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原発情報 ←(5/10更新)謎の爆発??? 3号機の水蒸気爆発か???

3号機の温度が上昇していることは以前も言いました。
今も上昇を続けて、高い温度を出しています。
5/8 雰囲気温度        209.7℃
   原子炉給水ノズル温度 210.4℃
TBSのライブ放送の5/8の放送写真が掲載されている。
http://yfrog.com/z/hszk9fej
見た感じ、どこかで爆発が起こっているような映像写真の連続である。
.201105080116
しかし、爆発が起こっているには5/8・5/9統合対策本部会見が和やかに行っているのを見ると杞憂だろうかとも思えてしまう。
TBSのライブ放送の5/8写真はデマなのだろうか?
実際に所はよく判らない。

5/4から3号機の注水量を毎時7トンから9トンに増やしたが収まらず、5/8の9時の会見で10トンに増やすと言っている。
政府関係者は水配管の一部が損傷しているために十分に水が行き届いていない可能性があると言っている。
これは私が以前から忠告していることであり、地震と津波と爆発であらゆる箇所で損傷の気険性が隠されている。いつまでも注入できると考えている方がおかしい。

結論:政府の情報がはっきりしないので情報が錯綜している。本来なら統合対策本部会見に細野豪志首相補佐官が出席していたので情報がそこで総括されなければならないのだが、実際に機能していないのだからそうとしか言えない。しかも出席時間が益々少なくなっているので、この政府の機能不全は相当深刻である。土壌汚染などの2次的な被害も拡大しており、対策の遅れが致命的な結果を呼ばなければ良いが、おそらく政府が期待する結果とは異なる結果になるのは容易に想像できる。
はっきりしていることは、3号機の注水量を増やしても一向に温度が下がらない状態が続いているということだけである。
おそらく違う配管を使っての注入も行って行くだろうからいずれ鎮火すると予想しているが、3号機の損傷は進行しており、いつか対処できなくなるのではないかと心配している。

東日本大震災への対応~首相官邸災害対策ページ~
http://www.kantei.go.jp/saigai/
■ 平成23年(2011年)福島第一・第二原子力発電所事故(東日本大震災)について
5/09 17:00
http://www.kantei.go.jp/saigai/pdf/201105091700genpatsu.pdf
■ 福島原発原子炉の状態 原子炉の温度
http://atmc.jp/plant/temperature/
■ 政府・保安院・東電 統合対策本部会見
http://www.ustream.tv/recorded/14586508

■前回の原発情報
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/418-fad3.html
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-f7cb.html

原発情報

※政府官邸の情報と東電の記者会見をベースにまとめています。
2011年5月9日17:00更新 
《福島第一原子力発電情報》

【福島第一原発の状況】
世界基準:レベル7、深刻な事故
福島第一原発:水蒸気爆発の可能性あり。1~3号機のすべて原子炉破損中
作業員の環境:国的には基準値以内。しかし、現実は把握できなくない。
福島県の状況(政府発表):20~30kmの県内退避中、順次退避中だが、進まず。
      (法律基準):危険地域指定水準(危険地帯)←<法律違反中>

総括:福島県の避難対策はまるでザルである。児童には20mSvまで安全だと言うし、避難する地域は中々定まらない。地域を放棄する気がないなら放射能除去を直ちに行わなければならないのだが、その方針も決まっていない。
一部では産業が再開し始めて、放射能物質を含んだ食品や製品、瓦礫などが県外に飛び出している。これはもう日本全体を含んだ放射能人体実験が始まっているとしか言いようがない。否、なし崩し的にそうなってしまう。一度拡散してしまった放射能を回収する方法はない。拡散させないことが原則なのだが、政府はその原則を無視している。
この政府の対応では、いずれ“レベル7”では済まない。“レベル8”(拡散を防げない深刻な事故)を新設定しなければならなくなってしまうのではないだろうか?
結果として、人類における放射能の影響を知ることができ、大きな人類の功績となるのだろうが、被害に会うのが日本人では笑えないジョークとしかいいようがない。

【原子炉、炉心状況】

【1号機】臨界停止の可能性あり(暴走中)←圧力容器温度115.8℃(9日)
【2号機】臨界停止の可能性あり(暴走中)←圧力容器温度110℃(9日)
【3号機】上昇中 臨界の可能性あり(暴走中)←圧力容器温度210.4℃(9日)
【4号機】<ありません>
【5号機】正常(完全停止中)
【6号機】正常(完全停止中)

圧力容器温度には、
A…原子炉給水ノズル温度
B…圧力容器下部温度
A…RPVベローシール
B…HMV戻り
の4つがあり、上記の温度はその中の最高温度を表示している。

《福島原発原子炉の状態 原子炉の温度》

原子炉温度
A…原子炉給水ノズル温度
B…圧力容器下部温度
※原子炉の設計温度(耐久できる最大温度)302度を点線で表しています。

福島原発 1号機 (153.4 ℃)
- 4/12  4/13  4/14  4/15  4/16  4/17  4/18  4/19 4/20 
A 216.2 206.2 203.6 197.0 189.9 180.4 173.9 169.0 164.1
B 119.0 119.0 119.5 119.4 118.3 116.6 115.4 115.1 113.9

4/21  4/22  4/23  4/24  4/25  4/26  4/27  4/28 
153.4 137.4 142.6 134.2 137.7  134.7 132.0 107.3
113.6 113.0 112.6 111.2 111.3  110.9 110.5 98.5 

4/29  4/30  5/01  5/02  5/03  5/04  5/05  5/06  5/07  5/08  5/09
114.7 134.9 142.0 142.3 142.1 138.4 135.2 134.7 124.8 119.8 115.8
95.0 102.7 105.2 105.8 105.7 103.6 102.0 102.8  99.4  96.9  95.4

福島原発 2号機 (136.1 ℃)
- 4/12  4/13  4/14  4/15  4/16  4/17  4/18  4/19 4/20 
A 165.8 170.1 159.7 150.0 142.8 141.1 141.8 136.5 134.7 
B 208.1 183.2 116.3 116.0 115.3 114.8   

4/21  4/22   4/23  4/24  4/25   4/26  4/27  4/28 
136.1 131.2  128.0 125.2 122.9 121.2 120.4 119.9

4/29 4/30  5/01  5/02   5/03  5/04  5/05  5/06  5/07  5/08  5/09
119.2 119.1 118.7 117.9 117.3 117.2 117.0 116.5 116.1 115.6 115.6

福島原発 3号機 (110.4 ℃) 
- 4/12  4/13 4/14  4/15  4/16  4/17  4/18  4/19 4/20
A 105.4  92.2  90.4  91.2  91.1  90.7 101.5 102.2 100.2 
B 119.3 117.3 122.6 121.5 121.3 121.7 114.3 110.3 109.5 

4/21  4/22   4/23  4/24  4/25  4/26  4/27  4/28 
104.0  93.3  85.9  81.1  74.6  67.9  72.0  86.0
110.4 111.6 109.4 110.6 110.8 110.4 110.7 109.6

4/29  4/30  5/01  5/02   5/03  5/04  5/05  5/06  5/07  5/08  5/09
81.3  84.8  93.7 100.8 116.6 128.5 156.6 163.5 180.2 206.2 210.4
112.9 113.4 118.4 125.3 135.1 140.0 143.5 147.4 150.3 151.9 153.0

福島原発 5号機 (45.5 ℃)
-4/12 4/13 4/14 4/15 4/16 4/17 4/18  4/19 4/20
A 33.1 43.4 33.5 45.1 45.3 44.4 45.5  34  42.4 

4/21  4/22  4/23  4/24  4/25  4/26 4/27  4/28
42.7  43.6   43.5  46.3 46.8 50.5  38.3 43.9

4/29 4/30 5/01 5/02 5/03 5/04 5/05 5/06 5/07 5/08 5/09
47  48.5  45.4 45.7 43.2 42.9 43.4 50.3 47.6 47.4 44.8

福島原発 6号機 (22.4 ℃)
- 4/12 4/13 4/14 4/15 4/16 4/17 4/18  4/19 4/20
A 22.7 48.6 24.1 47.1 33.5 33.3 22.4  47.7 30.3 
B _ _ _ _ _ _ _

4/21  4/22  4/23  4/24  4/25  4/26 4/27  4/28
50.3  23.5  49.1  24.4  39.9 26.3  47.9  47.5

4/29 4/30 5/01 5/02  5/03 5/04 5/05 5/06 5/07 5/08 5/09
25.3 47.7 30.2 29.1  44.0 29.9 27.9 50.3 26.5 47.9 26.2

雰囲気温度(原子炉内の気体温度)
A…RPVベローシール
B…HMV戻り
※原子炉の設計温度(耐久できる最大温度)302度を点線で表しています。

福島原発 1号機
   4/17  4/18  4/19 4/20 4/21  4/22  4/23  4/24 
A  121.4 120.2 119.4 118 117.3  116.8 115.9 114.0
B   97. 5 96.9  96.9 96.3 96.8   96.5  96.7  96.6

4/25  4/26  4/27  4/28 4/29 4/30 5/01 5/02
114.0 113.4 112.6 100.5 95.5 103.3 105.8 106.5
96.5  96.9  97.2  88.3 92.0 94.3 94.8

5/03  5/04  5/05  5/06  5/07  5/08  5/09
106.5 104.3 102.6 103.1  99.4  97.0  95.5
95.0  92.8  92.3  94.9  92.6  91.0  89.9
福島原発 2号機

   4/17 4/18  4/19 4/20 4/21  4/22  4/23  4/24 
B  131  132  128  124  126   122   116   114 

4/25  4/26 4/27 4/28 4/29 4/30 5/01 5/02
113  113  112  111  110  109  109  108

5/03 5/04 5/05 5/06 5/07 5/08 5/09
108  107  108  110  111  111  110

福島原発 3号機
   4/17  4/18  4/19 4/20  4/21  4/22  4/23  4/24 
A  253.2 240.4 226.5 216.6 193.9 138.6 134.2 128.3 
B  103.9  80.1  79.5 78.3 69.4   63.7  56.2  65.2 

4/25   4/26  4/27  4/28 4/29  4/30  5/01  5/02
124.3 117.9 121.7 125.4 128.3 128.8 138.7 189.0
67.8   67.3 101.9 102.1  98.6 101.2 101.7 108.3

5/03  5/04  5/05  5/06  5/07  5/08  5/09
205.0 213.1 228.1 243.1 206.0 208.6 209.7
106.0 111.2 119.6 137.1 153.0 157.7 154.5

総括:1号機は安定温度に入ってくれるかもしれない。循環システムの発表は5/4にされたがその続報が入らないので難航しているのだろう。それも最初から予想できていたので驚くニュースではない。
2号機は温度を見る限りでは問題なし、むしろ燃料プールの方が心配である。
3号機は遂に来るべき時が来たとしかいいようがない。何度も低温安定にするべきと騒いでいたが、官邸には届くことはなかった。
まるで想定外のように配管が壊れているかもしれないと言っているが、普通に現場を預かる者なら想定できる事故である。むしろ心配なのは、5/8の深夜のTBSのライブ映像である。
http://yfrog.com/z/hszk9fej
煙が上がっているのが判る。何号機で何が起こっているのか???
可能性が高いのが、3号機である。
原子炉給水ノズル温度210.4℃まで上がっている。
圧力容器がメルトダウンして格納容器に燃料が落ちた為に起こっているかもしれない。
そう考えると、水蒸気爆発による煙かもしれないが・・・・・・
5/8・5/9の統合対策本部会見では話題に上がらないので、デマの可能性もある。
いずれにしろ、3号機の原子炉給水ノズル温度が下がらないのは、何らかのトラブルが続いているのは間違いない。

【原子炉・タービン建屋の汚染状態】

【1号機】原子炉圧力容器:機密性あり(漏水状態)
     原子炉格納容器:破損あり、窒素注入中
     原子炉建屋  :水素爆発
     タービン建屋 :放射能汚染水が漏水中
【2号機】原子炉圧力容器:機密性なし(破壊状態)
     原子炉格納容器:破損あり、特に圧力制御室破損による機能不全中
     原子炉建屋  :一部破損
     タービン建屋 :放射能汚染水が漏水中
【3号機】原子炉圧力容器:機密性なし(破壊状態)
     原子炉格納容器:破損あり
     原子炉建屋  :水素爆発
     タービン建屋 :放射能汚染水が漏水中
【4号機】原子炉圧力容器:不使用
     原子炉格納容器:不使用
     原子炉建屋  :水素爆発
     タービン建屋 :地震の被害、及び燃料プールが破損

総括:1号機の2重ドアを解放したと騒いでいるが、要するに1号機建屋内の放射能を大気中に放出するというトンでもないことをやっている。作業を否定するつもりはまったくないが、放射能を屋外に出す行為のタブー性には自覚を持って貰いたい。1次的に原子力を止めることに全力を尽くす。2次的に放射能の拡散を防ぐ。この境界を東電も政府も理解していないことが非常に不安である。

【放射能拡散情報】(5/9)

計測された主な地域である。

岩手県(盛岡市)
 -     5/04 5/05 5/06 5/07 5/08
ヨウ素 131  0   0    0   0  0
セシウム134  2.1  0   0  20  0
セシウム137  3.0  0    0  20  0

山形県(山形市)
 -      5/04 5/05 5/06 5/07 5/08 
ヨウ素  131  0   0  0   0   0
セシウム 134  0   0   4.5 18  0    
セシウム 137  0   0  0  19   45

福島県

茨城県(ひたちなか市)
 -      5/04 5/05 5/06 5/07 5/08 
ヨウ素  131  0  0   0  0   0
セシウム 134  0  0   0  0   0
セシウム 137  0  0   0  0   0
(測定されていないのですが、信じられません)

栃木県(宇都宮市)
 -     5/04 5/05 5/06 5/07 5/08 
ヨウ素131   0   0  0   0  0
セシウム134 41   0  9.5  0  0
セシウム137 44   0  11   0  0
 
群馬県(前橋市)
-      5/04 5/05 5/06 5/07 5/08 
ヨウ素131  0   0  0   0  0
セシウム134 4.4  0  0   0  0
セシウム137 3.2  0  4.0  0  0

埼玉県(さいたま市)
-      5/04 5/05 5/06 5/07 5/08
ヨウ素131   0   0  2.6  0  0
セシウム134  0   0  5.5  0  0 
セシウム137  0   0  6.2  0  0

千葉県(市原市)
-      5/04 5/05 5/06 5/07  5/08 
ヨウ素131   0   0   0   0   0
セシウム134  0   3.4  7.2  4.8  0
セシウム137  0   0   7.2 6.3   0

東京都(新宿区)
 -    5/04 5/05 5/06 5/07 5/08
ヨウ素131  0   0  1.5   0  0
セシウム134 0   0  0    0  0
セシウム137 0   0  0   13  5.0

総括:数字だけを見る限りでは安定しています。特にヨウ素がほとんど検出されていません。福島第一原子力発電所の問題が終息したかのような数字です。しかし、私はこういう数字を見ると不安を覚えてしまいます。確かに原発周辺に飛散防止材を撒いた効果があるのかもしれませんが、原子炉に注入された真水がどこに消えているのか? そう考えると、何ら特別な対策を打っていないのに減ってゆくのは都合が良過ぎるような気がするのです。
測定値が変更されたりしていないのかとか心配になってしまいます。

全国放射線量マップ
http://atmc.jp/

《1・2・3・4号機、原子炉の状況》
平成23年4月27日(17:00)現在
原子力災害対策本部より
【1号機】
INES評価 レベル7
炉心燃料健全性           炉心損傷
格納容器健全性            健全
交流電源を要する原子炉冷却機能   機能喪失
交流電源を要しない原子炉冷却機能  機能喪失
建屋健全性             大きく損傷
原子炉圧力容器内水位        (A)-1650mm(B)-1650mm位(5月9日11:00)
原子炉圧力容器内圧力        高圧状態 (A)0.465MPaG(B)1.288MPaG位(5月9日11:00)
原子炉圧力容器内温度        高温中 116.6℃位(5月9日11:00)
格納容器圧力<窒素注入中>     安定 0.120MPaabs位(27日11:00)<破損確定>
炉心への注水            実施中(淡水)
格納容器への注水          実施中(淡水)
格納容器ベント           実施中
使用済み燃料プール内の燃料健全性  水温23℃位(26日)
電源受電完了(3日より仮設ポンプを稼動中)
5月8日 2重ドアを開き、建屋内を換気

【2号機】
INES評価 レベル7
炉心燃料健全性           炉心損傷
格納容器健全性           損傷の疑いあり
交流電源を要する原子炉冷却機能   機能喪失
交流電源を要しない原子炉冷却機能  機能喪失
建屋健全性              損傷
原子炉圧力容器内水位           (A)-1500mm(B)-2100mm位(5月9日11:00)
原子炉圧力容器内圧力        安定 (A)-0.020MPaG(B)-0.018MPaG位(5月9日11:00)
原子炉圧力容器内温度        維持 115.8℃位(5月9日11:00)       
格納容器圧力            安定 0.060MPaabs位(5月9日11:00)
圧力制御室             破損状態
炉心への注水            実施中(淡水)
格納容器への注水          実施中(淡水)
格納容器ベント           必要無し(ベント解放の必要なし)
使用済み燃料プール内の燃料健全性  水温48℃(5月9日11:00)
電源受電完了(3日より仮設ポンプを稼動中)

【3号機】
INES評価 レベル7
炉心燃料健全性           炉心損傷
格納容器健全性           損傷の疑いあり
交流電源を要する原子炉冷却機能   機能喪失
交流電源を要しない原子炉冷却機能  機能喪失
建屋健全性             大きく損傷
原子炉圧力容器内水位        (A)-1900mm(B)-2100mm位(5月9日11:00)
原子炉圧力容器内圧力         安定 (A)-0.081MPaG(C)-0.091MPaG位(5月9日11:00)
原子炉圧力容器内温度        高温上昇中 216.4℃位(5月9日11:00)       
格納容器圧力            安定 0.1027MPaabs位(5月9日11:00)
炉心への注水            実施中(淡水)
格納容器への注水          実施中(淡水)
格納容器ベント           実施中
使用済み燃料プール内の燃料健全性  水温56℃ サーモ位(26日)
電源受電確認作業中止中
8日12:10 仮設電動ポンプにより使用済み燃料プールに注水(~14:10)(約60t)

【4号機】
INES評価 レベル3
炉心燃料健全性           問題なし
格納容器健全性            健全
交流電源を要する原子炉冷却機能   必要とせず
交流電源を要しない原子炉冷却機能  必要とせず
建屋健全性             大きく損傷
原子炉圧力容器内水位        安全状態
原子炉圧力容器内圧力        安全状態
原子炉圧力容器内温度        安全状態
格納容器圧力            安全状態
炉心への注水            必要とせず
格納容器への注水          必要とせず
格納容器ベント           必要とせず
使用済み燃料プール内の燃料健全性  水温81℃ サーモ(24日)
電源復旧作業中
7日14:05 コンクリートポンプ車により使用済み燃料プールに放水(~17:30) (約120t)

【5号機】
炉心燃料健全性           問題なし
格納容器健全性            健全
交流電源を要する原子炉冷却機能    回復
交流電源を要しない原子炉冷却機能   回復
建屋健全性             問題なし
原子炉圧力容器内水位        安全状態(未発表)
原子炉圧力容器内圧力        安全状態(未発表)
原子炉圧力容器内温度        安全状態(冷却中)
格納容器圧力            安全状態(常圧1気圧)
炉心への注水             回復中
格納容器への注水           回復中
格納容器ベント           問題なし
使用済み燃料プール内の燃料健全性   安定 40.6℃位(9日)
電源復旧済み。外部電源への変更中

【6号機】
炉心燃料健全性           問題なし
格納容器健全性            健全
交流電源を要する原子炉冷却機能    回復
交流電源を要しない原子炉冷却機能   回復
建屋健全性             問題なし
原子炉圧力容器内水位        安全状態(未発表)
原子炉圧力容器内圧力        安全状態(未発表)
原子炉圧力容器内温度        安全状態(冷却中)
格納容器圧力            安全状態(常圧1気圧)
炉心への注水             回復中
格納容器への注水           回復中
格納容器ベント           問題なし
使用済み燃料プール内の燃料健全性   安定 38℃位(9日)
電源復旧済み。外部電源への変更中

共有プール 28℃(9日)

総括:燃料プール等の温度を発表していなかったりする。4号機はしばらく手付かずという感じだ。1号機は少しづつでも進んでいるように見えるが、循環システムはほとんど期待できない状態である。作業開始の8日を過ぎているが、いつ開始するかは未定のままである。2号機は手付かず、3号機は危険な状態が継続中。私は最後までこの綱渡りを渡りきれるのかという疑問が大きくなる一方である。

《周辺地域の放射能問題》

福島県内 放射能測定値(暫定)
(単位μSV/h) 福島  郡山 白河 会津若 南会津 南相馬 いわき
14日  4:00  0.050 0.060 0.080 0.060  0.060 
16日 15:10 19.100 2.910 3.900 0.570  0.100  3.700 1.950
17日 16:30 11.900 2.930 3.000 0.500  0.100  3.060 1.180
18日 15:00 11.200 2.400 2.600 0.420  0.090  3.380 0.980
19日 16:00  9.700 2.080 2.400 0.390  0.090  2.820 0.880 
20日 16:00  8.350 2.390 1.900 0.340  0.090  2.380 0.830
21日 11:00  7.540 1.980 1.600 0.300  0.100  2.390 6.000
21日 16:00  7.260 1.880 1.600 0.330  0.110  2.000 2.450
22日  9:00  6.500 1.720 1.500 0.530  0.100  1.860 2.150
22日 16:00  6.080 1.780 1.500 0.490  0.100  1.780 2.160
23日 16:00  5.130 1.600 1.400 0.410  0.090  1.560 1.600
24日 14:00  4.760 1.380 1.100 0.390  0.090  1.780 1.470
25日 16:00  4.210 3.520 1.100 0.330  0.090  1.400 1.080
26日 16:00  3.840 3.370 0.960 0.280  0.080  1.120 1.090
27日 16:00  3.540 3.070 0.950 0.360  0.080  1.090 0.980←2~3μSv
28日 16:00  3.020 2.690 0.890 0.290  0.080  1.060 0.900
29日 16:00  3.020 2.030 0.820 0.270  0.080  1.000 0.730
30日 16:00  2.810 2.480 0.780 0.240  0.080  0.910 0.650
31日 16:00  2.490 2.280 0.690 0.230  0.080  0.980 0.660
1日 16:00  2.340 2.200 0.690 0.240  0.080  0.930 0.540
2日 16:00  2.550 2.230 0.680 0.230  0.080  0.880 0.530
3日 16:00  2.450 2.140 0.680 0.230  0.080  0.850 0.510
4日 16:00  2.020 2.060 0.700 0.220  0.080  0.800 0.480
5日 16:00  2.010 2.020 0.670 0.200  0.070  0.760 0.450
6日 16:00  1.94  2.02  0.69  0.20   0.07   0.74  0.43
7日 16:00  2.01  1.96  0.75  0.19   0.08   0.74  0.37
8日 16:00  1.89  1.84  0.68  0.21   0.08   0.73  0.38
注).風向きも関係なく、下がる下がる。どこまで下がっていくのだろう。
この結果なら福島の問題は終わっているな!?
全国平均が0.99mSv/年で、0.114μSv/hだから、いわき市はその4倍くらい。
でも、26日の一般者の測定値は2~3μSvだったりする。(不自然に低い数値だ)
<測定場所がビルの屋上に変わったという噂もある>

各県 放射能測定値(暫定)
(単位μSV/h)    岩手 宮城 茨城  栃木  群馬
13日 9:00~17:00 0.052        0.038 0.019
15日 9:00~17:00 0.047        0.701 0.191 
16日 0:00~01:00 0.041  0.194 0.214 0.281 0.501 
17日 0:00~01:00 0.147  0.194 0.232 0.208 0.108
18日 0:00~01:00 0.030      0.203 0.182 0.092
19日 0:00~01:00 0.028      0.183 0.162 0.084
20日 0:00~01:00 0.026      0.166 0.145 0.074
21日 0:00~01:00 0.036      0.170 0.146 0.074
22日 0:00~01:00 0.035      0.322 0.152 0.114
23日 0:00~01:00 0.033      0.321 0.150 0.109
24日 0:00~01:00 0.032      0.317 0.138 0.095
25日 0:00~01:00 0.030      0.292 0.128 0.087
26日 0:00~01:00 0.030      0.269 0.123 0.079
27日 0:00~01:00 0.028      0.252 0.113 0.070
28日 0:00~01:00 0.028      0.238 0.107 0.065
29日 0:00~01:00 0.027  0.105 0.225 0.102 0.061
30日 0:00~01:00 0.027  0.067 0.214 0.098 0.057
31日 0:00~01:00 0.027  0.088 0.201 0.104 0.057
1日 0:00~01:00 0.027  0.083 0.192 0.092 0.054
2日 0:00~01:00 0.027  0.081 0.186 0.089 0.054
3日 0:00~01:00 0.027  0.078 0.176 0.089 0.049
4日 0:00~01:00 0.025  0.075 0.173 0.083 0.048
5日 0:00~01:00 0.025  0.071 0.167 0.081 0.046
6日 0:00~01:00 0.025  0.075 0.163 0.079 0.046
7日 0:00~01:00 0.025  0.075 0.158 0.078 0.045
8日 0:00~01:00 0.024  0.078 0.154 0.077 0.045

(注).μSV/hを42日浴びると1008倍のmSVに放射線量になる。
コンクリート構造物の場合、放射能の遮蔽率は0.2以下(仮に0.1とします)
外部活動を6時間と屋内18時間としても、128日後には1000倍を超えます。
1μSV/hでの屋内退避のリミットと4カ月と推定されます。
また、1mSV/年を1時間に換算すると、0.117μSV/hとなります。
実効線量Sv(シーベル)とは、放射線感受性の相対値で加重してすべてを加算したもの。

総括:土壌汚染のデーターが上がってきたが、避難地域や避難計画地域の変更はない。本当にそれでいいのだろうか?
福島県の農家が作付の準備を始めている所などあったり、瓦礫を再利用したり、放射能の2次拡散が始まっている。
政府の対応の遅れが原因である。
これでは、日本全体が放射能で汚染されているという外国のブラックジョークが現実になってしまう。
放射能は拡散させずに隔離する。
その原則を守らないと日本中が本当に汚染地域になってしまう。
今、問題にしなければならないのは健康に害があるかどうかではなく。その食品や製品に放射能が検出されるかどうかが問題になっているのだ。

1ℓの汚染された牛乳に10ℓの汚染されてない牛乳を混ぜて、検出されないから安全と言う。
しかし、11ℓの牛乳は間違いなく汚染された牛乳である。
こんな政策を続けていけば、すべての商品がいずれ何も売れなくなると考えないのだろうか?
これはいずれ日本経済の構造的な危機になると私は推測する。

もっと放射能を閉じ込めるということに神経質にならないと、日本経済が潰れてしまう。

<9日以降のデーターは、下の官邸情報をあけて確認してください。あまり、確かな情報とは言えませんが・・・>

ドンちゃんの他事総論【福島原発記事】

>2011年4月22日 (金)
放射能拡散情報(4/22) 今度は北海道!? いやいや新潟方面でしょう??
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/422-b750.html

>2011年4月21日 (木)
百年に1度の津波に備えない政府が、数百年に1度の厄災に備えることはない!?
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/1-caca.html

>2011年4月20日 (水)
溶融していない??? 東電での見解では・・・定義が不明???
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-70a1.html

>2011年4月20日 (水)
20日、関西へ放射能拡散・・・でも安心できるレベルだよ。
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/20-07c4.html

>2011年4月20日 (水)
「核燃料、溶融していた」 保安院やっと認める。やっと議論ができるのだろうか!?
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-c68c.html

>2011年4月19日 (火)
まさか!? 原子炉内部の作業ができないことを想定外なんて言わないよな???
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-12d3.html

>2011年4月15日 (金)
風評被害を防ぐには、放射能と戦うしかない!? 
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-1c45.html

>2011年4月14日 (木)
福島原発3号機の温度上昇「14日は250度に上昇した。」なんじゃそりゃ!?
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-97b1.html

>2011年4月14日 (木)
20年住めないと言う菅総理、そんなことはない。10年も待てるか!? 福島は住めるようにできる。
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/2010-585f.html

>2011年4月13日
もう駄目だ。菅内閣、尖閣のような悪夢が再び!?
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-9373.html

>2011年4月12日 (火)
やっと認めた レベル7 と 地震後の福島第一原発の情報が更新されない謎!?
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-c7d2.html

>2011年4月11日 (月)
震災から1ヵ月、もうがんばってとは言わない。
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-3a5f.html

>2011年4月10日 (日)
計画停電なんていらない!?
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-7c1a.html

>2011年4月 9日 (土)
何でも隠蔽、放射能の拡散は予測できていた???
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-54d9.html

>2011年4月 8日 (金)
目新し情報じゃなけど・・・外付け冷却システムが消えた謎
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-06e6.html

>2011年4月 7日 (木)
福島第一にあるウラン燃料の量って!? 2466t 広島型原爆の1233倍、チェルノブイリ 19倍
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/2466-224-73cf.html

>2011年4月 7日 (木)
これはゾンビですか? これは福島第一原発の2号機です。
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-24d6.html

>2011年4月 4日 (月)
汚染4月5日~7日に日本全土へ 安全です。でも、念のために ←枝野風に言ってみました
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-c9a6.html

>2011年4月 2日 (土)
高濃度汚染水の止水 注入剤で止水が可能!!
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-abe2.html

>2011年4月 2日
南相馬市、市長のSOS 南相馬を助けろ!!!
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-477d.html

>2011年4月 1日 (金)
住民を見殺しにする日本政府 = 国際原子力機関(IAEA)の避難勧告を一蹴
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-0c87.html

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