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« 2週間と日本の羅針盤 | トップページ | 福島原発事故 レベル7 その原因と対策 »

杞憂です。(12) 計画停電を乗り切る為に

まずは原発問題からです。

《東電の隠蔽体質》
福島第1発電所の1号機が気険な推移を繰り返している。
23日 安定していた(と言っていた)1号機が突然400℃を超える状態になった。
   200℃→400℃超
   東電の話:電気が回復してきて、色々な計器が復旧する中、炉内の温度が判るようになった。
   東電の話:電気はまだ通電してません。
23日午前2時23分から配管を別のものに代えて、流量を増やした。
23日午後2時 322℃まで下がった。

結論:東電の記者会見は22日午後11時頃にいつも行われている。この時点で炉内温度は上がっておらず、23日の午前0時ごろに400℃に急上昇。真夜中2時間で配管を変えることを決めて、2時23分に終了。流水量を増やして、午後2時には322℃になりました。

そんな訳あるか???(具体的なことは何もいってないが、まとめるとそういうことになる)

しかも、突然に400℃に上昇した。
時系列がおかしい。
実際はこんな感じだろう。
22日の午後には、計器の交換か、最初から上昇気味だった1号機の炉内温度が上昇を開始。
22日、同時刻、別の系統からの送水を検討。
22日、午後11時には300℃近くまで上がっていたと思われる。
23日、設計の302℃を超えて400℃に達した。
23日、午前2時23分、別配管の設置が終わって、送水を開始
23日、午後2時 322℃まで下がった。

これが真実であろう。彼らは最後の辻褄を合せる為に、危険域に近づくと教えるが、可能な限り情報を統制し、問題を隠蔽しようと企んでいる。
問題は、政府にこれを追求できる人材がいないか?
共犯を演じていることである。
そんな東電が行う計画停電など信じるに値しない。

《計画停電は東電の陰謀》
電気量が足りない。大規模な停電を起こしたくない。
これは政府、東電、企業、住民の同じ願いであり、事実であります。

しかし、対策は東電任せである。
この先は、停止中の原発稼働があるのは間違いない。
さらに、不足の電気量を原発や水力、火力の新規建設を言い出すだろう。
東電としては、当然だろう。

彼らは今回の事件を大震災の性にして、逃げることしか考えていない。
こんな連中に任せておけば、日本経済は滅茶苦茶にされる。
今、必要なものは保身ではなく、未来を切り開く勇気なのである。
保身の陰謀につき合う必要はない。

《停電解消への道》
本来、政府がやるべきは、ピーク電力の抑止である。
以前、紹介した与謝野大臣の値上げ案がそれである。
それに対して、住民が付いて来ないことは以前にも言ったので省略する。

対策を打てる期間はわずか3ヵ月である。
国会の論議を省略し、直ちに行わなければならない事態である。
対策は1つしかない。
各企業、各家庭に節電を強制すること。
各企業、各家庭の自家発電を推進すること。
東電の火力発電所等の修繕を国家的に行うこと。
(東電の解体は必然、裁判と保障は後回し)
この3つを同時に成功させないと、夏の経済活動は守られることはない。

・節電(計画停電、与謝野案、値上げ反対!!!)はこちらに書いてある。
http://donnat.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/11-842a.html

・自家発電は、太陽光、ディゼルと特に種類を決める時間もない。すべてありである。
 そして、すべての経費を特別融資か、自立国債で賄う必要がある。

・ワークバランスは、工場を夜に営業するなどの処置でピーク電力を抑える。
 (夜間の使用量は4200万キロワット程度なので最大使用量を半分にする必要がある)

8月の電気量を考えると、
夏場の使用量6000万キロワットと予想されている。その内、予測される不足分が1500万キロワットである。
ワークバランスによって不足分を900万キロワットにする。
節電15%を強制した場合、225万キロワット
最低、自家発電を推進して、675万キロワットを推進しなければならない。

しかし、日経の東電発表で、
東京電力が供給量を5000万キロワットまで引き上げることができれば、
ワークバランスによって不足分を500万キロワットに下げ、
節電15%を強制した場合、225万キロワット
最低、自家発電を推進して、275万キロワットを推進しなければならないが、これなら現実的になる。

太陽光の生産量は、国内で40万キロワット(年160万万キロワットの3ヵ月分)でとても間に合わない。しかし、世界最大の生産会社はわずか1社で年生産1800MW(180万キロワット)であり、全社ではかなりの生産量が推測される。ただし、輸送と調整の時間を考えるとあまり残された時間はない。
さらに、ガスやディーゼル等の発電機を並行して進めれば、不足分を補える可能性が出て来た。

問題は予算であり、一刻も早い融資可能な状態にしなければ、この計画停電なるものは今年一杯続くことになり、経済の混乱は避けられなくなる。
この状態を民主党が放置するようなら、民主党の自爆テロとしかいいようがない。
この日本を壊滅させることが、民主党の政権目的なのだろう。

そうでないことを祈る。

《借金を恐れるな!!》
 経済の破綻を恐れて震災復興をないがしろにすれば、遅かれ早かれ日本経済は破綻する。国民不在の国家など存在しないからだ。
 しかし、国民が生き残れば、経済破綻を起こそうとも再建は可能である。
 勿論、経済破綻を起こさない為に財政統制が必要になるし、増税も止もえないだろう。だが言っておく。タイミングを誤ってはならない。復興は先であり、安全を国際的に取り戻すことが先である。中途半端な事をしても意味を成さない。
 【この国のかたち】これを変える気で行わなければいけない。

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福島第一原発(6基計469.6万キロワット)
福島第二原発(4基計440万キロワット)
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3月の平均電力需要
午後6~7時のピーク時 4700万キロワット
供給力(17日時点)     3350万キロワット
五井火力発電所2号機       26.5万キロワット(LNG、千葉県市原市)
IPPからの買い受け       20万キロワット
22日までに、供給力を 3400万キロワット程度に増やす?
---------○---------
東扇島(LNG)、鹿島(重油・原油)、袖ケ浦(LNG)、品川(都市ガス)の各火力発電所の一部発電機を立ち上げ。合計250万キロワット積み増す。
3月末までに、供給力    4千万キロワット程度    

夏までに、総計30万キロワット規模のガスタービン発電機を導入する計画

夏場 使用量  6000万キロワット(電力需要は5500万~6000万キロワット)

現在の電力供給力は約3750万キロワット

4月末までに運転を再開させ、電力供給能力を約4200万キロワットに増やす。
---------○---------
2008年 東京電力によると、
8月 平年並みの暑さと仮定した場合、6110万キロワット
---------○---------
日本における太陽電池出荷量の推移(2009年)
国内  623,127kW
海外 1,045,404kW
合計 1,668,531kW(今後4ヵ月417,132kW)
(生産確実な電力量 40万キロワット)
---------○---------
2010年トップ、中国サンテック 年産1800MW(180万キロワット)
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1号機の水にも高濃度放射性物質…通常の1万倍
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20110325-01082/1.htm
2011年3月25日(金)23時48分配信 読売新聞 
東京電力は25日午後11時過ぎの記者会見で、福島第一原子力発電所1号機のタービン建屋地下1階にたまっていた水を分析した結果、1立方センチ・メートルあたり約380万ベクレルの放射性物質が検出されたことを明らかにした。

 東電によると、水を採取したのは24日午前中で、放射性物質の濃度は、通常運転時の原子炉内の冷却水の約1万倍。作業員3人が被曝(ひばく)した3号機のタービン建屋地下1階にたまっていた水と同程度にあたるという。
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東京電力 記者会見 22日23:00
http://live.nicovideo.jp/watch/lv44063780
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広瀬隆/広河隆一 「福島原発で何が起こっているか?
http://www.ourplanet-tv.org/
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「明日から入ることになりました」原発作業員・続報
http://www.ourplanet-tv.org/
・福島原発に入る作業員へのインタビューです。
・自ら志願された方です。
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広瀬隆/広河隆一 「福島原発で何が起こっているか?-現地報告と『原発震災』の真実」
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/926
http://www.ustream.tv/recorded/13509353?lang=ja_JP
広瀬隆
・今回の地震は8.3と最初に発表あった通り。
広河隆一
・2000年に入って、東海いったいのの地盤が上がり出している。しかも綺麗に上昇
・長野県南信濃ぐらいまで上昇中
・三重県は動いていない。
・2009年8月11日午前5時7分、駿河湾を震源とするM6.5の地震発生。(震度6)
・ガス圧は4.2%になると爆発する。
・ハロルド・デントン(設計者)、Mark Ⅰ型の冷却システムが稼動しない場合、原子炉は圧力に耐え切れず爆発し、核燃料をまき散らす確率は90%と訴えている。
・外壁を破壊して、新しい配線を考えるべき。(米科学者)
・矢ケ崎克馬、琉球大学の名誉教授 『隠された被爆』
外部被爆は主にガンマ線であるが、内部被爆はベータ線が主でガンマ線とアルファ線もあるので、被害量は内部被爆の方がはるかに多くの被害が深刻である。燃料のウランはアルファ崩壊が主である。セシウムや沃素はモニターされる原子であって、放射能の埃の正体である放射性微粒子からは多種の原子からの放射線が出ている。すなわち沃素だけプロテクトして済むはずがない。
内部被爆では長期間体内に保持される。この被爆量は無視すべきではない。
試算では
百万分の1の1グラム(1μg)程度の摂取量で1シーベルト(Sv)程度の被爆になる。1μSvどころの話ではない。
少量の吸収でも確率的に発がんに結び付くものであり、十万人当たり数十人のがん死亡者を上昇させる。
これは10年規模で判明する被爆被害であり、放射性の埃を吸引したことによる原因であるということは、患者から解明では決して追跡できない。誤魔化し効く被爆形態であるが、数としては膨大な被爆者群を形成する。
原子力発電は「内部被爆」による犠牲者を無視することによって、初めて成り立つ商売である。
欧州放射線リクス委員会の放射線による犠牲者は戦後6500万人に上るという試算を留意すべきである。この中には原発による犠牲者が数百万人に及ぶと考えられる。
日本の放射性科学者陣は内部被爆について世界一鈍感であると言える。
・医者が放射能に出てくるときは手遅れだ。
・3号機のMOX燃料 32体 炉心の6%を占めている。プルトニウムと、アメリシウムうあキュリウムのようなアクチニド元素が多いため、MOX燃料からは放射性ガスおよびエアロゾルの放出が大量となる。
・ウランとMOX燃料の比較でアルファー線で12万倍
・ヨード剤は副作用があるので、手作りの生味噌、酵素飲料も色々あるので選ぶようがよい。(理由は判らないが、広島の実績がある。)
・住民の不安を抑える為に数値を誤魔化している可能性がある。(長崎大学 原子力御用学者・山下俊一をアドバイザーに迎えた)
・NHK解説者 水野倫之、報道局科学文化部 山崎淑行、コンテーター東大大学教授 関村直人
・山崎は、高速増殖炉もんじゅの運転再開に、世界が注目しているなど解説してきた。ド素人
・水野は、東海村JCO臨界事故で中性子が放出されている危険性を警告しなかった問題人。
・関村は、柏崎刈羽原発の運転再開を主導してきた経済産業省の座長。しかも原子炉設計を知らない。

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 茨城・橋本昌県知事は25日、細川厚労相と面会し、野菜などに付いた放射性物質の量で販売を規制する基準について、見直しを求めた。 食品衛生法は、放射性物質で汚染された食品が出回らないように、販売を規制するための基準を設けている。茨城県は、ほうれん草やかき菜、パセリ、原乳で放射性物質がこの基準を超えて検出されたため、出荷を控えるよう国から指示されている。橋本知事は「それ以外の農作物も敬遠される風評被害が出ている」として、今後、基準を下回り続けた場合は、国が「安全宣言」をするなどの対応を求めた。 (引用ここまで)

・・・風評じゃないんだって。全部降り注いでるんだから、他の農作物も逆に汚染されてるに決まってるでしょ。多かれ少なかれ。何いってんのこのバカ。こんなことして数字下げたりして隠蔽したら、余計に目立つよ。本当にバカだね(爆笑)。

 ひとが「イヤだ」と思っているのに無理矢理食えってか?俺は食えっていわれたら絶対イヤだよ。60過ぎの奴なんかはどうでもいいだろうし、70でガンになったって「諦めろや!」でいいけど・・・

 大体、そんなに人の心が読めないようじゃ、政治家には向いてないね。それとも、東電向け、農業向けのパフォーマンスかな?

 いずれにしろ、この茨城のバカ知事は、もちろん、家族全員が茨城県産のものをすべて食べて、10年くらいいわき市で暮らすんだよな?当たり前だよね!知事なんか死んでもいいけど、他の奴を巻き込むなよ。それこそ”隠蔽被害”だよ。

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福島県、農家に農作業の延期を呼びかけ
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866918/news/20110326-OYT1T00354.htm
 東京電力福島第一原子力発電所(福島県双葉町、大熊町)の放射能漏れ事故を受け、福島県は25日、県内の全農家に対し、田植えや種まきなどの農作業を当面延期するよう、農協を通じて要請した。

 延期は、稲作、畑作の種まきのほか、畑を耕す作業も含まれる。現在、地表面に放射性物質が存在している可能性があり、トラクターの運転による飛散を防ぐ。水稲の種まきは例年、4月上~中旬に行われるが、これを4月中~下旬に遅らせてもらう。

 野菜は、放射性物質の拡散を避けるため、収穫したものは1か所に集め、未収穫のものは放置するよう求めている。桃など果樹類については、病害虫の防除などを継続することは認める。

 県内の農家は、困惑を隠せない。郡山市の有機栽培米農家の中村和夫さん(62)は、「放射能への心配はあるが、作らないと生活できない。今年は稲作自体をするかどうか迷っている仲間も多い」と苦しい気持ちを明かした。

(2011年3月26日11時39分  読売新聞)
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被ばく量は2?6Svか=汚染水で皮膚に、内部被ばくも?作業員3人、週明け退院へ
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0326/jj_110326_9330207451.html
時事通信3月26日(土)1時21分
 東京電力福島第1原発3号機のタービン建屋内で、作業員3人が被ばくした事故で、放射線総合医学研究所(千葉市)は25日夜、このうち2人が足に浴びた放射線量は2?6シーベルトと推計され、内部被ばくも確認されたと発表した。いずれも症状は軽く皮膚移植などの必要もないため、週明けには退院の見通し。
 同研究所の明石真言緊急被ばく医療研究センター長は「食欲もあり日常生活に支障はない。心配する必要はないと伝えると、ほっとした様子だった」と話した。
 同研究所によると、2人は汚染された水にくるぶしから下を漬かり、2?6シーベルトの放射線を浴びたとみられる。やけどは確認されていないが、3週間以内に症状が出る恐れがあるという。
 また、2人は作業中に空中に拡散した放射性物質を吸い込んだとみられ、尿の検査から内部被ばくも確認された。
 他の1人は作業時に長靴を履いており、汚染された水が身体に付着した形跡はなく、内部被ばくも確認されなかった。
 放医研は問診などから、作業員は汚染された水に漬かりながら、2時間程度作業していたとみている。
 衣服などからは、ヨウ素131やセシウム134、同137などが検出された。3人が漬かっていた水は、少なくとも5種類以上の放射性物質に汚染されていたとみられる。
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電力不足で表沙汰になった事実 11/3/28(655号)
http://www.adpweb.com/eco/
計画停電倒産
福島第一原発の事故が収束に向かわない現状では、震災に関係していることであっても他の事に人々の関心は薄い。先週号で取上げた電力不足に伴う計画停電もその一つである。マスコミがこれに関連して取り上げるのは、プロ野球の開幕時期のことであったり、東京23区だけが計画停電の対象から外されていて不公平といった話だけである(荒川区と足立区の一部は埼玉の変電所から電気が来ているから計画停電の対象になっている)。

しかしこのような事をいくら取上げ、またこれらに対策を講じても問題の解決には全く繋がらない。今後は、サマータイムの採用など、人々を混乱させるだけでほとんど効果のない対策が次々と打出されるものと思われる。

ようやく政府は、夏場に1,500万kwの電力が不足することを認めた。しかも冬場まで電力不足が続くという見通しである。筆者は、人々に節電意識が芽生えているので、夏場にそこまで電力が不足するとは思わない。実際、東電は不足を850万kwとしている。しかしこのままではかなりの電力が不足することに変わりはない。

ところが不足する電力不足対策として、政府が真っ先に「サマータイム」を取上げていることを知って、筆者は愕然としている。筆者は、今のような計画停電という形は一刻も早く止めるべきと考える。計画停電ではなく、早く総量規制という形に移行すべきである。問題はピーク時の電力使用量であり、これをいかにコントロールするかである。

筆者は、一般の家庭が節電に協力するのは当然と考えるが、一体、どの時間帯に最も節電が必要なのか情報が必要と考える。こういう事に対する広報活動が大事である(節電が必要ない時間帯に節電をしても意味がない)。ただ一般への節電の呼掛けだけでは確実とは言えないことを筆者も理解している。

しかしやはり大口の需要家の節電への取組みが重要である。東電こそが大口需要家のデータを持っている。東電の社員が需要家を一軒一軒回って折衝すべきである。

大口需要家の節電には様々なポイントが考えられる。「生産拠点の一時的な移転」「操業の深夜や休日への移行」など数限りないであろう。重要なことは需要家の個々の事情を考慮した節電の申入れである。実際、自動車業界では操業の輪番制というアイディアが出ている。現在のような一律の停電なんて最低のやり方である。

今日、意外と電力を多く使用しているのはコンピュータシステムの各種サーバ(インターネットのサーバも含め)である。これについては電算処理を東電の管轄外に移してもらうことが考えられる。たいていの大企業は、震災などに備え、オンラインで常時バックアップデータを遠隔地に送っている。ラインが繋がっているのだから、処理も地方に移すことは技術的に可能と考える。

ただこれらの対策によって、需要家になんらかの経済的負担が発生する。もし今が非常事態と認識するのなら、なんらかの政府の支援が必要と筆者は考える。しかし国がなかなか決断しないから東電も動けない。筆者は、経済の活動レベルをなるべく下げない形で、節電を実行することが肝心と考える。このような施策によって税収の落込みが小さくなれば国にとってもメリットがあるはずである。

企業によっては24時間の連続通電がどうしても必要なところがある。このような企業とって、今のような計画停電は死活問題である。そのうち計画停電倒産が続出すると思われる。

計画停電や後段で述べる電力の交換について、マスコミの報道は大いにピントがズレている。この原因の一つは、ほとんどのマスコミが、計画停電の対象となっていない東京の23区内に拠点を構えていることであろう。しかし計画停電の続行で、経済がガタガタになればスポンサーの企業の方が参ってしまうであろう。どうしてこのような事にマスコミが気付かないのか不思議である。永久にACのコマーシャルを流し続けるつもりなのであろうか。

周波数の問題ではない
臨時版と先週号で他の電力会社からの電力の融通を取上げた。しかしこれについては色々な誤解がある。当初、筆者も、当然、融通できる体勢が整っているものと誤解していた。ところが筆者だけでなく、枝野官房長官も、地震発生当時、全国的な節電を訴えていた。しかし電力が全国的には融通できないのなら、これは全く意味のない要請であった。つまりこの電力が融通できないという重要な事実は、電力関係者だけが知っていたことになる。

この理由は、西日本と東日本で周波数が異なることと説明されている。マスコミだけでなく政治家を含め、一般の人々もこの中途半端な説明に納得している。しかしここが誤解されているポイントである。筆者が色々調べたところこれは真実の半分に過ぎない。もちろん異なる周波数に変換することは技術的に可能である。電力の融通が進まない本当の理由が、そのようなところにはないというのが筆者の結論である。

東電のホームページによれば、東電が受入れている応援受電の内訳は、新信濃変換所60万kw、佐久間変換所30万kw、そして東清水変換所10万kwの計100万kwとなっている。ちなみに新信濃変換所は東電、佐久間変換所が電源開発、東清水変換所が中部電力の所有である。つまり応援受電100万kwのうち60万kwは自前の変換所からのものである。

では同じ周波数の東日本ではどうかということになる。どういうわけか北海道電力が、同じ周波数帯の東北電力に融通しているのはたった60万kwだけである。電力に余剰はあるが、それ以上は送電能力がないので無理という話である。つまり周波数の問題ではなく送電線の容量の問題である。マスコミはさかんに周波数の問題として取上げ、政治家と一般の人々は皆この嘘話に騙されているのである。

実際、東清水変換所の送電能力は30万kwあるが、実際の送電は10万kwしか行っていない。今、残りの20万kwを送る送電線の工事を行っている。ところがこれが完成するのは平成14年12月という話である。つまり2年半以上も先の話である。

筆者に言わせれば、どのような貧しい発展途上国でも、やる気さえあって2年半以上の時間があれば、かなりの地域に高圧電線を張り巡らせることぐらいはできる。要するに日本の電力会社は、電力の融通に関心がなく、また全くやる気がないのである。

おそらく同じ周波数の西日本の電力会社の間でも電力の融通はほとんどできない体勢になっていると思われる。先週号で将来の電力供給計画を「東日本版」と「西日本版」の二つで示すべきと述べたが、これは間違いであった。将来の電力供給計画は、電力会社毎に作らなければならないのである。

秀吉や家康によって日本は天下統一されたが、電力業界だけは戦国時代の群雄割拠状態なのである。行政はこのような状況をよくまあ放置してきたものである。電力会社だけでなく、行政もまるでやる気がなかったのである。このような重大な事実が、今回の震災で表沙汰になったのである。

今の状態では、東電が中部電力から電力の融通を受けても、中部電力には関電から電力の融通を受けるための設備と保証がない。同様に関電も他の電力会社から簡単には融通を受けることができないと考えられる。つまり筆者が主張するように、東電が他の電力会社から電力の融通を受けるためには、全ての電力会社が電力の融通のための工事を一斉に始める必要がある。

今回の地震は東日本に被害をもたらした。しかし西日本には未来永劫震災が起らないという保証はない。場合によっては、今回の東電以上の悲惨な状況も有りうる。少なくとも今回は、電力の不需要期に起ったという救われた面がある。電力の融通は日本全体にとっても急務の課題である。もちろんこれには政府のリードと国費投入が必要である。

ここで最も重要なことは、日本の政府のやる気である。それなのにプロ野球の開幕が遅れると喜んだり、節電の方法として真っ先に「サマータイム」を思い付くなんて今の政府はどうかしている。

最後に北沢防衛大臣の奇妙な発言を取り上げる。ここに来てようやく福島第一発電所にバージ船で原子炉の冷却用に淡水を運ぶことになった。ところが北沢大臣は「米国から冷却水に海水ではなく真水を使うよう強く言われたから」と説明していた。それでは日本政府関係者は真水を使うことを誰も考えていなかったという話になる。

いち早く本誌は14日の臨時版で『福島発電所に「水」をピストン輸送すべきである。真水を載せたタンカーの派遣も考えられる。』と主張した。やはり海水を使ったことで現実に障害が発生しているようである。それを「米国に言われたから」とは何事であろう。東電関係者も本音では、当然、始めから海水ではなく真水を使いたかったはずである。たしかに淡水をダムから引くことが可能になったため、バージ船の淡水は無駄になるかもしれない。しかし政府としてやれることは何でもやるのが、今回のような時には必要である。

また先週号で『政府は、政府として一体「何ができるのか」を模索すべきと考える。』と述べた。どうも東電関係者を怒鳴りつけることが政府の役目と勘違いしているようである。今、政府と東電との間の信頼関係はガタガタになっていると筆者は見ている。

来週も今週の続きである。

農産物の風評被害が酷い。最初は一般大衆の中で起っていたが、何と出荷制限とか摂取制限を実施して、政府が風評被害を決定的に拡大させた。どうも急いで作った暫定の基準値というものが、かなりいい加減なものという感じである。政府がこの暫定値の見直しを検討しているという話が出ている。本当にデタラメである。とうとう首相が2週間振りにテレビに現れ、この被害は金で解決すると言っている。事業仕分けでケチな金を削って喜んでいた党の党首とは思われないセリフである。
-----------○------------
無能政府に失望しながらも私たちは私たちで頑張るしかない
ぼやきくっくりのコメント

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid978.html#comments
趣味人倶楽部というSNSに入っているのですが、そこで被災地に近い所に住んでいる方の日記を見つけました、拡散いたします、なんとかならないか。

以下引用
私は、文章など余り書いた事がないので、読みずらいとおもいます。
お許しをお願いします。

私は宮城県北部の津波にやられた被災地のすぐソバに住んでます。
海から20kmくらいのところです。

私は、岩手の今被災地の県境から、この地に婿になってきて38年経ちます。
今回の震災で、実の姉を亡くし、兄は行方不明です。
その子供たちも3人行方不明で、生きてるのは二人だけです。

私の集落の農家やその他の人たちも、時間の許す限りグループをつくって、被災地の支援に行っています。
保存してた農作物と味噌を持っていって、現地で味噌汁を作ってあげたり、近所で出し合ったお金で必要なものを買って行ってあげています。
毎日、地獄のようなところを通って避難してる人たちのところへいってます。

テレビでは、大きい避難所ばかりうつしてます。
私たちの行く先は、もっと小さな寄り集まりのところが多いです。
大きな避難所に入った人たちはまだ幸せです。
物資も一杯あります。ボラントアの人たちが一杯ウロウロしてますが、私たちが本当に助けなければいけない小さな避難所には、誰も来ません。近隣の集落の人たちがそういう小さなところへ支援に行ってるのです。
私たちも、できる限りおにぎりや漬物も届けてますが、小さな場所は余り多くて、行けるのは数箇所づつになります。

困ってる小さな集落の避難所は、悲惨です。
だから、ボランティアを街場に行って呼びかけてます。

政府だかどこかだかしらねども、大きなボランティアは途中で見つけた小さな避難者の集落場所へ物資を分けてほしいとおねがしても、計画的に配ってるので、出来ないと断られます。
あのたくさんの物資は、被災した人みんなへ善意の贈り物なんではないのでしょうか?
あの人たちのものではないでしょうと思うけど、くれません。
この間は、二日間、のまずくわずの集落の一部に集まってる人たちを見つけましたが、あいにく私らも、もう配り終わって、何もないので、大きな避難所を管理し照るボラントアの責任者に頼んだんですが、そこは管轄してないので、そっちでやってくださいと冷たい応答でした。

私たちはおかしいと思うのです。
私たちはこうして活動してるのですが、全部自分たちで持ち寄ったものです。全国から集められた物資は、あの団体の人たちしか管理できないんですか?

今日は雪が降って寒いです。
何箇所かへ、蔵から火鉢を見つけたりしたものをみなで集めてて炭と一緒に届けました。七輪と練炭も届けました。100円ライターも届けました。

自衛隊は、さすがです。
私は軍隊の自衛隊は嫌いでしたが、今回のことで、その考えが間違ってると思いました。私の姉や親戚の遺体も見つけてくれました。
道路もあっという間に片付けてくれます。
何回か集落への道を瓦礫を片付けて、通してくれるように頼み、やってもらいました。感謝しています。

みなさん、まだテレビでやってるとこはましなんです。
もっと小さいとこでは、食べ物も着る物も足りないし、ボラントアの人の手も借りたいのです。
分かって下さい。
-----------○------------
「僕は原子力にすごく詳しい」「で、臨海ってなに?」
http://tonchamon.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-33e9.html
2011年3月27日 (日)
 東工大出身で「原子力には詳しい」と自負していた首相は原子力に詳しい学者3人を内閣官房参与に次々と起用。複数の首相周辺は「情報提供の遅さ、連携ミスなどで東京電力や原子力安全委などへの不信感を募らせている」と、登用の背景を説明する。

 「役所や東電とは違うセカンドオピニオンがほしい」。首相はこう息巻くが、面会した有識者は「臨界って何だ」と質問されたと明かす。首相に近い民主党議員ですら「トップに必要なのは判断をすることで、知識を吸収することではない」と懸念する。

 首相周辺も「なまじ知識があるだけに話すとぼろが出そうで怖い。この状況で首相は何を発すればいいのか」と話す。こうした周囲の不安が首相の出番の激減という形につながっているようだ。

首相執務室にしばしば出入りする関係者の一人は「首相はなにもしていない。パソコンのマウスを動かしながらうつろに話を聞いているだけだ」とも語る。
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首相こもりがち 原発対応専念、周囲から不満
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819481E0E7E2E69C8DE0E7E2E1E0E2E3E38297EAE2E2E2
2011/3/26 1:31 情報元 日本経済新聞
 東工大出身で「原子力には詳しい」と自負していた首相は原子力に詳しい学者3人を内閣官房参与に
次々と起用。複数の首相周辺は「情報提供の遅さ、連携ミスなどで東京電力や原子力安全委などへの
不信感を募らせている」と、登用の背景を説明する。

 「役所や東電とは違うセカンドオピニオンがほしい」。首相はこう息巻くが、面会した有識者は「臨界って
何だ」と質問されたと明かす。首相に近い民主党議員ですら「トップに必要なのは判断をすることで、知識
を吸収することではない」と懸念する。

 首相周辺も「なまじ知識があるだけに話すとぼろが出そうで怖い。この状況で首相は何を発すれば
いいのか」と話す。こうした周囲の不安が首相の出番の激減という形につながっているようだ。

 「いつでも来てほしい。時間はつくるから」。首相は24日深夜、旧知の議員を電話で誘った。被災者
支援を実質的に仕切る仙谷由人官房副長官のもとには各省の事務次官や与野党幹部らが足を運ぶ。それに
比べると首相執務室への官僚や議員の出入りは少ない。
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「福島震撼、検証玄海」崩壊 安全神話(2)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1859402.article.html
■耐震設計 津波の想定、最大2・1メートル
 14日に急きょ開かれた東松浦郡玄海町議会の原子力特別委員会。東京電力福島第1原発事故の説明に立った九州電力玄海原子力発電所の村島正康所長に、議員が率直な疑問をぶつけた。「マグニチュード(M)9・0に玄海原発は耐えられるのか」。福島を襲った国内観測史上最大の地震と巨大津波。「玄海だったら…」。だれもが抱く疑問だった。
 原発の地震対策は、原発敷地で起こりうる最大の揺れ(基準地震動)を想定し、建物や機器類がそれに耐えられるように行われる。単位は「ガル」。建物などにかかる瞬間的な力の単位だ。地震のエネルギー規模を示す「マグニチュード」や、それぞれの観測地点の揺れの強さを示す「震度」とは違う。
●基準を引き上げ
 基準地震動は周辺の活断層などを考慮して見積もられるため、原発によって異なる。玄海は540ガル。2007年の新潟・中越沖地震の検証結果を踏まえ09年にそれまでの370ガルから引き上げられた。一方、福島第1は600ガル。周辺地層から大地震が起きやすいとされるため、玄海より厳しい数値だった。
 今回、福島第1を襲った揺れは、東電の暫定データで最大507ガル。ここまでは想定内だった。現実、運転中だった3基の原子炉は自動停止している。
 しかし、津波が想定を大きく上回った。最大想定は5・7メートルだったが、実際にはその2・5倍近い14メートルまで痕跡が確認された。海水をかぶった非常用ディーゼル発電機は停止し、電気頼みの冷却機能を失った原子炉は、制御不能に陥った。
 「福島の地震や津波を、そのまま玄海には当てはめられると厳しい」と九電。歴史的にも津波が多い福島第1付近とは違い、玄海周辺は歴史的な文献調査でも大きな津波の記録はない。約60キロ離れた対馬南方断層がM7・4の場合を踏まえて、津波の高さを最大2・1メートルと想定している。九電は「津波を含め、玄海の地震対策は国も妥当としている」と強調する。
●機器の強化必要
 それでも、福島第1と同じ14メートルの津波が襲ったとすれば、標高11メートルにある玄海の敷地は被害を免れない。村島所長も「福島第1で想定外の津波があったのは事実。もう少し機器を強化する必要がある」との認識を示す。
 事故を受け中部電力は22日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の非常用電源を敷地内の高台に設置することを発表した。津波を避けるための措置だ。九電も「非常用電源の代替電源の配備を検討する」としているが、非常用電源は最高クラスの耐震強度が求められ、単純に高台に上げればいいだけの問題ではない。
 「今回の事故は、自然に対する人間の想像力の敗北」と玄海町幹部。国が原発の地震対策を、より厳しく見直すのは必至だが、自然の脅威になすすべがなかった今、どう基準を設けるのか。同町議会の原子力特別委員会で、議員らは繰り返しくぎを刺した。「原発の対策に想定外があってはならない」。
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寛永小田原地震 1633/3/1
元禄関東地震  1703/12/31
天明小田原地震 1782/8/23
喜永小田原地震 1853/3/11
関東大震災   1923/9/1(大正12)小田原地震
(幻の小田原) 1988
見事な73年周期だった小田原地震、そこから13年も経っている。

東日本大地震  2011/3/11

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電力需要を分散する夏場対策を早く
http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE0E7E4EBE3E3E1E2E0E5E2E1E0E2E3E38297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D
電力不足が深刻な東京電力は夏までに、供給力を5000万キロワットに高めようとしている。だが例年のピーク需要には1000万キロワットも足りない。

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