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何でも隠蔽、放射能の拡散は予測できていた???

新しい避難計画が発表された。
・3ヵ月(短期間)で浴びる放射線量が50mSv以上の地域を避難勧告
・3ヵ月(短期間)で浴びる放射線量が10~50mSvの地域を屋内退避
これを変更して
・1年間に浴びる放射線量を20mSV以上の地域に避難勧告
と枝野官房長官は言っている。

10~50mSv、50mSv以上という数字が突然出て来た訳であって、基準としてあるなら今まで出さなかった理由はなんだろうか?

文教科学委員会の質問では、緊急時迅速放射能影響予測 (SPEEDI)の拡散予測を元に20kmの避難勧告、20~30kmの屋内避難が決められたと語られているが、保安院の方で決めたこととして文部科学省は明確な答えは避けている。
23日に出された放射能汚染の拡散図を見れば、飯館村や福島市の汚染が酷い理由が一目瞭然である。

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福島各地の放射能測定値と比べれば、福島市の数値が異常に高いことが証明された訳だ。

福島県内 放射能測定値(暫定)
(単位μSV/h) 福島  郡山 白河 会津若 南会津 南相馬 いわき
14日  4:00  0.050 0.060 0.080 0.060  0.060 
16日 15:10 19.100 2.910 3.900 0.570  0.100  3.700 1.950
17日 16:30 11.900 2.930 3.000 0.500  0.100  3.060 1.180
18日 15:00 11.200 2.400 2.600 0.420  0.090  3.380 0.980
19日 16:00  9.700 2.080 2.400 0.390  0.090  2.820 0.880 
20日 16:00  8.350 2.390 1.900 0.340  0.090  2.380 0.830
21日 11:00  7.540 1.980 1.600 0.300  0.100  2.390 6.000
21日 16:00  7.260 1.880 1.600 0.330  0.110  2.000 2.450
22日  9:00  6.500 1.720 1.500 0.530  0.100  1.860 2.150
22日 16:00  6.080 1.780 1.500 0.490  0.100  1.780 2.160
23日 16:00  5.130 1.600 1.400 0.410  0.090  1.560 1.600
24日 14:00  4.760 1.380 1.100 0.390  0.090  1.780 1.470
25日 16:00  4.210 3.520 1.100 0.330  0.090  1.400 1.080
26日 16:00  3.840 3.370 0.960 0.280  0.080  1.120 1.090
27日 16:00  3.540 3.070 0.950 0.360  0.080  1.090 0.980←2~3μSv
28日 16:00  3.020 2.690 0.890 0.290  0.080  1.060 0.900
29日 16:00  3.020 2.030 0.820 0.270  0.080  1.000 0.730
30日 16:00  2.810 2.480 0.780 0.240  0.080  0.910 0.650
31日 16:00  2.490 2.280 0.690 0.230  0.080  0.980 0.660
1日 16:00  2.340 2.200 0.690 0.240  0.080  0.930 0.540
2日 16:00  2.550 2.230 0.680 0.230  0.080  0.880 0.530
3日 16:00  2.450 2.140 0.680 0.230  0.080  0.850 0.510
4日 16:00  2.020 2.060 0.700 0.220  0.080  0.800 0.480
5日 16:00  2.010 2.020 0.670 0.200  0.070  0.760 0.450
6日 16:00  1.94  2.02  0.69  0.20   0.07   0.74  0.43
7日 16:00  2.01  1.96  0.75  0.19   0.08   0.74  0.37
8日 16:00  1.89  1.84  0.68  0.21   0.08   0.73  0.38

現在の福島市の暫定放射能汚染値は、137.71×24÷1000=3.305mSvである。
内部被爆は、呼吸による被爆と食事による被爆を考える必要がある。屋内退避も特殊な建物でないと換気をするので意味がないことが判ってきた。総合すると測定の3倍が被爆量と考えて間違いない。
つまり、福島市の10mSvを超えた所ぐらいだろうか?

1000mSvの被爆で1000人に1人(武田教授は1000人に5人と言っている)が死亡するとされている。
29万人の福島市で考えると、約29人(145人)が対象になっていると考えられる。
これを多いとするか、少ないとするかは別の議論である。
また、政府の出している測定値が正しいか、誤っているかも、いずれ被害者の数が証明するので議論は避けない。
不安を煽ったところで何の意味もないからである。

逃げてほしいと言ったのは、「宝くじを買わない人は宝くじに当たらない。」と言っているに等しい。
放射能を避けた人は、放射能で死ぬことはない。
放射能を浴びた人は、不幸の当たりくじを引かないように祈っている。

変な励ましになるが、不幸の宝くじは沢山売っていて、ほとんどが押し売りである。
放射能の宝くじを買わなくれも、他の不幸な宝くじが舞い込んでくるかもしれない。放射能の宝くじが当たるとも限らない。
「人間万事塞翁が馬」
何が災いとなり、何が幸いとなるか、判らない。
長い人生が幸いで、短い人生が不幸という訳もない。
どんなに長生きしても、墓に来るのが青蠅だけというのでは寂し過ぎる。 
(呉志虞翻伝)

いずれにしろ、
地震・津波は天災であり、避けがたい。
原発事故は人災であるが、これ以上被害を語るのは止めよう。
計画停電も人災で避けることは可能だが、この政府では不可能だろう。
経済の崩壊も人災で4次震災である。引き起こすのはこの政府である。100%起こると予測している。

結局、日本人である限り、この震災から逃れられる者はいない。
それをどう乗り切るか? 他人ごとではない。

話を戻しましょう。

緊急時迅速放射能影響予測 (SPEEDI)によって被害地域が限定されていたのに、20km以内の避難勧告。20~30kmの屋内退避としたのか?
そして、情報を国民に知らせなかったのか?

簡単なことです。

多くの国民の命を助けのは大変な仕事で、「安全だ」と言っておけば、パニックにならない。
死ぬ人間は、多くても1000人に1人だ。
大した数字ではない。しかも10年後の話だ。

尖閣問題と同じで、この国に代表は国民を信じていないのです。
避難の際に怪我人や死人が出たときの責任や避難先の手当を考えると頭がいなくなり、すべてを投げ出してしまったのです。
その手前で、保安院とその家族は50km以上離れた所に避難しているのですから非道話です。

10~50mSv、50mSv以上という数字がどこから出て来たのか?

20mSvは国際原子力機関(IAEA)の非常事態の際の最高レベルの数値である。安全という数字ではなく、「責めてこれは住民を守る最低基準だから遵守してほしい。」という切望的な数値である。

日本の法律では、
「管理区域」というものがあり、3ヵ月で1.3mSv以上は立ち入り禁止地区に指定されます。
また、
消防法でも、0.5mSv/h 以上の放射線が検出される区域を放射線危険区域の設定します。

すでに、法律として存在する数値を無視して、新たに設定するのに何の意味があるのでしょうか?

それらを無視して出て来たこの数値は、すべての辻褄合わせの後付けでしょう。
法律に順守すれば、法律違反していることが明らかになり、政府の首脳部は責任を問われます。
その為に適当な数字を入れて、この数値に基づいて行いましたと言い逃れるつもりなのです。

消防法にもあるように、
・設定基準は、現場に施設関係者がいる場合は、施設関係の情報を得て協議の上で定めます。
政府は、協議の上で定めまたというこの論理で逃げ切るつもりなのです。
本当は原発問題が1週間くらいで終わると予測して出したものが、1カ月以上も使われることが想定されていなかったというのが現状でしょう。
(1週間くらいならすべての数値が想定内の収まります。)

20mSvは当然のことですが、議論に議論を重ねた数値ではありませんから信用などありません。
すべては5年後、10年後の真実によってのみ語られることになるでしょう。

このままでいいのでしょうか?

よくありません。今からでも遅くありません。

持っている情報をすべて開示して、この困難を共に闘うという姿勢がこの国を救うと私は思うのです。

まずは、福島第一原子力発電所に視察に赴き、この国の為に働いている人々を激励することから初めてもらいたいのです。

そして、原発の1号機の直下でテレビを使って
「私はこの原発をあらゆる手段を使ってでも必ず終息させる誓います。」
と誓い、国民に国難を共に闘うことを宣言することが必要です。
それほど政府の信用は失われているのです。

責任を取らない。最前線に立たない指揮官など不要なのです。

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上野通子 緊急時迅速放射能影響予測 (SPEEDI)
http://www.youtube.com/watch?nofeather=True&hl=en&v=9AwN8h9OBWQ&gl=US
2011.03.24(木) 参議院 文教科学委員会
3/20 濃度の測定を推定
3/23 原子力委員会で公表
上野通子3/12から計算していたハズ?
22日新聞 11日の2時間後から計算を始めた。12日の半径20kmの避難指示を決めた判定材料にした。
「SPEEDI」(スピーディー)はソフトであってハードでない。
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福島原発放射能拡散シミュレーション結果1
http://www.youtube.com/watch?v=L6ysi7GooD4&feature=related
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福島原発放射能拡散シミュレーション結果2
http://www.youtube.com/watch?v=rs8Vp_WiijI&feature=related
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福島原発放射能拡散シミュレーション結果3
http://www.youtube.com/watch?v=jn8qW24SEVc&feature=related
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福島原発放射能拡散シミュレーション結果4
http://www.youtube.com/watch?v=1b__b6leIEc&feature=related
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一週間の震源地の推移  2011.03.10-03.17
http://www.youtube.com/watch?v=totP-TObCsc&feature=related
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緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム
http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf
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SPEEDIの試算が発表される
3月23日朝の官房長官会見で発表された「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」の試算内容が発表されました。新聞記事では元資料がどこにあるか書いてないところもあるので、リンクを掲載しておきます。
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どのようなときに、屋内退避や避難は実施されるのですか?
http://www.bousai.ne.jp/vis/box/qa/10.html
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避難指示想定し南相馬と田村市、避難計画を策定
http://www.minyu-net.com/news/news/0408/news9.html
東京電力福島第1原発から30キロ以内の区域がある南相馬市と田村市は、20~30キロ圏内に出されている屋内退避指示が避難指示に切り替わった場合を想定した避難計画を策定していることが7日、分かった。
 南相馬市は、主に小高区が避難指示区域、原町区が30キロ圏内の屋内退避区域に入っている。
 市は圏内で自主避難できない市民の避難場所、バスの確保、燃料、食料など移動する場合に必要な条件を想定。県、国と連携し具体的な内容を検討している。
 田村市は、屋内退避区域の常葉町堀田、船引町横道両地区を対象に、避難所2カ所と住民を運ぶバスの確保を盛り込んだ避難計画を策定。避難指示・屋内退避区域に入る都路町全域に対しては、既に市の判断で避難を指示している。
(2011年4月8日 福島民友ニュース)
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「避難勧告」と「避難指示」に違いについて
http://www.city.sasayama.hyogo.jp/bosai/bs05051901.html
災害時に、市長が市民の皆様に「避難勧告」と「避難指示」を発令する場合があります。
 これらの違いをあらかじめ理解しておくことが「自らの身を守る」ことにつながりますし、自らの判断で早めに避難することも重要です。
 よく「避難命令」という言葉が用いられますが、法律的には「避難のための立ち退きの勧告」(避難勧告)と「避難のための立ち退きの指示」(避難指示)という規定しかありません。よって、当市において「避難命令」と言う言葉を用いることはありません
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原発避難地域の見直し本格検討 放射線量の新基準設定へ
http://www.asahi.com/politics/update/0406/TKY201104060456.html
2011年4月7日1時10分
菅政権は、福島第一原子力発電所の事故を受けて定めた避難地域の範囲を拡大する本格検討に入った。これまでは短期的に浴びる放射線量を基準に避難指示を出しているが、この地域以外でも高い放射線量が続いており、積算の放射線量をもとに新たな基準をつくることにした。

 原子力安全委員会の防災指針は、短期的に50ミリシーベルト以上の放射線を浴びる可能性がある区域を避難、10~50ミリシーベルトの区域を屋内退避と設定。菅政権はこれに基づき、原発から半径20キロ圏内に避難を、20~30キロ圏内に屋内退避を指示した。だが、放射能漏れが長期化していることに加え、指示地域外でも放射線量の高い地域があることから、見直しを求める声が出ていた。

 枝野幸男官房長官は6日の記者会見で「一時的に50ミリシーベルトを超えるわけではないが、じわじわと放射線量が累積している地域があり、安全性確保が大きな課題だ」とし、原子力安全委に助言を求めたことを明らかにした。

 これを受けて原子力安全委は6日、避難の基準として放射線の積算量を20ミリシーベルトとするよう助言したと発表。国際放射線防護委員会(ICRP)が、緊急時は一般の人も年間20~100ミリシーベルトの放射線を浴びる場合は対策が必要と勧告しており、これに沿ったという。助言に基づき、菅政権は避難指示地域の見直しに入るが、部分的に現在の同心円状の外に広がる可能性がある。

 放射線の積算量の測定を始めた先月23日以降、福島第一原発から約30キロ離れた浪江町の積算量は約11.63ミリシーベルト、飯舘村は約6.83ミリシーベルト。24時間屋外にいるとの仮定に基づくため、屋内にいる時間を勘案すれば実際の積算量はより低くなるという。原子力安全委の代谷誠治委員は「最も高い地域でも20ミリシーベルトを超えるのはあと数週間後」と説明。屋内退避の指示が出ている地域については「事故が終息していないため、今の時点では変更しない」と話した。
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茨城県の放射能測定値
http://www.houshasen-pref-ibaraki.jp/present/result01.html
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消防警戒区域・放射線気険区域
http://www.e-college.fdma.go.jp/search/html/syoubou/03/06/txt.html

放射線被ばく、又は放射性物質による汚染の可能性のある場所では、消火や救助などの緊急作業を行う隊員以外の、隊員の不要な被ばくを避け、無用な汚染拡大を防止するため、放射線危険区域の設定を行います。

・設定基準は、現場に施設関係者がいる場合は、施設関係の情報を得て協議の上で定めます。

・現場に施設関係者がいない場合は、0.5mSv/h 以上の放射線が検出される区域

・火災などの発生時に放射性物質の飛散が認められる、又は予想される区域、煙、流水などで汚染が認められる、又は予想される区域
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