震災がれきを本格焼却へ、そう言う問題じゃないですよ!
震災がれきを本格焼却へ、そう言う問題じゃないですよ!
いわき市は平成24年度、東日本大震災のがれきの本格焼却を開始する方針を固めた。
しかし、ゴミ焼却場から放射能が飛散しているのだが、政府も自治体もそれを把握していない。
集めた放射能を再び大気に放出している。
これでは除染ではなく、放射能拡散政策である
<関東圏の放射能汚染を促進するいわき市>
.今年の2月にいわき市で焼却実験を行なった結果、ガレキの放射能の内、23,000Bq/kgの4割に当たる飛灰が漏れていることが判った。
この4割というのは、島田市の試験焼却のデータで、通常のバグファルターでは放射能を確実に捉えきれない。
しかし、今年の2月にいわき市で焼却実験を行なった結果、この結果にいわき市は「問題なし」と判断し、4月中にがれきの焼却を本格的に始めると言っている。
>験焼却は2月16~22日まで南部清掃センターで実施。
>通常の生活ごみに8・8%の割合で災害がれきを混ぜ、
>計約860トンを焼いた。排ガス、飛灰、主灰の放射線量、
>敷地内や周辺の空間線量を計測した結果、
>生活ごみだけを燃やした場合と比較して高い値は出なかったという。
>測定結果は市のホームページで公表している。
ちょっと待ってほしい。
この数値は、“いわき市 廃棄物処理施設におけるモニタリング結果について”と書いてあるだけで、ガレキ焼却テストとは書かれていない。
7月、8月のデーターは家庭ゴミの放射能数値である。
そして、市の職員は、
「生活ごみだけを燃やした場合と比較して高い値は出なかった」
と言っている。
このコメントに違和感を感じてほしい。
.
7月22日 23,000Bq/kg
8月22日 13,380Bq/kg
↓
2月07日 8,420Bq/kg
7月や8月の放射能の数値の高さです。
7月22日 23,000Bq/kg、8月22日 13,380Bq/kgは、ガレキを燃やした数値でしょうか?
.一般ゴミとして燃やしていたとすれば、
23,000Bq/kg~8,000Bq/kgへ減少したとして、3月11日から約1年と考えて、565万7500Bq/kgで377億1664万Bq/kgを北部清掃センター焼却場は大気に放出してきたことになります。
福島のごみ焼却場、22カ所中16施設 (日本のゴミ焼却場数 1243場)で、最低でも8297億6608万Bq/kgが放出された可能性がある。
1t当たり、23,000Bq/kg~8,000Bq/kgの平均15,500Bqの放射能が出ると仮定すれば、大気に放出されるのは4割なので10,333Bqとなり、
ゴミの総量(2007年度参考)813,723㌧と同等のゴミが焼却されたとしますと、1トン当たりに10,333Bqが飛散したとして、
10,333Bq×ゴミの総量(2007年度参考)813,723㌧=840億0819万Bqとトンでもない放射能を焼却場から排出している可能性もあるということになります。
また、別の計算では、
焼却したごみ量に対して主灰が 6.5%、飛灰が2%になるというデーターがあり、
ゴミの総量(2007年度参考)813,723㌧の2%が飛灰、大気中に放出された放射能が4割ですので、(2%×4÷6=)1.32%と仮定しますと、
飛灰の放射能量 × ゴミの総量 × 大気拡散率 = 大気中に漏れ出した放射能
平均15,500Bq/kg 813,723t 1.32% 1664億8700万Bq
この1年間で福島ゴミ焼却で出た放射能量:1664億8700万Bq
もちろん、これはかなり極端な計算方法であります。
実際の主灰・飛灰の総量は発表されていませんし、大気中に飛散した放射能の測定をされていません。
これを軽く凌駕する数値の可能性もあります。
いずれにしろ、ゴミ焼却場から周辺へ放射能拡散しているのは間違いありません。
(参考)
環境省が言っている飛灰の採取方法は、
〔 飛灰:燃やしたときに発生する排ガス中に含まれるばいじんなどをバグフィルターで捕集したもの 〕
となっておりますから、バグフィルターがほとんどをガードしていれば、大気中への飛散は考えなくてよいのですが、
島田市の試験焼却のデータのように4割しか捕獲できていないという結果がある限り、もう一度検討し直すべきです。
いずれにして、関東一円の焼却場の数を考えますと、もしかすると、京単位、垓単位の放射能がゴミ焼却場で発生し、それがどこに逝くのかが判らないというのは問題です。
また、それを市民に知らせないのは、政府・県・市の怠慢ではないでしょうか。
<今も燃えている福島第1原発>
福島第一原発から新たに放出される放射性セシウムは、毎時7200万Bqと公表しています。
当初発表されたのが、毎時6000万Bqが現在は毎時7200万Bqと増えたことを発表しております。
放射能が増えたのは1月と思われますので、12月まで(295日間)で4848億Bq(1日当たり14億4000万Bq)、3月31日まで(91日)分1572億4800万Bq(1日当たり17億2800万Bq)を加算すると、6420億4800万Bqが最低でも追加分として放出されております。
いずれにしろ、
1日当たり17億2800万Bqが放出されていますので、これを止めないと福島の除染も東北および関東圏のホットスポット問題は解決しません。
『東京は住めない所だ』
と海外のメディアで言われ始めていますが、福島原発問題をこのまま放置しておけば、遠からず世界の常識となるに違い在りません。
ゴミ焼却の問題も含めて、大気中に放射能を放出する罪悪感を感じないことに危機感を覚えてしまいます。
>いわき市環境整備課:サワダ氏 生活ゴミを燃やさない方がどうしようもない。
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2012年3月5日 TVでは報道しない原発事故末端作業員の驚きの証言
http://www.youtube.com/watch?v=B9DXhuVrmrI&feature=player_embedded#!
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震災ガレキを燃やすいわき市
http://onodekita.sblo.jp/
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震災がれきを本格焼却へ いわき市「線量、問題なし」と判断
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9953264&newsMode=article
いわき市は平成24年度、東日本大震災のがれきの本格焼却を開始する方針を固めた。2月に実施した試験焼却の結果、放射線の値に問題がないと判断した。地区住民の代表らへの説明などをした上で、早ければ4月中に市の北部、南部両清掃センターで焼却を始める。
市によると、焼却処理が必要な災害がれきは約4万トンで、本格焼却が始まれば25年度内にも処理が完了するという。
試験焼却は2月16~22日まで南部清掃センターで実施。通常の生活ごみに8・8%の割合で災害がれきを混ぜ、計約860トンを焼いた。排ガス、飛灰、主灰の放射線量、敷地内や周辺の空間線量を計測した結果、生活ごみだけを燃やした場合と比較して高い値は出なかったという。測定結果は市のホームページで公表している。
これまでは、反対する住民の声があったことなどから、本格焼却には至っていなかった。市の担当者は「焼却しなければ市民生活に支障が出る。(住民から)100%の同意を得ることは難しいかもしれないが、最終的には行政責任で実施したい」としている。
(2012/03/22 09:29)
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居住の長期制限を検討 福島原発周辺に「緩衝地域」案
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120404/plc12040418310010-n1.htm
2012.4.4 18:27
政府は東京電力福島第1原発事故が起きた施設の隣接地に住民の居住を長期間制限する地域を設定する検討を始めた。藤村修官房長官が4日の記者会見で明らかにした。第1原発の敷地内では高線量の放射性廃棄物などを長期間保管するため、周辺での居住に安全面での不安が残る。そこで国が直轄管理する「緩衝地域」とする案が浮上している。
政府は原発事故で設定した避難区域について、放射線量に応じ「帰還困難区域」「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」への見直しを進めているが、この3区分とは別に、長期にわたって住民が帰還できない区域として新たに設定することを想定している。
平野達男復興相が3月30日の原子力災害対策本部で「放射線量の高低とは別の考えに立って、住民の居住を制限し、一定のスペースを確保することを検討すべきだ」と提案。平野氏は今月3日に会談した福島県の佐藤雄平知事らにも同様の考えを伝えた。
藤村氏は会見で「(平野氏の提案は)重く受け止めている。関係自治体と密接に協議することが重要だ」と強調。自治体と連携し、区域の範囲や設定時期の検討に入る。
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「帰還へ努力」作業員激励 佐藤知事が福島第1原発視察
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120308/dst12030821400021-n1.htm
2012.3.8 21:35
福島県の佐藤雄平知事が8日、事故後初めて東京電力福島第1原発を視察した。政府が昨年12月に「冷温停止状態」を宣言したことを受け、現場の状況を確認するとともに、復旧作業に当たっている作業員を激励した。
佐藤知事は正午前、Jヴィレッジに到着した後、マイクロバスで福島第1原発に移動。免震重要棟で小森明生(あきお)常務、高橋毅所長ら幹部から復旧作業の状況説明を受けた後、約150人の社員らを前に復旧作業をねぎらいながら「避難している人が一日も早く帰還できるような努力をしてほしい」と要請した。
この後、1~4号機から約300メートル以上離れた高台から外観を視察。社員から汚染水の状況などの説明を受けていた。このほか非常用ディーゼル発電機や原子炉注水ポンプ、処理水貯蔵タンクなど約1時間にわたって現場を確認した。
県は昨年11月、県内の全原発10基の廃炉を表明し「脱原発」路線と再生可能エネルギー推進を県政の基軸に据える姿勢を明確にしている。今回の視察は、政府、東電に対する事故収束作業への監視強化と原発災害の直接的な被害県として、原発に頼らないエネルギー政策への転換を訴える狙いがあるものとみられる。
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福島県福島市 ゴミ焼却場付近の放射線量
http://www.youtube.com/watch?v=Kh5oij354D4
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関東近県ゴミ焼却施設Map
http://after-311.sakura.ne.jp/wp/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E8%BF%91%E7%9C%8C%E3%82%B4%E3%83%9F%E7%84%BC%E5%8D%B4%E6%96%BD%E8%A8%ADmap/
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市町村の一般ごみ焼却施設
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/kouhou/madoguti/kumiai.htm
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いわき市 廃棄物処理施設におけるモニタリング結果について
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/topics/013792.html
いわき市 焼却灰の放射能濃度(月1回測定)(PDF形式 32.7KB)
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焼却灰 測定方法
http://www.env.go.jp/jishin/attach/memo20110628.pdf
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福島第一、放出セシウム増 2・3号機の復旧作業原因か
http://www.asahi.com/national/update/0123/TKY201201230607.html
東京電力は23日、福島第一原発から新たに放出される放射性セシウムは、現時点では昨年12月の毎時6千万ベクレルより多い7200万ベクレルとの推定量を示した。2、3号機の復旧作業で放射性物質が舞い上がったことが原因だとみられている。
1号機が200万ベクレル、2号機が2千万ベクレル、3号機が5千万ベクレル。1号機は先月より800万ベクレル下がったが2、3号機でそれぞれ1千万ベクレル上がった。
東電は、2号機原子炉内の内視鏡調査や3号機原子炉建屋内のがれき撤去で、放射性物質を含むほこりが舞い上がったことを理由に上げる。舞い上がった放射性物質は、建屋の屋上などから外に放出されている。新たに放出される放射性物質による外部と内部の被曝(ひばく)線量は、原発から1キロ離れた敷地境界で年間0.12ミリシーベルト。炉の温度は60度以下で冷温停止状態は維持しているという。
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福島原発で汚染水漏れ、海に流出 配管抜け約12トン
http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012040501001136.html
東京電力は5日、福島第1原発にたまった汚染水を淡水化する装置と仮設タンクを結ぶ配管が抜け、高濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水約12トンが漏れたと発表した。東電は、大部分が排水路を通じて海に流出したとみており、「海に流出させる事態となり、あらためておわびする」と謝罪した。
東電によると、漏れた汚染水には放射性セシウムも1立方センチ当たり16・7ベクレル含まれ、海につながる排水路の下流でもセシウムが検出された。東電はストロンチウムの濃度を調べている。
東電によると、汚染水漏れに気付いたのは5日午前1時過ぎ。装置を停止し弁を閉めたところ漏れも止まった。
2012/04/05 12:54 【共同通信】
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ガレキから出る放射能の数値で計算間違いがあり、数値を入れ替えさせてもらいました。
アップして1日だけですが、間違った数値を出したことを、謝罪させて頂きます。
また、上の数値は仮定の数値であり、実際に測定をしないとどれだけの放射能が漏れ出しているのか判らないと警告しているだけで、数値はあくまで目安であります。
しかし、現状から見て、ゴミ焼却という行為は、放射能を拡散するので、対策を講じてもらいたいものです。少なくとも効果的なフィルターへの交換は絶対です。
これでは除染してもまったく意味がありません。
あとからあとから、雪が降り積もるように、放射能が積もってゆきます。
今年の作物は、去年より酷い放射能汚染地帯(ホットスポット)の発生に注意です。
去年とは違う場所にできると覚悟して下さい。
投稿: (管理人)donnat | 2012年4月 6日 (金) 11時44分
静岡県の島田市の焼却の一件フィルターで除去できたのは60パーセントで40パーセントは気化したとの民間団体のデータがあります。またフィルターのメーカーは最初から除去はできないと明言していたとか。私は県庁や地方自治体に反対の電話、メールを送っていますが大多数の県民もしくは市民の賛同を得ているの一点張りで耳を傾けてくれません。
世界で放射能汚染物の焼却、拡散したのは日本だけです。世界中の人は怒っているでしょう。その上原発再稼動、海外へ原発輸出。一部の人間のせいでクレイジージャパンと言われるのは情けないですがまだいいほうで世界中から日本人は相手にされず孤児になるような気がします。
投稿: ショウ | 2012年4月 6日 (金) 12時58分
連続投稿すみません。フィルターの件は有名なのでコメントするまでもなかったですね。
投稿: ショウ | 2012年4月 6日 (金) 18時47分
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投稿: シャネル時計コピー | 2019年5月14日 (火) 19時04分