2021年11月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ

« 警告!原発の下に危険な活断層 <以前から断層の上に立っているでしょう。今更!? | トップページ | 金正日総書記の死去 拉致解決に道はあるのか? »

原発事故「収束」宣言・・・

開いた口が塞がらない。

野田総理は「事故は収束した」と何度も言っているが、何を持って収束したかは言っていない。野田総理の話の中に「冷温停状態」が何度も出てくるが、これは収束を意味するものではない。

「冷温停止状態」とは、東電が作った造語で“原子力の底が抜けて、下はどうなっているか判らないが、とにかく燃料のないかもしれない原子炉は100°以下になりました。”という意味だ。

当然のことながら東電では、「冷温停止状態」=“原子炉の安全確保”と言っていない。

では、何を持って「収束宣言」としたのだろうか?

当然、記者の質問には答えていない。

大本営発表とは、このことだろう。

<福島第一原子力発電所>

安全宣言などせずに、「収束した模様」程度の宣言を行ない。「ステップ2からステップ3へ移行します。」とでも言っておけば良かった。

判らないことは判らない。

素直に認めた上で、次の課題へ移行するのが一番正しい選択である。

しかし、次のステップには幾つも欠陥と不備がありありと残っている。

・地下に流出した放射能汚染水問題

・地下からの湧水

・循環システムの本格施設の設置問題

・津波対策の問題

・大気への放射能流出問題

細かいことを抜きにしても5つは大きな問題を抱えている。目処すら発表していない状態で「収束宣言」とは恐れ入る。

・地下に流出した放射能汚染水問題
・地下からの湧水
この二つは地下ダムを本格的に行なえば回避できるが、地下ダムの費用がないとか言って着工の目処が立っていない。
特に、湧水は1日当たり200t以上あり、東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「処理水が必要以上にたまり、敷地内のタンクの増設にも限界がある」と言っている。しかし、「法廷規則に則って」と言っていない以上は賛成できない。東電は低濃度の放射能性汚染水(高濃度の汚染水)を海に放流した実行犯なのだから、処理した水などという表現で誤魔化される訳にはいかない

・循環システムの本格施設の設置問題
現在稼働しているのは仮設の循環施設である。しかし、本格的な循環施設を作る予定はない。耐震とか、津波対策などやっていないと思われるので実に不安だ。
また、1日当たり注入している水の量が約570t(9月19日時点)であり、循環で処理している処理水が1日当たり1200t/日である。淡水化装置によって240t/日の処理水が気化するとして、960t/日が仮設タンクに移される。
理屈で言えば、処理水390t/日、湧水200t/日が合計590t/日が蓄積されてゆく。一方、原子炉建屋内の貯まった水は630t/日づつ減っている計算になる。地下に流出している分を合わせると水位が下がって行かなければならない。
私が総理なら水位が十分に下がった時点を収束宣言の基準にする。少なくとも1年くらいは先の話になるが・・・。

・津波対策の問題
スマトラ島沖地震において、同規模の地震が何度か起きている。この経験を元に考えれば、耐震と津波対策が早急の課題なのだが、海岸にお情け程度の防波堤を設置しただけで本格的な堤防はいつ施工されるか判らない。
運良く、地震は起っていないことに感謝するしかない。
もし、起れば、これも人災というべきだろう。

・大気への放射能流出問題
汚染が酷すぎてあまり報道されないが、今でも福島から放射能は放出され続けている。1号機の外壁補修養生はほぼ終わったか、完成したようだが、2~4号機は手付かずのままである。今もなお、気化した放射能物質を垂れ流している。
燃料プールの問題も兼ねて、どう処理するかは示されていない。
(総量、原子力安全・保安院は37万テラベクレル、原子力安全委員会は63万テラベクレル)

ざっと上げただけでもこれだけある。

国民の生活に興味がないから消費税の増税も言えるし、被災地に興味がないから場当たり的な対応になり、福島の原発・放射能問題に興味がないから言えると思われる。
総理が変るたびに劣化してゆくこの党はいったい何なのだろう?

管直人は自分で再評価されるときが来ると言っているが、自分より酷い総理がいるとでも言いたいのだろうか。

野田総理は、
その内に、
「俺を変えるともっと酷い総理がでるぞ!」
そんな台詞は吐くようになるかもしれない。

------------○------------
野田首相が原発事故「収束」宣言 記者から「違和感」指摘する声
http://www.j-cast.com/2011/12/16116749.html
2011/12/16 19:42         
野田佳彦首相は2011年12月16日夕方に開いた記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の1~3号機の原子炉が「冷温停止状態」を達成し、事故収束に向けた工程表の「ステップ2」を達成したと発表した。

「安定を目指す段階から廃炉を目指す段階に移行する」

(後略)
------------○------------
作業員「政府ウソばかり」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011121702000035.html
2011年12月17日 朝刊

「冷温停止状態」を通り越し「事故収束」にまで踏み込んだ首相発言に、福島第一原発の現場で働く作業員たちからは、「言っている意味が理解できない」「ろくに建屋にも入れず、どう核燃料を取り出すかも分からないのに」などと、あきれと憤りの入り交じった声が上がった。

 作業を終え、首相会見をテレビで見た男性作業員は「俺は日本語の意味がわからなくなったのか。言っていることがわからない。毎日見ている原発の状態からみてあり得ない。これから何十年もかかるのに、何を焦って年内にこだわったのか」とあきれ返った。

 汚染水の浄化システムを担当してきた作業員は「本当かよ、と思った。収束のわけがない。今は大量の汚染水を生みだしながら、核燃料を冷やしているから温度が保たれているだけ。安定状態とは程遠い」と話した。

 ベテラン作業員も「どう理解していいのか分からない。収束作業はこれから。今も被ばくと闘いながら作業をしている」。

 原子炉が冷えたとはいえ、そのシステムは応急処置的なもの。このベテランは「また地震が起きたり、冷やせなくなったら終わり。核燃料が取り出せる状況でもない。大量のゴミはどうするのか。状況を軽く見ているとしか思えない」と憤った。

 別の作業員も「政府はウソばっかりだ。誰が核燃料を取り出しに行くのか。被害は甚大なのに、たいしたことないように言って。本当の状況をなぜ言わないのか」と話した。

« 警告!原発の下に危険な活断層 <以前から断層の上に立っているでしょう。今更!? | トップページ | 金正日総書記の死去 拉致解決に道はあるのか? »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 原発事故「収束」宣言・・・:

« 警告!原発の下に危険な活断層 <以前から断層の上に立っているでしょう。今更!? | トップページ | 金正日総書記の死去 拉致解決に道はあるのか? »