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福島第一原発 1号機 制御不能へ

東電の記者会見や新しい状況の展開から、
福島第一の1号機の原子炉温度が上がるであろうと予測していたが、

現実に原子炉内の温度が上がってしまった。
リスク管理の観点から最悪の予想をしているのであって、当たってほしくないものだ。

28日午前6時 炉内表面温度 212.8℃
29日午前2時 炉内表面温度 329.3℃←(23日にも400℃)
29日午後1時 炉内表面温度 299.4℃
(原子炉内の限界温度は302℃)

おそらく、漏水の解決するまで注水量をセーブしたのが原因だろう。
誰の指示かは知らないが、まったくの素人である。

原子炉が正常な運動をできる状態なら正しい判断ではあるが、すでに予測不可能な状態にある。各部で損傷を負った原子炉1号機で、待機は命取りになる。

以前言ったが初期対応は、
「落とした10円を拾うとして、100円を落とした」
と表現されている。

今回の対応は、
「せめて100円の内、50円でも拾うとして、500円を落とした」
という状況だろう。
(周辺大気汚染や海水汚染を恐れて、原子炉を危険にさらす)

まるで、二重遭難する救援隊のようだ。
しかし、本人に自覚がないのからどうしょうもない。

現場の鉄則は、危険域を最短で抜けるとである。

【最短】でなければならない。
【最短】で危険なことを終わられることが、大きな事故を防ぐポイントでなのである。

原発にとって最も恐ろしいのは【制御不能】である。
運転温度を保っているので“安全です”など言うの戯言である。
最短で制御可能域120℃以下にすることが重要なのである。
その為には、空気汚染のベントも、海水汚染の漏水も逐次対応することにして、注水を緩めることだけはやってはならなかった。

燃料棒の破損と再臨界の危険性を無視して、現状維持は自殺願望に近い行為である。

29日の時点で、燃料棒の破損が進行し、新たなヨウ素等の放射能物質を生産したと考えられる。
原発内放射線モニタリングのデーターが正しいのなら、再臨界は起こっていないことになる。
どうせ後で判ることだ。

空中の放射能汚染も、海水の汚染も深刻な問題である。
しかし、原子炉内の問題が解決すれば、時間とともに解決していく。
一方、原子炉内の暴走を継続すればするほど、状況は悪化してゆく。

現場の人間は判っているはずだ。
決断できないのはトップである。
当然、最高責任者は、内閣総理大臣 菅直人(かんなおと) その人である。

NHKニュースで「注水さえ続けていれば、状況は改善されてゆく。」などと言っているが、それは壊れていない原子炉の話であったて、壊れた原子炉で注水がどれほど継続的にできるかなど判るハズがない。配管の一部が損傷しているのは事実であり、いつまで送水が継続できるかなど知りようもない。
2号機の圧力抑制室が損傷したように、いつ配管が損傷するか判らないハズである。
今できることは、制御可能域に原子炉を冷却し、少ない送水でも原子炉を維持できる状態を作ることだけである。

通常運転時の温度の現状維持は危険なだけである。

小田原評定を待っていれば、戦わずして敗れることは歴史が証明している。

まったくもって、これ以上、不愉快な予測が当たるのは御免こうむる。

------------○------------
1号機原子炉 表面温度下降へ
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110329/t10014972721000.html
3月29日 17時12分
福島第一原子力発電所の1号機では、28日から核燃料が出す熱で原子炉の表面温度が上がる傾向にありましたが、東京電力が原子炉を冷やすために入れる真水の量を増やしたところ、温度は下がる傾向にあるということです。

東京電力によりますと、福島第一原発1号機の原子炉の表面温度は、28日午前6時の時点で212.8度だったのが、その後、上がり始め、29日午前2時には通常の運転中に想定している最高温度、いわゆる設計温度の302度を超えて、329.3度まで上昇しました。東京電力は、原子炉に入れる真水の量を1分間に113リットルから28日午後8時以降は1分間に141リットルに増やしました。29日午後1時の時点では、原子炉の温度は299.4度に下がったということです。東京電力は「原子炉に入れる水を増やしたあと温度は下がる傾向にある」として、注水の量を調整しながら注意深く監視を続けることにしています。

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コメント

 要するに、廃炉をする気がないので、挑戦が継続しているのですね。廃炉を決意すれば、閉じ込めるにはどのような方法があり、最短の選択肢は何なのですか。

鈍重さん、こんばんは!

そうですね! 東電の会長の話を聞いていると4・5・6号機は廃炉にしないようにしたいようですね。

しかし、海水を注入してしまった原子炉をどう修繕するつもりなのでしょうか???
技術者や原子力関係者の意見では、間違いなく使用不可能と言っています。

最短の選択ですが、簡単です。

とにかく水をどんどん送ることです。

原子炉の内部でメルトダウンが進行して、炉の底辺で臨界状態になっていなければ、1~2日で鎮静化し温度を下げてゆくことになります。しかし、燃料棒が水に満たされていない状態では、発熱した燃料が融けだして、放射性物質を作り出し、いつまでも炉内の温度を上げているのです。

つまり、水を大量の供給し、圧を外部に逃がす。

たったこれだけのことで、原子炉は鎮静化します。
鎮静化しても、燃料プールと同様に熱を発生させますので冷却は必要ですが、必要な水の量が少量で済みます。
一度完全に鎮静化すれば、5・6号機のように1週間近く放置しても問題が起こりません。


何故、判っているのにしないか?

この理由も簡単です。放射能が大気中に放出されると、東京で大騒ぎしたようなことがもう一度起こる可能性があるからです。
しかも、東電やおそらく政府関係者は比較的安定していると考えている節があります。
これは、理論的に福島原発の原子炉内が終息傾向にあるからです。
水を注入し続ける限りは、問題は起きないと信じているからだと考えられます。

科学者は理論的に物事を考える。

理論的には福島原発は安全な領域にあると私も考えています。
あくまで理論的です。
注水量は減らさない。燃料棒の熔解はこれ以上進まない。原子炉の破損は起こらない。配管に事故は起こらない。
大体、これくらいの条件を付ければ、安全です。
しかし、現場はそんな条件を守ってくれません。


最初に話を戻します。

最短で原子炉内の事故を終わられせるには、注水量を増加し、燃料棒を完全に水に浸し、ウエットベントを解放してゆき、原子炉内を120℃以下、1気圧の状態にする。

悪い言い方をすれば、1~2日の間、大気に低濃度の放射性物質を放出し、漏水量を増加させるということです。
処理をする方は、死に物狂いで処理をしなければならないので大変です。
即断即決、会議などしている暇などありません。
しかし、その方が結果的に被害を最小に抑えられると私は考えています。

漏水ですが内部の復旧より、代用冷却システムを作る方が合理的とやっと考えたらしく。2・3号機は代用の冷却システムを仮設したというニュースを見ました。
そう長くない内に漏水の問題は解決すると考えられます。

次は大気中の放射能物質の封じ込めです。
大前氏は東京ドームのようなテントでプラントごと包み込めば、放射性物質の外部流出を防げると提唱しています。
私も同意見です。
しかし、
その前にブルーシートを繋ぎ合わせて、即席のお鍋の蓋を作ることを提唱します。よく砂漠で真水を生成するのに利用する方法です。天井部に付いた水滴が低くなった一か所に集められて水滴になって落ちる。これだけでもかなりの放射性物質の散布が防げると思います。
しかも完全密封する訳でないので、作業員の気険性も上がりせん。
完全に密封するのは、完全に原子炉を終息させてからです。

 原子炉の構造(配管・プール等)に詳しくないので、冷やし方についてイメージが今一つです。1つの原理ですが、氷は溶け始めてから溶け終わるまで、周囲の水温は上がりません。過熱で気体に変わるほど体積が増えることもありません。循環する冷却水の配管の中に、氷を混入することで、水だけよりも冷却効果が高まりませんか?理論的には、氷が溶け終わるまで、加熱しても水温は0度をキープします。
 配管の太さが分かりませんから、氷の大きさは見当がつきません。なるべく粒が大きいほど、温度上昇を抑える効果が高まるように思います。外部からの放水も、氷を混入した方が、効率がよさそうに思います。量的な問題なら、氷の量を大量にする工夫は、ありそうに思えるのですが。

 堆積と表面積の割合で、氷の形状は球形が望ましいのですが。角柱よりは円柱が優れています。

鈍重さん、こんにちは

原子炉の形は日々変わってきています。
昔は風邪薬のカプセルのような形でしたが、今は底辺が山型のような円錐ような形やギザギザのように山が割れているようなものとか様々らしいです。

理由は、溶解した燃料(ウラン・プルトニウム)が一か所に集まって再臨界させない為に処置です。
ウラン・プルトニウムは、ある一定の温度以上で、ある一定の量が固まると臨界といって燃えだします。原子力の停止はウランやプルトニウムが出す中性子を遮断することで止めますが、一旦、放出された放射性物質は、崩壊熱を出し切るまで熱を出し続けます。

原子炉の中は200℃を超え、気圧も40気圧ぐらいです。

さて、大きな氷を送水するのは無理だと思われます。固形物は送水には向かないからです。しかし、冷水を送るのは効果的だと思われるが、単に段取りできないだけでしょう。

原子炉中を想像するには、熱されたヤカンを思い浮かべて下さい。

水が空になったヤカンに口元から水を入れて、蓋がカタンと音を立てさせないで水を入れれば成功です。

熱くなったヤカンに火を止めないで、口元から水を注ぐことは非常に難しく神経をすり減らす作業です。
現場の社員・作業員は、そんな状況で現状維持を保っているのです。
大変な気苦労だと思われます。

私なら放射能汚染より原子炉の火を止めることを優先します。

主に1号機では、
原子炉は200℃・40気圧ぐらいを保っていると思われます。
40気圧近くあるので、100℃でも水は沸騰していません。
気圧を下げると水はどんどん蒸発してゆきます。気化した水蒸気は熱を奪ってゆきます。こうして原子炉の温度を下げてゆきます。
しかし、水蒸気が蒸発すると原子炉内の燃料棒が水から露出してしまいます。
露出させない為には、蒸発する以上の水を注入する必要があります。
毎分1数0ℓで温度が上昇し、毎分160ℓで温度が下がっていると報道されていますので、180~200ℓ/分の水を注入すれば、終息方向に向くと思われます。

逆に言えば、180~200ℓ/分の水が漏水か水蒸気として外部に放出されます。
注入する水はあっても、汚水を処理する能力が追いつかない。
最悪の場合、海に流れ出てしまう恐れがある訳です。
海水汚染や大気汚染をさせたくない。
そういう理由で、冷却システムが回復するまで、注入量をセーブして原子炉を持たせる対策を取っているのです。

1~2日で冷却システムが回復すれば悪い対策でもないのですが、地震の後で簡単に回復する訳がないと私なら考えます。
結果として、10日以上経っても少ししか進展していません。

最初の1~2日間で原子炉を完全に冷却すれば、5・6号機のようにそれほど大量の冷却水も必要ありません。
3週間近くも毎分1数0ℓを送り続けている現状と、完全に制御してから汚染の心配だけするのと、どちらが精神的に衛生的でしょうか?

それは現状もあまり変わりありません。
ただ、2・3号機はもうすぐ仮設の冷却システムが稼働できるかもしれないので、解決方向に向かうかもしれません。
一方、1号機はまだ具体的な解決策がでていないので心配です。

1号機は試作機であり、欠陥原子炉とGE社の元設計者が告発しております。

昨年も、1号機は冷却システムに事故があったらしく。
そんな原子炉で現状維持をさせているのは本当に心配なことです。


 前回より、イメージがつかめました。ありがとうございます。固形物の注入は困難とのご指摘は、現在使用中の給水ポンプではという但し書きが必要なのでしょう。私の念頭にあるのは、シリンダーに給水と排水を弁を使って、ガソリンエンジンのようにピストン方式で、ゴルフボールくらいの氷を、動脈のように注入する方式を思いつきです。冷水は、温水と同じく液体ですから、大した違いはありません。固形物の氷が、溶けきるまでの熱吸収力に注目しています。
 通称キリンと呼ばれる、外部からの放水には、パチンコ台のような装置で、氷を投げる装置を念頭に置いています。氷の球の補充は、無人フォークリフトのようなもので、あるいは可能ではないかと。水(最初は氷)の投入量が抑えられれば、排水量が減り、今予定している排水処理に、余裕が生まれるのでは?大田区の町工場の職人に声をかけ、お金と材料を渡せば、色々な工夫を織り込んで、1号機、2号機と試行錯誤を繰り返し、使っているうちに1週間で完成度の高いものを何台も作ってくれそうな気がします。
 どうも、法学部卒の根っからの文系で、技術系には全くのど素人なので、荒唐無稽ではあろうと思いますが、ちょっとしたアイデアに、実現性があるものなのか、見当もつきません。問題点をご指導いただけませんか。

 あっ、文系の立場から言えば、亀井総理は荒唐無稽です。あの人は、江戸時代末期の農民を苦しめる、悪代官とほとんど同じです。直接税と間接税の違いすら理解できずに、金融庁長官をやっていた人ですし、建設大臣の時は、とったもの(おそらく血税)は有り難く使わせていただくと豪語し、尾道から北に向かって立派すぎる道路を作り、橋とかご自分の名前を付けて、地盤を盤石にしている人です。ガラが悪いだけなのに、「はっきり物を言う」なんて持ち上げられていましたが、昔の自民党の最も汚い部分を、体いっぱいに詰め込んでいます。社会の害です。
 どうも、やはりこっちの方が、自分には窮屈さがありません。

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