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再び海洋投棄を考えている東電、君達は何を考えているのか?

何度も何度も言っているが、原発事故から1週間、それ以降は何ら進展はしていない。
(私がそれを知ったのは3ヶ月後のだが・・・)

・落ちた原子炉の燃料はどこにあるか判らない。

 

・冷却水は貯まってゆく。

 

・地下水は湧いてくる。

 

・津波対策はできていない。

 

・職員・作業員の被爆は上がってゆく。

 

・放射能の外部流失は止まらない。

 

・地下への放射能汚染も進行中である。

ざっと現場の問題点は変っていない。外部の除染を上げるとキリがない。
福島第一原子力発電所(1F)の職員・作業員の賢明な努力のお陰でそのレベルは若干改善はしているが、根本から解決は手付かずである。

否、現場では無理であろう。

循環器系が多少改善しても、そこにあるのは高い放射能である。

おそらく放出したいと言っているのは湧き水の低濃度汚染水と思われる。しかし、貯蔵タンクのことを引き合い出していることから将来的に高濃度の汚染水も海に流したいと考えていることは明白である。

タンクの設置場所、タンクの経費も馬鹿にならない。

海に流せば、その経費がなくなるとか考える馬鹿いてもいたしかない。

ゴルフ場のセシウムは東電の持ち物ではないと言っている。

当然、福島(1F)で製造され続ける放射能物質も東電の持ち物でないと考えているのだろう。

しかし、一般人から考えると冗談ではない。

野田総理以下大臣と高級官僚のみなさんと東電幹部のみなさんが、先頃漏水した処理済みのお水を1年間飲み続けれるとでもいうのなら考えを改めるが、海洋投棄規制条約ができた1972年以前ならともかく、現時点でその案を実行するのは正気の沙汰ではない。

東電は日本を世界の敵に仕立てるつもりでもあるのだろうか?

PS.勝谷誠彦のように「代案を出せ!」と言わないように、私は福島(1F)の周辺3kmから5kmを買い取って、石棺ブロックに半固形化して半永久的にレクイエム化をすることを言っている。しかも海上も埋め立てるので大量の土砂や瓦礫が必要になる。感のいい人はどこから瓦礫を持ってくるかお解りだろう。

放射能物質を処理し、除染の残土を処理し、瓦礫の搬送先を決め、津波の抜本的な対策になり、うす状の地形は外部への放射能流出を最小限に抑えてくれる。一石数鳥の案である。

その他にも地下ダムやドーム構想を述べたような記憶もある。

現代の技術を駆使するならば、放射能を無力化できないまでも、完全に遮蔽する程度は可能なのである。それをしないのは単に経済的な問題と政府等の発想力の欠如である。

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海洋放出、計画盛り込まず=東電「断念せず検討続ける」―処理後の汚染水・福島第1
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jiji-09X321/1.htm
2011年12月9日(金)0時28分配信 時事通信
東京電力は8日夜、福島第1原発の中期的な施設運営計画を、経済産業省原子力安全・保安院に提出した。漁業団体から抗議を受けていた汚染水の海洋放出は計画に盛り込まなかった。断念ではなく、検討中としている。
 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は同日夜に記者会見し、海洋放出について「現時点では意思決定ができていない。さまざまなご意見を踏まえながら検討を進める」と説明。運営計画の再提出の際に、海洋放出を盛り込む可能性を否定しなかった。
 その上で「大きな方針はあくまで敷地内での再利用と保管。原子炉への注水に使うほか、構内での散水という仕方もある」と強調。一方で「半永久的にタンクを作るのは不可能。海洋放出もオプションとして考えていた」と述べ、直前まで計画に盛り込む方針だったことも認めた。 

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粉ミルク3か月ごと検査、結果公表…厚労省方針
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20111209-00068/1.htm
2011年12月9日(金)3時5分配信 読売新聞
 食品大手「明治」の缶入り粉ミルク「明治ステップ(850グラム入り)」から最高で1キロ・グラムあたり30・8ベクレルの放射性セシウムが検出された問題を受け、厚生労働省は市販されている粉ミルクをほぼ3か月ごとに検査し、結果を公表する方針を固めた。

 7~8月に25商品を調べていずれも検出されなかったが、その後の検査頻度は明確になっていなかった。ベビーフードについても同様に対応する。

 食品安全に詳しい唐木英明・倉敷芸術科学大学長は、「今の牛乳・乳製品の暫定規制値(1キロ・グラムあたり200ベクレル)と比べてもかなり低く、仮に1缶の中身をまるまる飲んだとしても放射線量はわずかにとどまる。乳児が飲んでも問題がない量と言える」としている。
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東電、料金10%値上げを検討
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2011120801001933/1.htm
2011年12月9日(金)2時22分配信 共同通信
東京電力が電気料金を早ければ2012年秋から時限的に10%値上げする検討に入ったことが8日、分かった。停止中の柏崎刈羽原発(新潟県)も13年春から順次、再稼働を目指す。公的資金による支援を受けても再び経営が悪化し、原発事故の被害者への賠償に支障が出る恐れがあるためで、12年3月をめどに策定する総合特別事業計画に盛り込みたい考えだ。
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汚染度を隠されていた飯舘村 安全を主張する講演も開催されていた
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/spa-20111121-05/1.htm
(SPA! 2011年11月8日号掲載) 2011年11月21日(月)配信
【飯舘村に総額3224億円の除染計画】

飯舘村は9月28日、総額3224億円の除染計画を公表。住環境は約2年、農地は約5年、森林は約20年で除染を終えるとしている。住宅の追加被曝線量を1mSv/年以下に、農地の土壌中のセシウム濃度を1000Bq/kg以下に抑えることを目標としている。

◆原発の恩恵を受けなかった飯舘村 村民自ら復興への道を刻む 

雨樋の下に放射線計測器を近づけてみると、一気に数値があがって100μSv/hを超えた。

「このあたりの家で測れば、どこもそのくらいは出ますよ」と、佐藤健太さん(29歳)は語る。

ここは福島県飯舘村にある佐藤さんの自宅。飯舘村は原発30km圏外でありながら汚染度が高く、現在は「計画的避難区域」となっている。多くの住民は南相馬市や福島市などの近隣自治体に一時避難中で、佐藤さんも福島市内に避難している。 村内の9社が事業継続の許可をとっていて、従業員を通勤させている。従業員の多くは南相馬市や福島市などバラバラの避難先から、自動車で1時間ほどかけて通勤している。

計測していると、3匹の大型犬がまとわりついてきた。

「猪狩り用の猟犬です。全部で5匹いるのですが、避難先には連れて行けなくて……。仕方なくここに置いてきています。彼らは人間よりも地面に近い場所で生活していて、地面を舐めたり、寝そべったりもする。どれだけ被曝しているか心配です」

空間線量は4μSv/hほど。首都圏であれば大騒ぎになるレベルだ。自宅近くには、父親が経営する消波ブロック製造工場がある。佐藤さんは、原発事故が起きるまでこの工場で働いていた。

「自動車が大好きで、20代のうちにポルシェ911カレラを買って、ロードレースに出るのが夢だったんです。今はまだ仕事も見つかりませんし、そのために貯めていた貯金を切り崩して生活している状態です」

飯舘村に大量の放射性物質が降り積もったのは3月15日。福島第一原発で3度目の爆発があった日だ。このとき、飯舘村や福島市など、原発北西部に向かって汚染が急激に広がった。

「政府はその時点で飯舘がひどく汚染されているとわかっていました。でも、飯舘の住民に避難を求めると発表したのはそれから約1か月後の4月11日。それまで、その事実を隠していた(細野豪志首相補佐官は「国民がパニックになることを懸念した」と説明)どころか、高村昇さんという長崎大学の教授が来て『現在の数値は安全です。マスクをしなくても、子供を外で遊ばせても問題ありません』と講演をしていきました。偉い先生が言うんだから安全だ、避難しなくても大丈夫だ、と村民は思ってしまったのです。あの講演は一体何だったのでしょうか」

京都大学の今中哲二助教の調査によると、3月15日に飯舘村の南部で約200μSv/hという非常に高い値を計測している。

 佐藤さんの家から少し東に向かうと、文部科学省の調査で土壌から0.82Bq/kgのプルトニウムが検出された地点があるという。早速その場所に向かってみた。

その途中で、文部科学省の調査チームに遭遇した。3人体制で放射線の計測をしているようだった。

尋ねると、「1週間に1回調査している」とのこと。飯舘村内には30か所の計測ポイントがあるらしい。気になったのは、調査員の方々がマスクも着けず、素手で地面を触りながら計測しているということだ。「ただちに健康に影響が出るレベルではない」という建前があるからかもしれないが、とても心配になった。

⇒「健康被害の補償なし 自ら復興への道を刻む飯舘村」に続く

取材・文/北村土龍 撮影/田中裕司

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