天皇の面会ルール違反
民主党のみなさんは『敬』と『恥』を考えてもらいたい。
今回の天皇陛下の面会はどうやら中国の手続きミスから始まったようです。1ヶ月ルールを知らなかったのか、1ヶ月を切ってから天皇との面接を申し出た。宮内庁は誰に対しても同じ態度という建前から断わった。
崔天凱サイドは民主党の申し入れたが、いい返事が貰えなかったのか、待たされたと思われる。そこで自民党元総理中曽根氏に相談。自民党を通じて民主党に要請。
民主党は自民党に配慮した訳ではない。しかし、官房長平野氏は小沢訪中の時期と重なったことを考えて、宮内庁に要請。しかし、宮内庁は拒否。そこで平野官房長官は鳩山総理の賛同を得て、宮内庁へ再度要請し、宮内庁は了承した。
以上が全容のようだ。この話に小沢幹事長が関与したかは未確認である。しかし、中国サイドに立ったような発言は少し配慮に欠けていたと思える。
初めて日本に訪ねてきた外国人に喩えるなら、
畳の上に土足で上がってきたような状況である。
地主が民主党であり、家の管理者が宮内庁である。
家主が『土足で上がらないで下さい』というが、地主が『俺が許す』とルール無視を許可したようなものだ。
ルール知らない外国人を責めるのは酷というものだが、“注意”を促すくらいはできる。
つまり、民主党は対応を誤ったと言わざるいえない。
小沢幹事長も発言を誤ったと私は考えている。
民主党は民主主義のルールによってルールを変更する権利が与えられている。よって、小沢氏が言うことは正論ではある。しかし、同時に小沢氏が言っている反論は暴論である。
『現行ルールを変えることができるので、現行ルールは守らなくて良い』
このような行為は野蛮や蛮行としか言えない。
民主党は今回の面会を認めさせつつ、「今後は気をつけるように中国に申し出る。」と言うべきであった。
民主の代表となる人は常に尊敬される行為に心掛けなくてはならない。『敬』に値する人物であるからこそ、信頼が生まれ、民衆も落ち着くというものである。
しかし、人間に完璧な者はいない。間違いとは常に起こりうるものである。間違ったときにそれにどう対応するかでその人の“徳”が測られる。
小人は過ちを認めないで取り繕うとする。
君子は過ちを認めて三省する。
これは『恥』を知るか知らないかによって大きく異なる。喩え、敵対する者、卑しい者の指摘であっても間違いを取り繕うことは“恥ずかしい行為”と考えることができ、過ちを改めることができる人が君子である。
民主党の方々は国民の代表であり、尊敬される行動に心掛け、これ以上恥ずかしい行為を続けることがないように祈りたい。
ーーーーーーーーーーー○ーーーーーーーーーーー
(参考)
天皇陛下、中国副主席と会見
http://news.nifty.com/cs/domestic/governmentdetail/yomiuri-20091215-00441/1.htm
2009年12月15日(火)14時8分配信
天皇陛下は15日午前、皇居・宮殿「竹の間」で、中国の「次代のリーダー」とされる習近平国家副主席と会見された。
宮内庁によると、陛下は、習副主席に対し、昨年5月に起きた四川大地震へお見舞いの言葉を述べられ、副主席からは、即位20年を迎えた陛下への祝意とともに、「お忙しい中、機会を設けていただいて深く感謝を申し上げます」と謝意が示された。会見は24分間。
陛下と中国の首脳クラスとの会見は昨年5月に来日した胡錦濤国家主席以来。1998年には江沢民国家主席とも会見されている。
今回の会見を巡っては、外国要人との会見希望は1か月前までに宮内庁に申し込む、という政府慣行の期限を過ぎていたが、「日中関係は非常に重要」とする鳩山首相の指示を受け、特例的に実現した。
こうした経過について、羽毛田(はけた)信吾宮内庁長官は11日、天皇の政治利用の観点から特例扱いに懸念を表明。これに対し、鳩山首相が「政治利用には当たらず、問題ない」と発言し、首相官邸に会見実現を要請したとされる民主党の小沢幹事長が「どうしても反対なら、辞表を出した後に言うべきだ」と激しく反発するなど異例の展開をたどっている。
2009年12月14日 小沢幹事長 天皇の政治的利用について(You Tube)
http://www.youtube.com/watch?v=XMOTNaTMTsU&feature=player_embedded
宮内庁長官過去も次々苦言 正論なのか「はみ出し」なのか
http://www.j-cast.com/2009/12/15056268.html
宮内庁の羽毛田信吾長官が、天皇の特例会見についてまた苦言、反論を展開して波紋を呼んでいる。政治家ではなく役人だが、過去にも皇室問題で発言を繰り返している。皇室を代弁しているのか、単にでしゃばりなだけなのか。
「自分は官房長官の指揮命令に従うと同時に、陛下のお務めのあり方を守る立場にある。辞めるつもりはありません」
羽毛田信吾長官は、民主党の小沢一郎幹事長が「辞表を出して言うべきだ」と述べたのに対し、こう公然と反論した。2009年12月14日に記者団の取材に応じたときのことだ。
閣僚ならともかく、役人としては異例の発言だ。天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例扱いで決まったときに、「二度とあってほしくない」と苦言を呈してから、発言を控えるそぶりさえ見せない。頑として、皇室の政治的中立や陛下の健康への配慮などを理由に、「1か月前ルール」を守る考えを改めない構えなのだ。
羽毛田長官は、生え抜きではなく厚労省出身で、2001年4月になって宮内庁の次長に転じた。小泉純一郎政権時代の05年4月から、同庁長官を務めている。
役人ながら、その発言は、新聞や週刊誌を度々にぎわせてきた。
三笠宮寛仁さまが月刊誌対談で女性天皇容認を批判した06年1月、羽毛田長官は、定例会見で「正直『困ったな』という気持ちが強い」と述べた。このときは、「内閣や国会が対応すべき政治的な事柄」とその理由を挙げている。
また、08年2月には、皇太子ご夫妻が愛子さまとともに天皇・皇后両陛下を訪問なさる回数が少ないことを、定例会見で批判。皇太子さまが両陛下とお会いする機会を作りたいと述べられたことを受けて、「ご自身が会見で発言なされたことなので、大切になさっていただきたい」と注文まで付けた。
いずれの発言も、「役人が会見で言うべきことなのか」と、テレビのワイドショーなどでも、繰り返し取り上げられている。
擁護、批判と意見は真っ二つに
事態は、役人が政治家に反乱したような構図になっているが、羽毛田信吾長官を擁護する声はかなり多いようだ。
宮内庁には、2009年12月14日までに1000件を超える意見が寄せられ、その多くが羽毛田長官に賛成する意見だという。ライブドアのネットリサーチでも、長官支持が7割強も占め、小沢一郎幹事長支持は2割強に留まっている。
皇室ジャーナリストの松崎敏弥さんも、羽毛田長官支持の立場だ。
「民主党政府がゴリ押しをした方が問題であり、長官が抵抗するのは当たり前です。どこの国とも平等にスケジュールを作っており、陛下のご体調を考えながら忙しい公務も割かないといけません。陛下も話が来れば、断れないでしょう。いきなり会ってくれというのは、陛下に対して失礼なことです。ルールは守ってほしいですね」
一方、識者を中心に、羽毛田長官の対応ぶりを批判する声も次々に上がっている。
新党大地の鈴木宗男代表は、日本BS放送の番組内や自らのブログで、「尊皇精神に欠けている。陛下は会見を受けられたのだから、決まった後に言うのは陛下にとんでもなく失礼だ」などと批判した。
また、起訴休職外務事務官で作家の佐藤優さんは、ライブドアのコラム「眼光紙背」で、「職業的良心に基づいて考えるならば、『私はそのようなお願いをすることはできません。どうしてもというならば、私を解任してください』と言って頑張るべきだ」と指摘。「経緯説明という名目で記者会見を行ったことによって、天皇陛下が政治問題に巻き込まれてしまった」と主張している。
この問題、まだまだ論争は続きそうだ。
・「宮内庁長官は憲法を理解していない」 小沢氏、「特例会見」問題で反論
http://www.j-cast.com/2009/12/14056162.html
・宮内庁長官が異例の「苦言」 皇室内部の亀裂浮き彫り?
http://www.j-cast.com/2008/02/14016685.html
<小沢幹事長>外国人参政権、採決には党議拘束
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091214-00000120-mai-pol
12月14日23時21分配信 毎日新聞
民主党の小沢一郎幹事長は14日の記者会見で、永住外国人への地方参政権付与法案が政府提案で提出された場合、党の国会対応について「いろいろな意見があっても当然いいと思うが、自分たちの政府の提案に賛成するのは普通じゃないか」と指摘した。党内では参政権付与を巡り賛否が分かれているが、採決時に党議拘束がかかるとの認識を示したものだ。【近藤大介】
天皇会見実現へ「努力する」 小沢氏、中国大使に
http://www.asahi.com/politics/update/1212/TKY200912120201.html
2009年12月12日15時0分
民主党の小沢一郎幹事長が崔天凱(ツォイ・ティエンカイ)中国大使と9日に国会内で会談した際、来日する習近平(シー・チンピン)国家副主席と天皇陛下の会見実現に協力を求めた崔氏に対し、「趣旨はよくわかりました。努力します」と答えていたことがわかった。党関係者が明らかにした。
民主党は中国政府の要請を受け、山岡賢次国会対策委員長が鳩山由紀夫首相や宮内庁などに会見実現を働きかけていたが、難航していたため小沢氏と崔氏の会談がセットされたという。ただ、首相は11日、「小沢幹事長から話があったわけではない」と記者団に語っている。
天皇陛下を政治利用するな!無礼な中国の子分、民主党
http://blog.goo.ne.jp/inuhide/e/212b7799667a151ac4d83d98f868cd76
<前略>
もう、どうしようもない亡国政党である。中国に140匹の「愛犬」を引き連れて行ったかと思えば、今度は、天皇陛下である。それも、国家の元首に対する面会のル-ルよりも「会見を実現できなければ習氏の体面を傷つけ責任を問われかねない」と、中国の対面に配慮した、とされている。無礼である。
また、先のオバマ大統領訪日の際には、「友愛」を旗印に揚げる鳩山首相は、賓客の接待を天皇陛下にお任せして、シンガポ-ルへ旅立つ、という同盟国への無礼を働いた。
心ある皆さん、どうか、このような国の品格に関わるような愚行に抗議の声をあげていただきたい。
中国がより簡単に日本に対して内政干渉しやすい状況を作り、外務省なん
かすっ飛ばして中韓両国問題を政党が扱う事さえありえるのかも知れない。
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/d/20091215
【速報】天皇の面会は自民党からの要請
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/12/post-089c.html
「天皇の面会は自民党からの要請」(世田谷通信)
15日、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の面会が皇居で行われたが、この面会に対して自民党側から「天皇を政治利用した」という批判が相次いでいる。しかし、15日午後、この批判に対して前原誠司国土交通相は「今回の面会は自民党の元総理大臣から官邸に要請があったものだ」と述べ、自民党側からの強い要望によって実現した面会であったという経緯を発表した。これが事実であれば、自民党の谷垣禎一総裁や安倍晋三元首相らによる民主党批判は、自民党による自作自演劇だったことになる。(2009年12月15日)
前原バカ国交大臣、「天皇に強制したのは中曽根」と嘘をつく
http://www.nikaidou.com/2009/12/post_4035.php
<市の字さんより>前原国土交通省大臣が素っ頓狂な話を公の場で言ったようですね。
「官邸に元総理大臣から要請があったものだ、そもそも自民党側からの要望で(天皇陛下中国国家副主席との会見は)実現した」
元総理とは、オフレコで中曽根をさしているようです。新聞各社の情報によりますと、
11月下旬、
中国側から会談の要請、が一ヶ月ルールで断られる。
12月上旬
中国側が再度要請、今度は自民党にも。
自民党、宮内庁に申し入れるも天皇陛下の健康を理由に断られ、これを了承。
民主党、一度断られているので中国大使に返答の明言を避けるも、翌日に迫った小沢幹事長の訪中があるため、会談の実施を強行。
要するにこれまで政権を担っていた自民党はある程度の理解があるので、宮内庁の一ヶ月ルール堅守(天皇陛下の体調考慮)を了承したのですが、民主党は「小沢幹事長の訪中」という大イベントがあり、現在の中国国家副主席との会談を断られないように強行したようにも見えますね。
問題は
・前原大臣が「知ったか」発言で自民党に濡れ衣を着せている事(偽メール事件で懲りてない、としか見えない)
・前原大臣の発言が正なら何故首相が説明をし、幹事長が会見を開く必要がある??(結果と理由があべこべ)
上記の件を見ていただいてわかるとおり、前原が明らかに不自然な発言をしております。火消しに躍起なのか解りませんが、以前に一度犯した過ちをこうもまた踏みなおすようでは前原も、この発言を未だ訂正していない民主党もダメダメですね・・・。
(コメント)前原は、すぐ喋っちゃうんですよ確認しないで。何度やっても懲りないバカです。
小沢一郎って、朝鮮人としか思えない。反日発言以外は何もないよ
http://www.nikaidou.com/2009/12/post_4029.php
小沢一郎は、天皇陛下の政治利用をしていないというなら具体的に説明しろ!
http://www.nikaidou.com/2009/12/post_4025.php
小沢ー鳩山ラインの壮大なサバイバル戦略
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2009/12/post-5ba0.html
羽毛田信吾宮内庁長官はノーパンしゃぶしゃぶ狂だった!(笑)
2009.12.15 Tue 02:57
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1942.html
倣岸不遜な小沢民主党
http://gaikoanzenhosyo.blog4.fc2.com/blog-entry-896.html
« 閑話休題 今年に思うこと。 | トップページ | 小沢氏,日本人の祖先は韓国人? »
「ニュース」カテゴリの記事
- STAP細胞は驚くべき発見なのか?(2014.02.06)
- トリチウムって、本当に安全なの?(2013.09.20)
- 知性と生活保護と反日教育(2013.08.06)
- 失業率と失業数(2013.07.30)
- 安倍総理の150万円が何かと話題になるが、何か可笑しい?(2013.06.19)
この記事へのコメントは終了しました。
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 天皇の面会ルール違反:
» [テレビ政治]天皇会見問題は小沢一郎が完全に正しい朝日社説は背徳的だ [zames_makiの日記]
中国の習近平国家副主席と天皇が会見したスケジュール問題では小沢一郎の意見が完全に正しい。宮内庁長官や皇室ジャーナリストの言っている、「天皇のため」とか「天皇に失礼」という言葉こそが天皇の政治利用だろう。同じように右翼の安倍晋三元総理(実際に日本最大の右翼... [続きを読む]
» [テレビ政治]天皇会見問題は小沢一郎が完全に正しい朝日社説は背徳的だ [zames_makiの日記]
中国の習近平国家副主席と天皇が会見したスケジュール問題では小沢一郎の意見が完全に正しい。宮内庁長官や皇室ジャーナリストの言っている、「天皇のため」とか「天皇に失礼」という言葉こそが天皇の政治利用だろう。同じように右翼の安倍晋三元総理(実際に日本最大の右翼... [続きを読む]
コメント