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不覚、ランドパワーとシーパワー

ランドパワー、シーパワーと書いて後悔した。

北野幸伯氏は新著『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』で語られている言葉であり、さわりに使ってしまったことだ。

引用と載せておいてもよかったのだが、忘れていたのは私のミスだ。

ところで“ランドパワー、シーパワー”という言葉ではありませんが、

陸上国家、海上国家という表現は持論である。

もちろん、私の持論は北野幸伯氏とは若干意味が異なる。

陸上国家とは、地盤を持つ国であり他国を陸上と接している国家をいう。

海上国家とは、交易を主な産業としている国家を意味する。

海上国家で代表的なものは、ローマ、スペイン、イギリス、アメリカである。

陸上国家で代表的な国家は、元、ドイツである。

国家の形成には常に商人の影が付いているというのが私の持論である。

ローマを作ったのも商人であれば、十字軍遠征もヴェネティア商人によるものだ。

ヴェネティア商人は本気で聖地奪回などを狙っていた訳ではない。

イスラム商人とヴェネティア商人(ローマ商人)の中東通行権を争って経済戦争であった。

中国等、アジアへのルートとして交易権をもつイスラム商人が徘徊し、その権益を独占する状態を打破する為の戦争であり。アレキサンダー時への国土の回復を狙っていたのだ。

結果として、イスラムは強大になり、ローマは衰退していくことになる。

戦争の裏側には、常に商人の影が纏わりつくのだ。

日本でも信長の資金が堺衆から出ていたという事実である。もちろん、力の均衡が崩れたときに新たな支配者への鞍替えが行われ、反信長連合、明智の謀反と歴史の闇の部分での証明はまだ明らかになっていないが、そう思われる行動が残っている。

さて、陸上国家、海上国家の話に戻そう。

陸上国家とは、地盤を持ち土地にある権益に執着する。そして、常に他国からの脅威に接しており、その奪取に明け暮れている。人の力に満ち溢れた国家であり、侵略と国防に明け暮れている国家のことである。

陸上の商人は穀物や鉱山物などの何らかの商品を販売し利益を得る。国家間の戦争はもちろん、通行税などの必要経費が多分に掛かることをよしとは考えていなかった。

そのためにはなるべく強力な国家が交通の安全を保証する必要に駆られ、その代表的な例として、華僑を始めとする多くの商人の支援によって、強大な国、元はそうして誕生したのだ。

シルクロードはまさに商人の道であった。

海上国家とは、交易の利権によって利益を得る商人を守る為の国家とも言っても過言でない。卵が先か、鶏が先かの論争ではあるが、アレキサンダー大王にしろ、ローマ帝国にしろ、大航海時代のスペインにしろ、大英帝国にしろ、第2次大戦後のアメリカにしろ、海上の安全を保証するために作られた国家である。

一部の国家に資金を集中し、その国家のほどの下で交易を完遂するのが、海上国家の役割である。しかし、その役割を果たせない場合や障害となった場合はその資金が容易に移動するのが特徴だ。

陸上国家と海上国家の厳密な境界線はない。

しかし、軍事においては大きな差が生じる。

他国との侵略と防衛を常に必要し、その原動力として人の力(マンパワー:数と力)を必要とするのが陸上国家の特徴である。

一方、交易ルートを確保できる技術(海軍力)を持つ国家が海上国家である。海軍力とは、無敵艦隊(スペイン)と英国の戦いでも示されるように、単に数と力が勝利者とされない所が陸上国家との違いである。

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