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NHK,JAPAN「第2回 天皇と憲法」 、非難されるほどではないが中身が薄い。

5月3日は憲法記念日です。その日に「第2回 天皇と憲法」 ですか!

「第1回 アジアの一等国」放送後、NHKには番組批判が約2500件が寄せられたらしい。
しかし、その回答はNHKは「番組にすべての要素を盛り込むことはできない」(日向英実放送総局長)と反論した。
参考:【検証】NHKスペシャル 台湾統治めぐり「一面的」産経新聞(http://news.goo.ne.jp/article/sankei/entertainment/showbiz/m20090503017.html

そのことを踏まえて見てみた。

総論としては、軍がそうさせたと言っているように思われます。
すべて軍が悪いという論理は戦後言われ続けた論理であり、目新しさのない編集となっています。
NHKが言いたいことは、最後の東京大学教授、御厨 貴さんの意見ではないのでしょうか?
「天皇条項、如何に非政治的に書かれていても、政治的意味を持つ場合があるし、あそこをですね。戦前と同じように、『天皇ハ神聖ニシテ犯スヘカラズ 』、あるいは、今の大典としておくのは危険であって、そこに一歩踏み出す勇気を持つことね。天皇というのは、主権在民の立場からどう考えるかをやってみること。これね!みんな大事だと思いながら絶対に口につぐんで言わない。危ないと思うから、危ないしめんどくさいし......、(ここで編集されて、最後に繋がれる。個人的にカットされた部分がすごく気になる。)」
つまり、NHKは、“天皇は危険”と言いたいのであろう。
私としては、前回よりはマシ!
しかし、全体の知識の補完が必要なので、やはりR15指定は必要と感じました。

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一番気になった箇所は、30分過ぎから。

政党と軍部の対立により、・・・この頃世界は大きく変動してゆきました。
1914年 第1次世界大戦が勃発 世界の君主国が崩壊していったのです。
1917年 ロシア革命 300年あまり続いた王朝が滅亡。
1918年 戦闘に敗れたドイツ帝国とオールトリア・ハンガリー帝国で皇帝が退位。
1911年 辛亥革命(時代が遡っているよ!)
1912年 明治天皇崩御(7月)大正天皇即位
      大正デモクラシー
(ここで一気に歴史が進みます。)

1925年 犬養毅 普通選挙法制定

日本の政治は政策や理念ではなく、党利党略に走ります。
(これを言うと、今の政治もダメということ?ここで説明が入る当たりは、前回と違うところ。)
いい面と悪い面がある。
いい面は、政党政治、民主主義の発展。
悪い面は、ナショナリズムが刺激された。その為に国威発動の為に外へ進出、対外強行主義へ(バックにシベリア出兵)
1929年、犬養毅 政友会総裁就任
(話題はロンドン海軍軍縮会議(1930年)から統帥権の話へと移りますが、ここで重要な中心的話題『ロンドン海軍軍縮会議』がカットされています。
なぜ、海軍がこれに反対的であったか?
そもそも、この会議が如何なるものであったか?
その基礎知識なしで次に進むと、政友会と海軍が結託して政権奪略に走ったというシナリオが出来てしまいます。)

しかも、田中儀一が軍出身で軍と繋がりが深いと解説します。
1931年 満州事変 (こちらは石原莞爾です。世界情勢を考えて、中国の取り組みを図りますが・・・)
1931年 内閣が総辞職。犬養毅が総理大臣になります。
(まるで、NHKでは、一連が連動しているように描かれていますが、ここに起こった事件が関連しながら、各々の思惑で動いており、誰かが謀った訳ではありません。言うなれば、偶然の連動であります。)
犬養毅総理大臣は満州国承認に反対の意思。それから5ヶ月。
1932年 5・15事件 犬養毅は射殺!政党政治最後の総理大臣となる。
結論.

犬養毅⇒軍と癒着⇒ロンドン海軍軍縮会議で軍に不満⇒統帥権の侵害⇒満州事変⇒内閣総辞職⇒犬養毅の満州不承認(統帥権の侵害)⇒5・15事件⇒軍政
NHKは政党政治の自殺といいます。

前回のJAPANのように、一歩的に非難することは避けているみたいです。
しかし、世界情勢を無視して1つのシナリオを作るのは、いささか危険な作り方と言わなければなりません。
丁度、この話の中であったナショナリズムは、当時の新聞社などがこぞって作ったものもあります。
世論を誘導し、誘導した世論の暴走に困惑するというものです。
この話題をするときに、歴史背景の第1次世界大戦以降の日本の立場を描かないのは、歴史観を誘導するこのになってしまいます。
(前回の卑下するものよりは、マシですが・・・)

そして、話は『国体論』へと続きます。
(ここで、時代が一旦明治後期から大正初期に遡っています。前の話とまったく異なっています。ところで、こちらの評論は立花隆さんです。)
上杉慎吉 うえすぎしんきち(東京帝国大学)博士:天皇は国家そのものであり、天皇の意思によって国家は動かされる。天皇主権説。
美濃部達吉 みのべたつきち(東京帝国大学)博士:国家はたくさんの機関から成り立つ組織であり、天皇もその中の1つであり、最高機関である。天皇機関説
吉野作造 よしのさくぞう (東京帝国大学)博士:議会や政党を中心とした国家。民本主義。
労働組合が設立、労働運動が活発になってゆきます。
(大正デモクラシー、大正初期です。)
1920年 元老、山県有朋が極秘で原内閣に共産運動防止の意見書を提出。
上杉慎吉の信奉者が七生社(出版社)を結成。国体活動を続ける。
(1923年 関東大震災)
(1929年 世界恐慌)

1932年 血盟団事件 《大蔵大臣を務めた井上 準之助、三井財閥の団琢磨、この暗殺団に関与した4人の東京帝国学生、七生社のメンバー、その一人が四元義隆》
井上 準之助:浜口内閣で行った金輸出解禁(金本位制への復帰)や緊縮財政は世界恐慌のため深刻な不況を招き、血盟団事件で暗殺される。

(1931年 満州事変)
(1932年 5・15事件)

1935年 天皇機関説事件
(1935年 梅津・何応欽協定、土肥原・秦徳純協定、冀東防共自治政府の設立) 
1936年、二・二六事件
(1937年 支那事変)
(1939年 ノモンハン事件

次の国体論については、
世界恐慌・関東大震災による日本産業の崩壊が抜け落ちています。
当時の日本は、関東大震災の被害はあえて語らないが、関東に大きな被害をもたらした。当時は今より首都中心の発展が進んでいたのでそのショックは計り知れない。
また、世界恐慌ではアメリカ向けの生糸の輸出が急激に落ち込みよって外貨が得られないという危機に陥る。当時の関係者は生糸の相場に敏感であり、現在の株式・先物の相場以上に興味を持っていた時代である。そこで恐慌である。生活の糧を失った民衆は政府の援助を求めて活動した。世情不安の中、様々な事件が起こり、中国進出もその打開策の1つである。(世界的にどう評価されるかは別であるが・・・)
また、満州の国境も蒋介石が率いる統一中国とその他、モンゴル(ソビエト)と小競り合いが絶えません。関東軍と中央の日本政府の軋轢も大きくなっています。
そのことを語らずに、説明するのはやはり無理があると感じました。

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ちなみに、天皇制を危険と感じたことのない私ですが、御厨さんの言う「天皇というのは、主権在民の立場からどう考えるか?」という意見には賛成です。ただ、1つの結論に集約する必要なないと思っています。
卵の食べ方を討論するように、人それぞれであっていいと考えています。

私にとって、「天皇とは、神の子孫。私も神の子孫。日本人のほとんどが神の子孫であり、その我々の代表が天皇であり、天皇と日本は同位だと考えています。」
ただ、国民主権・主権在民と言われる中で、我々の意思が置き去りにされているようで憲法改正は必要です。
今の象徴天皇というフレーズは私にとって最もしっくりくるものであり、

「天皇が国民のことを思い。国民が天皇のことを慕う。」

そんな国家がいつまでも続くことを願っております。
(西洋の神と日本の神さまの形成が違います。西洋的思想の持ち主から見ると、「自分は神の子孫だ。」というのは、非常に不遜な表現かも知れません。しかし、八百万の神はそれはもうそこら中にいる神であって、特別な存在ではありません。我々はそんな特別でない神様の子孫なのです。しかも、余程の悪人でもない限り、死ぬと仏さまになれる国なんですよね!)

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参考.

関東大震災:1923年(大正12年)9月1日午前11時58分32秒(以下日本時間)、神奈川県相模湾北西沖80km(北緯35.1度、東経139.5度)を震源として発生したマグニチュード7.9、海溝型の大地震(関東地震)による災害。東京都・神奈川県・千葉県・静岡県の南関東地方の広い範囲に甚大な被害をもたらし、日本災害史上最大の被害を与えた。

世界恐慌:1929年10月24日にニューヨーク証券取引所で株価が大暴落したことをきっかけに生じた金融恐慌に対する、金本位制であるがゆえのシステム的な不備と当時の各国当局の対応のまずさから生じた1930年代の世界規模の恐慌

団琢磨:昭和金融恐慌の時、三井がドルを買い占めたことを批判され、財閥に対する非難の矢面に立つことになり、昭和7年(1932年)3月5日、東京・日本橋の三越本店寄り三井本館入り口で、右翼団体血盟団の菱沼五郎に狙撃され、暗殺された

四元義隆:(よつもと よしたか)近衛文麿、鈴木貫太郎首相秘書を務め、戦後は政界の黒幕的な存在として歴代総理、特に細川護煕政権では「陰の指南役」と噂された。血盟団事件の共同正犯の1人として実刑判決。  

北一輝:日本改造法案大綱(憲法停止、明治維新と同じく天皇親政を引く)1919年(大正8年、中華民国8年)そこに出入りしていた清水行之助、岩田富美夫らが日華相愛会の顧問を約40日の断食後に『国家改造案原理大綱』(ガリ版47部、『日本改造法案大綱』と1923年に改題)を書き上げていた北に依頼した。1923年(大正12年)猶存社が解散。「日本改造法案大綱」が改造社から、出版法違反なるも一部伏字で発刊された。これは、二・二六事件の首謀者である青年将校の村中孝次、磯部浅一、栗原安秀、中橋基明らに影響を与えたと言われている。
(北一輝は1906年(明治39年)中国革命同盟会に入党。その中で『国家改造案原理大綱』を発行。1920年に帰国、1921年頃から国家改造運動に関わる。そこで出されたのが「日本改造法案大綱」。1936年、二・二六事件で逮捕。1937年(昭和12年)、軍法会議で二・二六事件の理論的首謀者とされ、死刑判決。。『日本改造法案大綱』によるクーデター強権の改革の後には社会民主主義的な政体の導入を想定していたと考えられる。獅子身中の虫的な存在。 )

ところで、NHKも少しは懲りたらしく、論客を変えたらしいです。
最初の番宣には、「五百旗頭真、御厨貴、立花隆」が、五百旗頭真氏の名前が消えて山室信一氏になっているらしい。
五百旗頭真氏は現防衛大学校長で過去何度も反日発言を繰り返したきた人物です。田母神俊雄の問題で少し話題に上がったのでご存知の方も多いと思います。
五百旗頭真:11月25日「主権回復を目指す会」五百旗頭真・防大校長へ糾弾街宣(http://yasukuni.jugem.jp/?eid=103
自衛隊の校長というのは、国防の要を育てるトップ!
そのトップが反日でいいのかとも思うが、それはまた他の話。

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次のようなイベントをやっております。
もしよろしければご参加ください。

4.28 パール判事の日本無罪論購入イベント
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/event/1240072811/

現在amazon7位です。

『パール判事の日本無罪論』(小学館文庫) 560円
http://www.amazon.co.jp/dp/4094025065

非常に有名な本です。

右寄りの方は「基礎知識」として、
左寄りの方は「敵を知る」ために、
ぜひ御一読ください。

■NHKスペシャル/シリーズ JAPANデビュー"天皇と憲法"―NHkまた酷い偏向報道!!
http://yutakarlson.blogspot.com/2009/05/nhk.html
こんにちは。連休中の5月2日に放映された、NHKスペシャル JAPANデビュー"天皇と憲法"は、また酷い偏向報道でした。この番組をあまり予備知識のない人が見たとしたら、大日本帝国憲法否定、日本国憲法否定、天皇制否定という流れに何の違和感もなく同調してしまうことでしょう。無論この番組では、このようにはっきりとはいっていません。あくまで、視聴者に考えさせているような体裁を繕いながら、結局は、天皇制否定に誘導しています。とんでもない偏向報道であり、このようなことを繰り返すNHKは最早国民のための公共放送とはいえず、解体すべきものと思います。詳細は是非私のブログをご覧になってください。

田中さん

田中 正明の著書は買う機会あれば、買おうと思っています。
このイベントで本屋さんにならぶといいですね!
ただ、改ざん箇所などがあることから支持している書物ではありません。
ただ、1級(2級)の資料であることは確かですから、ゆっくりと見てみたいと考えています。
ところで、本当かどうかしりませんが、Amazonではこの手の本は上位にランキングされないと聞いたことがありますが、27位は上位なのでしょうか?


yutakarlsonさん

本当にNHKとしては最低なやり方です。
民放では批判の対象ですが、NHKは我々から受信料を集めていることを考えても許されない行為です。
また、すべての放送局・新聞社に言えることですが、
秋篠宮両殿下の訪問などを放送しないのはなぜだろうか?
(参考http://koramu2.blog59.fc2.com/page-1.html)
特別に時間を取れとは言わない。ほんの1分から30秒でいいのだ。

都合のいい所だけ放送・記事にするのは辞めてもらいたい。

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