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菅総理「東日本はつぶれるかもしれない!??? 」いや、いや、あなたが潰すのでしょう。

菅内閣不信任決議で賛成を投じた松木謙公氏によると、3月中旬に首相官邸に乗り込み、東京電力福島第1原発事故の対応に関する要望書を提出したとき、首相は「東日本はつぶれるかもしれない」と発言したという。

菅直人の口の軽いのは今に始まったことではないが、「なんとしても助けないといけない!?」いう気がまったくない。

国民が何人死のうと関心がないのだ。

大震災をきっかけに戦後復興を思わすような投資を行えば、東北は蘇り、日本の経済も立ち直る。

しかし、借金。借金。借金と財政の悪化のみに、拘れば経済復興も覚束ない。

戦後の復興で、借金を気にして、新幹線も工業地帯も飛行機も手を付けていなければ、貧乏な資源もない国として今も歩いていただろう。世界の経済大国と言われることもなかった。東北の大震災は『日本のかたち』を考え直す機会であり、再建と同時に今度の投資先の再選択の機会である。しかし、復興を県の財政で行えば、財政破綻状態になるのは明らかである。逆に復興を先延ばしにすれば、東日本の経済的地盤沈下は避けられない。いずれにしろ、東日本は間違いなく潰れるだろう。

私が知事であれば、県の財政破綻など気に止めず、県民を救うことに全力を注ぐ。

県民さえ助かれば、県はいずれ復活できる。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」

国家も同じことが言えるのだが・・・・・・

ところで福島原発はもっとタチが悪い。

原発事故は時間との戦いであるが、どんな窮地であっても菅総理は政治のパフォーマンスとして利用するだけで、それによる被害拡大を意識していない。

爆発させたことは最悪であるが、避難させなかったことは悪魔の所業としか言えない。〔本当に英雄(100万人殺す)になる日が来るかもしれない〕

さらに、最悪なのが拡散した放射能を回収する意志を未だに表明していないことだ。

初期で回収すれば、数兆円の経済損失で済んだかもしれない収出が、数百兆円を超える損失となってゆくだろう。

政府は風評被害などと言っているが、現実に放射能が飛散しているので実質被害である。

『食べれば10年後に死むかもすれない毒りんご』

正しい表現ではないが、実質はロシアンルーレット状態である。放射能入りの食物を頭に銃口を突き付けて食べさせているのが日本政府の方針である。5年後、10年後、20年後、50年後にならないと総合評価は判らないというのが現状である。

よく、核実験の時代と比べられるが、あの時の放射能はいまでも残っており、掛け率のレートが上がっていることを自覚してもらいたい。

と・・・・・・言っても、私を含めた一般人ができることは知れている。

・食糧や水の選択

・放射能の管理と掃除の徹底

・子供の遊び場所の選択

・政府や自治に訴えてゆく

すべて自己責任でするしかない。

そこで自己矛盾に悩まされてしまう。

「東方の人々を助けたい」>〔〕<「放射能を拡散させたくない」

各自治体が放射能を回収するという意識があれば、どんどん福島や茨城の食品を買って大人が消費し、放射能のみ別に回収すればいい。

ゴミ焼却場も放射能を除去する装置を設置すれば問題はない。

下水道処理も放射能を分離することを念頭において施設を変更するなら問題はない。

しかし、そんな自治体は1つも存在しない。

放射能はかってに消えないのでどこかに滞留する。流通の過程で放射能が凝縮され、人体に影響する地帯『スピンホール』が発生すると考えている。

スピンホールの可能性が高い場所は、ゴミ焼却場や下水道処理場、廃材再生工場などがあるが、その他どこに現われるかは、まったく未定である。

お土産で買ってきた土器やビルの壁から放射能が計測されるなんてことがあるかもしれんません。

すべての産業に放射能の測定を義務付けるなどの処置が行われないと安全とは言えなくなるでしょう。

回収する意志があれば、可能性を限りなく下げることができるのです。

放射能を回収するのと、後で対策を打つのと、どちらが損失を小さくできるのかは不明ですが、国際的な信用力といった安全性を訴えるなら、放射能を回収する方が有意義だと私は少なくとも思っております。

※スピンホールは造語です。物流過程において放射能が渦のように集まって、基準の放射線量が超える場所という意味です。

【汚染地域に敷居はない】

武田先生のブログでは、汚染の拡散を危惧するコメントが書かれています。私と同様に武田先生も汚染の拡大を心配されています。本当に困った事態になってきました。

原発が爆発した時、直接被爆が心配で心配で逃げることを叫んだものです。

政府が1週間で危機が去っていたのを隠していたのが酷い話ですが、それ以上に被爆地域に住み続けるように指示したことは殺人に問われるかもしれない由々しき事態です。政府の数値がおかしいのは当初より気づいていましたが、測定値が公開されるようになったのは、2ヵ月近く後になってからです。直接被爆、呼吸被爆、食物被爆によってどれくらいの被爆者が出ているかまったく把握できないままです。チェリノブリの再現を自ら進んで行っているか、原発事故実験でも現地人を使って行っているかのような所業であります。
2ヵ月近く放置したので、地下水への汚染は決定的となりまた。
雨による地面にしみ込んだセシウムが今後どのような形で地下水を汚染するか気になります。酷い所は100年近く使えない地下水も出てくるでしょう。

放射能除染も本格的に行われておりません。
最終的に外国の例をとって、すべての住民を悲惨させるつもりなのでしょうか?
そんな大量の難民を受け入れる県があるとも思えませんが・・・・・・
一部の放射能除去は始まっていますが、廃棄場所や廃棄方法にばらつきがあり、国や県が指針を示さないと収拾が付かないのは明白です。
地面の表土と深土の置換も検討されていますが、今度の工事や補修の際に問題が出てくるのであまりお勧めできません。

次に、風や台風などの強風による大気汚染が心配されますが、未だにマスコミなどではあまり騒がれておりません。「風が吹けば桶屋儲かる」ということわざがありますが、まさにその通りです。風が吹いて放射能が拡散するほど被害者が増加し、死亡者も総じて増えてゆきます。風邪のウイルスのように速攻性がないので、危機感を持たれていませんが、気が付いたときは手遅れになっているのが放射能の怖い所です。
原発校内は飛散防止を行っているのに、福島の20km圏内は住民がいないので手付かずです。
最も日々放出されている福島第1の放射能量も発表されていないので、放射能の拡散予測もできません。

もうすでに東京は汚染地域です。自覚されている方も多くなってきたようですが、解決する具体策が後手後手になっているので、今後どうなるのでしょうか?

経済活動による汚染の拡大が心配です。建設資材や土木資材、廃材利用を行っていますが、すべてを放射能測定しているとは思われません。下水道処理の残土をコンクリートやアスファルトの資材に利用していますが、ある日、突然に放射能ロードなんて冗談みたいなアスファスト道路が発見されないことを願うばかりです。

本当に油断ならない状態です。
上空に漏れた放射性チリは約70京ベクレル。海に流れた方はハッキリしないが10京ベクレル程度と考えても、80京ベクレル国民1人当たり66億ベクレルの割り当てなります。
東京の下水道処理から放射能が検出されたように、いずれ全国の焼却施設や下水道処理などから放射能を検出したという報告を聞くことになるでしょう。

止めるという意思がないなら結局はそうなる運命なのです。
他人ごとで騒いでいるつもりなどありません。
その為に電気代が上がることも、または税金が上がることも敢えてNOとは言わないつもりですが、処理もしない内に上げる議論は聞きたくもないです。

・不愉快なほど放射能のニュースが少ない
2011年5月29日 (日)
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-6c9b.html

・東京は高濃度汚染地区、関東全域が汚染地域の自覚を持とう!!!
2011年5月24日 (火)
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-4b03.html

・ファイトレメディエーション(植物栽培を用いた土壌の放射能除去)を産業に!!!
2011年6月11日 (土)
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-0741.html
・自然はでっかい放射能除去システム
2011年5月26日 (木)
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-90f2.html

・放射能汚染 政府は国民を騙している!?
2011年3月29日 (火)
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-2632.html

【節電を頼むならもっとうまく言えよ】

関電も節電を言い始めましたが、屋根を借りて太陽光を置かせて下さいとか、節電目標を達成した家庭には、ボーナス割引を実施しますとか、もう少し魅力的な誘い方があると思われるのでは、頭ごなしに節電の要求は反発を生みます。
関西人は東方の方々ほど大人しくないですよ。
それでいて、大規模停電になった場合、損害賠償はきっちり関電に請求します。
それでダメなら公共の義務を盾に政治から変える運動をしますね。
もっとも大規模停電にはならないでしょう。

今後の長い目の計画をまず出すべきですね。
電力業界は世間から少し掛け離れた世界で考えているみたいですが、今回の事件をきっかけに地上の降りてもらわないと困ります。
東電も酷かったけど、関電も酷いです。詳しくはまたいずれ。

・杞憂です。(12) 計画停電を乗り切る為に
2011年3月27日 (日)
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/12-ebb7.html

・杞憂です。(11) 計画停電、与謝野案、値上げ反対!!!
2011年3月25日 (金)
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/11-842a.html

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不信任賛成の松木氏「菅首相はなんと軽いことか」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110611/stt11061118080005-n1.htm
2011.6.11 18:08
 産経新聞8日付朝刊に掲載した、今や無所属の松木謙公元農水政務官のインタビュー記事。松木氏は周囲の制止を振り切り内閣不信任決議案に賛成したことで一躍、「時の人」となった。インタビューは7日に約1時間行われた。その中で出てきた数々の菅政権批判。このコーナーでは今回、新聞紙上では取り上げなかった未掲載分を紹介し、「男を上げた」と言われる松木氏の実像に迫りたい。

 松木氏が菅政権について「一番邪悪で最低」と酷評したのは本紙既報通り。ではなぜ邪悪で最低なのか。インタビューで松木氏は、田中真紀子元外相らと3月中旬に首相官邸に乗り込み、東京電力福島第1原発事故の対応に関する要望書を提出したときのことを振り返った。

 松木氏によると、このとき首相は「東日本はつぶれるかもしれない」と発言したという。この言い回しは故笹森清・元連合会長にも首相は語っており、松木氏は「そんなことを平気で言う。なんという軽さか。『学童疎開させたほうがいい』と首相に言ったが、それもしていない」と怒りをぶちまけた。

 松木氏夫人の実家は第1原発の5キロ圏内にあり、「義理の父親も被災した。本当に心配だ」と語る。

 今年2月に首相の政権運営、党運営に反発し農水政務官を辞任した際のエピソードもなかなか興味深い。辞任した当日、松木氏は首相から一本の電話を受ける。

 「菅さんから『口蹄(こうてい)疫と鳥インフルエンザ、お疲れ様でした』と言われたんです。しかし、僕は口蹄疫の問題は関係していないんです。そんな事実確認もしないで…」

 首相がいかにいい加減で、松木氏に心からねぎらいの言葉をかけようと思って電話したわけではないことがよく分かる。

 民主党の平成21年衆院選マニフェスト(政権公約)が修正に次ぐ修正という憂き目に遭っていることにも怒り心頭だ。衆参ねじれ国会で法案を通すには自民党など野党の協力を仰がなければならない。民主党は自民党の要求に応じ、マニフェストの修正を余儀なくされている。

 野党のいいなりにならずに民主党の政策を実現させるにはどうしたらよいのか。松木氏の持論はこうだ。

 「(野党が過半数を占める参院の)自民党などに手を突っ込んで民主党に連れてきて政権基盤を安定させなければならない。自民党にもほかの党にも次の選挙に出ない人はいる。そういう人は動きやすい。そのような議員を徹底的に調べ上げるべきだ」

 そして、こう嘆くのだった。

 「党執行部はそういう血を吐くような努力をしてきたのか。全然していない。マニフェストはもうボロボロだ。その旗は引きちぎられて、涙、涙だよ」

 さて、2日の不信任案採決のとき、衆院本会議場の松木氏の周りに次から次へと議員が駆けつけ、賛成票を投じるのを思いとどまらせようとしたのは、テレビ報道などを通じて周知の事実だろう。このとき、松木氏がタオルで顔を拭いている。松木氏はこれまで「汗をふいた。涙ではない」と言い張ってきた。

 実際はどうなのか。

 「基本的には蒸し暑かったから。でもあんまり(思いとどまるように)言われると、『ありがとう』という気持ちでうるっとはなったけどね」

 不信任案採決のあった6月2日は松木氏にとって忘れられない日となるに違いない。復党できずに解散・総選挙に突入した場合、党執行部が刺客を擁立する可能性もある。だが、松木氏はいつもの屈託のない笑顔を見せながらこう語った。

 「刺客を立てられたら一緒に落ちりゃあいいじゃないか。そのときは一緒にドボンだな!ハハハハハ…」

 自虐的に語ったのは言うまでもないが、開き直りほど強いものはない。信念を曲げない男の強さがかいま見えた瞬間だった。(坂井広志)

◇…先週の永田町語録…◇

 (6日)

 ▽支えに徹する

 枝野幸男官房長官 私は菅直人首相を支える最高の責任を負っている。首相が職責を果たしている限り、それに徹するのが私の責任だ。(「ポスト菅」への意欲について記者会見で)

 ▽子どものけんか

 市田忠義共産党書記局長 子どものけんかのようだ。民主党は首相の出処進退をもてあそんで党内抗争をする。国民はそういう政治との決別を求めている。(首相の退陣時期をめぐる民主党内の抗争に関し記者会見で)

 (7日)

 ▽人材豊富

 北沢俊美防衛相 年寄りを探すとなると民主党は大変だが、若い人は人材豊富だから何の問題もない。(菅直人首相が世代交代を求めていることについて記者会見で)

 ▽お化け

 渡辺喜美みんなの党代表 いったん消えた大連立構想なるお化けがまたぞろ出てきた。民主党内の権力抗争に起因しているが、その動きに自民党が悪乗りしている。(民主、自民両党の大連立の動きに関し党役員会あいさつで)

 (8日)

 ▽怪しい怪しい

 石破茂自民党政調会長 怪しいですね。怪しい。民主党の意思決定メカニズムはよく分からない。(子ども手当などの撤回を条件に特例公債法案への協力を求められた場合について記者会見で)

 ▽情熱なく駄目

 亀井静香国民新党代表 本気で力を合わせて党派を超えていこうという根っこになる情熱がないから駄目だ。そんな連立絶対にできない。見ていろ、私の言う通りになるから。(大連立構想について記者会見で)

 (9日)

 ▽慌てるな

 輿石東民主党参院議員会長 菅直人首相がいつ辞めると明言していないのに、次の代表はなんて報道が盛んになっている。慌てるな、騒ぐなという気持ちだ。(「ポスト菅」に関し記者会見で)

 ▽ペテン師でない

 高村正彦元外相 谷垣禎一自民党総裁は震災の復興に一定のめどがつくまでは解散しないと約束したらいい。谷垣氏がペテン師とは誰も思っていないので信用される。(衆院解散について派閥会合で)

 (10日)

 ▽雇用十分でない

 菅直人首相 (東日本大震災の被災地の)雇用情勢はまだ十分ではない。復旧、復興を経済成長に結び付けて、雇用情勢の改善につなげたい。(連合の古賀伸明会長との会談で)

 ▽無色増税内閣

 福島瑞穂社民党党首 野田佳彦財務相が首相になれば消費増税が既定路線となる。誰がなっても「無色増税内閣」と言われているが、消費増税路線なら反対だ。(菅首相の後継について記者会見で)

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原発事故中間まとめ(5) 国民が背負ったベクレル
http://takedanet.com/2011/06/post_40aa.html
福島原発から上空に漏れた放射性チリは、約70京ベクレル。海に流れた方はハッキリしないが10京ベクレル程度と考えられる.

つまり、福島原発から環境へ漏れた量はおおよそ100京ベクレルだった。この量を少し落ち着いて考えてみよう。

福島第一原発には1号機から4号機まであった。1号機、2号機、3号機は運転中だったので、原子炉の中に合計6亥4000京ベクレル(亥は本当は土偏で、ガイと呼ぶ)、プールに1400京ベクレルの放射線量があり、4号機は原子炉の点検中で、原子炉の中はゼロ、プールが2100京ベクレルだった。

つまり、原子炉に6亥4000京、プールに3500京だから、合計6亥7500京ベクレルの放射線量があった。

この内、100京が漏れたのだから、全体の0.15%が漏れたに過ぎない.もっとも、放射線量は運転が止まる(核分裂が止まる)と急激に少なくなるので、どこの時点をとるかで大きくことなる。

とにかく、ザッと言うと、福島原発が持っていた放射線量の1%未満が大気中にでたことになる。
(後略)

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東京大学環境放射線情報
http://www2.u-tokyo.ac.jp/erc/report_j.html

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東京都内各地の空中放射線量測定結果について
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu5/2011/20110525195904.html
測定結果について(単位は全てμSv/h)

東京都健康安全センターが地上18mでおこなっている環境放射線量測定によると、5月の一日単位の平均値は、0.068~0.062であった。同センターによると地上1mでもほぼ同様の値であったとしている。しかし、私たちが地上1mでおこなった測定では、この程度の濃度だった地域は大田区、杉並区、町田市など、都内全域で見るとごく限られた範囲であった。比較的高い地域は、青梅市、あきる野市、練馬区が0.09台、江戸川区~江東区の湾岸地域が0.1台、最も高い地域が足立区~葛飾区で0.2~0.3台である。・・・資料①

足立区、葛飾区、江戸川区など東部に0.18~0.39など高線量率の地域が集中している。豊洲埋立地の高線量率も、東部の高線量率地域と連続するものと考えられる。この地域で地上0mで測定した結果、0.618という地点があった。・・・資料②

江東区から練馬区を結ぶ線以東の地域は年間1mSv以上の放射線量となっている可能性がある。・・・資料③

新宿区内、それも約3.5kmという限られた範囲内の測定でも、0.066~0.116と大きな開きがある。・・・資料④

同一地域で見ると、草地上部、木立周辺の放射線量が他に比較して高かった。

測定結果 128ヵ所の測定地点から(単位マイクロシーベルト毎時)・・・詳細は資料参照してください

住所
日程
平均値

奥多摩町氷川 5月22日 0.072 
西多摩郡檜原村 5月22日 0.086 
青梅市 5月20日 0.094 
あきる野市舘谷 5月20日 0.093 
高尾山口駅 5月16日 0.083 
福生市熊川 5月20日 0.085 
八王子市北野 5月14日 0.078 
東大和市 5月20日 0.074 
東村山市 5月20日 0.078 
府中市片町2丁目 5月20日 0.085 
町田市能ヶ谷 5月8日 0.068 
練馬区南大泉3丁目 5月20日 0.075 
調布市 5月20日 0.081 
練馬区練馬1丁目 5月20日 0.098 
杉並区和田3丁目 5月20日 0.066 
世田谷区松原2丁目 5月20日 0.089 
大田区多摩川台公園 5月17日 0.064 
足立区東綾瀬6丁目 5月18日 0.257 
江東区亀戸8丁目 5月18日 0.186 
大田区天空橋 5月17日 0.094 
葛飾区水元公園3 5月18日 0.391 
江戸川区臨海6丁目 5月18日 0.181 

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在京メディアは東京の年間限度線量超過も無視
http://getnews.jp/archives/121059
在京メディアは東京の年間限度線量超過も無視(追補)
ほとんどの在京メディアが騒がないので共産党の貴重な提言「東京都内各地の空中放射線量測定結果について」 *1 を見落とすところでした。放射線障害防止法など国内法で決まっている一般人の年間被ばく限度線量1mSvを、東京23区の東半分では超える恐れがあるとの指摘で、特に「資料3 放射線量分布マップ 」*2 は必見です。

*1 :「東京都内各地の空中放射線量測定結果について」 2011年5月25日 『日本共産党 東京都議会議員団』
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu5/2011/20110525195904.html
*2 :「資料3 都内各地の放射線量測定結果」日本共産党都議会実施 ※※Adobe Acrobat Readerが必要です
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu5/2011/20110525195904_3.pdf

ずっと前から東京大学の「環境放射線情報」 *3 で、本郷(3)地点の線量が0.12μSv/hを維持しているのが気になっていました。これが年間被ばく限度線量1mSvに相当するからです。共産党が都内各地で組織的に測定した結果が上のマップになっていて、本郷は境界線付近にあり、特異点ではなかった訳です。これは真剣に詳細な測定をすべきです。1mSvを超える地域ではそれなりの自衛策を考えるべきですし、人口密度が大きい都内に高線量ホットスポットでもあると困ります。

*3 :「環境放射線情報」東京大学
http://www2.u-tokyo.ac.jp/erc/index.html

毎日新聞都内版の《「東日本大震災:共産党都議団、放射線量公表 葛飾・水元公園が最高 /東京」》*4 を読んで唖然としました。

2011.06.10

都は、都健康安全研究センター(新宿区百人町)の地上約18メートル地点にあるモニタリングポストで24時間放射線量を測定し、公表している。24日の平均値は毎時0.0623マイクロシーベルトだった。都の担当者は『高さによって線量に差があるのは把握しているが、それでも現在の数値は健康に影響があるものではない。ただ、安心のために今後地域ごとの測定を進めるかを検討している』とした

*4 :「東日本大震災:共産党都議団、放射線量公表 葛飾・水元公園が最高 /東京」  2011年5月26日 『毎日jp』
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20110526ddlk13040285000c.html

最後の談話にもありますが、共産党がしている地上1メートルでの測定がスタンダードです。地上18メートルなんて、故意に低く見せるための露骨な操作です。こんな“大本営発表”記事を、遠く福島ばかりでなく、自分の足下、東京についてまで臆面もなく書き続けているとは社会にとってもはや害毒です。「在京メディアの真底堕落と熊取6人組への脚光」*5 の「そもそもこうした体質の在京メディアにジャーナリズムを名乗る資格があるのか疑われます」を改めて投げかけましょう。

*5 :「在京メディアの真底堕落と熊取6人組への脚光」 2011月05月11日 『Blog vs. Media 時評』
http://blog.dandoweb.com/?eid=122828

【追補1】
他の全国紙の扱いを知人に調べてもらったら、朝日新聞も都内版のベタ記事で《「放射線量の計測地点 知事に増設申し入れ」共産党都議団》。

共産党都議団は25日、大気の放射線量の計測地点を都内各地に増やすよう、石原慎太郎都知事に申し入れた。同都議団が独自に今月6日から25日、都内全域約130カ所で放射線量の測定をしたところ、都が公表している新宿区の都健康安全研究センターで測定した値より高い地域が多かったという」「都健康安全課の担当者は『現在観測されている都内の放射線量は健康に影響のない数値だ。ただ、地域による違いはあるだろうと考えているので、対応を検討している』と話している。

一方、読売新聞には記事が見あたらないそうです。

【追補2】
東京の自然放射線レベルはかなり低いことを前提にして書いておきましたが、資料を補足します。共産党の測定マップが以下です。

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://getnews.jp/img/archives/178.jpg

これに対して、日本地質学会の「日本の自然放射線量」*6 から都内付近を取り出したのが以下です。

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://getnews.jp/img/archives/245.jpg
*6 :「日本の自然放射線量」『日本地質学会』
http://www.geosociety.jp/hazard/content0058.html#map

東京東部の自然放射線量は0.036?0.054μSv/hの水色ゾーンに入っています。上のマップにある葛飾区0.391、足立区0.257、江東区 0.186、江戸川区0.18などは大きく上回っています。超過分が問題であり、葛飾区付近はもう一段低い自然放射線ゾーンかも知れません。
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首都圏でも年1ミリシーベルト超え地点 「放射線ホットスポット」に注意せよ
http://www.j-cast.com/2011/06/11097822.html
2011/6/11 10:02
  局地的に高い線量になる「放射線ホットスポット」が、自治体などの調査で次々に明らかになっている。福島市内のオフィス街では、1日で以前の許容量の年1ミリシーベルトを超える線量が計測された道路沿いの側溝もあったというのだ。

   ネット上で、ホットスポットという言葉に関心が集まっている。
  どこから生まれたかはよく分からないが、周辺に比べて異常に高い放射線量を計測する地点と言った意味らしく、一部専門家がこの言葉を使い始めてから広まったようだ。チェルノブイリ事故でも、発電所からかなり離れた地点で、高い数値を示す地点がポツポツあったという。

   元原子力安全委員会専門委員の武田邦彦中部大教授は、ブログで2011年5月10日、「柏、松戸、流山、三郷のホットスポット」と千葉、埼玉両県のケースを取り上げた。原発に詳しい民間有志の調査で、これらのスポットは、以前の基準、年間許容量1ミリシーベルトを超えていたというのだ。もっとも、事故発生後、文科省は暫定的として年間の許容被ばく線量の目安を「20ミリシーベルト」に変更している。

   武田氏は、テレビでもお馴染みだけに、「子供を守ってください」と呼びかけると、住民から不安が高まった。千葉県柏市では、主婦ら約200人もが1万人分の署名を集めて、6月2日に市に提出。子どもが関わる全施設の線量測定や除染を要求する事態にまでなった。

   こうした動きを受けて、千葉県は、県内6市で5月31日と6月1日に大気中の放射線量について独自調査を行った。その結果によると、柏市では、1時間当たり0.54マイクロシーベルトと最も高い値を示した。年間にすれば、以前の許容量超の2.8ミリシーベルトだ。文科省がさらに南にある千葉県市原市のモニタリングポストで行っている計測では、5月31日は0.044マイクロシーベルト。県の独自調査の方が、10倍以上も高かったわけだ。

   その理由としては、原発からの距離といった地域的な違いのほかに、計測地点に置ける高さの違いもあったようだ。文科省が地上から7メートルで測っているのに対し、県では日常生活空間に当たる50センチで測っている。

   こうした経緯は、テレ朝系で6月5日に放送された「サンデー・フロントライン」でも紹介された。番組では、専門家の話として、風向きや雨によって放射性物質がホットスポットに集まったのではないかと分析している。

自治体などの独自調査がようやく始まる

   自治体などによる独自調査は、原発事故から3か月近くも経って、首都圏などで行われるようになっている。サンデー・フロントラインの番組調査では、東京23区のうち15区が調査を実施、あるいは実施予定だという。

   原発事故が起きた福島県でも、ようやくホットスポットへの対応を始めた。県が2011年6月5日、モニタリングポストを県内各地に増設する方針を明らかにしたほか、文科省も6日、県内や隣接県一部の2500か所を対象に大気や土壌のサンプル採取を始めた。

   とはいえ、すでに深刻なホットスポット汚染が明らかになりつつある。

   国の原子力安全委員会が5月24、25日に福島市内のオフィス街で地上1メートルの放射線量を測ったところ、高い値を示す地点が見つかった。泥や落ち葉が積もった側溝の上では、1時間当たり3~4マイクロシーベルトになった。

   これだけでも、年間にすれば現在の許容量20ミリシーベルト超だが、側溝の泥に測定器を近づけると、約100マイクロシーベルトに達する地点もあったというのだ。年間なら876ミリシーベルトで、1日浴びただけで、2.4ミリシーベルトと以前の許容量を超えてしまうことになる。

   福島市では、土壌汚染も深刻なようだ。県原子力センター福島支所が事故直後の3月15日に国道近くの雑草を測ったところ、1キログラム当たりの放射性セシウムが16万9000ベクレルに達した。野菜類や茶葉の規制値500ベクレルをはるかに上回る値だ。

   この数値は、ようやく6月3日になって公表された。セシウムは半減期が30年と長いだけに、今後は抜本的な対策が求められそうだ。
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放射線濃度なぜ違う?文科省測定と自治体の独自調査
http://www.j-cast.com/tv/2011/06/13098189.html
2011/6/13 13:09
  首都圏でも局地的に放射線濃度の高い場所があるが、この「ホットスポット3 件」はどうして、どういうところで起こるのか。

   文部科学省が測定しているモニタリングポストの今月12日(2011年6月)の1時間当たり放射線量は、水戸市0.095マイクロシーベルト、さいたま市0.05マイクロシーベルト、東京・新宿0.059マイクロシーベルト、千葉・市原0.044マイクロシーベルトと低い数値を示していた。

   ところが、各自治体が独自で測定したところ、近隣の東京の足立では0.22マイクロシーベルト(6月10日)、葛飾0.31マイクロシーベルト(5月25日)、千葉・柏では0.54マイクロシーベルト(5月31日)と高かった。

   とくに、柏市は市内3か所の地表50cmのところで測定、最大0.54マイクロシーベルトを記録した。これは市原市内の12倍以上に当たるという。

雨で集まってくる「ホットスポット」

   なぜこうも違うのか。日大放射線防護学の野口邦和専任講師は次のように説明する。

「放射性ヨウ素やセシウムは常温では固体で、空気中の粉塵に付着して風で運ばれる。雨が降れば、降ったところで落ちるのでそこがホットスポット3 件という状態になる」

   国の放射能検査だけでは正確ではないことが分かったのだが、司会のみのもんたが粗雑な国の検査体制に一言――。

「ところによってはホットスポット3 件という言葉が使われる。これからの原子力エネルギーを考えるのも大事だが、今どういう事態に直面しているか分からないとダメですよ」

   柏市の公園では、普段なら多い子どもたちの遊ぶ姿や散歩する人の姿が、いまはほとんど見られなくなっている。

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株主相次ぎ「原発撤退」提案 厳しい総会対応迫られる電力各社
http://www.j-cast.com/2011/06/12098180.html
2011/6/12
東京電力や関西電力などの株主の一部が原子力発電からの「撤退」を求めている。東電は2011年6月28日、関電は同29日に定時株主総会を開催するが、そこでの議案に株主提案として盛り込まれた。

   電力各社の取締役会はこうした提案に反対の意向を表明しているが、株主総会では原発事故後の電力事業をめぐり、株主の厳しい追及を覚悟する必要がありそうだ

   東電の定時株主総会の招集通知によると、402人の株主が原子力発電からの撤退を定款に加えるよう提案している。「未来の子どもたちに負の遺産を残し、地元に負担を押し付ける原発からは即刻撤退すべきである」と主張し、定款に(1)古い原発から順に停止・廃炉とする(2)原発の新設・増設は行わない――の2点を盛り込むよう提起した。

   これに対し、東電の取締役会は「業務執行に関する内容を定款で定めることは適当ではない」と反対の立場で、今後の原発事業について、「事故の調査結果やエネルギー政策全体の議論、地域の皆さまの意見などを踏まえて検討したい」と説明している。

   一方、関西電力は124人の株主が「原発撤退」を求める議案を提出。東電福島第一原発で射線物質の放出されたことを受けて、「放射能の処理ができない原発はやめる」よう、定款の変更を求めた。撤退まで役員報酬を支給しないことや、プルサーマル計画の凍結などをあわせて提案した。

   関電では別の株主36人も、建設から30年以上の高経年化炉の廃炉を念頭に、「自然エネルギーへの転換宣言」を盛り込むよう求めている。

   関電の株主は他にも、オール電化政策からの撤退や、東西の周波数の違いが電力融通に支障をきたしたことから、欧州にならった「メッシュ系統」の電力網を整備して、周波数の変換を容易にすることを事業運営に盛り込むべきとも主張している。

   しかし、関電の取締役会は、これらの議案に対して反対を表明。「今後も原子力を中心とした最適な電源構成を構築して、持続可能な低炭素社会を目指す」ことで、株主に理解を求めている。

中部電力の株主は「発電設備を売る事業」への転換を求める

   浜岡原子力発電所の稼働を停止している中部電力でも、93人の株主が浜岡原発の廃炉を提案。あわせて、「脱原発に向けたロードマップの策定」や、オール電化政策からの撤退を求めるとともに、「電気をつくって売る事業から、発電設備をつくって売る事業への転換」を提案した。九州電力も株主70人が古くなった原発から順次廃炉にし、新規の原発もつくらないよう求めており、いずれも取締役会は反対を表明している。

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身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
(みをすててこそうかぶせもあれ)

 命を捨てる覚悟さえあれば、窮地を脱して物事に成功することができるということ。溺れかかったときは、あがけばあがくほど深みにはまる。捨て身になって流れにまかせれば、やがて浅瀬に立つこともできるとして言う。

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