汚染わら食べた牛どこに? すべての牛・豚・鶏が対象、野菜も同じ・・・検査する以外に安心できる方法はない。
一軒だけが犯人でその他の畜産業者風評被害者というスタンスが崩れました。
放射能は目に見えず、匂いもしない。食べて食感の違いもない。
そんな厄介なものだから閉じ込めて拡散しないことが大切なのです。
オタフク風邪やインフレエンザなどに掛った者を隔離して治療するのは拡散を防ぐ為です。口蹄疫や鳥インフレエンザでは大量に処分されるシーンを何度も目撃しているハズです。それより恐ろしい放射能が野放しにされているのは不可解な現象です。
急性の臨床的症状は認められる放射線は200Sv以上であり、それ以下は「直ちに影響がない」と言えるのが放射能です。
2 Sv の放射線を全身に浴びると5%の人が死亡し、4 Sv で50%、7 Sv で99%の人が死亡すると言われているのですが、逆に1億分の1の1μSvでも安全と言えないのが放射能です。
結局、国際的合意事項である年間1mSvを順守することが合理的なのです。
年間1mSvを食品の規制値の換算し直すと、食品1つに付き10Bq/kgとなります。
つまり、10Bq以上の食品を安全というのは可笑しなことなのです。
国の基準は安全な食品ではないが気険でもない食品というのが正しい表現でしょう。
さて、そんな検査もしていない食品を安全なのに売れないと嘆く業者や同情的に同意するマスコミ、風評被害という政府の対応は如何なものでしょうか。
すべての畜産物、農産物を検査して、放射能量を表示することがもっと最前の策だと私は思います。
よく検査機が足りないとか言っていますが、検査機を足し、職員を増やせば解決することです。
福島原発事故によって起こる必要経費です。
そういった経費を惜しんでいるから起こった事件なのです。
これは国や自治体が必要なことを省いた為に起こったことです。今後、日本全国で起こってきますので、あらゆる物量を定期的に検査するという政策に変更が必要になってきます。
まずは福島の全検査体制、次に周辺地域の全検査体制、2~3年を目処に全国で定期的全検査体制を行ってゆくべきでしょう。
福島第1原発事故が起こったときから、これは規定事項になっているのです。
安全な国、日本が復活するその日まで!
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餌から放射性セシウム 42頭出荷
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110714/t10014217361000.html
福島県浅川町の農家が肉牛に与えていた餌のわらから、国の目安を大幅に超える放射性セシウムが検出されたことが分かりました。この農家からは、ことし4月から今月にかけて東京や横浜、千葉、仙台の食肉処理場に42頭が出荷されており、福島県などはわらが与えられていた状況や、食肉の流通経路について詳しく調べています。
福島県によりますと、この農家は福島県浅川町の農家で、県が立ち入り検査を行ったところ、最大で1キログラム当たり9万7000ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。県によりますと、これは水分を含んだ状態に換算すると国の目安のおよそ73倍にあたるということです。わらが与えられていた肉牛は、ことし4月8日から今月6日までに42頭が4か所の食肉処理場に出荷され、内訳は横浜に14頭、東京に13頭、仙台に10頭、千葉に5頭だったということです。福島県は問題のわらがどのように与えられていたか詳しく調べるとともに、この農家に対して肉牛の出荷や移動の自粛を要請しました。関係する自治体に情報を提供し、食肉の流通経路を確認するよう依頼するとともに牛肉を回収するよう指示しました。一方、東京都によりますと、福島県浅川町の肉牛農家から出荷された42頭のうち、東京の食肉処理場には13頭が搬入されているということです。また時期は、6月16日までの間に4回に分けて搬入されたということです。東京都は、卸売業者に問い合わせるなどして、この肉の販売先や流通ルートの追跡調査をすることにしています。
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汚染わら食べた牛どこに?出荷先の自治体、流通経路解明急ぐ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110715/dst11071508110003-n1.htm
2011.7.15 08:10
福島県浅川町の肉用牛農家が餌として与えた稲わらから高濃度の放射性セシウムが検出され、汚染された可能性がある42頭の食肉が流通した問題で、出荷先となった自治体は15日、流通経路の解明調査を続けた。
福島県によると、出荷先は仙台市、千葉県、東京都、横浜市。10頭が出荷された仙台市によると、1頭分は食肉加工後に東京都の業者に、別の1頭分は山形県酒田市や岩手県花巻市、仙台市の業者に販売された。ほか8頭の流通経路は不明。5頭が出荷された千葉県では、解体された牛は都内の施設を通じて流通しているという。
福島県によると、わらからは1キログラム当たり最大で9万7千ベクレルのセシウムが検出された。同県白河市の稲作農家は計4農家に問題のわらを売ったが、4農家のうち、実際に牛を出荷したのは浅川町の1農家だけという。
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牛の飼料保管に盲点 屋外禁止、稲作農家まで徹底されず
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110715/trd11071501210001-n1.htm
2011.7.15 01:19
汚染牛肉に続き、高濃度のセシウムを含むわらを餌として食べた肉用牛の流通が14日、新たに確認され、関係者に衝撃と落胆が広がった。「飼料」の稲わらによる汚染を今後、どう防ぐのか。これまでのサンプル調査で大丈夫なのか。さらなる汚染判明におびえる農家と牛肉離れを恐れる焼き肉業界。出荷先の自治体が対応に追われるなか新たな課題も浮かび上がる。
福島県や農林水産省などによると、稲わらなどを出荷する飼料生産者に対しては、飼料の保管方法の指示や、使うべきではない飼料などについて、特に指導や通知を行っていなかったという。農水省幹部は「稲わらを秋に収穫、水田に放置し、春に使うという事態は想定外だった」と釈明。福島県も 「(飼料生産者である)稲作農家にまで指導が徹底していなかった」という。
厚生労働省などによると、今回セシウムが検出された稲わらは、3月15~20日に、福島県白河市の農家が、ビニールでロールにまとめたものの1つで、県内3軒の肉牛農家と1軒の乳牛農家に出荷。うち、2軒の肉牛農家は未使用で、乳牛農家では敷きわらとして使用したことが確認された。残る浅川町の肉牛農家のみが、牛の餌として与え、その牛を出荷した。
稲わらを出荷した農家も与えた農家も原発から離れた場所にあり、ある担当者は「浅川町はスクリーニングの対象外だったが、もし、牛の肉からも暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されれば、福島県が計画している地域限定の全頭検査にも大きな影響を与える」と話した。
一方で今回の事態を受けて改めて議論になるのが福島県産牛肉の検査態勢の強化策。
「南相馬市のケースで飼料の問題が明るみに出てから、想定はしていたが…」
福島県南相馬市の農家が出荷し、食肉からセシウムが検出された6頭に関する流通ルートの調査が終わったばかりの東京都の担当者はこう話し、福島県からの情報収集などに追われた。
現状、福島県産の肉用牛については、計画的避難区域と緊急時避難準備区域から出荷されるものに限り、全頭について放射性物質の体表検査を実施。そのほかは、出荷先の自治体が肉に含まれる放射性物質の抽出検査を行っている。問題の農家の肉牛は自治体の検査をすり抜け、流通していた。
立命館大の安斎育郎名誉教授(放射線防護学)は「当初から予想できた結果で、牛の表面しか検査しなかったことには問題がある。安全が確認されている他の食品にまで風評被害が拡大することが懸念される」と検査態勢の不備を指摘する。
南相馬市の問題発覚以降、政府や自治体は福島県産牛肉の検査態勢の強化を検討しているが、検査機器の数に限りがあるなど、課題は山積している。
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ペットボトル用樹脂で放射線測定、安値化に道
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110629-OYT1T00459.htm
京都大の中村秀仁助教らは、ペットボトルに使われる樹脂を改良して安価な放射線測定用のセンサーを開発した。
住民の放射能汚染検査などで使われる測定器は通常、センサーだけで数万円以上もするが、この新素材を使うとコストが10分の1以下に抑えられる。欧州物理学会の速報誌に29日発表した。
センサー用の樹脂は、放射線を浴びると微弱な青い光を発する。この光を電気信号に変換して放射線量を測定する。現在使われている樹脂は、海外の企業がノウハウを持っており、独占販売で値段が高かった。
中村助教は昨年、ペットボトル用の樹脂が、センサーに使えることを発見したが、感度が低いのが欠点だった。今回、樹脂の酸素の含有量を高めたところ、放射線の感度が5倍になった。丈夫で簡単に加工できるためセンサーの大型化も容易にできる。
(2011年6月29日12時56分 読売新聞)
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ゲルマニウム半導体検出器を用いた
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/lib/No33.pdf
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