。ファールドは選手のものという考え方のジーコは、戦術面において特に支持を与えなかった。これがオーストリア戦の敗北に繋がったのはいうまでもない。中田・中村・小野・稲本というプレーヤーが連携を持つには圧倒的に試合数が足りなかった。意識の不統合がプレーの緩慢を生み、一度切れた決壊は一度に大量得点を許してしまった。トルシエが言っていた。「司令塔は一人でいい」の言葉が思いだされた。
結果論ではあるが、中田-稲本-福西で作る守備から作る攻撃的サッカーと中村-(小野)-中澤の縦のラインを機軸にサイド攻撃とファンタジックな攻撃をコラボレーションしたサッカー(アジア大会のチーム)の2チームを作る方が良かったのではないだろうか?
日本の国内選手は比較的時間を作ることができる。中田と中村に合わせたチームを編成し、連携に必要な時間を調整する必要があったと考えている。
最後に、体調管理も選手に委託するジーコの下で日本の選手は未熟すぎたと言わざるえない。

そして、期待するオシムとなった。ジーコ監督時に最も不足した戦術面を大きく強調するオシムは、成功すれば日本のサッカーは劇的な革新となる。最も不安定な戦術面の強化、それを補う為に千葉の選手が多く採用されることになった。しかし、1年経っても成果がでないので私は不安を覚えていた。
空気を読むことが得意な日本人が、なぜ?Why? 瞬時に次の行動を予測し、ボールを出せないのだろうか?
疑問は多く残るが、とにかく、今のままではダメだと感じていた。

やはり、もう1つの得意技である。技術の精度を上げるという几帳面な日本人の特徴を生かしたサッカー。
トルシエ風にシステムを徹底した職人サッカーを目差す方がいいのでは?
数百というパターンを取得し、司令塔の指示の下で精密機械のようにボールを前に進めるサッカーこそ日本のサッカーではないだろうか?
そういったことを考えていたころ、オシムが倒れたのあった。

岡田の起用は青天の霹靂であった。
私の岡田評価が低いこともさることながら、ここに来てオシム流の軌道変更をするのか?
疑問が頭を過った。
反町コーチを始めに多くのコーチがいるのに、なぜ? あえて岡田なのか?
軌道変更は危険ではないのか?
選手の選考にいままで関与していないものを監督にするのは無謀だと感じた。しかし、決まったものはいたし方ない。私の期待(岡田に対する不振)を裏切ってくれと思うばかりである。
この数試合は不安が的中したとしか言えない。
何がしたいのだろうか?
メンバーをいじったということはオシムを継承しないという意思の表れではないのか?
しかし、具体的指示はしていないと言われる。
新人の発掘をしたいのか?
その割には起用度が低い。
中村ら司令塔の為の周辺の選択ともとれない。
システムを徹底させる練習でもなかった。
本当に何がしたいのか謎の大会であった。
少なくとも意味があるなら、最終予選で成果がでることになるだろう。

まだ、まだ、予選は続くので軌道修正は可能だ。最終予選までに形がつくることができれば、間に合うかもしれない。しかし、間に合わない場合はワールドカップの前に新たな悲劇が用意されているのかもしれない。
ドバイの悲劇を記憶している方は、悔しさを覚えているだろうか?
私はこの悔しさをもう一度味わいたくない。

岡田、はっきりと意思を示せ!

514w04qep1l 岡田武史の考えるサッカーとなんぞや?

オシムのように戦術を考えるサッカーだろうか?

ジーコのように、自由な発想を意味するのだろうか?

システムを優先するものだろうか?

選手からその内容がもれてこない。

選手も迷っているのかもしれない?

まさか、再び代表になるなど思っていなかったので勉強不足だ。(反省・反省)