やさしさが日本を壊す。
誰も決断しない。
政府も自治体も“ここはあぶないから逃げましょう”と言ってくれない。
むしろ、『直ちに人体に影響はない』、『20mSvまで大丈夫です』と言って逃げることを阻害した。
逃げたとしても、働く場所もない。
どこに逃げろというのだろうか?
阪神大震災で水も電気もない時の救援は感謝されたし、やっている時は必死で何も考えていない。
『お互い様』
ただ、そう思っていただけだ。
私は大阪に住んでいたので、被害は建物の一部損壊と商品など物品に限られて“大損だ!”と両手を広げるだけで済んだ。
しかし、神戸の長田区周辺はその程度では済まない。
乞食でもあるまし、救援を求め続ける。施しを受けるというのは酷くプライドを傷つけるらしく、いい気になって援助を続けていると相手も傷つけていることすら気が付かない。
本当にやっかいなモノだ。
日本人として日本政府が、または兵庫でも、神戸でも、国民の権利として、救済金や貸出金を受ける権利を与え、復活のきっかけを作ってくれないのだろうか?
そう願っていたものである。
結果はご存じの通り、「個人保証はいしません。」と突き放された訳だ。
雲仙などでは、寄付金が住民に分配されるだけで、十分と言えないモノ、そのきっかけを作る助けになった。
神戸では被災者が多すぎて、その金額に達しない。
国か自治体の援助が不可欠である。しかし、その願いは聞き届けられなかった。
“あぁ、国に見捨てられた。”
そう思ったものだ。
<すべてが“分断”された世界、放射能のことを言ってはいけない空気>
水野晶子が福島・被災地取材記を語っている。
3mSvでアラームが鳴り続ける。
放射能があるのに、誰も気に掛けない。それどころか、1年前は20mSvを越えていたと、まるで今が安全なように言っているらしい。
学校の先生は、子供達に放射能の話をするまで9ヶ月、11月まで話せなかったと言っている。
そこが危険だと思いたくないし、思わないようにしている。
そう思わなければ、生けていけない。
それが判るほど辛く感じる。
いや、私だけではないのだろう。日本人の多くがそれを感じている。
福島に放射能はない。
事故はなかった幻だった。
安全基準をクリアーしている。福島の人も食べている。全国で食べても大丈夫だ。
ガレキも基準値以内、日本全国で燃やしても大丈夫。
真実語ってはいけない。
そんな空気が日本を覆い尽くす。
東北や福島の人々を思う優しさが、そんな空気を作り出す。
そんな訳ない。
安全な訳がない。少なくとも安全と確認できるものは何もない。
『王様の耳はロバの耳』
誰か叫ばなければ、みんな知っているのに言えないでいる。
でも、目を開いてほしい。
現実を見てほしい。
現実を見れば、断崖絶壁が迫っているのが見えてくる。
現実を見れば、横にある抜け道も見てくる。
このまま、絶壁を転げて落ちて、奈落の底へみんなで行く必要もない。
今回、水野晶子の取材で1つだけ疑問が解けた。
福島や東北の人々が何故国会などに詰め寄せて救済を求めないのか?
もうすでに、彼らは心の中で分断されているのだ。
それでは、1つになって訴える行動に移れるハズもない。
偽りの世界、まるで蜃気楼のような世界に彼ら彼女らは住んでいる。
そこで言葉を発することは、私が思っている以上に重圧を感じているのかもしれない。
PS.低線量被爆の健康被害。復習になりますが載せて置きます。
テレビのアンカーなど、様々なテレビの被災地の取材がありましたが、こう言った本音の取材は中々聞けません。
本当はそう言った取材で、全国の国民の意識を変えてほしい。
意識が変れば、助かる道も見つかると思うのですが難しいですね。
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20120316 [1/2]たね蒔きジャーナル「水野晶子の福島・被災地取材記」
http://www.youtube.com/watch?v=hOaM-zmqiNo
20120316 [2/2]たね蒔きジャーナル「水野晶子の福島・被災地取材記」
http://www.youtube.com/watch?v=ghmb5n5AYbY&feature=related
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2012年1月27日 市民と科学者による内部被ばく研究会 記者会見
http://www.youtube.com/watch?v=iyE31l4dBSE&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=11qX81ijdYY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=HG1dbuRlTXU&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=AxnVrbLj6GM&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=FQQpVxl5Rz0
http://www.youtube.com/watch?v=kEosDjpAWqo
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低線量内部被曝の健康障害
http://www.youtube.com/watch?v=Tu63eOj9pTs
http://www.youtube.com/watch?v=g_fw6cPksPM
http://www.youtube.com/watch?v=lKkg-GleyPM
http://www.youtube.com/watch?v=m84Vd9JZvLk
http://www.youtube.com/watch?v=JqL09hCEvlc
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低線量放射線内部被曝による健康障害 松井英介医師
http://www.youtube.com/watch?v=5Zqg_NgD6Qg
http://www.youtube.com/watch?v=xNPiW_RSyTs
http://www.youtube.com/watch?v=NjYaV8tYd4c
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低線量内部被爆 / 癌以外の健康被害
http://www.youtube.com/watch?v=NCWib3G6b1A
http://www.youtube.com/watch?v=xiRPQgjr39w
http://www.youtube.com/watch?v=jOQ1A_q4loU
http://www.youtube.com/watch?v=gEyIJ7ysBgU
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ユーリ・バンダジェフスキー博士をご存知でしょうか。私は最近まで知らなかったのですがチェルノブイリ事故でセシウムが心臓等に影響することを調べた為に投獄されたといわれる経験をもたれるかたです。(有名な方らしいのでご存知かもしれません)現在日本に来日され、沖縄、東京、京都、東北、北海道で講演をされています。大手のマスコミは記事にせず地方の一部のみ提載されたようです。
「がれき移動は危険」 チェルノブイリ研究者が懸念
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-188554-storytopic-1.html
投稿: ショウ | 2012年3月17日 (土) 20時05分
ユーリ・バンダジェフスキー博士
知っております。ヨーロッパ、リスク委員会の方で、以前20ベクレルでも危ないと警告されています。
「牛乳は安全か?」で紹介させて頂きました。
来日も当然しており、たかじんのそこまでいって委員会にゲストに呼ぶようにメールを送っております。
目に止まるといいのですがあまり期待しておりません。
なんと言ってもテレビの効果は絶大です。
また、たかじんのメンバーで宮崎氏以外がガレキ受け入れ容認派なので、この風潮も覆したいです。
容認派でもいいですよ。万全の準備(放射能の飛散させない)の上でという条件付きなら私も反対しませんが、現在のところ、福島東北がかわいそうとか、そのくらいなら安全とか、痛みを分かち合うという曖昧な理由で賛成しているのが許せません。
ユーリ・バンダジェフスキー博士は、おそらくテレビからの依頼はないと思われます。
HNKだけでも取り上げてくれるとうれしいのですが?
>牛乳は安全か? 今の基準ではまだ危険、基準のあり方を考えたい。
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-23bc.html
福島の子どもの心臓発作について クリス・バズビー博士
http://www.youtube.com/watch?feature=youtu.be&hl=en&v=oqiPZ39ljjw&gl=US
投稿: (管理人)donnat | 2012年3月18日 (日) 07時59分