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« 閑話休題 【去年の今は?】 | トップページ | 4号機 燃料棒取り出しは、確かに困難だが技術的には可能だ。 »

黒船ドクトリンは嫌いだが、危険が回避できるならもっと言ってくれ!

CNNが福島第1原発の4号機の危険性を示唆している。

安全宣言より現状回復を急いでほしいものだ。

実際、4号機から燃料棒を取る為には巨大なクレーンが必要で、上から順に解体してゆくしかない。解体中の倒壊を防ぐ為に下部の強化が絶対である。さらに、放射能が飛散しないようにサーカスのテントか東京ドームのような巨大なテントで覆う必要もある。

しかも取り出した燃料を厳重に隔離する容器など、最新の設備と最高の安全を両立させて行なうのだから、費用はいくら掛かるか想像できない。

現在、その準備を東電が進めているがその作業の全貌が見えてこない。

はっきり言って不安である。

プールが壊れない方法で行なっているのか?

移動の安全は担保できているのか?

輸送先の確保はできているのか?

情報が断片しか見えないので不安が募るばかりである。

4号機の現状回復に2500億ドル(20兆円)規模というのもあながち嘘とも思えないし、もっと掛かっても不思議でない。

経済的理由から危険な方法で取り出しを強行しないことを祈りたい。

いずれにしろ、政府、東電からそういった作業の話は聞こえてこないことに苛立ちを覚えずにはいられない。

もう、この際である。

外圧を使って政治を進めるのは気にくわないが、安全には変えられない。

欧米の皆さん、自国政府に訴えて、日本に圧力を加えてくれることをお願いしたい。

当然、私達も政治家に訴えていかなければならない。

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3・11から1年:4号機警告の米専門家が語った「死者18万6000人」と「がんリスク100万件」「原状回復20兆円」
http://www.tokyo-sports.co.jp/writer.php?itemid=18635

 全米で原子炉の設計、建設、運転などに携わった原子力専門家アーニー・ガンダーセン氏の最新刊「福島第一原発――真相と展望」(集英社新書)の帯コピーでは、小欄タイトルに記したような恐ろしい警告が発せられている。
 そのガンダーセン氏が先月、出版を機に来日し記者会見に臨んだ折、政府が「冷温停止状態」を宣言している福島第1原発でどこが一番心配なのかを聞いてみた。
 「4号機がワースト(最悪)だ。ブルックヘブン米国立研究所が、燃料プールで火災が起こった場合のシミュレーションをしている。燃料プールには格納容器がない。もし(4号機も該当するマークⅠ型原子炉で)火災になった場合、18万6000人が死ぬと言われている。これは特定の場所を想定したものではなく、一般論だが」
 ガンダーセン氏は原発事故直後の昨年3月15日、日本政府より1か月も早く「事故はレベル7だ」とCNN放送で明言し、18日には同じくCNNで「核燃料の70~80%がメルトダウンしているだろう」と喝破した。3号機の爆発が、1号機と違う「穏やかな臨界爆発」だったとも指摘している。
 そのガンダーセン氏が最も気にかけているのが4号機というわけだ。
 震災発生時、4号機は定期検査で停止しており、炉心に核燃料は入っていなかった。だが、使用済み燃料プールには、通常の原子炉数個分の使用済み燃料が収まっている。しかも、一部は事故4か月前に取り出されたばかりのため高い崩壊熱を放出。使用済み燃料から発せられる核種には毒性の高いものもあると言われ、その上、爆発の影響でプールの下部構造が弱まった。東京電力は補強工事を施しているものの、「4号機はいつドサッといってもおかしくない」と作家広瀬隆氏が講演会で警鐘を鳴らしているように、崩壊への懸念が強い。
 「たとえばマグニチュード7ぐらいの地震が起こり、プールに亀裂が入ったとする。プールから水が漏れ出て、燃料が熱くなりすぎて燃えてしまう。いったん燃え始めたら、水では消せない。水をかけたら(水素が発生して)火災がかえってひどくなる」
 手がつけられないことになるというわけだ。4号機がそんな事態になれば、放射能汚染がひどくなり、1~3号機の収束作業もできなくなる恐れが強い。まさにカタストロフィーが訪れてしまう。
 京大原子炉実験所の小出裕章助教はラジオ番組で、4号機プールが最悪事態になった場合、これまで福島第1から放出された放射性物質の10倍が噴き出される可能性を指摘している。
 福島第1の地下では、直下型地震が起こる危険性もここにきて指摘された。
 「東電にとって喫緊の課題は、4号機のプールから燃料を取り出すこと。原子力業界では『向こう4年のうちに』と言われている」
 そう語るガンダーセン氏は、記者会見で被ばくリスクにも言及。
 「スリーマイル島事故の後でノースカロライナ大の先生がやったのと同じ手法で数字を出すと、向こう20年間で100万の追加的ながんが発症する可能性がある」
 これだけの被害をもたらした原発事故で、除染も含めた汚染地域の原状回復には「2500億ドルはかかるだろう」と20兆円規模になることも示唆した。

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4号機画像公開 余震での倒壊恐れ 急ピッチで解体し「燃料取り出し用カバー」設置へ
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65794007.html

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福島第一4号機、天井の巨大クレーン撤去 作業写真公開
http://www.asahi.com/national/update/0306/TKY201203060672.html
 東京電力福島第一原発4号機で、原子炉建屋上部のがれきや機器を撤去する作業が進んでいる。東電は6日、5日に実施した天井部のクレーンを撤去する作業の写真を公開した。クレーンは格納容器のふたや機器を移動させるのに使われ、けた部の重さは110トン。5日に大型クレーンを使って地上に下ろした。今後、6月末までに最上階の5階の床より上にある鉄骨や壁をすべて解体し、8月末までには格納容器のふたなども撤去する。

 4号機では、5階のプールにある使用済み燃料の取り出しが課題になっている。解体後は建屋にカバーを設置。燃料を敷地内にある共用プールに移すための設備を整備する。
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福島第一原発4号機、屋上のがれき撤去進む
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201201200491.html
 東京電力福島第一原発4号機の原子炉建屋で、屋上のがれき撤去が進んでいる。特に使用済み燃料プールのある南側では、天井から垂れ下がっている梁(はり)などが取り払われた。今後、2年以内に始まる使用済み燃料プールからの燃料取り出しに向けて、来年にも南側だけを覆う建屋カバーを取り付ける工事を始める予定だ。

 東電の松本純一・原子力・立地本部長代理は「崩れかかった柱などはないと考えて耐震性を調べた結果、4号機の建屋は今でも十分に耐震性能があると評価している」としている。
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福島原発4号機クレーン撤去 写真を公開
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/220306058.html
 福島第一原発の4号機で、核燃料や圧力容器のふたなどをつり上げる大型クレーンが撤去されました。

 4号機は事故当時、定期点検中で、核燃料はすべてプールに入れてありました。爆発の影響で建屋上部が破壊され、核燃料などをつり上げる大型クレーンは使えなくなっていました。東京電力は、作業員を建屋の中に入れるなどして撤去作業を続けてきましたが、今月5日、重さが110トンあるクレーン本体をつり下ろしました。さらに小さく解体し、放射線量に応じて保管するということです。今後は、8月末を目標に格納容器のふたも撤去し、建屋カバーの設置を始めます。使用済み燃料の取り出しは来年末を目標にしています。
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建屋カバー設置、燃料取り出しへ=クレーンで収納容器移動-福島第1・4号機
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012030701008
 東京電力福島第1原発事故で、東電は7日、4号機の使用済み燃料プールに残された燃料の取り出しに向け、専用クレーンを取り付ける建屋カバーの設置計画を経済産業省原子力安全・保安院に提出し、公表した。建屋の耐震性などが確認されれば、東電は2013年末にも燃料の取り出しを始める方針。
 同プールには、燃料集合体が1535体入っている。水中カメラによる調査の結果、同プールの視界は約5メートルで、燃料に大きな損傷は確認されなかった。(2012/03/07-21:04)
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4号機・使用済み燃料取り出しの困難さ「空気中に釣り上げたら周辺の人達が死んでしまうほどの被曝」
20120220 吉田照美ソコダイジナトコ「週刊エンター」小出裕章
http://www.youtube.com/watch?v=vsOuKxNNUO0&feature=player_embedded
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4号機建屋にカバー取り付けへ 燃料取り出しに向け
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120307/fks12030722460003-n1.htm
2012.3.7 21:58
 福島第1原発事故で東京電力は7日、4号機の燃料貯蔵プールからの燃料の取りだしに向けて、燃料を持ち上げるためのクレーンなどを備えた「燃料取り出し用カバー」を今夏ごろから建設すると発表した。取り出し作業の着手は平成25年末を目指す。

 東電によると、カバーは鉄骨製で、長さ約69メートル、幅約31メートル、高さ約53メートルの大きさ。プールを覆うように原子炉建屋に隣接させて建設する。カバーには天井クレーンと燃料取り扱い機が備え付けられ、クレーンで燃料を保管する専用容器をプール内に運び、水中で燃料を容器に入れて運び出す。

 輸送中に地震や電源喪失などのトラブルが発生しても、燃料が落下しない設計にした。また、作業員の被爆線量を低減させるため、換気装置も取り付ける。

 万が一、燃料を容器に入れる際に落とす事故が起きても、原発敷地境界の被爆線量は0.17マイクロシーベルトにとどまるという。

 4号機のプールには1~4号機の中で最多の1535本の燃料があるため、廃炉工程表では最優先の取り出しを目指している。
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燃料搬出へカバー建設 福島第1の4号機
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E5E2E69C8DE2E5E2E1E0E2E3E09180EAE2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000
2012/3/7 23:48
東京電力は7日、福島第1原発4号機の使用済み燃料プールからの燃料取り出し作業に向け、燃料をつり上げるクレーンなどを備えた「燃料取り出し用カバー」の建設作業を今年秋から始めると発表した。取り出し作業への着手は来年末を見込んでいる。

カバーは取り出し作業に伴って放射性物質が飛散するのを防ぐ目的。鉄骨構造で高さ約53メートル。原子炉建屋に隣接し、ひさしのようにプールの上に張り出した構造を持つ。燃料容器をクレーンでプール内に運び入れ、水中で燃料を詰めて運び出す。

東電は燃料の落下事故を防ぐため、カバーに高い耐震性を持たせるほか、作業中に電源を喪失しても装置がつかんだ燃料を放さない設計にするなどの安全策を講じる。

春から夏にかけて地盤の改良工事を行い、秋ごろから鉄骨などの搬入作業に入る。水素爆発で生じた建屋上部のがれき撤去は夏から秋に終了する見込み。

4号機は1~4号機の中で最多の1535本の燃料を貯蔵しており、プールの強度への不安などから取り出しが課題となっている。〔共同〕
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消えていない福島原発「最悪シナリオ」4号機水抜けで東京アウト
http://www.j-cast.com/tv/2012/03/08124733.html
2012/3/ 8 10:05

福島第一原発事故で懸念された最悪シナリオのひとつに、4号機の燃料プール問題があった。野ざらし状態で冷却できなくなった燃料プールの使用済み核燃料が溶け、膨大な放射性物質が出てくるといったものだった。

   原発再稼働論がかしましいなか、危機感を露わにするテレビ朝日社員コメンテイター兼リポーターの玉川徹は、小出裕章・京都大学原子炉実験所助教にインタビューし、原発の危険性を視聴者にリマインドしてくれた。

野ざらしの燃料プールにヒビ入っただけで…

   事故当初にくらべれば、一定の電気や水(循環)ができている――とはいえ、小出氏によれば、4号機プールの根本的な状況に変わりはない。地震などで建物やプールが壊れ、水が抜けて燃料が冷やせなくなれば、今よりも破局的な事態になるのだ。

   そうならないためには、一刻も早く燃料をプールから取り出すべきだが、本来の移動装置は壊れ、プール内にはおそらくがれきが散乱している。作業は水中で巨大な容器に入れ移すといったおおがかりなもので、年単位の時間が必要になる。

   東京電力の工程表では、取り出し作業に入れるのは来年12月(2013年)以降だという。「それまでにプールにヒビでも入って水が抜けちゃったら、東京まで含めてアウトです」(玉川)

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コメント

来年取り出しとのことですがもともとそんな技術はなくいろんな意味で希望観測です。埼玉在住の身で避難できない状態ですので悪夢です。正直もたないと思いつつ不安のストレスをためています。また最近よくニュースになる首都直下地震ですが東京から首都機能移転の口実のように思えます。演習の交通遮断、エリートの避難確保の棄民政策にも思えます。

余談ですが福島の現状を発信していたぬまゆのブログ - Yahoo!ブログ、南相馬市の黒い粉について、最初に報告した消えない夜のブログ、共に消滅しています。棄民政策進行の中で何かがおきているのかもしれません。

たぬまゆのブログ
本当にいけなくなりました。一昨日まで行けていましたから、どうしたんでしょう。

本人に問題がないのであれば、または、何らかのトラブルならまた行けるようになると思いますが、ちょっと気になります。

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