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大恐慌への道はより色濃くなっている。

最近、何かと明るいニュースが多くなってきた。

追加対策が15兆円だとか?

イチローが世界記録を樹立したとか?

在庫調整が済んで、株価が上昇しはじまたとか?

良いニュースと悪いニュースが交互にでるようになってきた。

世界不況の山を越えたのだろうか???

と考えたい小生であるが、そうとばかり言ってられない。

オバマが財政支援を日本とサウジアラビアにお願いをしたのは、中国の支援が頭打ちし為であり、日本には頭を下げないがサウジ王に頭を下げたオバマ大統領である。

また、

2月までマイナスであった製造工業生産予測指数が3月、4月はプラスに転じている。これは喜ばしいデータであり、在庫調整が済んで増産体制へ移行される兆しが出てきたと両手を上げて喜びたいのだが、2月の製品在庫指数が158.2と上昇している。

製品在庫指数とは、在庫の上限を示す数値である。在庫が増えればプラス、減ればマイナスになる。つまり、生産を調整して減産をしているのであれば、マイナスを示せなければならないのに、プラスのままで推移している。つまり、減産と同じ分の買い控えが進行中ということになる。これで本当に3・4・5月の販売促進が急激に回復するのだろうか?

私は経済対策に雇用の促進性を増長させるものがないので、急激な回復には疑問的だ。トヨタなどの生産ラインの復旧はされるが、増員は当面見送られている。

となると、雇用の促進性は期待できない。

また、

G20で見られた各国の意見の違いは、持つ国と持たざる国、負債国と非負債国、裕福な国と貧困の国などの違いをあらわにした。

これはかっての恐慌前に類似している。

また、

世界の牽引役である中国、経済発展中のはずだが、電気消費量が増加していない。(でも、6%台の成長中???)この数字が信じられない。

基本的に

不安を煽るのは、私の心情の反する。しかし、状況を客観的に見ないのも愚問だ。

些か、楽観的な報道が多くなってきたので、一様忠告しておこう。

『世界恐慌へのシナリオはまだ回避されていない。』

結果として、回避できたのであれば、それから考えても間に合う。最悪もあると覚悟しておけば、いざそうなったときに慌てずに済む。

そこで参考記事をしたに乗せておく。

2009-04-16IMF、大恐慌との類似点を警告
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/2

Telegraph (UK) / 2009-04-16 23:25:26

IMF warns over parallels to Great Depression
(IMF、大恐慌との類似点を警告)
By Ambrose Evans-Pritchard, International Business Editor
Telegraph:16 Apr 2009
The International Monetary Fund has warned of "worrisome parallels" between the current global crisis and the Great Depression, despite the unprecedented steps already taken by central banks and governments worldwide.

IMFは、世界中の中央銀行や政府が実施している史上初の取り組みにも拘らず、今回の世界危機と大恐慌との「懸念すべき類似点」を警告した。


The IMF, headed by Dominique Strauss-Kahn, forecast a prolonged, deep global recession and "sluggish" recovery.
ドミニク・ストロス=カーン率いるIMFは、深刻な世界不況が長引き回復は「鈍い」と予想。

This recession is likely to be "unusually long and severe, and the recovery sluggish," said the Fund, releasing two advance chapters from its World Economic Outlook. However, it warned there is a risk that it could spiral down into a full-blown slump unless further action is taken to stop "feedback effects" gathering force.

今回の不況は「異例の長さと深刻さとなり、回復は鈍い」だろうとIMFは伝え、世界経済展望から2章分を先に公表した。
しかし「フィードバック効果」が勢力を増さないようにするための追加対策が実施されなければ、全面的スランプに陥るリスクがあると警告した。

Dominique Strauss-Kahn, head of the IMF, said millions of people risk being pushed back into poverty as the economic storm ravages the most vulnerable countries. "The human consequences could be absolutely devastating. This is a truly global crisis, and nobody is escaping," he said.

ドミニク・ストロス=カーンIMF専務理事は、経済危機は最も脆弱な国々を襲い、数百万人が貧困に追い戻される恐れがあると語った。
「人的に絶望的な結末をもたらすかもしれない。これは本物の世界危機であり、誰も逃れられない」と彼は言った。

"The free-fall in the global economy may be starting to abate, with a recovery emerging in 2010, but this depends crucially on the right policies being adopted today."

「世界経済の自由落下は軽減され始めているかもしれない。2010年には回復も現れ始めるかもしれない。しかしこれは今現在正しい政策が採用されていることかどうかにかかっている」。

Mr Strauss-Kahn called for a urgent action to "cleanse banks" of toxic assets and for further fiscal stimulus beyond the 2pc of global GDP already agreed. The snag is that high-debt countries may have hit the limits already.

ストロス=カーン氏は「銀行の有毒資産を整理」するための緊急対策と、既に合意されている世界GDP比2%を超える追加財政刺激策を求めた。
問題は、巨額の借金のある国々が既に限界に達しているかもしれない、ということだ。

"The impact becomes negative for debt levels that exceed 60pc of GDP," said the Fund.

「債務の水準がGDPの60%を突破すると影響はネガティブになる」とIMFは述べた。

While no countries were named, this would raise questions about Japan, Germany, France, Italy and ultimately Britain and the US after their bank rescues.

特定の国名は出されなかったが、これは日本、ドイツ、フランス、イタリア、そしてやはり銀行救済後のイギリスと米国に疑問を投げかけているかもしれない。

The IMF said the US is at the epicentre of this crisis just as it was in the Depression, setting the two episodes apart from normal downturns. However, the risks are greater this time. "While the credit boom in the 1920s was largely spec­ific to the US, the boom during 2004-2007 was global, with increased leverage and risk-taking in advanced economies and many emerging economies. Levels of integration are now much higher than during the inter-war period, so US financial shocks have a larger impact," it said.

IMFは、大恐慌の時と同じように、今回の危機の震源地も米国であり、通常の景気低迷の他に2つの事件を引き起こしたと伝えた。
しかしリスクは今回の方が大きい。
「1920年代の信用ブームはほとんど米国に限られていたが、2004-2007年のブームは世界的なものであり、先進国と多くの新興経済でレバレッジとリスクテイクが増加した。現在の統合レベルは両大戦の間よりも遥かに高まっている。従って、米国の金融ショックの影響も大きい」と述べた。

The IMF said the global financial system is still under acute stress, with output tumbling and inflation falling towards zero in key nations. "The risks of debt deflation have increased," it said.

国際金融システムは引き続き深刻なストレスにさらされており、主要国で生産は落ち込みインフレもゼロに向けて下がっている、とIMFは述べた。
「債務デフレのリスクは高まった」。

Abrupt halts in capital flows can have "dire consequences" for emerging economies, it said. Eastern Europe has already suffered the effects, with a 17.6pc fall in industrial production in February. The region is highly vulnerable to the credit crunch since it owes more than 50pc of its GDP to Western banks.

資本流入の突発的な停止は新興経済に「悲惨な結末」をもたらしかねない、とIMFは伝えた。
東欧は既にその影響に見舞われており、2月は工業生産が17.6%も落ち込んだ。
この地域はGDPの50%以上の資金を欧米の銀行に借りているので、信用収縮に対して非常に脆弱なのだ。

Synchronised world recessions striking all major regions are "historically rare" events, the Fund said. They last one and a half times as long typical downturns, and are followed by painfully slow recoveries.

全ての主要地域を襲う同時世界不況は「歴史的にも稀」な事態だ、とIMFは述べた。
期間としては通常の景気低迷の1.5倍継続し、その後に続くのは苦しいほど鈍い回復である。


Financial Times (UK) / 2009-04-10 23:14:31
Currency squabbles are set to worsen
(社説:通貨喧嘩、悪化の見込み)

http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/23
FT:April 10 2009
As in the 1930s, complaints about “beggar-thy-neighbour” trade and exchange rate policies pollute the global atmosphere: eurozone member countries complain about the falling British pound; Americans complain about China’s “manipulation” of the renminbi; deficit countries complain about excess supply in surplus countries; and surplus countries complain about protectionism in deficit countries.

1930年代のように、「他人踏み台」貿易為替政策への苦情は世界の雰囲気を悪くしている。
ユーロ経済圏の加盟国はポンドの値下がりに文句を言っている。
米国は中国の人民元「操作」に文句を言っている。
赤字国は黒字国の過剰供給に文句を言っている。
そして黒字国は赤字国の保護主義に文句を言っている。

So who is right? Everybody and nobody. We are hearing the results of a mutually destructive struggle over slices of the dwindling global demand cake. That way lies competitive devaluations and trade wars. The solution is to expand demand, but with surplus countries doing more than the deficit countries.

では、誰が正しいのだろう。
皆が正しいとも、誰も正しくないとも言える。
我々は益々縮小する世界需要ケーキの一切れを巡る、お互いにとって破壊的な悪戦苦闘の結果を耳にしている。
その先にあるのは競争的デバリュエーションと貿易戦争だ。
解決策は需要拡大だが、黒字国は赤字国より努力していない。

In the fourth quarter of 2008, nominal gross domestic product shrank at an annualised rate of 4 per cent in the UK, 4.2 per cent in the eurozone, 4.6 per cent in Germany, 5.8 per cent in the US and 6.4 per cent in Japan. This, then, is a world of grossly deficient demand.

2008年度第4四半期、名目GDPは年率にしてイギリスは4%、ユーロ経済圏は4.2%、ドイツは4.6%、米国は5.8%、そして日本は6.4%も縮小した。
そしてこれは異常需要不全な世界である。

This is also a world of huge current account surpluses and deficits. From the point of view of countries in deficit, surplus countries are stealing “their” domestic demand. But countries with strong currencies regard devaluation by others as cheating, since it hurts the exports on which they depend so much.

また巨額の経常黒字と経常赤字の世界でもある。
赤字国の目から見れば、黒字国は「彼等の」内需を盗んでいる。
だが通貨が高い国は自分達が非常に依存する輸出を傷つけられるので、他国のデバリュエーションは不正行為と考えている。

The eurozone’s concern about sterling’s slide is understandable. But it is unreasonable. Sterling is a floating currency that fell sharply at the end of last year, when it became evident how badly the UK’s financial sector and economy would be hit by the crisis. Since UK domestic demand is weak and last year’s trade deficit was 6.5 per cent of GDP, a depreciation is what any economic doctor would order. A rise in net exports is essential for sustained recovery. It is not the UK’s fault that eurozone member countries in the same plight chose to tie themselves to the euro mast.

ユーロ経済圏のポンド安への懸念は理解出来る。
それでも理不尽だ。
ポンドは、イギリスの金融業界と経済への危機の被害の規模が明らかになった昨年終盤、急激に下落した変動為替通貨だ
イギリスの内需は弱く、昨年の貿易赤字はGDP比6.5%となった。
どの経済ドクターも、平価切下げを処方するだろう。
持続可能な回復のためには、純輸出の増加が不可欠だ。
同じ苦境にあるユーロ経済圏諸国が、ユーロ号のマストに自ら縛り付けられることを選んだのは、何もイギリスのせいではない。

More objectionable would be attempts by countries with large trade surpluses to protect themselves against adjustment by over-indebted deficit countries. Yet the currencies of a number of countries with robust external positions have had large real devaluations since the crisis became severe early last autumn. On the list are several east Asian countries, though not China.

どちらかといえば、大きな貿易黒字のある国による大きな赤字国による調整に対する自衛の方が、好ましくないだろう。
しかし対外的に活発な国の多くの通貨は、昨年初秋にこの危機が苛烈になって以来、大型の実質的デバリュエーションを行っている。
このリストには、中国は含まないものの、東アジア諸国数カ国が含まれる。

More fundamentally, complaints about beggar-thy-neighbour policies are inevitable so long as the world economy suffers from deficient demand. The solution is to pursue fiscal, monetary and, where necessary, structural policies likely to promote expanded demand in the medium term. But surplus countries need to understand that it is they who are in a better position to expand demand safely, not those with the large structural deficits.

よりファンダメンタル的には、世界経済が需要不振に苦しむ限り、他人踏み台政策に関する苦情は避けようのないものだ。
ソリューションは、中期的な需要拡大を促進するための財政政策、金融政策、そして必要に応じて構造政策を推し進めることだ。
しかし黒字国は、安全な需要拡大を行うにより良い立場にあるのは、大規模な構造的赤字を抱える国ではなく自分達である、ということを理解しなければならない。

The alternative to currency conflict and trade war is demand expansion. Complaining about the bitter fruit of refusals to understand this is as absurd as it is pointless.

通貨摩擦と貿易戦争の代替策は需要拡大だ。
こんなことは理解するものか、とはねつけた苦々しい結末に文句を言うのは、無意味であると同じくらい愚かなことである。

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