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跛鼈(はべつ)も千里(せんり)

嬉しい話は嬉しい。楽しい話もことまた楽しい。
笑顔を見ることが一番の特攻薬である。
笑顔が近くにあると本当に心が落ち着く。

ニュースというのは無常で私の願いを聞き届けることがない。

今日一日だけでもそうであるように祈る。

私はテレビで可哀相な人の話が嫌いである。不幸を見て楽しい気持ちになれないからだ。
人の不幸は蜜の味という人もいるが、私は見苦しいだけで楽しいと思ったことはない。
「こんな不幸な人生を送りながらこんなに頑張っています。」
テレビの司会者がそう語るのが嫌いだ。
まるで自らが強者となって上から見下ろしているようで悲しくなる。
あえて誤解を恐れずに言うならば、“弱者撲滅”という叫びたい。
“弱者”とは何か?
それは生きる力を失っている人である。自ら生きようとしていない人間である。
それを何を勘違いしたのか、老人が弱者、障害者が弱者と叫ぶ人間を見ると悲しくなってくる。
歩みの速度が違うだけで、彼らを特別視するのは如何なものであろうか?

因みに、私のニックネーム“ドンちゃん”のドンは鈍である。
鈍くっさい、ドジ、ドンドン、鈍重、鈍亀のドンであり、昔はそう呼ばれるが嫌だった。
言われるくらいだから私はかなりドジであったと思う。
しかし、今ではこの“鈍”が自慢である。
鈍才こそ、掛け替えのない才能である。
できないからできるまで1つのことにこだわり続ける性格。

神社や寺院に行ったにとなら判りになるだろう。
社や家具が古くなり、黒く光沢を放つ美しさ。
これこそ長い時間が作り出す。
人でいうなら『鈍才』が作り出すに人間味である。
残念ながらまだその域には達していない。
孔子は30にして立ち40にして迷わずというが、30にして立ててもいないし40でも迷ってばかりである。
日々精進が足りないと三省(さんせい)してしまう。

私淑する安岡正篤の言葉が浮かんでくる。

現代日本人は人物というものができていない。
修養が足りない。

人を見れば悪口を言って、自分の事を棚にあげておいて、そうして一向努力はせぬ。

嫉視誹謗(しっしひぼう)し、そうして他に向かって大言壮語(たいげんそうご)ばかりする。行儀作法もなっていないという傾きがある。

これを根本的に是正しなければ、本当の意味において日本精神を発揚(はつよう)することはできない。

外に発展しようと思えば思う程、やはり内に深めなければならない。

『安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う』(致知出版社刊)

まったくその通りである。
歩みは遅くとも、この道を逝こうと思う。

ーーーーーーーー○ーーーーーーーー
『荀子』

驥一日而千里、駑馬十駕、則亦及之矣

故蹞歩而不休、跛鼈千里、累土而不輟、丘山崇成。

(読み)
驥(き)は一日にして千里なるも、駑馬(どば)も十駕(じゅうが)すれば則ち亦之に及ぶ

故(ゆえ)に蹞歩(きほ)して休(や)まざれば、跛鼈(はべつ)も千里(せんり)、累土(るいど)して輟(や)まざれば、丘山(きゅうざん)も崇成(すうせい)す。

〔解釈〕
名馬は一日で千里を走る。しかし、どんな駄馬でも十日も走りつづければ駿馬に追いつくことができる。

足の不自由なすっぽんも歩き続ければ、千里の先まで行くことができる。能力の劣った者でも努力し続ければ成功することのたとえ。

『孔子』
吾十有五而志于学、
三十而立、
四十而不惑、
五十而知天命、
六十而耳順、
七十而従心所欲
不踰矩

「われ十五(15才)にして学(学問)に志(こころざ)し」
「三十(30才)にして立つ」(学問で自立できるようになった)
「四十(40才)にして惑(まよ)わず」(いろいろな迷いがなくなった)
「五十(50才)にして天命を知る」(天が自分に与えた使命を知った)
「六十(60才)にして耳順(したが)う」(どんな人の話も聞けるようになった)
「七十(70才)にして心の欲するところに従(したが)っても矩(のり)をこえず」(心の思うままに行動しても人としての道をふみはずすことがない)

し‐しゅく【私淑】
孟子」離婁下の「子は私(ひそ)かにこれを人よりうけて淑(よし)とするなり」から》直接に教えは受けないが、ひそかにその人を師と考えて尊敬し、模範として学ぶこと

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