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同情している安倍政権

近年、最悪の総理大臣が3人出現している。橋本(海部)・村山・小泉である。
戦犯とでも言うべき総理大臣は、村山富市第81代内閣総理大臣だ。
財政政策の失敗、阪神大震災の対応・失言(「なにぶんにも初めてのことですので」)、オウム事件、外交等々は総理大臣になるべき人物ではない。
驚くべき無能・無責任総理であった。
橋本龍太郎は目利きの聞く有能な総理大臣であったが、昭和60年まであれば、有能な総理大臣といわれただろう。しかし、大蔵大臣時はバブル最中であり、総理大臣時代はバブル崩壊の最中であった。
彼はグローバル(大きな視野)な考えを持たない。目先の問題を解決する為に、バブル崩壊、財政破綻を引き起こしてしまたのであった。
私の評価としては、政務次官までなら有能な人材である。細かい書類の数字のミスを見つけてしまう橋本総理に付いたあだ名は「役所の課長」であった。繊細でしっかりした性格の持ち主であった。しかし、大臣・総理大臣になるべき人物ではなかった。その有能な能力と善意の行為は最悪の結果を作った総理大臣であった。
彼に全体を見渡す有能な部下がいれば、田中角栄に次ぐ、歴代の内閣として評価されたかもしれないおしい人物である。
しかし、結果のみを見ると最悪の総理の席に座っている。例えるなら、ダムから水が漏れているので確認しように水が漏れている箇所を少しほじくるとダムが決壊してしまったというような不幸な総理であった。もう少し無能であれば、気づかずにすんだなのかもしれない。
個人的には、彼自身がそのことを自覚し、周辺の側近に語っているようでその著書を読む限り、善良な総理大臣であったと親しみを持っている。但し、評価は最低である。
小泉純一郎は非常に期待していた人物であり、変人であろうとやることをやってくれれば良いと考えていた。
総裁になる以前の彼は、首相公選制・首都移転・郵政改革を旗印に、選挙改革等を行うと公言していた。総裁戦の公約も同じである。しかし、総理大臣になった彼は豹変した。
秩序と礼節と道徳を崩壊させた総理大臣、それが私の評価である。
何をいっても勝ちさえすればいい、やったもの勝ち、金儲け優先、これが彼が残したものだ。
最後に残っていた日本の秩序を根底から破壊してしまったのだ。
日陰者であった堀江・村上らの企業者を、一気に財界人へと引き上げ、日本のモラルハザードを起こしたのだ。
規制緩和も同様である。外国資本との対抗という名目を与え、大企業が中小企業を叩くことを容認した総理大臣である。
言っておくが、それらの政策はすべて失策であったと考えている。
日本の企業の根底を揺さぶり、技術を外国に売って生き延びるまで疲弊させるとどめを差したのは小泉政権なのだ。

さて、その小泉政権の負の遺産を背負ったのが安倍政権である。
総理になるまでの評価は、北朝鮮での安倍 晋三から始まります。そこで私は彼の強さを誤解してしまいました。
戦後レジュームからの脱却、国防論、教育改革、官僚改革、人間安倍としての評価は否定するところは特にないというのが私の評価でした。
唯一の心配は、小泉政権の負の遺産でありました。
しかし、現実はそれ以前の問題でありました。
安倍晋三という人物は、仲間と信じた人に任せてしまうという男気のある性格でした。魑魅魍魎の巣窟である国会でそれは最悪の結果を生むことになります。上杉隆「官邸崩壊」によれば、塩崎、世耕、井上の三者の問題、そして、後見人である森前総理、すべてが自分の思惑で動いており、安倍政権を支えるという気概がなかったのです。
戦後レジュームからの脱却、国防論、教育改革は、すべて紙の上の餅であったのです。官僚の組織改革を阻止するために張り巡らされた巧妙な罠に嵌ってしまった安倍政権は下り坂を転がる石のごとく、落ちるしかありませんでした。
当時、安倍総理はテレビやラジオや講壇などに赴いて、自らの目で、耳で、国民の声を聞くべきだとメールを送っていましたが、犬将軍の柳沢のようにどこかに消えていったと推測しております。
安倍総理、彼は自らが信じた部下に貶められたのです。
そして、もう一つ彼の欠点をいっておきます。
それは逆境に弱いことです。
参議院戦中、選挙が不利であるという情報を井上秘書が握り潰していたという事実もあるのですが、全体的に不利であることは最初から承知していた事実です。常に逆境に置かれている人間はどんな些細なチャンスも見逃さないと心掛けるものです。おそらく、凡庸ではありますが優秀な彼の人生において危機的事態ということはあまり無かったのかもしれません。
参議院の敗退は、衆議院で小泉政権を勝たせすぎたという意識と、社会の悪化を批判した意識が作り出した結果です。
不利な状況であるのは当然です。
しかし、安倍晋三には運があったと思っています。台風の接近、新潟の大地震と選挙中に2つの震災が発生したのです。天災です。人災ではありません。安部総理が何らかのアクションを起こせば、すべて選挙にプラスに働く状況が起こったのです。これを天運と言わずに、何というのでしょう。
当日に、東京に帰り、緊急対策会議を召集する。その足で新潟付近の自衛隊基地に赴き、対策本部を立ち上げる。テレビ・新聞・ラジオ各社に震災復興の協力願いを訴える。これだけで安倍総理のリーダーシップが評価され、連日、報道されることは疑いありません。
「私は国民一人まで見捨てません。」などと言わせれば、100万票は上乗せできる計算である。
さらに、翌日から被災者の現場に赴き、各被災者への救済約束と国民への協力を訴える。副総理を総理代行として、現場から国会に支持する場面を中継させれば、300万票がさらに上乗せされていく。これが連日報道されるのだ。カップラーメンを被災者と共にすするシーンを演出できれば、人間安倍総理を演出できれば、訪朝時のようなフィバーを起こし、与野党の逆転など簡単であった。
世耕氏がこれをプロジュースしなかったのは何故か、彼の限界がここに見えている。
安倍晋三という天運も、生かすことのできないスタッフに潰されたのも同様である。
もっとも、本来、安倍晋三を支える同じ思想を持つスタッフは、小泉政権時代に下野させられているのだから話にならないのも当然かもしれない。
結果論ではあるが、小泉政権の後の総裁戦には出馬せず、福田康夫氏あたりに後始末をやってもらってから、安倍政権を作るべきだったのかもしれない。
父はなるべきときになれず、息子はなってはいけないときに総理になってしまったという不幸な家族かもしれない。

いずれにしろ、小泉政権の悪は留まる所がない。安部総理には同情を禁じえない。

ところで、最近増税論が活発になっている。その反対論者の先頭が竹中平蔵である。彼と共闘はしなくないのだが、私も増税反対論者である。

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