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省と相

民主党の政権ができるまでもう少し。私も特にいうこともなく見守るつもりです。
記者クラブがどうなるか?
大臣の面子はどうなるか?
これで大体の日本象は見えてきます。

鳩山代表の人柄はイマイチ判っていない私ですから、とにかく言うことは今はありません。願うのは日本をよくして頂きたい。国民を裏切らないでほしいということです。
そういう意味で、「官僚の省と政治家の相」の初心演説が注目です。
日本の要である『省』と日本を導く者『相』の対決は最初の意見を『相』が打ち出せるか。それに『省』がついていけるか。それで決まります。
民主党の意見でいうなら、意見に従わない『省』である官僚は切ってゆくそうですが、果たして「どちらが先手を制するのか」が初心演説です。
そこまでは何も言わずに見守ってゆくつもりです。

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ところで『省と相』意味を御存知ですか?
私はこのように思っています。

省、省とは“はぶく”という意味があります。もう一つの意味はかえりみるです。
「吾れ日に吾が身を三省す。」
省は、“しょう”と読まず、“せい”と読みます。「自分を日にたびたびふりかえる」という意味ですが、さらに“はぶく”が加わり、加となるものを取り除くという意味が付け加えられます。
例をあげるならば、森林です。
整備されない森林の中は薄暗く、日差し風通しが悪くなり、虫食いなども起こって成長が止まり、遂には枝葉から枯れてゆきます。もちろん、原生林はそういったことを繰り返しながら長い時間を掛けて、多少の日差しと風通しを作ってゆきます。つまり、無駄を省いてゆくのです。
杉林など人間が手入れしなければ、すぐにダメになって往きます。ですから、まずは懐の枝葉を削っていかなければなりません。大きくなれば、いくつかの木を切って間引きをします。そうすると、杉はドンドン大きく立派に育ってゆきます。
これはどんな世界でも同じことであります。

行政の下に『省』の文字がつくのはそういった意味ではないのでしょうか?
財務省、国土交通省、総務省、防衛省・・・など
大きく育てて、常にかえりみて、無駄になった箇所を省き、常に風通しのよい環境を維持する。そういった意味でつけられた『省』なのではないのでしょうか?
今は焼け太り、大きくなって身動きが取れないのが省であります。
必要なものを残し、不要なものを解き放つ。それが今求められていることです。
“兎角省を忘れずべからず”です。

相、相とは“木の上に登ると見通しが良くなり、よく見える。”という意味で木の目と書かれています。
つまり、先んじて目利きがよいと考えるのがいいのではないかと思っています。
{相性、相対、相応しい、手相など}
もう一つの意味は、木に目をあわせて、よく調べることによってその境界を見定める。境と境を知ることで1つのまとまりを知るという意味です。
{相部屋、気体相、固体相、液体相など}
正しい解釈は他にもいろいろありますが、私は上の2つを信じております。
そう言った意味で『相』は、“物事に明るい”と解釈していいのではないのでしょうか?
そう考えると、大臣のことを『相』(財務相、法務相・・・など)というのはそういう意味をもっていると思います。
国家10年、100年の計を考えて、物事を先んじて行ってゆく人物こそ、『大臣』なのではないのでしょうか?
あまりにも近視になって、国家を論じられない方が大臣になってもらっては困ります。

省は、「振り返って無駄をはぶく。」
相は、「先んじて物事を考え、行動する。」
この省と相があいまって、国家はうまく動くのです。

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