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福島・郡山は住める放射能数値でない。

元ジャーナリスト上杉隆(うえすぎ・たかし)が記事に中でこう書いている。

米ウォールストリート・ジャーナルのエリー・ウォーノック記者と、セーラ・ベルロー記者は、

「信じられない。とてもではないが、人が生活できるような数値ではない」

同じ機械なのに何故数値がこんなにも違うのか?

「だって、あの発表の数値は、測定前に水で地面を洗って測っているんです。違うのは当然ですよ」

もはやジョージ・オーウェルの「1984年」の世界だ。

「もう、そんなことを指摘する人もいません。いくら言っても放射能がなくなるわけではないですから」

上杉隆が言っていることはほとんど真実だ。

しかし、“逃げろ!”とはあからさまに言えない。

政府御用足しの全国紙やテレビでは、大本営発表が主流で情報の絶対量が不足する。それで地方のニュースや農協などのネット情報をかき集めている。

福島民友ニュースを読むのも日課となってしまっている。

今の福島県民はもう昔の県民ではない。

個人で線量計を持ち、子供の線量を気に掛けながら生きている。

外部の私が“ああするべきだ。”、“こうするべきだ。”と騒ぐのは烏滸がましいことである。

私のできることと言えば、議員や地域の人に福島の現状を訴えて、福島および周辺の地域の方々の一時的であれ、恒久的であれ、避難地を、就職先を要求すること。

そして、もう1は放射能の知識を広めることくらいだ。

福島県民ということで差別する輩は、放射能に対してまったく知識が欠けている。

問題点は、その県民に付着して放射能物質を持ち込んでいるかどうかであり、服を取り替え、手や髪など付着しているものはシャワーなどで荒い流せば、何の問題もない。

テレビなどで避難して来た住民をガイガーカウンターで検査しているのは、すべて付着物の検査である。しかし、それを見て誤解する人もいるのだろう。

上杉隆の言う。

>世界でも最もフクシマの真実を知らない福島の人々に、内外との情報格差を埋めてもらい、行動に移してもらいたい。なにより、真実を知る以外に福島の復興の道もないのである。

私には考えも付かない途方もなく地道な作業である。

私と同意見であり、私もそれに協力したいと思っている。

何十万人単位の避難など、政府か自治体が決断しなければ実現しない。

しかし、現実は厳しい。

政府、マスコミ、人気タレント、知事や市長が“ガレキ受け入れが復興の道”と騒ぎ立てているので劣勢である。

実際、放射能の特性を説明するだけでもかなり地味な作業な上に、ガレキ撤去に反対する利己主義、非国民のレッテルまで張られるから・・・

本当に困ったものである。

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【原発崩壊】“放射能汚染”の真実…福島、郡山市に人は住めない
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120314/dms1203140854005-n1.htm
2012.03.14
東京電力福島第1原発から外部に放出される放射性物質は、毎時7000万ベクレルを超えている。今年1月の話である。仮に3・11前にこの数値だったら、日本中が大騒ぎだろう。

 だが、いまの日本ではこのニュースが大きく取り上げられることはない。逆に、政府は「復興支援」ばかりをうたい、マスコミは原発事故による放射能の問題は存在しないような雰囲気作りに協力している。

 とりわけ、それは福島県の2つの県紙「福島民報」「福島民友」などで顕著だ。

 「除染元年 うつくしま、福島」

 国と同様、福島県でも行政と報道による「官報複合体」が一体となって、こうしたキャッチフレーズを駆使し、「福島の真実」から県民の目を背けようとしている。

 福島での環境への放射能汚染、とりわけ人体への被曝の危険性は減っていないにも関わらずだ。

 「信じられない。とてもではないが、人が生活できるような数値ではない」

 米ウォールストリート・ジャーナルのエリー・ウォーノック記者と、セーラ・ベルロー記者はあきれたようにこうつぶやいた。

 先週、福島から東京に戻ったばかりの筆者が、2人の米国人記者に、原発から50キロ以上離れた福島市と郡山市の空間線量の値を伝えたときの反応がこうである。

 また2月、筆者が、郡山市役所前で測った地上1メートルの空間線量の値は毎時1・8マイクロシーベルトを超えた。一方、同じ日「民報」「民友」では、同じ地点での線量が0・6マイクロシーベルトとなっている。

 公の発表と私の測定値が、なぜこうも違うのか。ちなみに私の使っている測定器は日立アロカ製、政府や福島医大の使っているものと同種である。

 「だって、あの発表の数値は、測定前に水で地面を洗って測っているんです。違うのは当然ですよ」

 地元の放送記者が種明かしをする。もはやジョージ・オーウェルの「1984年」の世界だ。

 「もう、そんなことを指摘する人もいません。いくら言っても放射能がなくなるわけではないですから」

 事実を伝えなくてはならない記者ですら、こうである。現実を直視する者が奇異な目で見られる-。哀しいかな、それが「福島の現実」なのである。

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原発崩壊】知られざる原発事故の実態…東北新幹線内で線量跳ね上がる
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120313/dms1203130814001-n1.htm

 福島に通い続けている。今年に入ってからは、すでに12回、郡山、福島、二本松、いわき、相馬、会津と県内各地を飛び回っている。

 3・11以降、福島は、世界でもっとも注目される地域の1つになった。東京電力福島第1原発事故への対応の失敗と放射能に関する住民への不誠実な情報提供は、日本政府のみならず、日本社会自体への不信感を生んでいる。

 とりわけ放射能問題は、福島と日本だけに留まらない。大気や海洋を通じて、世界中に拡散されることから全人類共通の課題とみなされている。

 実際にこの2月、私は、欧州・ルクセンブルクで開かれた欧州委員会とフランス原子力規制局共催の「オーフス会議」に日本代表として呼ばれ、「フクシマ」の現実について語ってきたばかりだ。

 四半世紀前、チェルノブイリの悲劇を経験した欧州の人々は、総じて放射能による環境汚染への危険意識が高い。

 その彼らの口を借りれば、「実は、日本の国民こそがもっともフクシマの情報を持っていないのではないか」(フランスMustadis代表、ジル・エリアール・デュブルイユ氏)ということになる。

 実際、そうした「情報隠蔽」は、福島に通い続けている私自身も実感している。

 東北新幹線に乗って、放射能測定器(ゲルマニウム検出器)のスイッチを入れると、宇都宮駅まで低かった数値が那須塩原駅に近づく頃から急激にはね上がる。

 福島県内では、走行中の新幹線車内ですら、毎時0・5マイクロシーベルトを超え、郡山駅前に降り立てば、空間線量は軽く毎時1マイクロシーベルトを超えてしまう。

 だが、こうした実態を知る者はそう多くはない。あるいは気づいていて気づかないふりをしている者も少なくない。

 政府の除染支援対象地区は毎時0・23マイクロシーベルトと定められている。県内の多くの場所はその数値を超えている。

 私が、福島に通い続ける最大の理由はこれだ。世界でも最もフクシマの真実を知らない福島の人々に、内外との情報格差を埋めてもらい、行動に移してもらいたい。

 なにより、真実を知る以外に福島の復興の道もないのである。
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長引く避難生活で原発事故避難民が直面する「職探し」の現実
http://netallica.yahoo.co.jp/news/268743
2012/3/14 12:12
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「大丈夫」思い込もうとする空気 福島 伝えたい 子連れ避難 元キャスター金沢で決意
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/509.html
 福島テレビ(福島市)で十五年にわたりアナウンサーとして活躍した原田幸子さん(37)が、東京電力福島第一原発事故を契機に長女の真帆ちゃん(6つ)と実家のある金沢市に避難している。「故郷」と呼ぶはずだった福島だが、第二子の妊娠が分かり七月で退社。福島を離れた。「報道に携わった一人としての体験を多くの人に知ってほしい」と今、金沢市であるイベントなどで自らの経験を語る。
(松岡等)

 夕方のレギュラー番組でキャスターを務めるはずだった三月十一日。揺れが襲った直後からヘルメットをかぶってカメラに向かう。保育園に預けていた娘の安全を確認できたのは夜だった。夫は他局のアナウンサーで、母娘の二人は三日間、局で寝泊まりした。

 1号機が爆発し、十四日朝、金沢の両親に頼んで娘だけは避難させた。3号機爆発による大量の放射性物質が福島市に届く直前だった。

 三月中に初めて金沢に戻った時、友人が食事に連れ出してくれた。豊富な食べ物、汚染を気にすることもない。「これが普通の生活だったんだ」。涙が出た。

*ふくらむ疑問

 それから福島と金沢を行き来する。「東北新幹線で途中、マスクをするのが戦場に帰るために切り替えるスイッチ」だった。

 伝えるニュースに「これでいいのか」という疑問がふくらんでいく。例えば福島駅近くでサクランボをほおばる幼稚園児の話題。洗わないまま『おいしい』と言って食べる“安全性”のアピール。「これって放送していいの?」と思わずにいられない。

 原発報道でテレビへの信頼が失われていくのを実感する一方で「テレビが言ってんだから安全だべ」という人も。本当に福島の人たちに必要な情報を伝えているのか自問した。

 以前から熱望していた妊娠が分かったのはそんな時。「まさかこんなタイミングで」。母親として踏ん切りがついた。福島にはいられない。「命って引き継がれていくんだなと思う。これだけの犠牲があったのだから、強い子になる」。現在妊娠八カ月。男の子と分かった。

*感じる引け目

 福島で今、一番の話題は除染。「大丈夫だと思おうとしているよう。残った人はそういう精神状態になるし、メディアもその方向に進んでいくような気がする」。けれど除染にどれだけかかるのだろう。「県をなんとか維持したいという人たちの思いを感じる」

 最近の電話で知人から「日常の生活で(放射能を)気にするのにも限界がある」と聞いた。「金沢に実家のある自分は幸運。すべてを捨てて福島を離れるのは並大抵じゃない」

 半面、避難した人は引け目も感じる。取材されたくない人は金沢にも数多い。だからこそ、報道に携わった者として、経験を自分が話したい。福島のことを聞いてほしい。原発事故の反省を生かさせなければ、福島が被った犠牲の意味はないから。
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福島民友ニュース
http://www.minyu-net.com/news/menu.html

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