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大飯原発の下に活断層があり、明日の地震ですべてが終わるかも!?

渡辺満久(わたなべ・みつひさ)東洋大教授 変動地形学は、大飯原発の直下に「敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と連動して動き、地表がずれる可能性がある」と警告をならされている。

地割れの写真や映像を見られた方は多いと思う。

地面が左右に10cm~1mほどズレてしまう現象である。

この話は以前から言われており、驚くべき事実ではないのだが、活断層の専門家である渡辺満久教授の言葉で言われると、背筋が寒くなるのを覚えてしまう。

敷地内の直下ということは、原発建屋の真下が二つに割れるかもしれないのだ。

おそらく原子力圧力容器や格納容器は無事であろう。

しかし、建物の真下が二つに割れれば、その上の配管は全滅である。配管のない原子炉は24時間以内にメルトダウンを起こすことは間違いない。止めていても危険過ぎる原子炉である。動かすとか、動かさないの問題ではない。直ちに燃料を取り出して安全な場所に移し替えるべきである。

経済産業省の部会や保安院に活断層の専門家が入っていないという事実もショッキングな事実だが、多くの科学者の意見書が闇に葬られる現状が今の日本を象徴している。

私には日本政府がガラスのロープの上で綱渡りしているようにしか思えない。

あと20年から60年、放射能を無力にする技術が開発されるのが早いか、地震が原発を壊すのが早いかの競争である。

また、

美浜などの40年を超えた原発では脆弱破壊の危険性があり、原子炉を冷やす為に水を注入するだけで破壊する可能性がある。

40年を超えた原発では、直下の危険性ではなく、近くで少し大きめの地震が起こっただけでメルトダウンまで至る。しかも24時間以内などという時間もなく、緊急冷却を作動させた直後である。

本当に日本政府が綱渡りを国民に押し付けているようにしか見えない。

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2012年06月06日【水】原発と活断層~その実態を聞く・東洋大学 渡辺満久
http://www.youtube.com/watch?v=03daGnmz3mg

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20120530 渡辺満久教授 浜岡原発の安全性を検証する勉強会 活断層
http://www.youtube.com/watch?v=ImHaVv11xnA

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大飯原発の断層活動、地表もずれる可能性
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201206070090.html
再稼働問題で注目される関西電力大飯原発(福井県)で、敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と連動して動き、地表がずれる可能性があるとの分析結果を渡辺満久わたなべ・みつひさ東洋大教授(変動地形学)と鈴木康弘すずき・やすひろ名古屋大教授(同)が6日まとめた。渡辺教授は「原子炉直下を通る破砕帯もあり、早急に現地調査すべきだ」としている。

 原子炉直下の破砕帯が動いて地表がずれると、安全上重要な設備を損傷させる恐れがあるため、原発の立地場所として不適格となる可能性もある。

 経済産業省原子力安全・保安院は「既に専門家会議で破砕帯の活動性はないと評価済みだ」としているが、専門家会議委員で産業技術総合研究所の杉山雄一すぎやま・ゆういち主幹研究員は「大飯原発など若狭湾の原発は、現地調査であらためて状態を確認するべきだ」としている。

 渡辺教授らが指摘したのは「F―6断層」と呼ばれる破砕帯。

 1985年に関電が国に提出した大飯3、4号機の増設申請書によると、F―6断層は1、2号機と3、4号機の間の地下をほぼ南北に走っている。

 当時の掘削調査で、坑内の南側壁面では断層の上を覆う地層が変形していないことなどから、関電は「国が原発の建設時に考慮するよう定めている、13万~12万年前以降に活動した活断層ではない」と判断。保安院も2010年に妥当と評価した。

 これに対し、渡辺教授らは、同じ坑内の北側壁面の調査データなどを分析し、F―6断層が地層を上下にずらした可能性があると指摘した。

 また、断層は粘土が混じって固まっていない可能性がある上、上部を覆う地層の年代も特定できておらず、活動が比較的新しい可能性もあると判断した。

 さらに、F―6断層は海域などにある周辺の活断層と連動して動く可能性もあるという。

 日本原子力発電敦賀原発(福井県)では、原子炉直下の破砕帯が動く可能性が4月、保安院の現地調査で判明。国の基準を満たさず、廃炉の可能性が浮上している。

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コメント

はじめまして。拝読いたしました。
見出しの「明日の地震ですべてが終わるかも」というのは、とても、不適切とおもわれます。
記述内容も、日ごとにメディアが報じており、
関心のある人たちには、ほとんど認知されているないようです。
「明日の地震」は、単なる仮想であって、
断言されるのは、いかがなものでしょうか。
「いつ、不意にやって来るかも知れない」などと、
客観的な記述をおねがいしたいものです。
また情報は、単に、メディアや、学者たちの発言を
そのまま引き写したようなものではなく、
ご自身で現場に足を運び、そこで、見た現実を、
お伝えいただきたいものです。
失礼ながら、感想を申し上げました。

セッシボンさん、こんばんは。

不愉快に受け取られたなら、申し訳ありません。

基本的に、危険性が高いものほど慎重に、
可能性が不確実なものほど大胆に表現しております。

商業用の原子炉は、すべて危険な代物であり、操作を誤れば、すべて爆発すると考えております。
そして、操作を誤る機会は常にあり、決して安全なものではありません。
地震云々は、付帯事項に過ぎません。

1年前に原発の設計基準値が判りましたから、稼働そのものに相当なリスクが伴っております。
その危険性を熟慮した上で稼働させる蛮勇があるなら致し方ないが、その蛮勇すら持ち合わせていない輩が稼働、稼働ということに腹を立てております。

また、大阪在住ですので、福井が事故が起これば、間違いなく不利益は被るのはこの地域です。
不安を煽る愉快犯ではなく。
かなり怒っているとお考え下さい。

しかし、表現を不愉快に思われたということは反省させて頂きます。

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