日本の財政破綻!?
日本の財政破綻という言葉が参議院選の前に飛び交っていた。ギリシャみたいにしない為に、“消費税の増税はやもうない。”という世論を背景に菅総理は消費税のアップを公約に打ち出した。IMFも15~20%のアップがないと日本の財政は破綻を来たすと警告する???
しかし、残念なことに国民はその判断に“NO”を付き付けた。
さて、この流れを見て頂ければ判るように、日本政府およびIMFの警告を無視した日本の信用は暴落するはずである。
現実は日本の信用力が増して、【円高】が起こっている。
おかしいと思わないか?
日本の紙幣の価値が落ちて、円安ではなく、円高である。
その通り、今、あなたが考えたことは正しい。
市場の関係者は少なくとも、日本が財政破綻しないと考えているのだ。
増税の必要性を感じていないということである。
日本政府、日銀、IMFの3者こそ、『大いなる判断ミス』を犯しているのだ。
日本の経済が回復しないのが完全な政策ミスであって、日本の経済力は以前として、高い水準を保っている。
永遠にこれが続くなどとは思わないが、現時点の経済力はギリシャとは異なることを認識しなければならない。
円高、円安とは経済のバロメーターであり、
その都度、もっとも最良な経済政策を打たなければならない。
しかし、残念ながら日本の官僚や日銀のスタッフは現実を受け入れず、“こうなるはずだ”という自己の論理展開から抜けることができず、我々が正しく、現実がおかしいと意地を張って、デフレ下でありながら、インフレ対策と財政再建にやっきになっている。これで日本経済が田に直ることがあれば、東洋の奇跡と称してあげよう。
“日本の財政破綻”という大嘘をいつまで国民は信じているのだろうか?
黒字倒産はありえるのだが・・・・・・
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