名古屋の民主主義は死んだ。リコール署名無効!
名古屋の民主主義は死んだ。リコール署名無効!
情報社会というが、偏った情報社会である。この名古屋の選管の決定に危機感を持っているのだろうか?
また1つ、民主主義の根幹が壊されたと私は危機感を覚える。
河村市長のリコール署名に賛同するかしないかは問題の論外である。
必ずしも彼の行動が正しいとは思っていない。それ以上に議会が酷いとは思うが、今、この時点でリコール署名をする必要があるかどうかは大いに疑問である。
しかし、問題はそんなところにない。
選挙管理委員が市民の権利を侵害していることである。
選挙管理委員の仕事は河村市長が不正することなく署名を集めたかが重要であり、市民を騙すような行為は論外であった。
この調査票を見てほしい。
この調査票では、どこを記入すると無効か書かれていない。おそらく、大多数の署名者が問1で①を選択したかどうかで分別されたと考えたに違いない。
しかし、現実は以下のように分類される。
問2と問3のどこに署名の意思に反する河村市長の不正が存在する質問だろうか?
たとえば、『内容を聞かずに署名した』などという項目があり、さらに『リコールに同意しますか』という問いならば理解できる。
回覧板で知ったのは無効???
“ありえない”だろう。重要なことは、市民がリコールを希望しているかどうかと代筆でないかどうかである。
選管はそこだけを調査すればよかったのである。
《俺の署名は疑問票?》などを読むと、本人の意思とは関係なく無効票にされている感じである。
毎日新聞の11月11日の最後の方に“各区選管は「請求代表者以外が集めた署名があるかを疑問視しているので協力してほしい」と呼び掛けている”と書かれている。署名に賛同しているかどうかこそ重要な点であるのに、署名を求めたのが代表者、または代理人かどうかを問うている。これは明らかに誘導調査である。
選挙管理委員会とは、国民・市民に対して議員が不正を行っていないかを確かめる組織であって、市民を疑う組織ではない。
つまり、今回の場合は河村市長が署名で不正を行っていないかを調査するものであって、署名していない者の名前で署名されていないかのみが焦点になるべきであり、問1のみの質問で十分である。
問2.③や④を回答した者は無効ですと明記しておくところをまったく明記されていない。
問3.②か④の請求代表者からの要請で署名しなければ無効などトンでもない。自らの意思で署名をすると無効になるなんてありえない話である。また、そこに記入すると無効になることを明記していないのはまったく悪質である。
この調査<無効数10万5314人分>のどこまで実態を反映しているか大いに疑問である。
有効数36万288人分、解散の是非を問う住民投票に必要な36万5795人分に届かず、リコール署名は無効にされた。
このような調査で、36万288人の意思がかき消されるなどあってならない。
しかも、この署名が有効となっても住民投票というハードルが待っており、議員達は市民投票の前に訴える時間的猶予もあり、署名=リコールではない。選挙管理委員は誰の為に確認作業を行ったのであろうか???
選挙管理委員会が一方の利益者(議員)に有利なように操作するなど民主主義の根幹に関わる不祥事である。
現在の日本は本当に民主主義があるのだろうか?
我々はいつのまにか独裁社会主義国家になってしまっていないだろうか?
独裁社会主義国家の末路は崩壊しかない。
私は危機感を持たずにはいられない。
PS.北朝鮮も気になるが、こちらは情報は乏し過ぎてコメントできない。
北朝鮮が信じるに値しない国家であるのはむろんであるが、だからと言って韓国の情報が正確とも信じがたい。特に政府と軍部の発表を信じろというのは無理だ。さらに中国の関与とアメリカの動向など・・・・・・知り得ない情報が多すぎて論評などできる訳もない。
日本の方も同様であり、戦国(混乱して情報が錯綜する)内閣では裏でどんな外交交渉をしているか知る由もない。特に国際利益や国益を考えない輩の行動原理は私の思考の範疇にない。
という訳で一連のことはもう少し後で考えたいと思っており、今は情報を集めることにしている。
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住民投票の必要数に届かず=市議会リコール署名―名古屋市選管
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date1&k=2010112400713
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jiji-24X443/1.htm
2010年11月24日(水)16時47分配信 時事通信
名古屋市の河村たかし市長が主導する市議会の解散請求(リコール)運動で、同市選挙管理委員会は24日、河村たかし市長の支援団体が提出した約46万5600人分の署名のうち、16区中15区分で、無効数が10万5314人分に達した発表した。残る南区の署名が全員有効でも、有効数は36万288人分にとどまり、解散の是非を問う住民投票に必要な36万5795人分(市内有権者の約2割)を下回る。
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リコール署名11万人「疑問」…名古屋市選管
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101020-OYT1T00005.htm
名古屋市の河村たかし市長が主導する市議会の解散請求(リコール)運動で、署名の審査を行っている市選挙管理委員会は19日、臨時会を開き、署名集めを担った「受任者」が空欄になっている署名簿が多数あり、「収集方法に疑問がある」として、該当する署名簿に記された約11万4000人に書面を郵送するなどし、本人確認する方針を固めた。
市選管は一両日中に再度、会議を開き、最終決定する。確認には1か月程度が必要で、24日予定の審査結果の発表は、11月下旬にずれ込む可能性が出てきた。
河村市長の支援団体「ネットワーク河村市長」は今月4日、解散の是非を問う住民投票の手続きに必要な法定数(36万5795人)を大幅に上回る約46万5000人分を、市内の全16区選管に提出。選管が20日以内に有効かどうかを審査し、発表する予定だった。
(2010年10月20日03時06分 読売新聞)
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名古屋市選管 リコール署名 審査延長決定
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/101023_4.htm
(2010年10月23日 読売新聞)
市長側 抗議文を提出
名古屋市議会の解散請求(リコール)運動を巡り、市選挙管理委員会が署名の審査期間を延長したことに対し、河村たかし市長の支援団体「ネットワーク河村市長」は22日、市選管の伊藤年一委員長あてに、「審査の延長は恣意(しい)的で、正当な理由はない」として、延長の中止を求める抗議文を提出した。
抗議文では、「市選管からは事前に、『(署名集めをした受任者名が)空欄の署名簿は、運動の中心となる請求代表者が集めたと見なす』という回答を得ていた。街頭署名は請求代表者が行っているため、空欄は当然で、何を調査するのかわからない」と批判している。
提出後に記者会見した支援団体の鈴木望代表は、「再調査は(出直し市議・市長選と愛知県知事選の)同日選挙を避けるためではないか」と怒りをあらわにした。また、延長の差し止めを求める仮処分申請などの法的措置については、「今後も引き続き検討する」と述べた。
一方、市選管は22日も、郵送による本人確認の方法などについて協議したが、返信がなかった場合の取り扱いなどで意見が分かれ、結論は出なかった。伊藤委員長は「27日に区選管の委員長らが集まる臨時会を予定しており、それまでに決めたい」と述べた。
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回答間違いは訂正可能 名古屋市議会リコール調査票
http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2010111802000021.html?ref=rank
2010年11月18日 中日新聞朝刊
名古屋市議会の解散請求(リコール)に向けた署名の再審査で、調査票を送り返す期限の17日、市選管は返送状況を中間発表した。15日までに59%にあたる5万8000人分が返送され、うち36%の2万1000人は、署名が無効と判断される回答だった。市選管は、返送がない場合は有効とする基準も示したが、再審査の結果、署名が必要数の36万5795人分を満たすかは依然、不透明な状況だ。
無効と判断される回答のうち、大半の1万8000人は「誰に署名を求められたか」との質問に「受任者」と答えた。請求代表者と受任者の区別を十分理解せずに回答した人も多いとみられる。市選管は署名数を確定する24日まで、回答の訂正や調査票の返送を受け付ける。
署名は、リコールを呼び掛けた請求代表者か、委任された受任者が対面で集めるルール。受任者は委任された証しとして署名簿の受任者欄に記名するが、請求代表者はその必要がない。今回の再審査は、受任者欄に記名がなかった署名簿に署名した人が対象。
この場合、署名は請求代表者が集めたとみなされるため、調査票の問3で「受任者」と答えると署名は無効となる。「わからない」の場合は、調査票だけでは判断できないため有効となる。
市選管によると、間違って回答した場合は住んでいる区の選管に電話などで申し出れば、本人確認の上で訂正する。市選管は「訂正が必要な方は早めに区選管へ連絡してほしい」と話している。
再審査は当初11万4000人分を対象にした。現時点で無効と判断された署名は、事前に重複などで除外された1万5000人分と合わせ計3万6000人分になった。今後は、再審査の残り約4割と再審査対象外の計39万人分の行方が焦点で、16%以上が無効になれば、必要数を満たさず、リコール不成立となる。
また再審査では、返送されたうち1%強の601人が「署名していません」と回答。偽造とみられる署名が出たことに市選管の伊藤年一委員長は「遺憾の意」を表明した。
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名古屋市議会リコール:署名の本人調査、苦情1500件超
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101111k0000e040065000c.html
毎日新聞 2010年11月11日 14時09分
名古屋市議会解散請求(リコール)で受任者欄が未記入の署名簿に署名した約11万4000人への本人調査に対し、市や区の選挙管理委員会に苦情が殺到している。毎日新聞の集計では、10日までの苦情件数が1500件を超えた。
受任者欄が空白の場合は請求代表者が署名を集めたとみなされるが、市選管は「10人の請求代表者が集めたにしては多過ぎる」と疑問視。重複署名などを除く約10万人に、誰が署名を集めていたかなどを尋ねる調査票を各区選管が5~9日に発送した。
5日に送った東区選管の電話は週明けの8日朝からほぼ鳴りっぱなしの状態。山口修平・区統計選挙係長によると▽自発的に署名したのに、どのように署名を「求められたか」と尋ねる設問に違和感がある▽受任者と請求代表者の違いが分からない--といった内容が多い。一方で既に4割近くの人から回答があり、最終的には6割以上の回収率になる見込みという。
市民からはこのほか「なぜ税金を使って調べるのか」「間違いなく署名したのになぜ確認するのか」などの疑問が寄せられている。西区の主婦(59)は取材に「街頭署名に応じたが、調査票に誤って受任者と書いて返送し、後で請求代表者だったと分かった。無効になるのが悔しいので選管に調査票を再送してもらう。請求代表者か受任者かの違いは市民には分かりにくい」と不満を語った。各区選管は「請求代表者以外が集めた署名があるかを疑問視しているので協力してほしい」と呼び掛けている。【丸山進】
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俺の署名は疑問票?
http://kouryudo.blog61.fc2.com/blog-entry-807.html
11月9日、仕事から帰宅すると、自宅に名古屋市選管からお手紙が届いておりました。話題になった名古屋市議会リコール署名で11万人余りの疑問票があったというのは、弊ブログでも過日に取り上げましたが、
「嫌な予感的中」http://kouryudo.blog61.fc2.com/blog-entry-792.html
まさか、自分がその11万人のうちの1人だったということを知って、非常にショックでした。私は栄の噴水南バスターミナルにて署名をしました。住所・氏名は1字1句間違えずに記入し、指紋を押しました。したがって、今回は、受任者欄が無記名だったために私の署名が疑問票扱いにされてしまったものと思われます。いったい、何をやってたんだ!バカモン!(怒)と言いたいところですが、無効になるのも悔しいので、さっそく中身を開けてみることにしました。
<後略>
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市民に犯罪を強いる名古屋市選挙管理委員会
http://takedanet.com/2010/11/post_e490.html
<前略>
そして、この「調査票」と称するものが、犯罪的で、かつ名古屋市末代の恥になるようなひどいものである。
・・・・・・・・・
まず、「署名の有効、無効を判断する重要な資料になる」と説明されているが、「どのように使うのか」についての説明はない。選管に問い合わせたら、答え方によっては署名を無効にするという。
今の世の中、相手を騙して書類を書かせ、こちらが自署・捺印した書類を無効にするなどということは犯罪である.それを選管がやると言う。ビックリ!!
次に、問1に「名古屋市議会解散請求者署名簿」に署名したかという質問がある。その2「署名していません」に○をすると、無効になると言う。
これについて「この調査票に本人が○をつけたというのはどうして判断するのですか?」と選管に問い合わせたら、書類に「必ずご本人がご記入ください」と書いてあると言う.
私が「署名するときも、「本人が自署して捺印してください」と言われたけれど、この書類は署名も捺印もないのに、なぜ私の署名捺印より上位にあるのか」と聞いたら、説明してくれなかった。
書類が二つあり、一つが署名捺印があり、一つが「○」だけがついている書類があるとき、どちらが力を持つだろうか?
もちろん、署名捺印した書類である.そうしないと署名捺印する意味がない。もし署名捺印した書類を否定するなら、本人が「宣誓の上で口述」しなければならないだろう.
そのほかにもこの調査票にはおかしな点が多い.
たとえば、問2に「どのように署名を求められましたか」という質問があるけれど、私は署名を「求められた」ことは無い。夏の暑い日に、自ら久屋大通の噴水前に行って署名した。
それも「本人に印鑑がいる」と聞いて家に印鑑を取りに帰り、そして署名に行った.
さらにトリックをかけているのが問3である。
「あなたは、どなたから署名を求められましたか」という問いがあり、請求代表者、受任者などの項目が4つ並んでいる.もともと署名を求められたことなどないが、もし「4」に○をつけると署名が無効になるという。
・・・・・・・・・
まさに「アウトロー」の手法だ.
十分な説明をせずに書類を送り、どこかに○をつけるとそれにつけいって自分の有利なようにする.まして「署名捺印の書類を無効にする」というのだから、すごい.
アウトローと契約し、せっかく署名捺印したのに、ウッカリ引っかかって契約がないことになったというならあきらめもつく。なんと言っても相手がアウトローだ。
でも、今回は相手は選挙管理委員会である.まさか、そこがこんな手口を使ってくるとは思わなかった。
正直に○をする(署名を求められていないから○をしないとか)とせっかくの署名が無効にされてしまう。
まるで、途上国か独裁政治が「選挙の不正をする」という手口だ。
「投票や署名をする人が知らないことを根拠に、敵方の投票を無効にする」
ということがしばしば行われる.
<後略>
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投稿: | 2012年8月 9日 (木) 18時53分