宮城県から規制値を超える放射性セシウムが検出
規制値以下の流通米から規制値を超える放射性セシウムが検出された。
流通の不適正を見せつけられ、安全の管理が全然なっていないことが露わとなった。
<<気が付けば、放射能食品に囲まれていたなんてことないよね>>
規制値以上のお米を食べたから危険ということはない。(安全でもないが・・・)
しかし、ドイツ人がチェリノブイリで使用していた車に乗って、癌を発症した事例があるように油断は禁物である。
消費者が危険性を訴えていないと、危険な食品を食べされられていたなんてことになりかねない。
今回は偶々だったのかもしれないが、
福島周辺のお米で、意図的に検査しないお米が流通しないだろうかと懸念している。
もっと最悪なのは、他の生産米として流通する可能性もある。
各都道府県の卸や大型店への抜き打ち検査などを実施し、発見された場合の行政処分を打ち出せば、自主検査が始まるだろう。
政府の徹底した態度が、安心できる流通の確保に繋がる。
今回は、旧沢辺村や周辺村が自主規制を行っているが、彼らこそ、検査体制の不備から来た被害者と言えよう。
政府が国民の健康を守ろうとする意思だけは示してもらいたいものだ。
その為の規制値なのだ。
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栗原のコメ規制超セシウム 生産者ら全量検査要望
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20130110-OYT8T01722.htm
栗原市の旧沢辺村地区の自家消費用のコメから国の規制値を超える放射性セシウムが検出されたことは、「宮城米」の安全性をアピールしていた県や市、地元農家に衝撃を与えた。昨年4月に規制値が厳格化され、放射性物質の検査は前年よりきめ細かく行われたが、農家が自家消費するコメは対象外だった。深刻な風評被害に悩む生産者からは、福島県並みの全量検査の実施を求める声があがった。
県は10日、緊急記者会見を開き、同地区の農家1戸が生産し、自宅に保管していたコメ16袋(1袋30キロ)のすべてから110~240ベクレルが検出されたと発表した。県はこの事実を昨年12月17日に把握していたが、「表面に土が付いているなどコメ以外の原因も調査した」ため、公表が遅れたという。
県は昨年4月以降、流通ルートに乗せるコメについて、検査対象の田んぼを2425か所と、前年の6倍以上に増やした。昨年10月、全地点で規制値を下回ったとして安全性をアピールしていた。だが、農家が自分の家で食べたり、親類や知人に譲ったりするコメはノーチェックだった。
県産米への信頼が揺るぎかねない事態に、生産者の危機感は募る。コメの生産や通販などを手掛ける栗原市の農業生産法人「耕佑」の黒沢光啓専務(60)は「間違いなく売り上げに影響が出る。風評被害の払拭のため、たとえ数百万円かかっても専門機関に全量検査を依頼するしかない」と肩を落とす。同市幹部も「高濃度のコメはごく限られたものだけと思いたいが……」と頭を抱える。
県は、旧沢辺村産のコメ約1万8000袋の全量検査や、隣接地域の全農家を対象にサンプル検査を始めた。検査は約1か月間かかり、規制値を超えるコメがなければ、出荷自粛を解除する。
(2013年1月11日 読売新聞)
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