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小沢秘書逮捕にゆれる民意

小沢一郎の秘書が逮捕されたのは意外であった。

逮捕が意外でなく、逮捕から始まったことが意外だと言いたい。
普通は任意だ。そして、『罪状が固まったので逮捕した』と報道される。
しかい、意外なことはもう1つある。

小沢一郎が白か、黒かといえば、真っ黒だ。
政界の裏を歩いてきた小沢一郎が金銭にきれいな訳がない。それを知っていながら民主党代表とされ、麻生総理の対抗馬と語られていきのだ。
小沢氏も用意周到であり、法律の許すギリギリのラインでの政治献金を行ってきた。
私が知る限りでは、小沢一郎は建設の斡旋や不正取り引きは行われていない。
というより、もっと巧妙なのだ。
私はこれを『村八分談合』と名付けよう。
1つ地域にグループを形成して、反小沢の勢力を村八分にする。小沢氏に抵抗すると仕事がもらえないという雰囲気を作っているのである。小沢グループから外れると仕事がもらえない。大久保隆にあいさつをしなかっただけで次の発注が止められたというのもそれである。
これは、自民党時代から小沢氏が作ってきたものであり、簡単には潰れない。
つまり、小沢氏は指1本を動かさずに仕切っているのである。

指1本も動かしていないので、証拠は人の口のみである。
これを立件するのは、一般的に困難である。

だから、私は秘書大久保隆が何かのポカをやったのではないかと推測した。
『驕れる者は久しからず』
紙や録音テープなどの証拠となるものを残してしまったのではないだろうか?
というのが私の推測である。

そうでないとするなら、みなし談合の立件は民主のみでなく、自民党も降りかかるはずである。
しかし、自民党への立件は緩やかな事情聴取からである。

もう一度簡単に言おう。

小沢氏は真っ黒であり、実質の献金はもらっている。
しかし、それは合法であり、違法に当らない。
「西松建設の虚偽記載」であり、善意の第3者である小沢氏は堂々としているのはそこにある。
この事実は公然の事実であり、今日昨日のことではない。
今後の検察の動きに注目である。

1.確定的な証拠が出てくるか?
2.みなし談合を拒否する新規の法解釈を持ち出すのか?

これからの情報に注目である。

なぜ、それで民意が揺れるのだろう?
麻生総理の評価が異常に低いのも、小沢一郎の人気が下がるのも、納得がいかない。
検察が動いただけで、何も変わったことは起こっていない。

なぜ、結果を持って判断をしないのだろうか?
国民の大多数は馬鹿なのか?
それこそ、マスコミの陰謀なのだろか?

それとも真実は常に蚊帳の外にしかないのだろうか?

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