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ドキュメンタリー映画「100、000年後の安全」が上映中

・地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~ 
・放射性廃棄はどこへ「終わらない悪夢」
・10万年後の安全

「10万年後の安全」は、全国上映されるかどうか判らない作品であった。
しかし、福島の原発事故によって、全国公開が決まったという不幸なのか幸運なのか、まったくもって判らない作品であります。
ブラックジョークを飛ばしたいところですが言ってしまうと、笑いではなく鉛が飛んできそうなので止めておきます。
NHKで放送された「地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~」と、どこが違うかはこれから行って確かめてくるつもりです。
幸い、5/28から上映が始まっています。

誰が考えても10万年という期間は普通に想像できる未来ではありません。
逆から考えて見れば、
・約10万年前:現代人(ホモ・サピエンス)がアフリカを出て世界各地に拡がった。
・8万1000年前 - 地球温暖化に伴う海面の急速な上昇が起こっていた。
・約5万年前 - 隕石の衝突でバリンジャー・クレーター(アメリカアリゾナ州)が形成される。
・約2万年前 - ウルム氷期(最終氷期)のピーク。
・約1万年前 - この頃、最後の氷期(最終氷期)が終わったとされる。
この時点でまだ文明と呼ばれるものはありません。
・古代エジプト文明、メソポタミア文明が起こったのは5000年前です。

さて、本当に10万年も保存しする施設を作ることができるのでしょうか???
特に、この日本では、仮に1000m以上も地下に埋めたとして、そこに火山が10万年間誕生しないという保証は誰ができるのでしょうか?
三陸沖地震の発生すら予測することができない人類が、火山列島の帯のどこに安全地帯があると予想するのか、非常に興味があります。
しかし、実のところ答えは判っております。
今年の流行り言葉でいうならば、『想定外』だったと言うのでしょう。
“ここに地震や火山が起こることはない。それ以外は想定外である”
そう言うに違いありません。
非常に残念ですが間違いありません。

《不経済なエネルギー原子力》

原子力が経済的でないことは、多くの科学者が知っていることです。
上記に述べられている最終処分場の建設費だけを取って見ても、10万年も保存することを前提とした構造物に一体どれだけの建設費が掛ると思いますか???
100ワット当たり1円で済むのでしょうか?

経済活動を金銭に換算してみましょう。
燃料棒は約1年毎に3分の1取り替えられるのが一般です。
50~80本に束ねられた燃料棒が、400~800体の燃料集合体として原子炉に収められます。(BWRの場合)
110万kW級の原子炉からは、年間約30t(ウラン重量)が出ます。
2006年3月末で全国の原発敷地内には約1万1520t(ウラン重量)の使用済み核燃料が貯蔵されえているというのですから困ったものです。
もう、すでに処理施設はパンク状態です。

2009年の10電力会社の合計の年間総発電量は957TWhです。
その内、原子力発電による発電量はその29%で278TWhになります。
原子炉の炉数54基です。
2009年12月末現在、商業用の原子力発電所は合計出力4884.7万kW(キロワット)が運転しています。

使用されるウランは、
3%濃縮ウラン燃料 1t が燃える前の組成はウラン238が 970kg、ウラン235が 30kg であるが、燃焼後は、ウラン238が 950kg、ウラン235が 10kg、プルトニウム 10kg、生成物 30kg となる。

中間貯蔵
使用済み核燃料が冷えるまでの約30年間を冷却プールで冷やす。

再処理工場では、
ウランとプルトニウムを分離して中性子を吸収する核毒のない新しい燃料(MOX)を製造する。そして、核毒部分は高レベル放射性廃棄物 (HLW)を廃液として排出される。
この処理費用が、1kg重金属あたり1000ドルと言われ、ウランを買うより高い為に、燃料棒のままで処分(ワンススルー)を検討する国も少なくない。
また、この再処理で、1t の使用済み核燃料から高レベル放射性廃棄物を最終的に 30~50kg+α まで減らすことになる。

最終処分場となる地下では、
高レベル放射性廃棄物はガラス固化するものの、半減期数万年の MA と高発熱量 FP が混入しているため、冷却しながら30年、その後数万年の保管が必要になる。

まとめ
経済産業省の試算では、中間貯蔵以降の経費が計上されていない為に、正しい原子力の電力コストが試算できていません。
確実にかかる中間貯蔵の冷却期間30年の冷房費用だけでも相当必要です。さらに毎年約1300tの保管場所を拡大しなければならない為に、その建設コストも必要になります。
さらに、再処理の費用、最終処分場の用地確保と施設の建造。これらがすべて原子力発電に掛るコストとなります。
原子力のスバらしい所は使用燃料の少ないことであり、再処理を施すことでさらに効率的になります。
しかし、あくまで使用燃料が少ないというだけであり、コスト高であることに変わりはありません。

原子力が低コストであるという嘘は、以前から暴露されていましたが、それを経済的な圧力で国民に知らさないようにしてきました。
「嘘を100回言えば、本当になる」とは、原子力を推進してきた方々に投げかけられる言葉です。
そして、現在は放射能が安全であるかのごとき嘘が、風潮されています。
本当に悲しいことです。
また、正しいコストを算出するだけのデーターを公開していないのも事実であります。
(下の計算はあくまで概算です)

・概算なので単純に計算します。

★年間に出てくる使用済み燃料の量
年間原子力発電所出力÷110万kW原子力×110万kW原子力から出る使用済みウラン量

4884.7万kW÷110万kW×30t=1332t/年

★使用済み燃料を冷蔵する費用
冷蔵庫の一時間当たりの電気代:1.21円/kWh・?
年間の電力使用量:24 × 365 = 8760時間
年間の電力使用電気代:10560円/kW年・?
(あまり当てにならないデーターですが、これを使用します)
ウランの比重  19
・年間出来る使用済み燃料の量÷比重×年間の電力使用電気代=毎年増加する電気代
1332t/年÷19×10560円/kW年・?×1000=7億4000万円/年
・すでにある使用済み燃料の量÷比重×年間の電力使用電気代=毎年増加する電気代
1万1520t÷19×10560円/kW年・?×1000=64億円/年
(契約者1800万件として、1件当たり355円、毎年41円の値上がり)

★貯蔵施設建設費
貯蔵施設の容量5,000トンUで、プール貯蔵の場合で 2,997憶円。
1万1520tの貯蔵に必要な建設費:6,905憶円
毎年増加する貯蔵に必要な建設費:798憶円
(1800万件として、1件当たり3万8361円の徴集と443円の値上がり)

★再処理を行った場合
1kg重金属あたり1000ドル(85円/ドル)で8万5千円。
1万1520tの貯蔵に必要な処理費:9兆7920億円
※すべてを再処理することに意味があるかが疑問(1件当たり54万円?)

★最終処分場の建設?
ここに至っては、概算すらできない。
数兆円~数百兆円くらいが妥当な金額になるのではないか???
「地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~ 」を見れば判るが、地底都市を建設するくらいの予算と時間が必要になる。
(これを電気量に加算するとなると、総額で1件当たり10万~1000万円の増額になるでは・・・・・・毎年に分散すれば、払えないこともないが、これを安いコストと思える人は、かなり大人物である。)

いずれにしろ、あまり意味のない試算である。
政府・東電から建設予算や処理費、または試算が開示されていないので概算でしかない。

さらに言うならば、
事故を起こせば、数十兆円の被害額が計上される。
本来なら事故が起こった場合の対策予備費として、経理に計上しなければならないが、数兆円規模の予備費を会計上で認めることができるのか?
また、それを電気料金に加算してよいモノか?

それ以前に、原発事故を起こしてもいいのか?

一時的に原子炉をすべて止めることが必要だが、どうやって止めるかを議論する前に、原発が必要と騒ぐ方々と戦わなくてはならないのが非常に残念である。
こういった事故を起こしても、反省すらしていないのはどういう了見であろうか?

責めて、原子力発電が軽コストでないのは、いい加減認めてもらいたいものである。

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地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~ 
http://www.youtube.com/watch?v=rSKbY3yKu2U
http://www.youtube.com/watch?v=x2jgdJzNM6g&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=UeVZ980wB2Q&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=5gH_qNHuf2c&feature=related
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2/16 NHK BS1 地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~ 
http://kayophils.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11-1
各国が頭を痛める原子力発電所の廃棄物問題。北欧のフィンランドが世界に先駆け、核のゴミの最終処分場の建設に乗り出している。「オンカロ」(フィンランド語で「隠し場所」)と呼ばれる処分場は、太古の岩盤層を深さ500mまで掘り下げた先に作られ、施設が国内で排出される核廃棄物で満パンになる約100年後に、入口を完全封鎖されるという。

核廃棄物の最終処分が難しい理由は、実はその先である。廃棄物が出す放射線が、生物にとって安全なレベルに下がるまで、欧州の基準では少なくとも10万年かかるとしている。つまりオンカロは、人類の歴史にも匹敵する膨大な歳月の間、安全性の確保が求められるのだ。革命や戦争が起きたり、気候や地殻の大変動に見舞われたりしたとしても・・・

最も危惧されているのは、今の人類が姿を消したあとの未来の知的生物が処分場に侵入し、放射線が漏れ出してしまうシナリオだという。そうならないよう、近づくと危険だという警告を伝えた方がいいのか?しかし、どうやって?あるいは何もせず、記憶から消し去ってしまう方がいいのか?原子力というパンドラの箱を開けた人類が直面する難問を描く。2010年 国際環境映画祭(パリ)グランプリ受賞作品

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放射性廃棄はどこへ「終わらない悪夢」
http://www.youtube.com/results?search_query=%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E5%BB%83%E6%A3%84%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%B8%E3%80%8C%E7%B5%82%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%84%E6%82%AA%E5%A4%A2%E3%80%8D&aq=f
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10万年後の安全
http://www.uplink.co.jp/100000/

  放射性廃棄物問題を正面から描いたドキュメンタリー映画「100、000年後の安全」(マイケル・マドセン監督)が話題を呼んでいる。2日に単館で公開したところ大反響で、16日から拡大公開が始まり、6月までに全国の40館で上映が予定。福島第1原発の事故により、原子力問題への関心の高まりが示された格好だ。

 この作品は、フィンランドが建設している世界初の放射性廃棄物の最終処分場「オンカロ」が題材。危険性が10万年続くとされる高レベル放射性廃棄物を、地中深くの堅い岩盤内に埋め込んでしまう計画だ。

 しかし、10万年といえば、石器時代から現代までに相当する長大な時間。人類にこの場所が危険だと警告し続けることは可能なのか。文明が変われば、文字も通じないのではないか。もし、財宝と誤解して、未来の人類が放射性廃棄物を発掘してしまったら…。マドセン監督は関係者に質問を繰り返し、彼らが苦悩する様子を記録している。

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「核のゴミ」にかかるコストはどれくらいか?
http://homepage3.nifty.com/radioactivewastes/jastjj/page_2/article_4.htm

再処理費用は平均で、1kg重金属あたり1000ドル(標準的な再処理法)。この価格は、プルサーマルを利用する場合で、ウラン価格が1kgウランあたり360ドルになって初めて等価になる(最近のウラン価格は1kgあたり40ドル)。

①国内のコスト比較問題の火付け役にもなった米国二大学のレポートの概要を紹介する。さらに②核燃料などの価格について歴史的な変動を明らかにするほか、③再処理処分で必要になる18・8兆円というバックエンド費用の中身にも踏み込む。

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福島原発、年内の収束絶望的
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/kyodo-2011052901000604/1.htm年5月30日(月)2時2分配信 共同通信

2011

 福島第1原発事故の収束に向けた工程表について、東京電力が「年内の収束は不可能」との見方を強めていることが29日、複数の東電幹部の証言で分かった。1~3号機でメルトダウン(炉心溶融)が起き、原子炉圧力容器の破損が明らかになったことで、東電幹部は「作業に大きな遅れが出るだろう」としている。東電は4月17日に「6~9カ月で原子炉を冷温停止状態にする」との工程表を公表、1号機の炉心溶融が発覚した後の5月17日にも工程表の見直しはないとしていた。東電幹部の一人は「9カ月という期限はあくまで努力目標だ」としており、原子炉を安定状態に持ち込んだ後に想定していた政府による原発周辺住民の避難見直し時期についても影響が出そうだ。東電は5月初旬まで、原子炉格納容器に水を満たし燃料が入った内側の圧力容器ごと冷やす「冠水」に向けた作業を続けていたが、12日に1号機の炉心溶融と圧力容器の損傷が明らかになり、冠水を断念。原子炉建屋にたまった大量の汚染水を再利用する「循環注水冷却」という新たな方法で原子炉を冷却する方針に切り替えた。

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低コストで太陽電池 金沢工大教授が開発
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110528103.htm
 金沢工大工学部の南内嗣(ただつぐ)、宮田俊弘の両教授は27日までに、銅板と亜鉛 を組み合わせた新型太陽電池の基板を開発した。従来のシリコン製に比べ100分の1の 費用で製造できるとしている。福島第1原発事故を経て政府が「サンライズ計画」を発表 し太陽熱エネルギーが関心を集める中、両教授は「低コストの太陽電池をぜひ実用化させ たい」と意気込んでいる。
 新型太陽電池の基板は電熱器で焼いた銅板(多結晶亜酸化銅)に亜鉛膜を重ねて作った 。太陽光が基板に当たると青と緑色の光を吸収して電気に変える仕組みで、光から電気へ の変換効率は3・8%。1980年代に同じ手法で米国で製作された基板の変換効率1・ 8%の2倍程度に高まり、実用化のめどがついたとしている。

 南、宮田両教授によると、従来のシリコン製太陽電池の基板は直径15センチの円盤状 で製造に約8千円かかるの対し、今回、開発した基板は数十円で作ることができる。製造 コストをおよそ100分の1まで下げることで、一戸当たり約300万円かかるとされる 太陽光発電施設の設置費も大幅に抑えることが可能になるという。

 研究成果は23日、社団法人応用物理学会の審査を経て同学会報の電子版に掲載され、 世界に発信された。

 南教授は宮田教授が金沢工大生のころ指導したという間柄。師弟コンビは「新型太陽電 池は希少金属(レアメタル)を一切使わず、無毒の銅や亜鉛が素材で原料が豊富という点 でも有効と考える」と語った。
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放射性物質 微生物で回収 劣化ウラン弾処理 視野 広島国際学院大と関西の企業との研究グループ
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=2008051217501978_ja
記者 平井敦子

 広島国際学院大(広島市安芸区)と関西の企業との研究グループが、土壌や河川を汚染しているウランなどの放射性物質を微生物を使って回収する技術を開発したことが23日、分かった。劣化ウラン弾による放射能汚染への活用も視野に入れ、2009年の実用化を目指している。

 研究グループの統括代表者の佐々木健・同大教授(生物環境化学)によると、これまで回収に成功している放射性物質は、ウラン、ストロンチウム、コバルトの3種類。Y字型のセラミック(全長5センチ)に封じ込められた特殊な光合成細菌が帯びるマイナス電気が、プラスイオンの放射性物質を引き寄せる仕組みだ。

 放射性物質20ミリグラムを含む1リットルの水に、細菌入りのセラミックを6日間入れた実験では、セラミック1個当たり2ミリグラムの放射性物質を回収できた。この実験などから、放射性物質に汚染された土壌にセラミックを埋め込むと、3―6カ月間で、1個当たり10―20ミリグラムの放射性物質を回収できると推定している。

 放射性物質は、薬品で除去することができるが、高価で環境への負荷も生じる。特に、低濃度で広く汚染されている場合は、今回のバイオ技術の方が低コストで環境にやさしい、という。

 研究は8年前からスタート。大学院生を中心に計6人で取り組み、1月末に特許を申請した。佐々木教授は「劣化ウラン弾の処理や、地震の時などに漏れた放射性物質の回収に活用できる技術。ヒロシマ発で世界に発信したい」と話している。

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使用済み核燃料貯まる一方  原発は「トイレのないマンション」
http://www.j-cast.com/2011/05/30096255.html
2011/5/30 11:00         
東京電力福島第1原子力発電所の事故で、保管していた核燃料の問題がクローズアップされた。

   政府は使用済み核燃料を再処理して再び燃料とする「核燃料サイクル」を進めてきたが、肝心の再処理施設は稼働が遅れに遅れ、最終的な処分場も決まらぬまま、使用済み燃料がドンドン貯まる一方だ。今回の事故がこれに影響を与えるのは確実で、「トイレのないマンション」ともいわれる原発の弱点が改めて問題になっている。

再処理工場はトラブル続発で完成20回も延期

   福島では、原発の建屋の上の方にプールがあって、そこに使用済みや定期検査中に一時取り外した燃料棒が水につかって保管されていた。

   今回の事故で、この事実を知った国民がほとんどだろう。これが損傷し、大量の放射性物質を放出しかねない危険な実態が白日の下にさらされた。

   それ以上に問題なのは、その先の使用済み燃料の処理だ。原発内で温度を下げた後の燃料は、電力会社などが出資する日本原燃(青森県六ケ所村)に運ばれる。ここの再処理工場で溶解され、取り出したプルトニウムはウランと混ぜて「MOX燃料」に加工して通常の原発で再び燃料として使用する「プルサーマル」を進めることになっている。

   しかし、再処理工場は試運転を始めたものの、トラブルが続発して完成は20回も延期され、稼働予定は当初の1997年の予定から遅れに遅れて2012年10月予定にずれんでいる。このため、福島第1(2号機)、九州電力・玄海、四国電力・伊方の3原発で海外製のMOX燃料を使い始めているところだ。

   むつ市の備蓄センター予定通り完成できるか

   そんな状況だから、使用済み燃料は貯まる一方だ。再処理工場内の一時貯蔵施設は容量3000トンのうち2800トン余りが埋まっていて満杯に近い。東電などが中間貯蔵する備蓄センター(3000トン規模)を青森県むつ市に建設中で、2012年7月完成予定だが、事故を受けて地元が受け入れるか、懸念する声が出ている。再処理工場が稼働しなければ、備蓄センターがなし崩し的に最終的な貯蔵場所になりかねないからだ。

   そうなれば、原発にそのままため込んでおくしかないが、原発内のプールや貯蔵設備もそう余裕はない。容量に対して、2010年秋時点で平均66%が埋まり、猶予は5年程度といわれる。

   菅直人首相は2011年5月17日に、共産党の志位和夫委員長と会談した際、核燃料サイクルについて、

   「再処理施設に持っていくサイクルが機能しない状況になっている。それも含めてエネルギー基本計画を白紙から見直したい」と表明したという。「プルサーマル」はエネルギー資源に恵まれない我が国のエネルギー政策の根幹とされていたが、根本的に見直すしかない状況に追い込まれている。

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「白煙上がった」「半径300キロ内壊滅」  「もんじゅ」巡るデマ騒動相次ぐ
http://www.j-cast.com/2011/05/29096821.html
2011/5/29 18:41         
  福島第1原子力発電所の事故に終息のメドが立たないなか、今度は高速増殖原型炉「もんじゅ」への懸念が高まっている。過去に何度もトラブルを起こし、今は原子炉容器内に機器が落下したまま運転がストップした状態だ。

   そのせいか最近、もんじゅに関してネット上で騒ぎが相次いだ。出所不明の資料に基づいた「デマ」も広がった。

   「もんじゅから白い煙が上がっている」との情報がツイッター上に出始めたのは、2011年5月28日午前。もんじゅを運営している日本原子力研究開発機構(原子力機構)では、ウェブサイト上で15分おきにもんじゅの外観のパノラマ画像を更新、公開しているが、それを閲覧した人が「異変」を発見したのだ。

   ネット掲示板には、更新されたパノラマ画像が張り付けられたが、午後になっても白煙が出続けていた様子が分かる。ツイッターでは「いよいよやばいの?」「絶対に起きてはならない事が起きているのかもしれない」と、事態を恐れる投稿が書き込まれ、中には「拡散をお願いします」と情報を広めようとするユーザーまで現れた。

   結局この白煙は、トラブルではなかった。原子力機構は煙について「ボイラーから放出されている蒸気で、放射性物質を含んでいない」と説明。サイト上でも「異常ではありません」と呼びかけた。

   もんじゅは1995年、ナトリウム漏れによる火災が発生し、運転を停止。2010年5月に運転を再開したが、同8月には核燃料の交換の際、原子炉容器内に機器が落下する事故が起きていまだに引き上げられないでいる。不始末続きのうえ、福島第1原発の事故で誰もが神経質になっているときに起きた「白煙騒ぎ」に、大勢の人がつい飛びついてしまった格好だ。

   出所不明の「もんじゅ被害想定マップ」

   しかし、その数日前に起きた騒動は少々悪質だ。5月23~24日にかけて、ネット掲示板に「もんじゅ被害想定エリア」なる画像が出回ったのだ。ネットの地図サービスを利用したと見られる画像は、日本地図の上に、もんじゅのある福井県敦賀市に目印が打たれ、そこを中心に半径300キロ圏内を示す赤い円と、半径600キロ圏内を示す青い円が描かれている。

   地図の左下には、半径300キロ圏内は「壊滅的被害」として、「24時間以内死亡/即死」と刺激的な表現が踊る。この円内には大阪や名古屋、紀伊半島全域や四国東部、伊豆半島の東側まで含まれている。また、東京や福岡は半径600キロ圏内となり、ここも「72時間以内死亡率50%」と書かれている。

   画像がネットに出回るにつれ、「どこにも逃げられない」「諦めるときは諦めなければいけないのか」と嘆く投稿がツイッターに寄せられた。一方で、「このマップのソースが分からない」と冷静に考える人も少なくなかった。実際に画像の出所は不明で、画像を見る限りでは「想定エリア」も被害の内容も根拠が一切示されていない。その後、元画像自体が削除されてしまった。

   もんじゅに対して人々が抱える不安が、「デマ」によって増幅されてしまったようだ。

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下水汚泥、焼却灰に放射性物質 関東各地の自治体が処理に頭抱える
http://www.j-cast.com/2011/05/26096589.html
福島第1原子力発電所の事故を受け、関東各地の下水処理場や浄水施設の汚泥から放射性セシウムが検出されている。多くの県は汚泥を保管しているが、国は放射性物質を含む汚泥の扱いについて全国的な基準を設けておらず、どこも処理に困っている

   東京都では、2011年5月10日から12日にかけて都内12か所、全ての下水処理施設を調査。全ての汚泥と汚泥焼却灰から放射性セシウムを検出し、江戸川区の葛西水再生センターでは、焼却灰から最高1キロ当たり2万9100ベクレルを検出した。同センターは汚泥も最高値の1700ベクレルだった。

セメント企業も受け入れストップ

   汚泥から比較的高い放射性物質が検出されるのは、雨に含まれた放射性物質が処理過程で濃縮されるためだ。焼却して灰になると更に濃度は高まる。

   埼玉県では県内5か所の浄水施設から出た汚泥を6日に採取したところ、全ての施設の汚泥で放射性セシウムが検出された。最も高いところで3900ベクレルだった。

   どこの地域でも困っているのが、汚泥をどうするか。国は12日、福島県内で出た下水汚泥について「当面の考え方」を発表。放射性物質が10万ベクレルを超えた汚泥は可能な限り県内で保管。焼却灰は飛散防止のため容器に入れなければならない、などだ。

   しかし、これはあくまで福島県についての考え方だ。県内6か所の浄水施設の汚泥から放射性セシウムが検出された群馬県、下水環境課の担当者は「国土交通省に5月中旬に問い合わせたら『福島県の考え方を援用して差し支えない』という返答があったが、群馬は高くても700ベクレルとかのレベル。福島の考え方には低いレベルについて決まりがないので、それでは困る」と話す。

   普段はセメントに再利用するためセメント企業に搬出しているが、放射性物質が検出されれば、企業も引き取ってくれない。結局現在、汚泥は民間施設に保管。6月中旬には保管量が限界に達してしまう所もあるという。

   保管できなくなって屋外に置くケースも

   埼玉県の水道管理課も「福島県に限っての基準で埼玉には適用できない。これだったら安全という基準がない」と困惑した様子で話す。いつもは園芸用土やグラウンド土に再利用しているが、メーカーへの売却をストップ。県内施設に保存しているものの、7月初めには一杯になってくるという。

   県が管理する4か所の下水処理場から放射性セシウムを検出した神奈川県も、現在汚泥を焼却灰にして処理場の建屋内に置いているが、場所によっては、屋外にブルーシートを敷いてその上に土嚢に入れた焼却灰を置き、そこにまたブルーシートをかけている。

   こうした現状を受け、神奈川県は25日、国土交通省に緊急の要望書を提出した。放射性物質含む汚泥などの取り扱いに関する明確な基準を策定することや、汚泥をセメントの原料として再利用するための具体的な方策を策定することなどを求めた。県の下水道課の担当者は「国には具体的でかつ実施可能な処理基準を早急に設けてもらいたい」と話している。

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高レベル放射性廃棄物 ートイレなきマンション
http://www.nuketext.org/mansion.html

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放射性廃棄物
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E6%80%A7%E5%BB%83%E6%A3%84%E7%89%A9
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平成22年度予算概算要求等に係る事前評価書
http://www.meti.go.jp/policy/policy_management/22fy-hyouka-new/33.pdf
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中間貯蔵施設の建設コスト
http://www.ne.jp/asahi/ma/ru/energy/shiyozumi.html
本試算は、プール貯蔵とキャスク貯蔵の貯蔵コストの関係を把握することを主目的として概算を行ったもの。不確定要素が多いため余裕を持たせたものとなっている。

1.試算の前提

(1)貯蔵施設の容量5,000トンU
(2)貯蔵期間40年間
(3)貯蔵費用(資本費十運転費十輸送費)
 イ)プール貯蔵の場合 :2,997憶円
 ロ)キャスク貯蔵の場合:1,608憶円
(4)貯蔵費用のうち建設費及ぴキヤスク費
 イ)プール貯蔵の場合 :1,428憶円
 ロ)キヤスク貯蔵の場合:1,300億円
(5)貯蔵費用構成費目の試算
 1.建設費及ぴキャスク費:メー力一調査を踏まえて試算した概算値。
 2.解体・処分費、維持修繕費及び一般管理費(注)
  イ)解体・処分費:建設費の10%として試算。
  ロ)維持修緒費 :建設費の1%+キヤスク費の0.1%として試算。
  ハ)一般管理費: 人件費及ぴユーティリティ費の合計額の10%として試算。
 3.人件費:必要作業項目1二要する作業日数で試算。
 4.ユーティリティ費:当該施設の運営に必要な電力量のみ試算。

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コメント

長編記載拝読しました。参考になりました。特に、低コスト太陽光発電の話は参考になりました。
10万年後という話は実感がわきませんが、最近調べた結果から、このまま原発が増加していけば、金銭面のみならず、学者が予測するように、津波云々という以前に、水没してしまうのかと思うようになりました。杞憂?
とにかく、異常気象および原発からの故意もしくは突発的な産廃(排水、排ガス)によって環境温暖化がさらに進むのではないかと思われます。上記の低コストの再生エネルギーの想定外の進展に期待します。

tetsu へ

私も10万年後など実感がまったく湧きません。

むしろ、100年間でさえ、きちんと保管できるかを疑ってしまいます。

原子力研究に予算を投じても、安全に処理できる技術を確保して貰わないと安心できないというのは心情です。

あくまで、原子力発電が採算に合わないということを言いたいものです。

産廃の処理について、引用させていただきます。原子力は採算が合わないようですね。燃料貯蔵プールからの廃熱、排ガスは常時外部に漏れていないのでしょうか?

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