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放射能の少量でも危険! 体内で蓄積します。気を付けて下さい。

さて、問題です。
100Bqの放射能を人体は100分の1排出できるとします、1日当たりの排出量1Bqですね。つまり、100日で100Bq排出できる計算になる。
正解でしょうか?

最近、基準値を超える牛肉などで騒いでいますが、人体のメカニズムを知っていれば、おかしいとはを言わないハズです。

<<放射能 基準値超えをするのは当たり前>>
植物や動物、人体には放射能が蓄積するメカニズムになっています。
国が定める基準値以下の飼料や食料を摂取していたとしても、その数値はトンでもない数値になるのをご存じでしょうか。

〔放射能の蓄積計算式〕
.Photo

この計算式は、毎日摂取した場合に、体内に残る放射能の計算式です。
放射能の排出は、その状況によって大きく異なります。
細胞に取り込まれた場合は、中々排出できなくなりますし、一方、取り込まれない場合は比較的早く排出されます。
東京大学アイソトープ科学技術研究センター児玉 龍彦教授の研究では、尿の排出は100分の1のみで排出されると発表しています。
よって、上の計算式は排出率が100分の1と仮に設定しています。

【放射性セシウムの新基準値】(単位:ベクレル/kg)
 食品群  規制値 成人の1日当たりの摂取量(kg) 摂取する放射能量
一般食品   100     1.4              140
牛乳      50     0.2               10
飲料水     10     1.65              16
成人の1日当たりの放射能摂取量 166 Bq となります。

最近は随分と減ってきた気がしますが、
2012.1.25測定のメグミルク牛乳などで、1 Bq/kg が検出されています。(少し前は5Bqとかありましたから減った気がします。)
(少し前)
2011.12.18測定のセブン&アイ 毎日の食卓3.6牛乳 1.05Bq/kg
2011.12.17測定の小岩井 農場3.7牛乳[特選] 6.09Bq/kg
2011.12.16測定の明治おいしい牛乳  2.09Bq/kg
最近は、不検出が増えています。ありがたいことです。

〔お茶〕
2012.10.23消費期限の「綾 鷹」 0.19Bq/kg
2012.11.23消費期限の「生茶」 0.19Bq/kg
2013.3.7消費期限の「お~い、お茶」 0.19Bq/kg
やはり、「お~い、お茶」は静岡県なので下がる気配はありません。キリンも静岡のお茶を使用しているんでしょうか?

〔その他〕
2012年7月測定 2012年12月消費期限 カリフォルニア州の生アーモンド (2011年度産)0.17 Bq/kg

すべての食品が基準値の上限値でないとしても、その10分の1くらい、16Bq/kgは摂取していると推測できます。

【厚生省の計算では、1日当たりの放射能摂取量】(注1)
東京 Cs 0.45 (Bq/man/day)
宮城 Cs 3.11 (Bq/man/day)
福島 Cs 3.39 (Bq/man/day)

厚生省が提出する資料では、宮城や福島でも3Bq強しか摂取していないとしているが信じられない。

仮に、毎日10Bqを摂取した場合、排出率が1日当たり100分の1とすると、
  1日  9.9Bq
10日 94.7Bq
100日 627.6Bq
356日 962.3Bq
と蓄積量は増加してゆく。
わずか毎日10Bqを摂取すると、962.3Bqと1000Bq弱まで増加する。

基準値限界の上限 166 Bq と仮定すると、
  1日  164.3Bq
10日 1571.4Bq
100日 10418.6Bq
356日 15974.9Bq
となり、15974.9Bqは、体重50kgと仮定すると 319.5 Bq/kgとなり、食肉の基準値を超えてしまう訳です。

怖いですね。

日本人の体内残留放射能量は、食肉できないほど高いという訳です。

因みに、家畜における飼料の暫定許容値 300 Bq/kg以下ですから人間の約3倍です。
1~2カ月間、基準値上限の飼料を食べさせれば、簡単に基準値以上の食肉になる訳です。

何故、基準値以上の食肉ができるのかお判りになりましたか。

酪農が「基準値以下の飼料を与えていたのにどうして?」と疑問に思う前に、国の基準を疑うべきでしたね。

食肉牛の体重は600kgくらいですから、餌50kg、水90?、糞尿70kgとして、吸収分70kgです。
飼料の放射能 300 Bq/kgの場合、牛の体内に入る放射能量は、7500Bqになります。
飼料の放射能  30 Bq/kgの場合、牛の体内に入る放射能量は、 750Bqになります。
30日後の残留放射能は、
飼料の放射能 300 Bq/kgの場合、牛の体内に残る放射能量は、193272Bqになり、322.1Bq/kgとなります。
飼料の放射能  30 Bq/kgの場合、牛の体内に残る放射能量は、 19327Bqになり、 32.2Bq/kgとなります。
(毎日30Bq/kgの場合でも、164日を超えると100Bq/kgを超える可能性が出てくる。)

体内に入った100Bqの放射能が排出されるまで、100分の1場合、1年以上の歳月を必要とします。30分の1を排出できたとしても、100Bq/kgが1Bq以下になるまで136日を要します。

あくまで、過程の計算式なので現実とは異なりますが、30分の1以上も排出できるとは私にも思えません。

つまり、少量の放射能でも残留量が増加してゆくという事実です。

国の基準値は、排出する放射能量を間違えております。(故意かもしれませんが・・・)

県立利根実業高校(沼田市)の出荷した肉は、今年の9月以降から放射性セシウムを含む牧草を与えていたと書かれていますが、100~150Bq/kgの放射能を含む飼料なら十分基準を超える放射能汚染が発生するという証拠となりました。

これと同じことが、人体にも起こっております。

なるべく、放射能を含まない食品を摂取することをお勧めします。

特に子供は、年に3ヶ月ほどは、放射能を摂取しない環境を施してあげるだけで将来において、かなりの効果が期待できると私は考えております。

注1:この厚生省の放射能の摂取には、K-40(カリウム)が非常に多い。まるでセシウムが問題ないと言いたげな数値に危うさを感じずにはいられない。おそらく、I-131とCsの数値は計算過程で間違っていると思われる。
-------------○-------------
群馬の牛肉で基準値超え 全国2例目
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121026/dst12102619270014-n1.htm
2012.10.26 19:26
 群馬県は26日、県立利根実業高校(沼田市)が出荷した牛肉から、食品の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える同190ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県によると、牛肉で新基準値を超えたのは宮城県に続き全国2例目。流通しておらず、焼却処分する。

 群馬県によると、教育用に飼育していた14歳の雌牛で、飼料の牧草が原因とみられる。

 4~8月は放射性セシウムを含まない牧草が飼料だったが、9月以降は飼料の暫定許容値内で、放射性セシウムを含む牧草を与えていた。4月以降、牛が妊娠しなくなったため出荷した
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セシウム、クマ肉から基準超え 十日町で捕獲、野生鳥獣で過去最大
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/41595.html
 県は29日、十日町市で捕獲されたクマの肉から、新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える760ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県が実施している野生鳥獣の検査では過去最大値。肉は販売されておらず処分する。

 24日に有害鳥獣として捕獲されたクマを調べた。県は、市町村や猟友会を通じ、同市で捕獲されたクマの食用自粛を呼び掛けている。
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1日当たりの放射能摂取量 厚生省
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001yw1j-att/2r9852000001ywe9.pdf

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放射能測定
http://gamma-spectrometer.com/resultlist/

牛乳の放射能汚染 まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133006866790609901
http://matome.naver.jp/odai/2134993889654181401
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ゲルマニウム半導体検出器による放射能濃度測定結果
http://securitytokyo.com/data/analysis1.html
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北茨城 食品放射能濃度測定結果
http://www.city-kitaibaraki.jp/modules/info/index.php?content_id=526
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大阪市ごみ焼却工場における焼却灰の放射能濃度測定結果について
http://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000139432.html

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コメント

体外排出としてビタペクトをお勧めしているようですがはたしてどこまで効果があることでしょうか。

ベルラーシの部屋から
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1
 チロ基金は2002年からベラルーシ国内に住む主に多子家庭の子どもたちを中心にビタペクトを無料で配るボランティア活動を行っています。
 ビタペクトはベルラド研究所が開発したアップルペクチンを主体としたビタミン・ミネラルサプリです。
 「ビタペクト(1)」「ビタペクト2」「ビタペクトT」・・・と内容、形態(粉末か錠剤か)、包装などがこの10年の間に何度も変更(改良)されてきました

個人的なことですがヘレン・カルディコット博士の来日講演、東京講演、予約したまではいいのですが事故に会い全治3週間。行けなくなりそうなので幼子いる従妹も兄夫婦も楽観論で行くきなし、マスク送ったり放射能測定器送ったり食べ物を気をつけるように言い続けている私が馬鹿みたいです。

こんにちは。ショウさん

ビタミン・ミネラルサプリで放射能被害を小さくできると私も思っております。
広島の小学校、長崎の病院では、天然酵母の味噌を食べることで、放射能被爆者を防いだ実績があります。
詳しいメカニズムは未解明ですが、よりより素材を提供すると、人体では代用品のセシウムやヨウ素を持つ素材を排出し、よりより素材に置換するメカニズムがあるのではないかと推察しております。
そうすると、内部被ばく量が抑えられて、放射能被爆被害者にならなくてすむのではないでしょうか?

いずれにしても、よりよい食材を食することが被害防止になると思います。

私はフクイチの事故当時、都内に住んでいました。
関東方面に放射性物質が流れ、雨の日があり、極力外出しないようにという情報は得ていましたが、
仕事上、雨に濡れました。その数日後以降、約4年間、下痢に悩まされました。
他にも似た症例が発生していたようですが、実際のところどうなんでしょうか?
幸い現在は回復しています。

回復されて幸いです。
実際、放射能の耐性は人それぞれですから、何とも言えません。
日本とチェリノブイリに放出された放射能物質がどうやら違った為に、日本ではチェリノブイリのような悲惨なことは最小限に抑えられているようです。
放射能が安全などとは言いませんが、環境ホルモンや危険物質が漂う現代において、放射能だけが危険でもなく、闇雲に放射能を恐れるのは無意味でしょう。
この5年間の日本人による人体実験の結果、セシウムなどの相当量の放射能に対して耐性を持つ方が多いというのが判ってきました。
以降、膀胱がんなどの長期放射線放射によるがん化などの研究が必要ですが、本格的に予算を付けるつもりはないようです。
また、アレルギーを認めるように、放射能に過敏な人間もいるという可能性を示唆して、その健康被害を調査するべきなのでしょうが、現在の日本ではタブーなようです。
 
いずれにしろ、気弱になり、心を病ませる方が健康に害がありますから、放射能の件は些細な事と思うようにして、日々の健康に気を付けることをお勧めします。

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» 体内に摂取された放射能の除染に係る記載を調べました。 [水徒然2]
10-22投稿  信濃毎日新聞「佐久の野生キノコ 基準21倍のセシウム検出」 という記事を一例として、見るにつけて拡散メカニズムについて不詳ですが、3.11震災から一年半以上経ったのに放射能(放射性物質)の体内摂取の可能性があり、その影響は気になります。本文詳し...... [続きを読む]

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