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9日、無事に小惑星アポフィスが通過しました。

1月9日、小惑星アポフィスが地球から約1450万kmの距離を通過しました。

小惑星アポフィスは、直径は390mから440mで、質量は1.2×1011kgの小さな天体です。

しかし、直径100mの隕石が持つ放出エネルギーはTNT火薬20メガトン、広島に投下された原子爆弾の1000倍もあり、

アポフィスが東京に落下すれば、東京23区すべてが消滅するくらいの力があったりします。

太平洋に落ちれば、沿岸部に40mクラスの津波が押し寄せてくることになります。

約1450万kmは地球と月の距離が38万4千Kmですから、今回は随分と遠いところでした。

2029年の最接近し、地球表面から約3万kmの距離を通ることが判っていますから、そのときは肉眼で見ることもできるかもしれません。

天体ファンとしては、楽しみなイベントです。

因みに太陽風や様々の要因で地球に落下する可能性もわずかばかり残っていたりします。

今年2月半ばには、40mサイズの小惑星2012 DA14が28,000km未満まで接近通過するというので楽しみです。

どの空を通過するのでしょうか!?

こちらも危険性を考えますと、40m立方として約32万t以下とは考え難いので、3メートルから70メートルと推定されているツングースカ位の被害が見込まれる。

半径約30キロメートルにわたって森林が炎上し、約2,150平方キロメートルの範囲の樹木がなぎ倒された。1,000キロメートル離れた家の窓ガラスも割れたと言われるので、こちらも東京上空なら東京大炎上は免れない被害を出します。

どこに落ちるかなんて、その日にならないと判らないのが実情ですが・・・。

大きな隕石はハルマゲドンのような悪夢ですが、小さな流れ星は希望の象徴です。

『星に願いを』

と表現されるように、隕石を拾うのはやはり幸運の導きのような気がします。

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