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キリンビール類18年ぶり値上げはまっかな嘘だ。

ビール類18年ぶり値上げはまっかな嘘だ。《キリンビールの値上げは便乗値上げだ。》
過当競争で量販店への値引き合戦で利益が減少したビールメーカーが、一斉に値上げに踏み切っただけのことだ。
2003年5月に発泡酒の酒税の引き上げ、2004年4月には消費税の総額表示でも値上げは税関係
しかし、2005年1月に販売奨励金(リベート)廃止による値上げは業者サイドの値上げであり、18年ぶりどころか、2年という短い間隔での値上げ敢行だ。
18年ぶりといえば、聞こえがいいので同情を呼ぼうとでも思っているのか。いいかげんにしてほしい。
自社の販売営業の失敗を便乗値上げで補填しようというのは断固許せない。

今、酒販店の実情を御存知だろうか?
2年前(2005年1月)に販売奨励金(リベート)廃止ということでビール一本当たり10円程度値上げをしました。
その目的はこうです。
卸売業者の経営改善の為に販売奨励金(リベート)を廃止し、卸・小売価格をオープン価格に変更することによって卸売業者の経営を立て直したとのことでした。簡単にいえば、値上げ分を卸売業者に回して経営改善を促すということでした。
計画自身は概ね賛同できるものです。
なぜなら、オープン価格になれば大型量販店と小売業者の差が短縮するはずでした。小売店といえど、数量を買えば値下げしてもらえるはずでした。
しかし、
しかし、
しかし、公表されないオープン価格は誰の為か?何ケース買えばいくらになるかはいっさい公表なし。
結局、大型量販店は安く購入し、小売店は単に値上げされただけに終わってしまいました。

現在、大型量販店の350ml(24本入)の販売価格は、3,880円~4,150円です。
一方、小売店の仕入れ価格は,4,240円です。(これは販売価格ではありません。また、これより高い仕入れの店も多く存在します。)
小売店の納品価格より安い販売価格、これをダンピングと言わずに何をダンピングというのでしょうか?
仕入れのオープン価格は提示されません。何ケース買ったら、大型量販店と同じ納品価格にしてくれるかは絶対に言ってくれません。オープン価格が提示されれば、共同購入や有志で共同会社設立などの手も考えられますが、判らないままでは手も出せません。
もちろん、公正取引委員会は動きません。
これでは小売店に退場しろといっているのと同じです。

《スーパー、コンビニ、大型量販店へのダンピングをやめるだけで十分な収益増が見込める。》
(納品価格とサービスを公開すれば、すべてが明らかになる。)

このダンピングはいったどういうことでしょうか?
2005年に販売奨励金(リベート)を廃止して是正されるはずの価格差(ダンピング)は、今も存在します。
考えられるダンピング価格の決定には2つあります。
1つは、単純にオープン価格が企業や業者ごとに変動している。(これではオープン価格とは言えません。)
1つは、サービス品の支給です。2ケースごとに1ケースを景品としてサービスする。または、全店舗に1ケースまたは2ケースを無料で支給する。
全店に新商品を1ケース支給しろといったローソンが摘発されたのはそれほど遠くない話です。現在は営業マンが担当者の思う条件まで決して首を立てに振らないようにすることで対応しています。告発されたことと同じことが継続中です。
お酒ではありませんが、コンビニで新商品のコカコーラ(定価147円)が納品価格42円ということもありました。
小売店の担当営業マンと交渉を重ねて値切った価格は納品価格98円です。56円の差額です。24本入りですから1ケース当たりの運送手数料が1344円も掛かる計算になります。
「クロネコに頼んだらもっと安くなるんじゃない。」といやみな冗談をいってやりました。
こちらは、日本コカコーラと近畿コカコーラと別会社なのでダンピングにならないそうです。
こういった状況が小売店の状況です。

もちろん、これがダンピングによる原因ではありませんが、この現状で純粋な酒販店として経営が成り立つわけがありません。
業務転換、副業、兼業を行うしか方法がありません。

さて、今回の値上げがどういうことになるか予測しましょう。
スーパー、コンビニ、大型量販店は単純には3~5%の値上げを認めないでしょう。運搬費の値下げか、個別配送を無料で要求すると考えています。
2005年に販売奨励金(リベート)を廃止し時に個別配送を中止し、一括配送にすることで値段の据え置きを認めさせた大型店です。今度は個別配送を無料にさせて、さらに拡販サービスの拡大要求を認めさせ、最大で3%までの値上げを認めるのではないかと考えています。
一方、小売店には単純に5%以上の値上げを要求するでしょう。
格差は拡大すると考えております。

現在、小売中央会がまとめた数字で、98年以降の5年間で転廃業・倒産が2万4039店、失踪・行方不明となっている店主が2547人となっています。
また、酒販組合のデーターで小売酒販店は約7万店。
5年で約2万5千店が廃業。すべてが小売店でないとしても15年以内に小売店ほぼ全滅すると考えられます。
実際は、経済の悪化と今回の値上げの悪影響を受けて、もっと早い段階で絶滅するかもしれません。
私は小売酒販店の救済など求める気はありません。
しかし、公然と行われるダンピングを野放しにされたままでいいのでしょうか?

また、スーパーや大型量販店、メーカーが不動の富を蓄積し、従業員共々幸せな生活を獲得しているなら許されるかもしれません。
しかし、実際は自転車操業でいつ倒産してもおかしくない状態の企業やスーパー等。不必要・不公平な過当競争で利益を損じて、今度は便乗値上げをしようとするメーカー。
こんなことが許されていいのでしょうか!
商才はなくともまじめに働いている人々の領分を侵してまで行う政策でしょうか?(否)
まじめに働いた人間が報われない世界が正常とは思われません。

断固、ビールの値上げは反対です。

また、政府は往来するダンピングの取り締まり強化を行うべきです。

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