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冷温停止にもっていけるの??? それは神のみぞ知る!?

行程表がよく取り出さされているが、普通に原子炉の原理を考えてほしい。
稼動中の原子炉に水を大量にぶっかけて止めるなどということはほとんどやられない。
だた、幸いなことに1・2号機の原子炉内では温度があまり高くないように思えるので、臨界が起こっていないと推測される。
臨界が起こっていない状態であれば、冷温停止にもってゆける可能性はある。

一方、3号機は水が注入できていないか? 臨界が起こっているか?
どちらか判断できないが、おそらくそのどちらかであろう。
水蒸気などの状態を考えて、おそらく前者の水が注入できていないのではないかと推測する。

配管がどこかで壊れることも予想していた。
「現場の鉄則は、危険域を最短で抜けるとである。」と何度も主張していたのは、まさにこの事態を避ける為でした。

※福島第一原発 1号機 制御不能へ
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-eb19.html

ただ、今回の幸いは、すでにメルトダウンが終わっていると予想されることです。
原子炉の底が抜け、格納容器もどこかが壊れている。
逆に考えれば、格納容器の外部からも水を注入できる環境にあるということです。
外部にある燃料プールのように送水によって、水を外部面から内部に注ぐことも検討できる訳です。

ただ、心配なのは政府の無能さです。
物事は1面に囚われるのではなく、臨機応変に対応しなければなりません。
水を抜くという作業に囚われて、3号機のタービン建屋内の水を抜いてゆけば、原子炉建屋内の水位も下がり、格納容器の水を減ります。
格納容器の水が減れば、冷却機能が低下して、さらに、燃料が発熱する可能性があります。
あまり燃料が高熱になることは良い状態とは言えません。
水と反応して、水素を発生させる可能性も上がってきます。
(“水素爆発に触発されて、核爆発が起こる”可能性も増してくる訳です。)
基本的には、あり得ない現象です。心配するほどのことはありません。
しかし、政府の対応が遅いと何が起こるか判らない状態になってゆきます。
そこが心配です。

池田元久経済産業副大臣が「最悪の事態、神のみぞ知る」と4月13日の段階で発言しております。
メルトダウンのことを知っていたと考えれば、妥当な発言です。
臨界が起こるかどうかで、終息時期が異なってきます。
臨界が断続的でも起これば、5~10年、場合によってはそれ以上の期間を要することになります。
いつ終わるかは推測できない状態です。

とにかく、冷やして、冷やして、冷やすだけです。

【原発周辺20年住めない】

菅総理は言っていないらしいですが、現実になりそうです。
メルトダウンを知っていたことから出て来た言葉としか思えません。
こちらも4月13日の発言です。
1ヵ月以上も謀っていた罪は大きいです。

そして、現菅政権の元で対応を見ていると、有言実行されそうな手際の悪さに頭を抱えてしまいます。
どうやら、菅政権は福島の高濃度汚染地域を20年間も隔離するつもりなのでしょう。

仮にそうならなくても、放射能汚染による被爆患者が5年後くらいから発病し始めれば、安全を考えて、出入りに規制が掛けられることになると私は推測してしまいます。
それほど政府の対応が拙過ぎると思うのです。

除染という考え方を政府が持っていれば2次的な放射能の拡散が防げるのですが、今のままでは2次拡散は防げそうもありません。
ありとあやゆるものか汚染されてからでは、手間が掛り過ぎます。
この1次的な汚染段階で、すべてを回収するくらいの気持ちを持って対応して貰わないと、汚染国家“日本”となり、おそらく、2次的な汚染物の廃棄場として、福島が選択されるのは間違いないでしょう。
可能な限り除染をして、可能な限り汚染物を回収・隔離する必要があります。

汚染された農作物や木々や雑草もすべて回収し、隔離しなければなりません。

しかし、経済的費用が掛るという理由から政府はそれを行うとしません。5年後が恐ろしく思えます。

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20年住めないと言う菅総理、そんなことはない。10年も待てるか!? 福島は住めるようにできる。
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/2010-585f.html

「原発周辺20年住めない」 首相発言として伝わり波紋 全村避難の村長「これが政治家の言葉なのか…」と涙
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110413/fks11041321410021-n1.htm
2011.4.13 20:52
 菅直人首相が13日、官邸で松本健一内閣官房参与と会った際、東京電力福島第1原発の半径30キロ圏の避難・屋内退避区域について、少なくとも10年間は居住が困難との認識を示したとの情報が駆け巡った。原発被害の深刻さを示す衝撃的な発言だけに、情報は一気に広がった。首相は同日夜、公邸に戻る際、記者団に「私が言ったわけじゃありません」と否定した。

 情報の発信源は松本氏が首相との会談直後に行った記者団への説明。松本氏は「10年住めないのか、20年住めないのかということになってくると、そういう人々を住まわせるようなエコタウンを考えなくてはいけないということを言っていた」と発言。時事通信が首相発言として速報した。

 波紋は全村避難の対象となっている福島県飯舘村にも広がった。住民への説明会の途中で情報に接した菅野典雄村長は「少しでも早く戻れるようにするのが政治家の仕事なのに、これが政治家の言葉なのか。全く悲しくてならない。直ちに抗議する」と涙ながらに訴えた。住民からは「そうだ」との声が上がった。

 このため首相は、松本氏に電話をかけて記者団に情報を否定させた。ただ、松本氏は、長期間にわたって原発周辺が居住困難になる見通しを首相に説明したことは認めた。その上で移住先として内陸部に5~10万人規模のエコタウンを建設する案を示し、首相も賛同したことを明らかにした。
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【放射能漏れ】
「最悪の事態、神のみぞ知る」経産副大臣が参院予算委で発言

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110328/plc11032815150011-n1.htm
2011.3.28 15:15
 参院予算委員会は28日、池田元久経済産業副大臣が、東京電力福島第1原子力発電所の放射能漏(ろう)洩(えい)事故に関し「予見しうる最悪の事態を考えて(対処して)いるが、それ以上は神のみぞ知る」と発言したことに野党が反発し、審議が止まった。自民党の磯崎仁彦氏が、今後の最悪の事態を質問したことへの答弁。

 これに対し、野党は発言の撤回と陳謝を求めたが、池田氏は「誤解されたとすれば遺憾」、「後段の神発言に遺憾の意を表させていただく」などとの答弁を繰り返して、陳謝せず、審議が5回に渡って中断、休憩に入った。

 休憩後、再開した予算委で池田氏は「最大限、将来を予見して安全対策に当たらなければならないというのが私の真意だ。私の発言の後段中、神以下の発言については、おわびをして取り消す」と述べ、陳謝して、発言を撤回した。
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杞憂です(2)規格外作業という恐怖
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-6dbb.html

杞憂です(4)現場のリスクと市民のリスク
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-c747.html

福島第一原発 1号機 制御不能へ
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-eb19.html

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