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第二京阪道路、バブルの時に計画した道路です。

第二京阪道路(京都市伏見区-大阪府門真市)
少し前に話題になったので覚えている方も多いだろう。
建設予定地に位置する北巣本保育園(門真市)の野菜畑を撤去する大阪府の行政代執行が話題になった道路だ。
農地の強制買い上げによる税金の課税には同情を禁じえないが、子供をダシに訴えるのは問題だったと思う。
さて、今回は強制立ち退きの話ではない。

私が気にしているのは、「供用開始が遅れると通行料で6億、7億円の損害が出る。」という釈明の方だ。
大阪府の延長計画は当初、昭和44年・46年の都市計画で決定され、平成2年に都市計画変更されて、自動車専用道路を含めた現在の計画となった。

私が第二京阪道路の計画図を見たのは昭和62年のことだ。大阪産業大学の景観学を専攻する教授に完成時の景観シミュレーションの以来があった。当時、学生だった私がたまたま専攻学科であった為、お目にかかれたのは偶然である。
当時はバルブ絶頂期の日本経済が掲げた渋滞道路緩和の為の計画である。
その計画がほとんど変更なく、現在まで続いている。
「京都~大阪を結ぶ美しき“緑のロード”」とは、まさに景観を考えた贅沢な道路という意味だ。

交通量予測も如何なものだろう?
一般道の予測は当たるかもしれないが、一般道が渋滞しない場合、高速道路へアクセスするかどうかは大いに疑問だ。
この計画はバブル絶頂期のままなのだ。

橋本知事が道路計画を中止できないのは、国からの補助金の問題があるのは明白だ。
長野時代の田中康夫元知事のように、廃止とはそれほど困難なことは十分承知だ。
しかし、計画の見直しはあってもよいのではないだろうか?

国から補助金といっても、それは我々の税金だ。空から降ってくる訳ではない。
しかし、何故か?
橋本知事は道路計画に熱心だ?
何が彼を熱心にさせているのだろう?
私の想像は、政治的な思惑だと推測している。
果たして、それが府民の利益に繋がるのであろうか?
私は大きな借金を増やすだけの気がする。

少なくとも、金の損得で語ってもらいたくない。

平成20年1月23日 戸田議員の資料では、
http://www.hige-toda.com/_mado04/dai2keihan/2008.02.05shuutijikou.htm
交通量予測
アセス時予測……約139,000台/日【H12年時点】
(専用道)約84,000台/日
(一般道)約55,000台/日
今 回 予 測……約120,000台/日【H32年時点】
(専用道)約70,000台/日
(一般道)約50,000台/日

名神高速道路(めいしんこうそくどうろ)
交通量
2005年度(平成17年度道路交通センサス)
平日24時間交通量(台)
大阪府
京都府・大阪府境-茨木IC : 124,749
茨木IC-吹田JCT : 137,671
吹田JCT-吹田IC : 101,657
吹田IC-豊中IC : 68,182

この計画だと、名神の車はほとんど第二京阪道路を走ることになるのですが、これで本当の予測ですか?

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