たばこ増税へ 経済無知
経済政策よりたばこの増税が話題になっている。現在の経済状況を把握していないことを良く表した政策愚論だ。野党時代に「現在の経済状況を見て下さい。」、「総理は庶民がわかっていない。」などと非難していた野党人ではあるが、自らを庶民と言っている福島大臣は貯金が1億以上、年収は3000万以上の高額所得者である。彼女が庶民ならば、我々はミジンコ以下だろうと思ってしまう。それはともかく、未だに財務省の影響力が大きいことがここからも見てとれる。本来ならば、緊縮財政派と拡大経済派が激論を交わすところだ。これまで緊縮財政派の政策で国民が苦しめられている。しかし、その反省はなく、金持ちが吸い上げる民主主義の法律が悪であると決め付けている。しかし、この金持ちの中に政治家や官僚や労組は含まれていないらしく、年収800万円程度は金持ちには入らないようだ。しかし、高額所得者から増税するという議論よりたばこ税が話題になるくらいだから、そちらの増税も難しいだろう。行政刷新会議でも官僚や公団に勤めている高額所得者の給与をカットするという話が見えてこない。ここに手をつけないければ中々財源が作り出せないだろう。また、各業種の詳しいアドバイザーがいなければ、どこが無駄かも見つけることはできない。元官僚出身の議員であっても業界内の無駄を見つけるのは難しい。なぜなら、作る側も見つからないように作成しているのであって、見つかるのはずぶずぶの無駄のみである。私の詳しいのは土木業界と流通業界であって、その他の業界のまったく判らない。基礎知識が決定的に不足しているからである。
いずれにしろ、
大鉈を振るえない民主党では、大型削減は不可能である。況して、減税の議論より増税の議論がでるようでは経済無知と言わざるいない。
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