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悪くないが判っていない。不便な高台にいつまで住み続けることができるのだろう?

南海トラフ巨大地震が100年先に起こるなら間に合うかもしれない。
明日ならどうしようもないが、1~3年先でも間に合わない。
そんな法案に意味があるのだろうか?

<<大津浪記念碑>>
 「高き住居(すまい)は児孫(こまご)の和楽(わらく)、想へ(おもえ)惨禍(さんか)の大津浪(おおつなみ)、此処(ここ)より下に 家を建てるな。」
本州最東端の魹ヶ崎(とどがさき)灯台から南西約2キロ、姉吉漁港から延びる急坂に立つ石碑に刻まれた言葉が残されている。
この石碑によって重茂半島東端の姉吉地区(12世帯約40人)では全ての家屋が被害を免れた。
しかし、その他の地域は大きな被害を被っている。
その時も青森県から宮城県に至る三陸海岸各地に被害があったハズだ。

人は便利だから海岸に住む。
漁をするのも、観光地として潤うのも海岸の美しい景色と共にあるから共有できるのだ。
そんな人々が高台に移るだろうか?
津波の危険性と隣り合わせであっても人は普段の便利さに負けて海岸に住む。

自民党・公明党の案はなるほど最もな意見になっている。
1つの案としてなら頷ける。
しかし、これでは抜本的問題の解決になっていない。

<<先に作るのは避難豪>>
避難用の高いビルを建設するのも悪くない。設計強度を間違わなければ、十分に対応できるだろう。
建替えや補修に予算を宛がうなど早く成立させた方がいい。
地域の事情はケースバイケース。
復旧を急ぐなら移転に拘るのはどうかと思う。

だからと言って高いビルが理想というものでもない。第一、景観を損なう場合もある。
町や村にある集会場、その1つ1つを防空豪ならぬ津波豪を造る方が合理的で安くつく。
地上1階、地下2階以上の建物は津波に対して大きな強度を発揮する。
小さな核シェルターとでも思えばいい。
小さな村の集会場に向かえば、とにかく助かる。
そんな安心感だけで村を再生させようという気力が生まれてこないか!
答えは何も1つだけではないのだ。

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津波対策で事前の集団移転支援
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2013051401001776/1.htm
2013年5月14日(火)17時3分配信 共同通信
 自民、公明両党が今国会提出を予定している南海トラフ巨大地震特別措置法案の概要が14日分かった。事前の集団移転促進策として地方自治体の用地取得費の補助や農地から宅地への転用手続きの簡素化などを盛り込んだ。最大34メートルの津波が起こるとした政府想定や東日本大震災を踏まえて対策を進め、地震被害を軽減するのが狙い。概要によると、著しい津波被害の恐れのある地域を首相が「津波避難対策特別強化地域」に指定。

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