驚き! 何を今更!? 福島原発の放射性物質、10日で地球一周と推定 半分以上は海に落下 気象研
情報のギャップというものを改めて感じてしまう。
4月にドイツや米国の情報から地球の放射能汚染をシュミレートした結果が次々と報道されていた。
ネット、または、一部の新聞では報道されていたが、テレビはワイドシュー番組の一部のみ、気象庁気象研究所から正式発表があったのは今回が初めてである。
放射能の拡散は常識と言っても過言でない。
福島から出た放射能は偏西風に乗って東へ、その一部は北上しシベリアを迂回して6日ぐらいでモンゴル・朝鮮を経由して日本に再飛来。東周りはロサンゼルス、ロンドンを経由して10日間ぐらいで日本に再飛来するというのは8ヶ月前の情報である。
当時、放射能の拡散を計算した放射能予報を発するように、気象庁に頼んだ方々が多くいたが、結局実現されることはなかった。
今でも福島から毎時1億ベクレルの放射能が流出しており、放射能予報をすることに意味があるのだが、すでに飛散した放射能があまりにも膨大な量の為に、空から追加で降ってくる量を凌駕している。
福島の放射能流出問題が解決したと勘違いしている方々が大多数であることは非常に不安である。
小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)曰く、1億ベクレルという放射能は一生涯掛けても自分の様な研究所では放出されないほど危険な量だそうだ。
3月11日以前なら、所長以下職員全員が放射線管理法違反で逮捕される流出量である。それが無視できるほど汚染されている世界ということを改めて再確認してもらいたい。
世界標準で3日くらいで速報されているシュミレーションを日本の気象庁では8ヶ月も掛かるらしい。これが初めての正式発表ということに目眩を感じた。
九州だから安全?
四国、中国、近畿は関係ない。全国で放射能の測定を行なった方がいい。
しかし、政府がこんな状態だから自分達で行なう必要があるかもしれない。
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放射性物質、海に半分以上 約10日で地球一周、気象研
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011111601000947.html
東京電力福島第1原発事故で大気中に放出された放射性物質は太平洋を横断して約10日でほぼ地球を一周し、その結果として半分以上が海洋に落下したとするシミュレーション結果を、気象庁気象研究所(茨城県つくば市)などの研究チームが16日までにまとめた。
放射性物質のうち、特に放射性セシウムは4月までに70~80%が海に落ち、陸地に降ったセシウムは3割程度と推定されるという。
チームの田中泰宙・気象研主任研究官は「福島原発は日本の東の端にあり、3~4月は偏西風で運ばれるため陸地に落ちる量は少なめで済んだ。しかし海洋はその分、汚染されたはずだ」としている。
2011/11/16 20:19 【共同通信】
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福島原発の放射性物質、10日で地球一周と推定 半分以上は海に落下 気象研
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E3E4E2E1988DE3E4E3E3E0E2E3E39180EAE2E2E2
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私は埼玉在住なので深刻に受け止め情報を集めています。また政府、自治体は信用できないと多くの方が民間で活発に情報収集をしています。ご存知かもしれませんが放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログというところが有名でしょうか。首都圏、東北は汚染が深刻、西日本への疎開を呼びかけていらっしゃいます。西日本にも放射能は来ているものの土壌の汚染は比べ物にならないと言うのが理由のようです。
投稿: ショウ | 2011年11月18日 (金) 18時19分