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放射能汚染米の偽ブランドが日本中で氾濫しても止める手立てがない

三笠フーズに始まった不良輸入米の食用流用事件を覚えておいでだろうか?

農薬など危険物質が混入された輸入米を食用に転用して販売された事件である。

福島などの農家で、基準値以上のお米を売る方はいらしゃらないと思っているが、不良米を引き取って回収しているのだろうか?

仮に回収したとしても、そのお米はどこに消えるのだろうか?

『墓場泥棒』という言葉が昔からあるが、埋めたハズの死体がどこかに消えてしまう。

回収したハズのお米はきちんと管理できているのだろうか?

<こうべ育ちという名の岩手米>

JA兵庫六甲は、岩手県産ブレンド米を神戸市西区産の国内産米として「こうべ育ち オリジナル米」として販売していた。

今回の事件は産地詐称という軽い罪だが、理由は簡単である。

福島、宮城、岩手産のお米では高く売れないからである。

味に関しては、この3県は間違いない。

国もお墨付きを出しているのだから、3県の米を買って上げるのは『絆』である。しかし、買っても売れる見込みはない。

おそらく、そんな偽善と打算が安易に偽装米を作らせたのである。

<三笠フーズの事故米と可能性>

三笠フーズの意見:

「事故米は菓子や焼酎の原料として加工されたとみられるが、農水省は、アフラトキシンについて「三笠フーズがカビの塊を取り除き、米粒を洗浄するなどして出荷しており、健康被害の心配はない」、メタミドホスについても「検出されたのは残留基準(0.01ppm)の5倍の量で、この程度なら体重50キロの大人が1日600グラム食べ続けても国際基準の許容摂取量を超えることはない」としている。 」

この事件のミソは、何も知らない善意の第3者が販売していたことにある。

悪い奴は後を絶たない。

政府や官僚や東電などの悪い奴が堂々と世間で肩を切っているのだから、ほんのちょぴりおこぼれを頂くくらいに良心の呵責を抱かない人間は沢山いる。

「トイレのないマンション」と言われるくらい放射能関係の廃棄物はやっかいだ。

福島県産米も100ベクレル超のお米は全量廃棄となっているハズだが、果たして最後まで管理ができているのだろうか。

業者に任せているようなら、実のところ心配をしている。

ただ同然の善良廃棄米を、自分の廃棄場所で捨てて上げるなどという申し出があれば、事実の確認など無視して依託する可能性が非常に高い。

買い取った総量の2割ほどを廃棄する写真や現地確認を取っておき、残りの8割を転売しても誰も疑いはしない。

1万Bqを越えるお米なら簡単なガイガーカウンターでも計測可能だが500~1000Bqでは、中々難しい。

最近は、「1ベクレル=0.00036マイクロシーベルト」と計算されるらしいですが、ベクレルとシーベルはまったく異なる表示です。

シーベルは通貨放射線量の測定ですので、距離に応じて反比例に2乗して減線します。

500~1000Bqもあれば反応してくれますが、それ以下となると誤差の範疇になってしまいます。

密着させた状態という仮定で、またお米に均等に放射能物質があると仮定して、80Bqで1μSvくらいは反応すると思われるのですが、お米自身が遮蔽壁を兼ねますので、ガイガーカウンタ-に即反応するようなら500Bqは越えていると思われます。

つまり、ガイガーカウンターで反応する食品はかなりの汚染値ということです。

しかし、市場で測定器を持ちながら買い物をする主婦を見ることがない。

いつ、どこで汚染食品を口にすることになるか判らない。

それは学校の給食かもしれない。近所のファミレスかもしれない。

距離など関係ない。

<放射能測定器と法律の厳守?>

東京大アイソ トープ総合センター長の児玉龍彦氏が衆議院厚生労働 委員会で国の放射線対策を厳しく批判したのは、昨年の7月のことだ。

そのときに、物流センターでベルトコンベアー式の放射能測定器があることを訴えていた。

庁舎の新規を1つ延期するだけでの予算で福島全域の物量センターにその測定器が配置できる。全国の役所や警察署や庁舎の新規建て替えを2~3年延期する予算で全国の物流センターに配置できる。

30Bq/kgと測定下限値は高めだが、確実に高濃度の汚染食品を除去できる。

“フクシマの三笠フーズ事件”を未然に防ぐには、この方法が一番である。

確か、私の記憶違いでなければ、100Bq以上の放射能を無断に輸送するのは法律違反である。

しかし、日本全国に8000Bq以下のガレキを搬送していいと言っている政府自身が法律違反を奨励しているのだから、100Bq以上の廃棄米を搬送しても法律違反で取り締まれるだろうか?

児玉龍彦氏の言うように、物流センターですべての食品をチャックするという政府の決意必要である。

国会を見ている限り、政府は放射能を無視している。少なくともそう思える。

悲しいがそれが現実である。

日本人の大半はおせっかいのお人好しである。

しかし、悪党は尽きない。

金儲けの為に人の命をゴミ同然に扱う輩は確実にいる。

“フクシマの三笠フーズ事件”はいつか発覚すると思えてならない。

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岩手県産米ブレンドを「こうべ育ち」として販売
http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yucasee-20120402-10800/1.htm
2012年4月2日(月)17時10分配信

 JA兵庫六甲は2日、神戸市西区産と、岩手県産ブレンド米を国内産米として「こうべ育ち オリジナル米」として販売していた、と発表し謝罪した。3月21日から販売を中止し、現在は返品の対応を行っている。

 JA兵庫六甲は「販売にあたって産地の説明が十分でなかったため、神戸育ちの名称から誤解を招き、大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。

 3月15~20日にかけて、東北農業の支援のために、岩手県産米を販売していたという。

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セシウム:100ベクレル超の福島県産米を全量廃棄へ
http://mainichi.jp/life/food/news/20120330k0000m040043000c.html
 食品中の放射性セシウムに対し、4月からより厳しい新基準値(1キロ当たり100ベクレル)が適用されるのを踏まえ、農林水産省は29日、昨年の福島県産米のうち検査で100ベクレルを超えた産地のコメを旧市町村単位で全量買い上げ、廃棄することを決めた。消費者の不安を解消するとともに、農家の経営を支援するのが狙いで、対象は最大3万7000トン、費用は90億円となる見込み。

 これまでセシウムの暫定規制値は1キロ当たり500ベクレルで、農水省は昨年の福島県産米については検査で500ベクレルを超えるセシウムが検出された地域を旧市町村単位で出荷停止とし、全域のコメを買い上げていた。100ベクレル超~500ベクレルが出た地域では県が農家に出荷自粛を要請し、農水省が農家単位で買い上げる方針を打ち出していた。

 コメに新基準値が適用されるのは収穫期の今年10月からだが、農水省は産地と消費者を共に守るためには、買い上げ対象を広げる必要があると判断した。買い上げ費用はコシヒカリの場合60キロ当たり1万2500円など、過去の価格を参考に決めた。農水省が設立する法人を通じて農家から買い上げ、費用はこの法人が東京電力に賠償請求する。集めたコメは産地の倉庫に保管し、全量を廃棄する。

 農水省農産企画課によると、対象地域は福島市や二本松市、伊達市など12自治体の約70地域(旧市町村)。【井上英介】

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コメント

私の家もお米を販売しているのですが、ゲルマニューム測定器は、1台1500万円とかするのでとても個人で購入できません。

ガイガーカウンターで計測していますが、

空間線量が0.05μSvとで、お米の中では0.25~0.05μSvが測定されますが、同じ検体を何度か測っても違う測定値になってしまいます。
1μSv以上の測定値が計測されない限りは、誤差範囲という感じです。

カリウム40という存在もありますから、どこまで危険かというのは、ガイガーカウンターでは難しいです。

ともかく、数μSvが計測されないことが目安としております。
どのような放射能が何Bq入っているのか、
知る方法がないと、何ともできません。

ベラルーシ周辺の学校には無料のゲルマニューム測定器が設置されており、誰でも自分の食品を計測できる体制が取られています。
日本も見習ってもらいたいものです。

汚染米が偽装されていたのは有名です。また大手の外食産業及び加工会社(せんべいなど)が福島産の米、農作物の受け入れを表明しています。怖いですね。
 余談ですが埼玉の本庄という市に住んでいるのですが同じ市でも農作物の検査で差が出ています。簡易検査だとお思うのですが私のうちは大丈夫でしたが基準を超え再検査という方もいました。

規制値超えの放射性セシウムを検出したコメを直売所で販売 - 福島
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E5E2E7908DE0E5E2E3E0E2E3E09180EAE2E2E2
2012年01月28日
福島県は27日、同県伊達市の農家2戸のコメから国の
暫定規制値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと
発表した。1110ベクレルと700ベクレルで、約57.5キロが同市の直売所で販売された。
規制値超えのコメの販売が確認されたのは2例目。

2戸とも伊達市旧小国村の農家で、販売されたのは1110ベクレルを検出した農家が
出荷した精米済みのもち米。昨年10~11月、39袋売られた。
県は販売したコメの回収を呼び掛けている。

県によると、規制値超えが判明した農家は、伊達市や福島市など3市1町の計38戸となった

ショウさん こんばんは

大手外食メーカーと加工メーカーで福島の7割が契約したという話ですよね。

製造した食品はチャックしているのか?

また、4月からの新基準に適しているのか?

抜き打ちで調べる組織がないので、発見は個人の裁量次第というのが悔しいです。

責めて、ベクレル表示をして、子供が食べる食品だけは外しておきたいのですが・・・今、しばらくは

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