福島第1原子力発電所、地下水汚染の海水汚染タイムリミット!? もうそろそろ危ないかも???
実際のところはよく判らない。
メルトスルーはどこまで逝っているのか?
注入した真水はどこに消えているのか? 大気なのか? 地下なのか?
東電もそれを発表する気がないので判るハズもない。
海水汚染が今のところ鎮静化している。
それが事実とすれば、メルトスルーでコンクリートを突き破っていないと私は推測している。
コンクリートを突き破っていれば、もっと速い段階で海水汚染濃度が急上昇し、原子力建屋やタービン建屋並みの汚染濃度の海水汚染が進んでいるからだ。
その理由は海と建築物の距離である。
建築物はどんな建築物でも地盤の緩みが生ずる。つまり、地盤と建築物の間に隙間が出来ている。それは蟻の巣のようなミミズが張ったような隙間だ。
それゆえにその隙間を埋めた方が耐震力が回復するので、建造物の地盤改良工事などが行われることもある。
1号機の営業運転開始日1971年3月から40年経っている構造物の地盤には、おそらく多くの隙間が生まれていることだろう。
海岸まで200mもない構造物で、メルトスルーでコンクリートを突き破っているとすると、大量の汚染水は一気に拡散し、海岸まで達していると思われるからだ。ただし、1つだけ例外が考えれる。それは構造物の地盤に巨大な空洞が出来ている場合だ。新幹線や高速道路などでよく見られる現象で、構造物の重量と振動で地盤が絞め固められて、巨大な空洞が形成されることがある。その場合、消えた汚染水がどこにいったかという回答にもなる。しかし、振動幸蔵物でない原子力建屋にそんな巨大な空洞が発生しているだろうか?
調べてみたない限り答えは見つかりそうもない。
いずれにしろ、浸透速度から考えて限界に近付いていると思われる。
福島原発の周辺の地層は判らないなうが、福島低地全域で砂質土や粘性土を混在する軟弱地盤が形成されている。
下の表は浸透速度を見てもらえば判ると思うが、シルクと粘土の中間当たりの浸透速度と考えて間違いないだろう。
浸透速度 秒速 1日当たり距離 4ヵ月当たりの距離
礫 0.5cm/s 430m 51,600m
砂礫 0.1cm/s 86m 10,320m
細砂 0.02cm/s 17m 2,073m
シルク 0.003cm/s 2.59m 311m
粘土(細かい砂)0.001cm/s 0.86m 103m
粘土層 0.00001cm/s 0.0086m 1m
シルクと粘土の中間当たりの浸透速度ということは、約200mに当たる。
地震などで亀裂が入っている建屋から地下に浸透したと考えて、そろそろ海岸部に達しそうだ。本格的な海水汚染が始まろうとしている。
なお、地下20~30m当たりに粘土層があるらしいことから当面の間、深層部への汚染は心配する必要はない。
テレビなどで福島原発付近の汚染濃度が上がる報道があれば、始まったと考えることができそうだ。
対策として、本格的な地下ダムの前に地盤改良工事を行うことをお勧めする。
この工事を行っておけば、粘土層並みとはいかないが、相当の浸透率を下げることができる。
工法として、
「二重管ダブルパッカ注入工法(溶液型)」が最適でしょう。工事工期も短く速攻で効果が期待できます。
ただし、効果は短期間であり、本格的な地下ダム工事までの繋ぎ工事です。
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遮水壁=地下ダム費用公表せず:債務超過懸念で先送り
http://www.youtube.com/watch?hl=en&v=IPXD_zpeITM&gl=US
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メルトスルー:放射性物質が地下水脈に接触の可能性:佐藤暁
http://www.youtube.com/watch?v=t3JI0vuIjdg&feature=related
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福島県の地形・地盤
http://www.jiban.co.jp/tips/kihon/ground/prefecture/fukushima.htm
低地
河川流域の氾濫原や盆地、太平洋岸の海岸低地および各開析低地(谷)などに細分される。基盤岩の上位に、砂質土や粘性土を混在する軟弱地盤が形成されていることが多く、各地形の地質構造や形成年代などにより、軟弱層の層厚や状態は大きく異なる。概ね主要河川(とその支流)流域の谷地・平野や盆地の中心部、海岸地域では軟弱層が厚く発達する傾向にあり、中~上流部では泥砂や礫または礫主体の構成となる。
住宅地盤を想定すると、軟弱層の層厚や状態および締まった地層の分布深度や均質性などを十分に把握することが必須であり、基礎形式の選定は慎重に行う必要がある。
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放射能対策、「地下水」を忘れてないか
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20110411/219395/?ST=print
郡山といわきは「深井戸」整備を――産総研がシミュレーション
2011年4月13日 水曜日松村 伸二
分水嶺と規制区域の境界がほぼ一致
産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の地下水研究グループは今回の大震災を受け、原発の放射能漏れ問題を抱える福島県を中心に、普段は人の目に触れることのない地下水の流れ方をシミュレーションした。
地下水の流れも、河川などと同様に地形の高いところから低い方へ流れる。福島原発を中心に考えた場合、阿武隈高地から太平洋に向けて傾斜があるため、地下水の多くは海の方向へ流れていくわけだ。
福島原発は海岸付近に位置しているうえ、建設地盤の段丘堆積物の中を地下水が透過する速さは1日当たり1センチメートルと、さらに深い地層よりも相対的に速いという。このため、原発施設に近く、大気中の放射性物質の濃度が高い地域の地下水の放射能汚染が広域まで広がる可能性は低いという。
.
気がかりなのは、水の流れの起点となる、いわゆる「分水嶺」である阿武隈高地の山頂付近が、政府が定めた「屋内退避指示区域(半径20~30キロメートル圏)」の外周とほぼ一致することだ。空中を舞う放射性物質が降雨で地下にしみ込み、比較的浅い場所にある地下水に影響を及ぼすリスクが考えられる。
特に、制限区域の境界地点での、地下水が流れる方向は要注意だ。およそ北半分の境界では原発に向かって内向きの流れがある。このため、制限区域内の地下水が外側に流出する可能性は低く、中通りの北側に位置する福島市につながる地下水への影響は考えにくいという。
一方、半円の南半分にある境界では、外向きの流れが確認された。相対的に高い濃度の放射性物質が制限区域外に流出する可能性があるわけだ。この外向きの流れの先には、都市人口が福島で1位と2位を占めるいわき市と郡山市が位置する。こうした区域外に地下水が拡散する時間を推定するためのシミュレーションなど、今後、より広範囲での検証が求められる。
深さ20~30メートルに浸透を防ぐ粘土層
地下水研究グループ長の丸井敦尚氏によると、「東北の太平洋側の平野部には共通して、深さ20~30メートルのところに、厚さ2~3メートルの粘土層があり、これより下の地層には表層の水が浸透しにくい」という。
このため、放射性物質の濃度が比較的高い地下水の混入が心配される地域では、「表層汚染の影響が小さい『深井戸』を整備するなど、万が一の水源汚染に備える必要がある」と指摘する。同グループは今回のシミュレーションを基に、今後は必要に応じて現地に赴き、実地調査や掘削手法の検証を進める予定だ。
実際の放射性物質の拡散の仕方は地下水の流動だけでなく、大気の流れを左右する風向き、海水流など、時々刻々と変化する様々な自然環境に大きく影響されるのは言うまでもない。政府は現在、原発からの距離だけで規制区域を一義的に設定しているようだ。丸井氏は「今後は地下水の流れ方など総合的な知見を基に、モニタリングポイントを設定するといった新たな対応に取り組むべきだ」と警鐘を鳴らす。
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二重管ダブルパッカ注入工法
http://www.jafec.co.jp/solution/improvement/double.php
φ100mm程度の孔径にて所定深度まで削孔を行い、注入をおこなうためのマンシェットチューブを建て込み一次注入材料懸濁型(セメント+ベントナイト溶液)・二次注入材溶液型(緩結型又は長結型)の材料を用い、低吐出(6リットル/分~10リットル/分)で注入する事により浸透固結させる工法である。 注入ピッチは33cm毎で、細かい注入範囲で改良が行えるとともに、マンシェットチューブ周囲はスリーブ材(セメント+ベントナイト溶液)で充填する為、マンシェットチューブ周囲からの注入材漏出がなく、確実に対象地盤の改良が行えます。
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こんばんは。tetsuです。donnatさんの心配拝見しました。中国での四川の洪水も大惨事のようです。
汚染水処理は所望の能力に程遠い状態でやっているようですね。地下水脈へ漏れていたら心配ですね。ボーリングしてpH計、電気伝導度計などで地下水の変化を測定すれば、実態はもう少しわかるのではと思いますが。
数週間前の約11トンの汚染水が増えていない?ようでオーバーフローはしていないと想われますが、400トン/hi日発生する訳ですから、タンクがどんどん増えているようですね。蒸発したミストも依然として出ているのでしょうが、・・・。低温冷却後どうするのでしょうか?1基いくらなんでしょうか?
きれいにして、かなり離れた地域に寝た子を起こさぬように捨てるぐらいRO処理と濃縮水を蒸発設備を各炉に早く増強すれば、台風、豪雨でも安心できると思いますが・・・。スラッジなど増えるでしょうね?大雨が降ったら大変だですね。また、お邪魔します。
投稿: tetsu | 2011年7月 9日 (土) 22時30分
こんばんは。tetsuです。donnatさんの記事拝見しました。
汚染水処理は所望の能力に程遠い状態でやっているようですね。地下水脈へ漏れていたら心配ですね。ボーリングしてpH計、電気伝導度計などで地下水の変化を測定すれば、実態はもう少しわかるのではと思いますが。
数週間前の約11トンの汚染水が増えていない?ようでオーバーフローはしていないと想われますが、400トン/日発生する訳ですから、タンクがどんどん増えているようですね。蒸発したミストも依然として出ているのでしょうが、・・・。低温冷却後どうするのでしょうか?1基いくらなんでしょうか?
きれいにして、かなり離れた地域に寝た子を起こさぬように捨てることができるように、RO処理と濃縮水を蒸発設備を各炉にもっと早く増強すれば、台風、豪雨でも安心できると思いますが・・・。スラッジなど増えるでしょうね?大雨が降ったら大変だですね。また、お邪魔します。
投稿: tetsu | 2011年7月 9日 (土) 22時33分
こんばんは。tetsuです。donnatさんの記事拝見しました。
汚染水処理は所望の能力に程遠い状態でやっているようですね。地下水脈へ漏れていたら心配ですね。ボーリングしてpH計、電気伝導度計などで地下水の変化を測定すれば、実態はもう少しわかるのではと思いますが・・・。
数週間前の約11トンの汚染水が増えていない?ようでオーバーフローはしていないと想われますが、400トン/日発生する訳ですから、タンクがどんどん増えているようですね。蒸発したミストも依然として出ているのでしょうが、・・・。
低温冷却後どうするのでしょうか?1基いくらなんでしょうか?
きれいにして、かなり離れた地域に寝た子を起こさぬように捨てることができるように、RO処理と濃縮水の蒸発設備を各炉にもっと早く増強すれば、台風、豪雨でも安心できると思いますが・・・。スラッジなど増えるでしょうね?大雨が降ったら大変だですね。また、お邪魔します。
前2通誤送しました。
投稿: tetsu | 2011年7月 9日 (土) 22時42分
こんばんは。tetsuです。donnatさんの記事拝見しました。
汚染水処理は所望の能力に程遠い状態でやっているようですね。地下水脈へ漏れていたら心配ですね。ボーリングしてpH計、電気伝導度計などで地下水の変化を測定すれば、実態はもう少しわかるのではと思いますが・・・。
数週間前の約11万トンの汚染水が増えていない?ようでオーバーフローはしていないと想われますが、400トン/日発生する訳ですから、タンクがどんどん増えているようですね。蒸発したミストも依然として出ているのでしょうが、・・・。
低温冷却後どうするのでしょうか?1基いくらなんでしょうか?
きれいにして、かなり離れた海に寝た子を起こさぬように捨てることができるように、RO処理と濃縮水の蒸発設備を各炉にもっと早く増強すれば、台風、豪雨でも安心できると思いますが・・・。スラッジなど増えるでしょうね?大雨が降ったら大変だですね。また、お邪魔します。
前3通誤送しました。
投稿: tetsu | 2011年7月 9日 (土) 22時45分
tetsuさん、こんにちは( ^ω^ )
汚染水問題は時間があるので、かなりゆったりと構えていましたが、そろそろ私も心配になっています。
現在の注入量は、
1号機
4日08:13 1号機原子炉への注水が減少したことを示す警報が発生。注水量が約3.0 m3/hに低下していることを確認したため、注水量を約7.5m3/hに調整してフラッシングを実施。
同日08:50、注水量を3.8m3/hに調整。現在、経過を確認中。
2号機
28日14:36 処理水移送ポンプを起動、リークテスト及び流量調整を実施。
15:55 処理水側からの原子炉注水量を約14㎥/hに調整し、循環注水冷却運転に移行。
3号機
24日 10:07 注水流量を9.5㎥/hから9.0㎥/hに変更
合計で26.8㎥/h(643.2t/日)となっています。
汚染水浄化施設の1日あたりの処理能力は最大1200トンですから余裕で処理できるハズですが・・・
7月5日現在で処理している量は、1日当たり約243トンです。
tetsuが指摘しているように、現在でも(643.2-243=)約400t/日当たりの水がどこに消えているのでしょうか? 地下に浸透しているとすれば、単純に考えても2~3mの空洞がないと収まらないほどの汚染水です。実際に建屋とタービン建屋が水没していますが・・・・・・
上にも書いていますが、地下に浸透している以外に考えられない訳です。
ダムは決壊するまで、被害は小さい。しかし、一度決壊すると一気に流れ出てしまいます。
福島第1は海沿いの立地ですから、地下に浸透した汚染水が自然の砂防ダムに阻まれている状態と考えています。一度汚染水が海に流れ出てば、あっと言う間に近海の海が高濃度の汚染水で犯されると思われます。
私としては、
海に流出することを未然に防止する為に、不浸透の地盤改良工事を建設時に行っていることを祈っています。
PS.一番恐れていることは、工事をしようと試験堀をすると、すでに汚染されていて工事が危険でできないという状態です。
そうなると、危険を承知で工事をするか、海を含む外輪で地下ダム工事をする必要が出てきます。
命か、お金が大量に必要になる可能性です。
怖いので考えたくないことです。
投稿: (管理人)donnat | 2011年7月10日 (日) 13時51分
おはようございます。
中国から太平洋沖の汚染に対する提言がありましたが、推定になるとは思いますが、地下水脈からの汚染が心配です。砂防ダムが崩壊の可能性でもあるのでしょうか?
投稿: tetsu | 2011年9月 4日 (日) 10時50分
おはようございます。
中国から太平洋沖の汚染に対する提言がありましたが、推定になるとは思いますが、地下水脈からの汚染が心配です。砂防ダムが崩壊の可能性でもあるのでしょうか?
投稿: tetsu | 2011年9月 4日 (日) 10時52分
tetsu さん、こんばんは
私もこのニュースは気に掛けています。
しかし、日本側の対応が未だに発表されないので探している所です。
言われたままも悔しいですが、それ以前に一部の調査はされているので、その発表が気になりますね。
何か見つけましたら、また報告します。
投稿: (管理人)donnat | 2011年9月 5日 (月) 18時26分