福島観光の風評被害? 汚染地図はいつになったら手に入るのだろうか?
福島F1の問題を棚上げにするとして、去年8月のディズニーランドに行けるのに、福島の観光に行けないという感覚は私には理解できない。
ディズニーランドに行けるなら、福島観光に行ってもいいのではないか?
そんな疑問が福島県民に沸き上がっても不思議ではない。
風評被害といいたい気持ちは理解できる。
しかし、福島第1原子力発電所の4号基の問題もあるので福島への旅行を勧める訳にはいかない。
ただ、放射能被爆のみを考えるなら旅行者や仕事の関係で行く方々は一時的な外部・内部被爆であり、深刻な事態には至らないと考えられる。
郡山市に住民が「1年前の二桁も下がっている」(当時の20mSvに比べて)と言った声は、まさに的を得ている。
通常の10~20倍という数値は、旅行者や一時通過者にとって気に掛けるほどではない。
しかし、やはり妊婦や幼児にはお勧めでない。
また、お花見とか屋外の飲食もお勧めできない。
福島県民の方には悪いが、花見をするのは建物の中からすることをお勧めする。
<福島県の可搬型モニタリングポストは信用できるの?>
>福島県の可搬型モニタリングポスト
http://www.r-monitor.jp/
2012年03月22日 19時20分
須賀川市役所 (須賀川市八幡町) 0.135
広野町役場 (双葉郡広野町下北迫) 0.182
川内村役場 (双葉郡川内村上川内) 0.149
会津若松市役所 (会津若松市東栄町) 0.118
びわのかげ運動公園 (南会津郡南会津町) 0.051
あづま総合運動公園 (福島市佐原) 0.327
郡山市役所 (郡山市朝日) 0.599
>【原発崩壊】“放射能汚染”の真実…人体への危険性減らず
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120314/dms1203140854005-n1.htm
郡山市役所前で測った地上1メートルの空間線量の値は毎時1・8マイクロシーベルトを超えた。一方、同じ日「民報」「民友」では、同じ地点での線量が0・6マイクロシーベルトとなっている。
>20120316 たね蒔きジャーナル「水野晶子の福島・被災地取材記」
http://www.youtube.com/watch?v=AwOHvIfdIl8&feature=related
さて、「福島県の可搬型モニタリングポスト」と【原発崩壊】上杉隆の記事とどちらの数字を信じるべきだろう。
「水野晶子の福島・被災地取材記」では、空港に着いた時点で、福島空港 0.1μSvに跳ね上がり、福島市街地では0.3μSv以上であったことをラジオで話している。
最近の福島市モニタリングポスト値(下のトレンド値)なら3/15以前は、0.2μSv以下を示しているの測定器が常に鳴るのも不思議な話である。
あづま総合運動公園 トレンド値
http://www.r-monitor.jp/hmp_trend.html
上杉隆の記事のように、公表されている数値より高い数値である可能性は否定できない。
様々角度から検討できる資料を提出しない自治体。
日本全国、すべての町・村単位で汚染マップを制作しない政府。
風評被害などという曖昧な表現でなく、行政よる非人政策ではないだろうか。
正しい情報が発信されなければ、何も解決しない。
<ディズニーランドに行けるのに、福島に行けないという不条理だ>
フライデー、「7月22号によれば、千葉県のTDL・東京ディズニーランドのゲート前で毎時0.31μSvが計測された。」という記事がある。
週刊朝日 「2011年6月24日号では、栃木の日光の地上50センチで0.30マイクロシーベルトが検出された」(6月10日の計測)
去年の夏に、ディズニーランドや日光に行って安全と考えている方は、福島観光をしても支障はないハズだ。
ディズニーランドや日光や安全で、福島は危険という考え方には賛同できない。
福島でも安全な場所はある。
東京ホットスポットより被爆の小さい福島の地域もある。数値的にいえば、南会津郡の0.051μSvはほとんど汚染されていない数値と変りがない。
ただ、政府の発表が信じられるのかと言われると自信がなくなってしまう。
何より大切なことは、福島か福島でないかという問題ではなく。
常に更新される汚染地域を把握できるようになっているかという問題である。
福島の悲劇は、この汚染マップが存在しないことにある。
<大切なことは3つ>
この大惨事を被った日本国は、この3つを用意しなければならい。
・汚染マップを誰もが手にすることができるか。
・推定の放射能備蓄値が個人で把握できる状態になっているか。
・食品の放射能測定値が表示され、誰でも自分で放射能摂取量を調整できるか。
これを整えた上で、日本はチェリノブイリの今を知る必要がある。
これから起る現実に向き合う勇気を持たなくてはならない。
調査によって何もない。被害は極小であると証明されれば、復興への道も近づくというものである。
一方、悲惨な現実が待っていると確認できたなら、その被害を最小にする道を模索しなければならない。
日本の未来は、ロシアのチェリノブイリを日本国民の大多数が知ることから始まる。
今のように不確かな情報で、安全と危険を議論することがすべての間違いである。
安易な安全に飛びつかないでほしい。
恐怖の危険に怯えないでほしい。
それが私の願いである。
・3ヶ月更新の各町・村の汚染マップを作る。
・役所・学校で放射能測定をできる装置を設置する。
・物流するすべての食品に放射能測定値を表示する。
この3つで日本は現状から打開する道が開ける。
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福島観光 春遠く 花見間近 消えぬ風評被害
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012032102000045.html
東京電力福島第一原発事故から一年が過ぎても、東北の観光地は風評被害による観光客の減少に悩まされている。福島県内では放射線量が東京より低い地域もあるのに「フクシマ」の名が国内外に負のイメージで広がっている。 (竹田佳彦)
「お客さんが戻ってきてくれるか、花見シーズンの春が正念場」。白虎隊最期の地、福島県会津若松市の飯盛山。土産物店兼食堂の支配人井関一浩さん(39)は「他の観光地で花見旅行が定着してしまうのでないか」と気をもむ。
原発事故以降、一時は観光客が十分の一に減り、廃業する土産物店も出た。登山道では今もシャッターを閉めた店が目立ち、数人の旅行者が足早に通り過ぎる。同市の観光協会によると、昨年の観光客は前年比15%減の二百三十五万人。特に県外からの小中学校の修学旅行は八百四十一校から百校に激減した。
会津若松の放射線量は毎時〇・一一マイクロシーベルトで、東京都江戸川区の〇・一三マイクロシーベルトより低い(いずれも十六日)。市が各校に説明しても「放射能汚染を心配する保護者の理解が得られない」という答えが多い。
県は昨年七月、県内で社会見学や遠足をする地元の小中学校に助成金を出す制度を新設するなど対策を取っているが、全体の減少分を補うには至っていない。
喜多方ラーメンで知られる隣接の喜多方市も、旅行者の減少にあえぐ。ラーメン店「勝っつぁん」店主、渡部勝男さん(65)は「今や街中に観光客なんて歩いてないべ」。昼に訪れていた修学旅行生の姿は消え、のれんが寒々しく揺れる。
風評被害は福島県内にとどまらない。岩手県花巻市の花巻空港は、台湾や韓国など海外からのチャーター便が昨年四月~今年二月で前年同期の三十八機から七機に減った。岩手県空港課の職員は「外国人から見れば『フクシマに近い』というだけで敬遠されてしまう」と話す。
こうした逆風をよそに、岩手県平泉町の中尊寺は、観光客が例年の年間十三万人から昨年は二十五万人に倍増。六月に世界文化遺産に登録されたことが「追い風」となった。
会津地方の観光事業者十社でつくる「風評被害対策協議会」は昨年五月、東京電力に「福島第一原発から『福島』の名前を外してほしい」と文書で要望。今も返答はない。
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福島県の可搬型モニタリングポスト
http://www.r-monitor.jp/
計 測 場 所
計測値
(μSv/h)
あづま総合運動公園 (福島市佐原) 0.327
二本松市役所 (二本松市金色) 0.648
伊達市役所保原本庁舎 (伊達市保原町) 0.432
石神生涯学習センター (南相馬市原町) 0.579
須賀川市役所 (須賀川市八幡町) 0.135
飯舘村役場 (相馬郡飯舘村伊丹沢) 0.985
白河市総合運動公園 (白河市北中川原) 0.328
会津若松市役所 (会津若松市東栄町) 0.118
びわのかげ運動公園 (南会津郡南会津町) 0.051
スポーツアリーナそうま (相馬市中村) 0.310
郡山市役所 (郡山市朝日) 0.599
広野町役場 (双葉郡広野町下北迫) 0.182
川内村役場 (双葉郡川内村上川内) 0.149
葛尾村柏原地区 (双葉郡葛尾村葛尾) 4.340
田村市常葉行政局 (田村市常葉町) 0.129
いわきの里鬼ヶ城オートキャンプ場 (いわき市川前町) 0.300
いわき市海竜の里センター (いわき市大久町) 0.264
養護老人ホーム「東風荘」 (双葉郡富岡町上手岡) 4.659
石熊公民館 (双葉町石熊八房平) 12.633
福島県浪江ひまわり荘 (双葉郡浪江町加倉) 3.458
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【原発崩壊】“放射能汚染”の真実…人体への危険性減らず
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20120314/dms1203140854005-n1.htm
2012.03.14
東京電力福島第1原発から外部に放出される放射性物質は、毎時7000万ベクレルを超えている。今年1月の話である。仮に3・11前にこの数値だったら、日本中が大騒ぎだろう。
だが、いまの日本ではこのニュースが大きく取り上げられることはない。逆に、政府は「復興支援」ばかりをうたい、マスコミは原発事故による放射能の問題は存在しないような雰囲気作りに協力している。
とりわけ、それは福島県の2つの県紙「福島民報」「福島民友」などで顕著だ。
「除染元年 うつくしま、福島」
国と同様、福島県でも行政と報道による「官報複合体」が一体となって、こうしたキャッチフレーズを駆使し、「福島の真実」から県民の目を背けようとしている。
福島での環境への放射能汚染、とりわけ人体への被曝の危険性は減っていないにも関わらずだ。
また2月、筆者が、郡山市役所前で測った地上1メートルの空間線量の値は毎時1・8マイクロシーベルトを超えた。一方、同じ日「民報」「民友」では、同じ地点での線量が0・6マイクロシーベルトとなっている。
公の発表と私の測定値が、なぜこうも違うのか。ちなみに私の使っている測定器は日立アロカ製、政府や福島医大の使っているものと同種である。
「だって、あの発表の数値は、測定前に水で地面を洗って測っているんです。違うのは当然ですよ」
地元の放送記者が種明かしをする。もはやジョージ・オーウェルの「1984年」の世界だ。
「もう、そんなことを指摘する人もいません。いくら言っても放射能がなくなるわけではないですから」
事実を伝えなくてはならない記者ですら、こうである。現実を直視する者が奇異な目で見られる-。哀しいかな、それが「福島の現実」なのである。
【訂正】3月13日発行の夕刊フジ、上杉隆氏「原発崩壊」の連載記事(2回目)で、ウォールストリート・ジャーナル記者の発言はありませんでした。削除しました。
■上杉隆(うえすぎ・たかし) メディアカンパニー「NO BORDER」代表、元ジャーナリスト。1968年、福岡県生まれ。テレビ局、衆院議員秘書、米紙東京支局記者などを経て、フリージャーナリストに。政治やメディア、震災・原発事故、ゴルフなどをテーマに活躍した。著書に「官邸崩壊」(新潮社)、共著に「報道災害【原発編】事実を伝えないメディアの大罪」(幻冬舎新書)など。社団法人自由報道協会代表。
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20120316 たね蒔きジャーナル「水野晶子の福島・被災地取材記」
http://www.youtube.com/watch?v=AwOHvIfdIl8&feature=related
・20120316 [1/2]たね蒔きジャーナル「水野晶子の福島・被災地取材記」
http://www.youtube.com/watch?v=hOaM-zmqiNo
・20120316 [2/2]たね蒔きジャーナル「水野晶子の福島・被災地取材記」
http://www.youtube.com/watch?v=ghmb5n5AYbY
福島空港 0.1μSv
福島市街地 0.3μSv以上
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ディズニーランドの放射能・放射線量@舞浜2012年1月
http://tdl-web.blogspot.jp/2012/01/201201.html
1/11 運動公園 植込み 0.21μSv/h
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ディズニーランドの放射能・放射線量
http://blog.goo.ne.jp/doraponpyon/e/49a18db7cfc85aa9300797ff26154d15
10月11日
駐車場D(ドナルド)1112番目あたり 0.11μSv/h
キャッスルフォアコート植え込み近く白い縁石 0.22μSv/h
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ディズニーランドに放射能・ホットスポット?TDLの放射線量
http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+zaiseihatan/20110708/p1
フライデー、7月22号によれば、千葉県のTDL・東京ディズニーランドのゲート前で毎時0.31マイクロシーベルトが計測されたということです。(p.14より)
使用された放射能測定器はガイガーカウンター「SOEKS」。
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オリエンタルランドの8月入場者数が過去最高に
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110830/biz11083019410032-n1.htm
東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)を運営するオリエンタルランドの上西京一郎社長は30日、産経新聞のインタビューに応じ、8月のTDLとTDSの入場者数が過去最高を更新したことを明らかにした。
入場者数の伸び率は前年同月比で2けた増を確保。上西社長は「震災で萎縮していた消費マインドが解放された」と分析した。
同社は東日本大震災の影響で、運営するTDLやTDSを一時休業。4月の営業再開以降も、入場者数が伸び悩み、4~6月期連結決算では38億円の最終赤字に転落していた。
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日光エリアにおける放射線量等について
http://www.nikko-jp.org/houshasen/
http://www.nikko-jp.org/houshasen/pdf/result.pdf
日光消防署、足尾分署、藤原消防署、湯西川分署 (平成24年3月1日~3月21日)
http://www.city.nikko.lg.jp/kankyou/gyousei/jishin/documents/1-21.pdf
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栃木県・日光市のホットスポット(日光の放射能・放射線量)
http://d.hatena.ne.jp/rakkochan/20110702/p1
【週刊朝日は0.30】
週刊朝日の2011年6月24日号では、栃木の日光の地上50センチで0.30マイクロシーベルトが検出されたと報道されています。(6月10日の計測)
【栃木県の公表値も0.30】
栃木県はHP上で日光市の放射線量測定結果を公表しています。日光の瀬川にある今市健康福祉センターでの測定値は6月28日で0.30マイクロシーベルトでした。
【3月19日は0.71】
朝日によれば、3月19日に1時間当たり0.71マイクロシーベルトが測定されていました。
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