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東北新米出荷相次ぐ、放射能汚染米は誰に当たるのか?

何の保障も受けられないなら、農家は作物を売る。
自分たちで食べる人もいるだろうが、怖くて食べれないという農家もいるだろう。

当時のソビエトでは飼料米として売られたらしい。
あのソビエトですら、決して人間に売るなどという危険なことはしていない。
特に今年は放射能が拡散した年だ。
もっと危険な作物である。今年の作物は検査対象として、来年以降の出荷を考えるのが普通の考え方なのだろう。

郡山を始めとし、本宮、大玉、天栄、金山と相次いで出荷が行なわれている。
茨城や群馬の野菜も全国に出荷中だ。

暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を下回っているので、合法な商品である。
しかし、その商品を食べて、癌や白血病や心臓病にならないとは限らない。

『安全な食品を家庭に!』

こんなキャッチフレーズは過去のものだ。

『どうか死なないで!』

このキャッチフレーズを送りたい。決して農家が悪い訳でないので責めることができない。
物が売れなければ、農家も首を吊らなければいけなくなる。

例えるなら、人を刺しても死ななければ、傷害罪にも、傷害致死罪にも当たらない法律を作る。
これで日本の殺人は劇的に減少する。
いつ路上で刺される判らない国になっても、死亡数以外は事件にカウントされない。
これで安全な国だと言っているのだから、笑いしかでない。

全国で測定機材を揃えるにも時間が掛かるだろう。
体制の変更も大変費用を要する。
暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を非難するつもりはないが、半永久的にこのレベルだというのなら、国自身が国民を殺す殺人罪である。
来年、または、3年以内に基準値を下げるという発表くらいはしてもらいたいものだ。

後、定量下限値という言葉で、『不検出』という表現も変えてもらいたい。
現在のお米は多数の県が40ベクレルを下限値に設定している。
39ベクレルでも『不検出』と言えるのだ。
1ベクレル、0.1ベクレルまで測定できる機材もある。
どの県も40ベクレルと言えば、詐欺的行為を疑われる。
安全と思うなら、1ベクレルでも、39ベクレルでもすべて表示しようというのが良心というものだ。

------------○------------
本宮、大玉、天栄、金山で一般米の出荷可能
http://www.minyu-net.com/news/news/1002/news6.html

県は1日、7市町村で収穫された一般米の本調査で、検査した全68点がいずれも国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を下回ったと発表した。
 県は、7市町村のうち本宮、大玉、天栄、金山の4市町村について結果が出そろい全てで安全性が確認されたとして、出荷可能とした。
 今回、セシウムが検出されたのは20点。最大値は福島市(旧水原村)で104ベクレルだった。ただ、全点で県が定めた一定水準(200ベクレル)を下回った。
(2011年10月2日 福島民友ニュース)

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コメント

ご存知かもしれませんが暫定基準値500ベクレルに対してこういう見解をなさっている方がいます。

東北文教大松田浩平教授:国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争時の食物の汚染。

【食料生産者の皆さんへ】国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限です。もしも放射性セシウム137が500Bq /Kgも含まれた食品を3年食べたら致死量に達します。全てが基準値ぎりぎりではないとしても重複内部被曝を考えれば政府の暫定基準値では10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被曝する可能性が95%を超えます。つまり暫定基準500Bq/Kg未満で安全宣言すると言うことは、その食品を食べた人が 10年後に半数は死亡してもかまわないと言っているのと同じだと言うことを忘れないでください。

東電は出荷しない分は保証しない、出荷して不評被害を受けた分は保証するということを聞いたことがあります。福島をはじめ農家等は罪悪感を感じながらも出荷せずにはいられないのでしょう。難解な賠償手続きの書類、黒塗りで出した手順書、是非東電は解体して欲しいですが金をいろんなところにばらまいているので難しいのかもしれません。

追記、500Bq/Kgでやむを得ず食べる場合の期間は3ヶ月とされています。全面核戦争で食べ物がない場合の基準が規定の2倍の期間も放置されています。

ショウさん、こんにちは

>500Bq/Kgは全面核戦争時の食物の汚染
>500Bq/Kgでやむを得ず食べる場合の期間は3ヶ月とされています。

この話は知りませんでした。

ただ、500Bq/Kgが酷い基準であることは間違いありません。
何度も同じことを書いておりますが、成人男子、特に宇宙飛行士等が100mSvを越える放射線に対して抵抗力があることは事実であります。
しかし、それを基準に10mSvを安全として、その半分5mSvを基準に算定し、暫定基準値500Bq/Kgにするのはあまりにも暴挙です。

内部被曝による被害の報告書をすべて無視しているのですから、日本政府は都合の悪いことは見ないことに徹底しております。

本当に内部被曝でも、100mSvに対して抵抗力があればいいのですが、無かった最悪の場合はどう責任を取るつもりなのでしょうか?

国家仕事はリクス管理です。

国民によりリスクの少ない選択を用意するのが、政府の仕事です。

今、除染という作業が報道されておりますが、その横に子供が住んでいることに驚きを隠せません。

5・10年後に、どうか私が予測している悲惨な状況になっていないことを願うばかりです。

国の人口の半分が死滅しているとは思いませんが、近未来の半数の子供達が心臓病やその他の病気を持っていないことを願っております。


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