電力不足、関電の方々に1つだけ問いたい。もし、何かあった場合の覚悟はできているのか?
覚悟のない決断が多すぎる。
それに私は絶望する。怒りもする。
どうして覚悟がないのだろう。
福島第1原発事故のようなことは起らないと言ってきたのは、政府、東電、関電、その他電力関係者とそれを支援する学者方々である。
しかし、実際は起ってしまった。
大飯原発を動かそうとする方々、
確率的に福島のようなことはほとんど起らないというのは理解できるが、100%事故が起らないと断言できないことも証明されてしまった。
私は、ただ1つだけ問いたい。
もし、事故が起った場合の覚悟があるのか?
私にはその覚悟があるように見えない。
また、起った場合に備える準備もしていない。
ただ、事故の確率は小さいから大丈夫と繰り返し言っているに過ぎない。
政府関係者、官僚の方々、電力業界に勤めている方々、
もし、事故が起った場合、
自らと自らの家族の財産のすべてを救済に費やせる覚悟がおありか。
原発再稼働に賛成される住民の方々は、事故が起った場合の保証は受けない覚悟はおありか。
一度事故が起れば、膨大の費用が捻出される。
100兆円とか、200兆円の規模の賠償額である。長期的に考えれば1000兆円に近づくかもしれない。
無機物だから責任を負わないなどという言い訳は通用しない。
事故が起れば、相当の被害が発生する。
これはもう想定外ではない。
福島という例が現存として存在する。
もう一度問おう。
『その覚悟はおありだろうか』
« カリウム40は安全なのか? 福島の放射能の方が危険な理由 | トップページ | 値上げ拒否なら電気止める! 電力で人の命を弄ぶな? »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 歴史の中に常に答えはある。(2016.10.26)
- 今日のタマねい〔一燈照隅(いっとうしょうぐう)〕(2015.01.21)
- 今日のタマねい〔飽後思味(ほうごしみ)〕(2015.01.20)
- 今日のタマねい〔和光同塵(わこうどうじん)〕(2015.01.19)
- 今日のタマねい〔格物至知(かくぶつちち)〕(2015.01.18)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« カリウム40は安全なのか? 福島の放射能の方が危険な理由 | トップページ | 値上げ拒否なら電気止める! 電力で人の命を弄ぶな? »
ちょっと関係ありませんがとある動画で東電に福島原発4号機プールの建屋の危険性に尋ねるものがありました。東電の人は笑って補強したから問題ないようなことを言っていました。日本はおろか世界中で危機を騒がれているのに笑えるのです。補強は計算上のものであるのにもかかわらず予算がないから現時点では手を打たない、私はそれを知ったとき東電には任せて置けないと思いました。
他の電力会社はどうなのでしょうか。原発で事故がないのは公表されていないだけで小さな事故等は隠されていると思います。管理人様が言われている通り既に想定外は通用しません。でも覚悟があるとも思えません。電力会社だけではなく原発再稼動をすすめる、ガレキ拡散をおこなう野田政権にもまた。
投稿: ショウ | 2012年3月28日 (水) 18時30分
ショウさん、こんにちは
関電は電気が足りないから原子力の再稼働に躍起になっています。
火力発電のハイブリット化による電力供給の増加、新発電所の建設も早急に計画されていません。
緊急性を考えるなら、新日鉄などの鉄鋼会社へ電力供給をお願いするなど、取れる対策はいくらでもあります。
中部電力などは火力発電だけで余ると言っておりますから、電力を買うという選択も計算に入れることができるハズなのですが、再稼働ありきです。
つまり、他の話を聞く耳を持たないということです。
一番の原因は、東電も関電も、そして、すべての電力会社も原子力の維持経費の問題が彼らを頑なにさせております。
原子力は使っていても使わなくても維持費が掛かる金食い虫です。
使用しないと維持費で会社が倒産するので、維持でも動かすと考えております。
上の記事にも書いていますが、事故が起った場合の『覚悟』なしに動かそうという無責任体質を考えると、すべて潰してしまった方が将来に禍根を残さないと思われます。
投稿: (管理人)donnat | 2012年3月29日 (木) 11時11分